2018年1月6日土曜日

「せごどん」って言えない

土曜外来をする前に昨日から今朝にかけて入院をした患者二人を大松Drから引き継いだ。どちらも重症でそのうち一人は「おそらく1日もたないでしょう」と大松Drの記載にあったほどだった。昼過ぎには業務はなく帰ることもできたが「もう止まりそうです」との病棟からの連絡あり、しばらく待って14時過ぎにお看取りをした。

夕方、カールと外食に出た。当初はイタリアンを考えるも目指す店が予約取れずで珍しく「お肉が食べたい」とのカールのリクエストもあり中央駅のステーキANNにした。鹿児島黒毛和牛フィレ肉でカールはレア、私はミディアムで焼いてもらった。120gと170gでそんなに量が多いとは思わなかったがカールには少し多かったようで一切れ残しそれは私が頂いた。ふむ、焼き方はやはりレア気味の方が美味しかったかな。

明日からNHK大河ドラマで「西郷どん」が始まる。「せごどん」と読むのはもう知られているが作者の林真理子が発音する「せごどん」が「せ」にアクセントがありこれはすごく違和感があって西郷さんどころから別人のよう。まるで「テポドン」に聞こえるとは以前西郷さんのひ孫の西郷隆夫氏が言っていたとおりだ。それをカールに言うと「じゃー、せごどん?」とこれまたアクセントとイントネーションがおかしくて違うんだよなあ。鹿児島で育ったものならば普通に言えるのだが他県出身者には相当難しいようだ。はたしてドラマでは出演者はうまく「せごどん」を言えるのか。主役の鈴木亮平も今日の番宣で「さつま言葉が難しく毎日指導についてもらっている」といい、「翔ぶがごとく」で西郷役を務めた西田敏行もひたすら(練習を)繰り返したと述懐していた。さすればかなり自然にさつま言葉が出てくるようになると。

前にも書いたことだが、なぜか他の地域発ドラマではそこの方言にはこだわらないのに鹿児島弁(さつま言葉)はそれを使わねばならないというお約束がドラマ業界にはあるようだ。3年前の「花燃ゆ」ではついぞ長州弁は聞かれなかった(使っていたかもしれないが共通語に語尾だけそれらしく言いつくろっただけ)。本気で鹿児島弁で通せば字幕が必要なほどだし聞きやすくすれば本当とは遠くなってしまうでさじ加減が難しかろう。ともかく明日からの大河ドラマが楽しみではある。

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