昨日のTV番組で元大阪市長の橋下徹が出ていて子ども7人と妻からメッセージを受ける趣向だった。橋本のダメ父ぶりが指摘される中、毎朝奥さんに「愛してるよ」だか言うのだけは「まあ素敵ね」「テルくんは絶対してくれないもんね」とカール。「いいやオレだって」と言い返したのだが、今朝になったらすっかり忘れて出勤したのだった。(いつもの習慣はそう簡単には直せないわ)
寒さもピークのこの時期、入院患者も多く今日は夕方には完全満床になった。今夜は当直でその入りたてに国分説教病院から「肺炎の高齢患者の入院をお願いしたい」と依頼があったが断らざるをえなかった。その後夜になっても国分の某病院から同じように肺炎の患者の入院をとあったが同様にお断りで、どうも聞いたところによると基幹病院である七五調病院がインフルエンザ蔓延し病棟閉鎖している影響のようだ。その20時半を過ぎたころだったか外来当直のタッピーNsから「先生、もう4人くらい次から次に電話が掛かってきてインフルエンザが心配だから今から(外来に)来ていいかって連絡あったんだけどみんな発熱したばかりで検査してもインフルが出るとは限らないし一晩待って症状が続くようなら来院するよう言いましたけどそれで良かったですか」ときた。私は「そいでよか」と西郷どんの口まねで返答した。タッピーNsによるとさっき林なんたら先生のTV番組で「殺人インフルエンザ」がテーマになっていたせいではないかとのこと。「あんなに煽られて心配になったのよ」そっか。
医局で録りだめビデオを見ようとして7、8年前に録画しておいた「永遠のヒロイン・その愛と素顔 わたしを演じる孤独 〜イングリッド・バーグマン〜」を見た。彼女が最後に映画出演したスウェーデン映画「秋のソナタ」(冬のソナタではない)にまつわるエピソードが導入部で、そして生まれてから映画女優になってハリウッドで成功したのにそれには飽きたりずイタリア人監督ロベルト・ロッセリーニのもとに行き、結果今で言うW不倫の末再婚する話が後半だった。当時アメリカのマスコミや大衆からは非難の嵐を浴びるが彼女は全くぶれていなかった。7年後ハリウッド復帰しすぐにまた成功を収める。復帰の時に「後悔はしていなかったか」とのインタビューに「いいえ、全く」と言い放ったものだ。そう、この人は女優であることが人生の全てで、いい役を演じたいという欲求に忠実な人だった。以前のインタビューでも確か「私は年を取ることは全く気にしていません。ただそれにふさわしい役があるかどうかが気になるだけです」と答えていたのを聞いたことがある。「秋のソナタ」でも実は乳癌の術後で腕が上げられなかったそうだがそういったことはみじんも出さず演じきった。(母と娘の相克がテーマの↓「秋のソナタ」)
まさに女優になるために生まれてきた人生だった。
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