2021年9月30日木曜日

YouTubeがやってくれたよ

今日の午後は意外にも大腸内視鏡など検査が全て午前で終わってしまって特にすることもなかったので有休を取って早帰りした。

TVは付けっぱなしにしていて、18時過ぎの日テレ系のニュースを横目に天鳳などしていた。すると「YouTubeがワクチンの誤情報をアップロードしているサイトは投稿禁止にする」とのニュースをやっていた。ほほう、いいことをやるじゃん、と内心思いつつ闘牌をしていた。そのニュース、じっくり聴きたいがネット麻雀中ではそれは出来ない。しかし、こういう時のためにもREGZAのタイムシフトマシンはある。夜にもう一度再生して主要画面をデジカメに撮った。↓画像参照。
こういうのを言論統制だと批判するのは筋違いだ。ワクチンの効果や副反応などはきちんとデータで示され評価の定まったものなのに、私がこれまで非難してきた「半ワクチン活動派」の連中は、自身の誤った信念からワクチンを貶めたり批判ばかりをし、本来ならワクチンを受けて病気から自分の身を守れたはずの純朴な人たちの生命を危機にさらしているのだ。その布教活動(ある種の悪徳宗教に近いためこう表現してみた)媒体が現代ではYouTubeやtwitterやFacebookなどのネット利用なのだ。「LINE仲間にワクチン反対を言いまくる人がいる」とか「近所の知り合いにワクチンは打ったらダメよとしょっちゅう話す人がいる」などで迷惑に感じているケースをよく聞く。元を正せば10数人から20数人の元ネタサイトがあってそれら発信源を盲目的に信じた結果なのだ。公共の福祉を守る観点から管理する側がチャンネル停止することでより積極的に善処する。これは一向に構わないことと私は思う。


さらにHPVワクチンやインフルエンザワクチンに対しても同様に対処するという。
すばらしい!HPVワクチンは散々これを打つべきと私は語り反対派を批判してきたが、今回のコロナワクチン問題が改善のきっかけになったようだ。近々厚労省がHPVワクチンの「積極的勧奨」を再開する予定なので子宮頸がんに苦しむ女性たちを近い将来救えるきっかけになる。これらの動きはあくまでワクチン反対を主張する人たちへの強烈なカウンターパンチになる。これまでこのブログで書いてきたことを下に復唱しよう。

ワクチンは最もコストパフォーマンスのいい治療法である。

ワクチンを打とうか打つまいか迷ったら下の言葉を思い出して欲しい。

「ワクチンは打つべし!」

2021年9月29日水曜日

やっと撮れた、ゲンちゃんハイジャンプ!

日付も変わった9月29日の0時過ぎ、急にゲンちゃんが活気づいた。居間を素早くかけっこしてぐるりと回ったぞ。おっ?もしかしてこの次あたりチャンスかも!私は急いでデジカメを構えた。すぐに動画モードにし撮影開始したら・・ついにやった。ゲンちゃんの大黒柱へのハイジャンプをだ。週に1回くらいはこれをやってくれるのだけど「あ、撮影チャンス!」と思って構えてもすでに終わったあとで、その日は二度と飛び上がることはない。これまでの数年間、撮ろうと思っていても撮影出来たことはなかった。夕方から宵の入りごろにジャンプすることが多いが、今日はまさにジャストタイミングで撮影出来た。↓がそうで動画を静止画に撮影し直したものだ。


この一連の動作を見ると、還暦過ぎた肥満体のネコとは思えないくらい俊敏で躍動的だ。なんでこんな動きをするのかよく分からない。飛びかかるのは決まってこの柱だ。ネコってほんとよく分からない行動をするよねー。↓動画を。ほんの2秒弱であっという間に終わる。
これくれくらいの元気をいつまでも見せてくれよねー、ゲンちゃん。

2021年9月28日火曜日

最も信用されないセリフって?

白鵬が引退をするという。まあ、これまで散々白鵬については語ってきたのでいまさら付け加えることはない。偉大な大横綱、本当にお疲れ様だ。先場所、千秋楽に家族を観覧させていたのをみて「白鵬引退する気かな」と解説の北の富士さんがつぶやいていたのはやはり本当だった。品格がどうのこうのと言ったって勝ち続けなければ自分の存在する意義を彼は見出せなかった。そこを評価するかしないかだけの違いだろう。無論、私は評価する側だったというだけのことだ。

YouTubeを開くと「Chockie Channel」という大喜利に出るような質問とそれに対する気の利いた返答を紹介するものがある。5分程度の中に10問くらい質問が飛んでくるがなかなかトンチのある答えは出せない。正解を見るとなるほどーってなる。例えばこんな質問「「冷たいお湯」これと同じような言葉を言ってみて下さい」ううむ・・浮かばない。で、答えはというと「清純派AV女優」だって(笑)。また「デスノートの間違った使い方は?」には「まず無くさないように自分の名前を書く」が答え。ブラックジョークや。

下の画像の問題は、以前私が日記ネタにした「死亡フラグ立ちました」(https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2020/10/blog-post_19.html)と同じ内容だ。ブログでは本に出てくる死亡フラグパターンをたくさん紹介し、最後に自分が考えた「死亡フラグ」を書いて終わりにした。もう誰も覚えていないと思うが、このChockie Channelでの質問の答えがまさにそれだった。思わず笑ってしまったよ。↓での2位3位は日記でも最初に紹介したものと同じ。では、1位はなんだろう・・。
で、その答え↓。今年の豪雨でも残念なご老人が亡くなっていたよ。

さらに苦笑いとともに自分受けしたのが↓で「最も信用されないセリフベスト5」。
一番下の「やべー全然勉強してねーわ」は大学時代に某女子医大生が試験の直前に必ず「いやだー、私全然勉強していない、どうしよう」と言っていて、そうか彼女ですら試験には自信がないんだなと当初は思っていたが、ただの一度も落ちたことがないのが分かってきて、その後は聞くたびに「そのセリフ全く信用しないよ、オレ」と思っていた。何で勉強女子って必ずああ言うんだろーね(苦笑)。

2021年9月27日月曜日

106歳が入院したらあの子は

他科の入院患者さんで106歳男性がいると聞き、驚いた。100歳以上の高齢者をたまに受け持つことがあるが、確か私のこれまでの最高齢受け持ち患者は103歳くらいだった(104歳だったかも)。さらに驚いたのはこの高齢男性、入院前まで独居で自力で生活していたそうな。プードル1匹といっしょに暮らしていたらしい。まじ?

我が家では今夜もゲンちゃんがまた私のMacBookProの前に陣取ってどろ〜んと寝そべっている。ゲンちゃんも飼われて10年以上だ。
ゲンちゃんも私と同じ還暦過ぎの年齢相当だから、106歳までってまだ40年以上・・・ともにそこまでは生きていないわ。そのおじいちゃんのプードルは娘が引き取ることになったらしい。ご主人が居ないからといって捨てるわけにもいかないしそれは良かった。イヌやネコって本当に家族同様だもんな。

2021年9月26日日曜日

ハン・ジミンの瞳に釘付け

10日ほど前にお邪魔ネコゲンちゃんのことを書いた。最近はゲンちゃんのかまってちゃんぶりがますますひどくなってきている。17時が↓。
23時が↓

日記書きもゲンちゃんをかいくぐってでてないと出来やしない。それで韓ドラの「復活」を見ていた。もう3回目でストーリーは分かっているのに、3話以降は視聴が止まらない。このドラマの転換点である6話に入ってしまい、結局未明までかかって大好きな8話の終盤まで見てしまった。DVDだといったんディスクを入れ替えてなどの操作が入り「もうこの辺で止めとこうかな」となりやすいが、ネット配信だとつい続けて見てしまう。8話のラストシーンはなんといってもハン・ジミンの瞳うるうるだ。このシーンは脚本や演出の巧みさもあるが俳優自身が持つ力が何といっても大きい。↓新入社員オリエンテーションでハン・ジミンが〇〇〇はずのお兄ちゃんを見かけ、驚愕するシーン。同時にソ・イヒョン(右)が警察資料を調べその資料を見つけ困惑し「これは・・」とハン・ジミンの心境を代弁するという演出。しかし私たちはハン・ジミンの瞳に釘付けになってしまう。
ハン・ジミンは思わず立ち上がり、周囲が逆に困惑する。壇上は主役のオム・テウン。
↓はい、釘付けです。
ハン・ジミンが立ち上がったまま8話が終わるので9話をどうしてもクリックしてしまう。

韓国での放送当時(2005年)、「復活」の裏番組では「私の名前はキムサムスン」というお化けラブコメが50%もの視聴率を取って「復活」は苦戦していた。しかしこのドラマのことを語り合いたいファンたちがネットでの書き込みだけで飽き足らず、自主的にファンミーティングを開くなど視聴率以上の人気を得ていた。「キムサムスン」が先に終わってようやく20%以上の視聴率を上げて面目を施しただけでなく、その後の韓ドラのサスペンス物の基準となり、さらに出演した俳優女優たちが数多く活躍するという点でも名作という評価はゆるぎないものになった。この調子だとこのドラマ、また24話まで完走しそう。最近の韓ドラサスペンスはこの頃より暴力、グロさがかなりきわどくなっているが、それほどでもなく安心して見ていられる点もいいネ。

2021年9月25日土曜日

それは「ゴースト」!・・ではありません

土曜外来で20代女性が来た。まあ大した症状ではなくすぐに診察は終えても良かったのだが、彼女のTシャツのプリント画像に私が反応した。

「これ、昔の映画だよね」「はあ」「確か『ゴースト』だよ。30年くらい前に流行って私がビデオで見たけどみんな見てたんだよー。この映画好きなの?」「あ、知らないです」「え?!知らずにそのプリントTシャツを着ているのかい」

その柄のシャツを着るならせめてその映画のちょっとした知識くらいは知っていたほうがいいんじゃないと、私は「ゴースト/ニューヨークの幻」のあらすじ(殺された夫がゴーストとなって殺人犯から妻を守ろうとする話)を教えてあげた。画像もあるからとネットで検索をし始めたのだが・・。
「あれ?どうも画像が違うナ・・」すると、付いていたオダユリNsが「先生、ゴーストとは違うのでは・・」と指摘してきた。

はっ!「フラッシュダンスじゃないかっ」

Tシャツをよーく見ればちゃんと「Flashdance」と書いてある。かーっ、さっきまでしたり顔で解説していたのが恥ずかしいったらありゃしない。フラッシュダンスは私が学生時代に流行っていた映画で主題歌始め挿入曲がいっぱいヒットした。ただし私はこの映画、見てはいなかった。曲はよく聴いていたんだけどナ。

まったく恥ずかしい思いをしたが、救いは彼女がケラケラ笑ってくれていたことだった(⌒о⌒)。

2021年9月24日金曜日

代車はこの車でヤリス

朝、早めに家を出て鹿児島トヨタに向かった。フロントガラス修理のためだ。2日ほどプリウスを預けるため、どうしても代車が必要で今朝になった。いつもとは進行方向が逆の国道3号線を南下しつつガラスのヒビを写真に収めた。

やはり痛々しい。この状態で運転するのは心理的にも負担がある。代車が何になるかは知らされてなかったが小型車のヤリス1.5Lハイブリッドだった。
トヨタの車の中では最小で以前はヴィッツの名で出ていて第4代目から欧州と同じヤリスの名前に統一され2020年2月から日本でも販売開始となった。そして2020年7月以来14か月連続でトップをキープし続けている大人気車だ。運転してみてその訳をすぐに実感出来た。小さいのにボディにやわな感じがなくキビキビ動く。足回りの感覚はゴルフやポロに似ている。プリウスと同じトヨタ車なので操作感もすぐになじむ。ハイブリッドモードをエコノミーに設定しても走りがとろいということは全くない。それは高速に入ってからも同じだった。室内空間も小さいはずなのに狭さを感じない。ただ高速ではプリウスに比べ静けさと乗り心地はやはり負ける。でも町中を走るにはこれで十分じゃないかという気さえした。欧州では今年始めにカーオブザイヤーも取ったと知り納得した次第だ。

代車やレンタカーで普段とは違う車に乗ると、じっくり時間をかけて試乗をすることになる。中には早く自分の車が返ってこないかなと思う場合もあるが、このヤリス、しばらく乗っていてもいいかなと思うほどだった。やはり買う人は何百万も出すわけだから一番売れる車にはちゃんとした理由があるネ。

2021年9月23日木曜日

そんなに敬われなくても

秋分の日は明け方は寒いくらいだったが昼間はやたら暑かった。冷房を入れて大谷翔平の属するエンゼルス対アストロズのゲームをNHKで観戦していた。昨日は久々に45号ホームランをかっ飛ばし、ホームラン王争いも白熱してきていて、今日はゲレーロ、ペレスに追いつくかと大谷の打席になるとネットから離れて画面に集中した。 試合は深夜に及んでいた。当然地球の裏側は真っ昼間だ。昼食も済ませ、次は大谷の打席で気合い入れて見ようと、歯磨きをしに行き、1分もかからずTVの前に行くと、あれ?うん?

何と打席に大谷はいない。「敬遠・・?」そう、1球も投げない申告敬遠だった。なんじゃそりゃー。見ている方としてはまったく面白くない。ただ相手チームからしたら接戦で致し方ない状況ではあった。地元観客はブーイングをしている。そりゃそうだよな。はあ。

敬遠も四球もリーグ内ではダントツで多いらしい。これは大谷がすごい打者ということもあるがエンゼルスの打者がひ弱いからとも言える。大谷の後に怪我で休んでいるトラウトが控えていればこんなことも減るだろうに。残り10試合程度、MVPは大谷で決まりだろうが記録に残るホームラン王はぜひ取って欲しい。応援しているぞ!

2021年9月22日水曜日

コロナからの復帰を拒まれる

外来に50代女性患者が来てコロナのPCR検査を受けた。実は8月にコロナ陽性で入院し8月30日に退院している人だった。ということは今日は9月22日で、すでに3週間以上も経過し職場復帰は何も問題ないはずなのだが、事業者より「PCRで陰性にならないかぎり職場復帰は認めない」と言われ、前回9月17日に陽性だったので今日も検査を受けに来ていた。で、結果はやはりまだ陽性。がっかりした様子の患者さん。これはそこの事業者はちょっと問題ではないか?実は復帰基準は満たしており職場には戻れるはずだからだ。

というのも厚労省のコロナ感染患者による職場復帰の基準というのがあって以下に概要を載せてみる。

<入院者の職場復帰目安>
(1)退院基準を満たし、主治医の指示により退院していること
(2)職場復帰に際して、1週間程度の在宅勤務(あるいは自宅待機)を行ってから出社することが望ましい。
(3)在宅勤務での取り扱いが困難な場合は、復帰後は、毎日の健康観察、マスクの着用、他人との距離を2m程度に保つなどの感染予防対策を行い、体調不要を認める際には出社はしない。
(4)会社が復帰する社員に、医療機関の「陰性証明書や治癒証明書」の提出を求めないこと

※退院後にPCR検査の陽性が持続する場合がありますが、 PCR検査陽性であることが「感染性がある」ことを意味するわけではありません。
※感染性は、発症2-3日前から発生し発症直後に最大になり、7日程度で急激に感染性が低下すると言われています。

この患者さんは9月17日の時に「職場復帰はPCR陽性でも問題ない」との証明書を主治医が書いて手渡しているにも関わらず、事業所長は復帰拒否していた。しかも病院に直接電話してきてPCRの結果を教えるよう要求もしたのだった。個人情報保護の観点からそれは教えられないと事務方が返事すると「患者が嘘ついていたらどうするんだ、教えて欲しい」と言ってきたという。それでもこちらが教えることはない。患者さんは困った様子だった。

一言で言えばPCR検査結果を盲信しているとしか言いようがない。PCRはコロナウイルスの死骸や破片でも敏感に反応し陽性という結果が出ることがあり、コロナ感染後に改善し、感染力がないのに1ヶ月以上陽性反応が出ることがままある。退院基準は発症から10日以上経過し症状軽快し72時間経てば退院可能でその際PCR陽性か陰性かは関係ない。無症状患者で少し早く退院する場合はPCR陰性2回を確認する必要があるが、ともかくもこの患者さんの場合は感染力はないと判断でき、退院後3週間以上経過しているのだから何ら問題ないのである。

これ以上職場復帰拒まれたらどうしたらいいと尋ねられ、今回の結果表にも「復帰に支障なし」と付け加えた上で「労働基準局とかに相談するのはどうか」と答えておいた。おそらく事業者は復帰基準をしっかり読んでいないのだろう。もしくは不安がりすぎか、医療機関を信じていないか。もし訴えても患者さんが負ける要因はない。本当かどうかは分からないが「(私は)欠勤扱いなんです」と言っていた。こうなるとパワハラもどき、差別に近い態度ではないか。コロナに罹ったのは本人が悪いわけでも何でもない。このような誤った処遇がないよう事業者はしっかり対処して欲しいものだ。

2021年9月21日火曜日

「そのファインプレーの割に内閣支持率は低い」

今日見てみたら、車のフロントガラスのヒビはさらに広がっていた。うわっ!これはガラス交換を急がなきゃ。トヨタへカールに持っていってもらい見積もりをしてもらい、病院の通勤にはカールのゴルフを借りて出かけた。ヒビのまま高速道路走行なんて怖くて・・。

医局にあった医事新報誌を眺めていたら医師コラムの中にHPVワクチンの記事があった。その中に去年あたりからわずかずつではあるが接種延べ人数が増えているという報告があった。昨年厚労省が「積極的勧奨」は行わないまでもパンフレットを整備し接種を考慮してほしい旨の通達をやっているからというのと、産婦人科や小児科のドクターたちが「このままではいけない」とあちこちでアピールしているからだろう。わずかではあるがいいことだ。


コロナについては毎号記事があって、今回私が注目したのは「ようやく見えた第5波の収束」と題したものだった。その中には「注目すべきは第4波の時と比べて第5波の新規感染者数は3倍以上にもなったのに死亡者数は半分未満」で「これはワクチン効果と考えられる」とあった。そして「高齢者のワクチン接種がギリギリのタイミングで間に合ったのは本当に幸いであった」と指摘し、「そのファインプレーの割に内閣支持率は低い」とチクリとやっていた。↓拡大参照。

なかなか良い記事を書いているわいと思って写真に撮っておいた。で、こうして日記ネタになったのだが、アップロードの際に著者を見てあれと思った。「鈴木貞夫」「名古屋市立大学公衆衛生学教授」ってHPVワクチンの「名古屋スタディ」をまとめ上げた人じゃないか。「名古屋スタディ」はHPVワクチン被害者の会がワクチン被害の実情を学問的にしっかり調査して欲しいと河村名古屋市長に頼み込んだものだった。このことは2021年8月16日の日記「名古屋スタディからHPVワクチンの汚名を晴らす」にも書いた。結果は被害者の会や河村市長の思惑とは全く反対の「ワクチンは被害とは何の関係もない」というもので、鈴木先生に「なにか不備があるのではないか」と被害者の会は噛みついたが、きちんとやり直しても結果は変わらなかった。

こうしたきちんとしたデータに基づいて真っ当な意見をする人を私は好ましく思う。いくつもある記事の中で鈴木貞夫先生のものとは知らず写真に撮ったのは偶然ではなかったのだ。

2021年9月20日月曜日

あなたは今日、怪我をする運命だった

怪我の休日月曜日だった。いや、交通事故とか転んで骨折とかしていないよ。まずは車の怪我で、車のフロントガラスにヒビがが入っていたんだ。ゲゲー。なんとこの車になって2度目だよ。前回もそうだが飛び石で小さな傷が入ってのひび割れが悪化して出来たのだろう。車両保険には入っていないのでまた20万が飛んでいくぅ〜。はあ。

午前中に天鳳をやっていた時、エアコン入れて窓を閉めようと思っていた。スイッチいれた直後対戦登録した天鳳の開始に合図が出た。慌てて窓に行こうして私は思いきり部屋の角に左前額をぶつけてしまった。ちょっとだけ赤い傷が出来たよ。↓はその時の再現写真と傷。

午後はリアル麻雀だった。そこで麻雀人生40年、初めてのとんでもないミスを侵した。ビリ目だった私、ピンズの混一に走ったはいいが、聴牌しづらい状況の上に危険牌の八萬が1枚ぶらぶらしていた。しかしそのうち2枚目の八萬が来てさらに3枚目の八萬を持って来て暗刻にし、ようやく聴牌にこぎつけた。リーチドラ3満貫の手だ。ところが・・私はこの八萬を不要とばかりにツモ切ってしまったのだ。
「ロン!満貫」とびっくりした様子の対面の見せたまえDr。「なんでこんな終盤にド危険牌のドラを切る?」と言われて逆にびっくりしたのは私だ。え?盲牌した感触では「北」そのもので「ああ、またいらない北なんか持って来てー」とツモ切っていたのだ。八萬を北と思って切った、そんな単純ミスでドボンラスの終了となった。萬子は盲牌しづらいがそれでもこんなミスをしたことは今まで一度もなかった。もしかした満貫を上がれたかもしれないのが逆に満貫を振ってしまうとは。

車も顔も麻雀もなぜか今日は怪我をする運命だったのかも。いやはや。

2021年9月19日日曜日

「復活」がAmazon Primeで復活!

ついこの前、Amazon Primeからのメール通知をクリックすると「最近追加された見放題作品」の紹介があって、その中に韓国ドラマ「復活」があった。「おおっ」と思わず叫んだよ。
「復活」は「冬のソナタ」と並んで私の韓国視聴歴に大きな影響を与えた作品だ(特典DVDを購入した。冬ソナは正式版DVDを購入し、韓ドラでDVD買ったのはこの2作のみ)。制作発表年は2005年。2回以上視聴した数少ない作品の一つだ。初めての視聴の時は何度か徹夜をするくらいハマった。韓国初の本格的なサスペンス作品と評されることが多いが、全24話の中にはそれだけには収まらない内容を含んでいて、例えば第1話は登場人物の紹介編だが、全体の基調は刑事ドラマそのものだ。主人公のオム・テウン(上写真の右端)が刑事役だから当然ではあるけれど、この後推理物風に進み、さらに同じ屋根の下で育ったハン・ジミン(左端)とのラブストーリーの趣もある。二人はこの作品で大きく評価され、その後韓流スターとして主役街道をひた走ることになる。

「復活」は日本の韓ドラファンにはそれほど知名度が高いとは言えないが、日本でBS放送された際の紹介記事では「韓国で"復活パニック"と呼ばれる社会現象を巻き起こした、驚異的ドラマ。視聴者から熱烈な支持を受け、これまで200万件を越えるサイトへの書き込みを記録。放送後も、専門誌の発行やファンが主催するオフ会が幾度も開催されています。誰も予測のつかない複雑、かつ緻密なストーリー展開と、キャストの卓越した演技力が高い評価を獲得。昨年の韓国TV界の各賞を総なめにした、2005年文句なしの韓国ドラマの最高傑作」と最大限の褒めちぎりようだ。私の意見もそのまま相違ない。

第5話までで刑事&推理物は終わり(日本の2時間ドラマによくある時刻表トリックも出て来る)、いよいよサスペンスの始まりで、さらにラブラインの行方もからみハラハラドキドキの展開になる。面白過ぎて見るのを止められない。そして途中、企業物(韓ドラにはよくある)のテイストもあってさらに最終回へ向かっては復讐物としてのニュンアスが強くなり・・いや、今第1話をちょこっと見てみるともう伏線だらけで、全てを知っている私はすぐに理解できるが初めての人は情報量の多さに少し戸惑うかもしれない。もし1話で準主人公のソ・イヒョンが酔っ払わず意識がしっかりした状態で主人公のオム・テウンに会っていればその後の展開は違っていただろうし(二人は刑事と放送記者の関係でこのあとも何度もすれ違いシーンが出てくる)、1話ラストシーンでホテルでの祝賀会でオム・テウンが建設会社副社長とすれちがう時にお互いに顔を見合わせていれば・・。まあそうなったらこの「復活」というドラマはおそらく成立しないはずだ。さらに8話から9話にかけての社員入職式でのシーン。私はここを何度もくり返し見た。ハン・ジミンの大きな瞳に驚愕と涙とがあふれてきて・・そしてその後の主題歌が耳について離れない。切なさと哀愁と情熱が直に伝わってくる。

これまで何度も韓ドラ見る人たちにこのドラマを勧めてきたが、DVDがないとダメでやきもきしてきた。それが動画配信でAmazon Primeなら簡単に見ることが出来る。画質も相当良くて最高画質モードならDVDよりずっといい。あっという間に1話を過ぎて2話途中を見てしまっている。ドラマ内では携帯がスマホじゃないなど若干の古さを感じるけれど名作は基本古びないし、今でも超お勧めだ。脇役の副社長の妹役のイ・ヨニもこのドラマを経て主役を務めるようになったし、男性陣ではおっさんたちの名役者ぶりがすごく、中でも国会議員役のキム・ガプスの演技っぷりには感心したし、後半出てくるキム・ユンソクもただ者じゃないと思ったら映画界では名優として知られていたわ。

おいおい、しかし私は今、Netflixで「ヴィンチェンツォ(現在8話/20話)」、DVDで「哲仁王妃(現在10話/20話)」に今月末はUーNEXTで「ホテル・デルーナ(現在12話/24話)」の後半を見なくちゃいけないんだ。どうしてくれる?!

2021年9月18日土曜日

世界一アゴの柔らかい男が失敗したちょっと恥ずかしいこと

チッチから近々初めての運転免許切り替えがあると聞いた。

それにちなんでだが、セージが大学1年の夏休みに初めて免許を取りに姶良の試験場まで行ったとき、S學館高で同級生だったKW君とTM君にばったり会ったという。その二人はS學館のサッカー部でともに優秀でKW君は慶応大、TM君は早稲田大に在籍中だった。KW君は家を出るとき母親に「試験?大丈夫よ、落ちる人なんていないから〜」と言われていた。しかしー。そのKW君だけ落っこちたのだ。青ざめる彼に「いやー、帰りの列車は気まずかったわー」とセージは語っていた。

KW君はチッチのサッカー部の先輩でもあり、チッチは「へーえ、あの当時のサッカー部3年生は学校でも一番優秀な人が集まっているって有名だったけど・・」とあんなポテンシャルの人でも落ちるんだと驚き、近い将来自分が免許試験の時は気を付けようと思ったとか。KW君は翌日また姶良まで行って今度はちゃんと合格し無事取得したそうだ。そのKW君、慶応を卒業してからなんと九州大医学部に入り直したとのこと。その後、彼はあるTV番組に出てちょっと有名になった。「セー兄ちゃんから聞いて知ったけどYouTubeに出ていたわ」と私にも教えてくれた。

2年前のオードリーがMCをする中京テレビの番組「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」で「世界一柔らかいアゴをもつ」と自称する人とのことで出演していた。
KW君はアゴの柔らかさを維持するために毎晩パックをしたり、柔らかさを中の下とか上の下とか評価し自分は上の上と自慢していた。チッチは「へーえ、KW先輩ってこんな人だったんだー」とか「あれ、前はヒゲ濃かったのにー」など思って見ていたそうだ。→https://www.youtube.com/watch?v=z-01prBDsco

セージ、チッチの出たS學館ってなかなかに面白い人材が出ているな。青雲会病院で内視鏡医として非常勤勤務をしてくれたヒラメグDrもS學館3期生でユニークなキャラだった。「私は外人のイケメンと結婚したい」と言っていて、それを実行し、そして今ではなんと薬品会社のMRをやっている。それを思うとセージやチッチは、まあまあ普通・・かな。

2021年9月17日金曜日

丸11年も〇〇をしているとこうなる

あ、忘れてた。昨日9月16日はゲンちゃんを飼い始めた日だった。ということはもう12年目に突入だ。ゲンちゃん、最近は運動不足の上に食べてばかりのせいで「ダイエットが必要」と動物病院で言われ食事量を以前の半分に減らしている。「やっぱりテル君のネコよねえ」なーんてカールに言われる始末だ。

帰宅して「ゲンちゃんは?」とカールに尋ねると、「ほら」と指さす向こうにはどてーんと寝そべっているお姿が・・。

なんだい、この格好は。まったく無防備というかだらしないというか。丸11年も家ネコをやっているとこうなるんかい。もうちょっと痩せてよーな、そしてまだまだ長生きしてよ、ゲンちゃん。😸

2021年9月16日木曜日

措置中ならうまくいかなかった

コロナの「まん延防止等重点措置」が姶良市でも適用され9月12日まで実施されていた。そのため院内へ不要不急の業者は簡単に出入り出来なくなった。2週間に1回程度の薬品説明会も中止または延期されていた。他に内視鏡室に来てくれる業者さんも制限されていた。しかし9月13日から姶良市は霧島市とともにその措置が解除された。鹿児島市は9月30日まで延長されるらしい。

そんな中、外科の信号Drから「6月に内視鏡で減黄処置してもらった高齢女性がまた黄疸が出ている。胆道チューブの入れ替えをしてもらえないか」と頼まれ、即OKではあったが、もともと十二指腸乳頭に腫瘍があり今後もくり返すことが懸念される。通常のERBD(プラスチックタイプ)ではなくEMS(金属タイプ)のステント留置がいいのではないかと思った。そうすることで長期に渡って胆汁の良好な流れを保つことができる。ただそのステントにもいろいろ種類があり、そのためにはいつもお世話になっている医療器具の会社の会いたかさんに来てもらいたい。連絡すると今日の午後ならOKだそう。

16時ごろから検査&処置が始まった。胆道チューブはそもそも2、3ヶ月で詰まる。しかしこの患者さんの場合はチューブが総胆管にそのまま入り込んでしまっていた。あわわ、これは面倒。このチューブ取り出しに時間がかかった。8線バスケットカテーテルに引っかけて抜こうとするもなかなか引っかからない。すると、会いたかさんが「フラワーバスケットカテーテルを試してみては」とアドバイスしてくれる。そうか、やってみよう。それもすぐにはうまくいかなかったがチューブのフックに掛かってどうにか引き出せた。ふう、これであとは金属ステントだ。

ステントにもいくつも種類、大きさ、長さがあって造影画像をもとに何が一番適当かを決めねばならない。そのため会いたかさんはたくさんの製品を持って来る必要がある。このあたり「まん防」措置中だったらうまくいかなかった。うちの内視鏡室にそうそうたくさんの在庫はないからだ。↓は兵庫県内の某病院の一例で、今回の場合とほとんど同じもの。
この高齢女性はこれでしばらくは黄疸に悩まされることはないだろう。いやはや、コロナによる非常事態宣言やまん延防止等重点措置はこのように一見関係ないように思える医療行為にも影響を及ぼしているのである。早く終息(収束)してほしいね、ホント。

2021年9月15日水曜日

今年、達成3回目

天鳳は現在七段の最上位2795P、八段昇段の2800Pまで残り5Pと目前に迫っていた。次回の対戦で1位か2位を取ればめでたく昇段である。昇段戦は朝に打てないこともなかったが、あせりは禁物、じっくり時間をかけられる夜に打とうと決めていた。

(ただし、一つクリアしないといけないのがゲンちゃん対策だ。新聞読もうとしたり、ネット麻雀しようとするとお邪魔ネコになる。ゲンちゃんを上手くあやさないと勝負にも臨めないのよ)

つい10日ほど前はサブアラド七段が2555Pで私は2300Pと差を付けられていて、サブアラドに言わせると「あとトップ3回で昇段」と先を越されそうな感じだった。がしかしー。この1週間でサブアラドは急降下し今朝は1415Pで、逆に私はじりじりポイントを増やし1300P以上もの大差をつけていた。ここまで来たらサブアラドのことは気にすることはない。夜も十分に仮眠を取って昇段戦に臨んだ。

北家で始まった半荘、いきなりチャンス手が来た。索子が多く4索が暗刻だった。しかも上家が萬子の混一模様で索子を切り出したので間6索チー、間8索チーと鳴いて早くも清一の一向聴になった。8巡目に聴牌。5索6索の待ちで高めイッツーも付いてハネマンである。これを12巡目にツモ、いきなりハネマンの出だしだ。これは昇段もらったという気になった。安心するにはまだ早いのだが・・。

しかし勢いのある時というのは違うんだねえ。この後、3局連続私は上がるのだ。ロン!ロン!ロン!と。東ラスの段階で全員に2万6千点以上の差を付けてのトップ独走状態。2位でも昇段だからあと南場は流すだけである。しかし南1局この半荘唯一の反省すべき点が出た。親が鳴いていかにも聴牌していそうで一向聴の私は危険牌の3ピンを持って来ていったん回った。しかし次順すぽっと間6索が入り聴牌をしたため気が変わり、ちょいと3ピン打ってみた。すると「ロン!」「ロン!」。なんと親ばかりではなく上家にも当たりでダブロンになった。あちゃー。これで親とは一気に1万点差にまでなった。まだまだ未熟やねぇー。

今度は対面が親マン1万2千点ツモで6千点差にまで追い詰められた。東場の勢いは全くなくなっていた。昔、野球の野村克也が「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」との至言をよく言っていた。肥前国第9代平戸藩主、松浦清(松浦静山)の本に出てくる言葉らしいが、麻雀に例えるなら「上がりに不思議の上がりあり、放銃に不思議の放銃なし」で、東場の連続上がりはツイていたか相手のミスがあったかで南場の私の放銃は明らかに防げるものだった。

南3局、その前に対面も親マン12000点をツモり、下家とならんで両者に6千点差にまで追い詰められていた。しかしここで789の三色ドラ1という手を聴牌する。辺7索待ちと一見悪い待ちだが各者の捨牌を見ると意外に良い待ちのようだった。リーチは掛けず我慢していると対面が7索を切ってくれた。「ロン!5200点」。ふーっ。よしこれで本当に決まりだ。もう油断はしない。オーラスは私は親でこれ以上無理に上がる必要はない。安全牌を残しつつ打っていると、子方が順位争いで早上がりを目指しラス目の上家が3900点の手を上がり、ラス脱出し半荘終了した。同時に私の八段昇段が決まった。
七段降段したのが8月21日、1ヶ月かからずまた昇段出来た。今年3回目の八段で、我ながら着実に力が付いてきていると感じる。還暦を迎えていてもまだ成長できるんやねぇ。サブアラドも一度八段になったことがあるがもう6年も前のこと。ハハー、この調子でどんどん差を広げ、次は夢の九段に挑戦だっ!

2021年9月14日火曜日

お別れの時

午前は内視鏡検査担当だったが病棟からの連絡で急いで上に上がった。受け持ち患者の心拍が30前後で今にも止まりそうとのことだった。

しかし、ちょうど病室に入って数分でモニター波形はゼロになってしまった。家族には看護師が連絡しすぐに来るとのことだそうだが、とても臨終には間に合いそうもない。陽圧のマスク呼吸(NPPV)で一見呼吸はしているように見えるけれどすでに自発呼吸はない。その後かろうじて心拍が再開するも実質には血液循環はしていない。後は家族の到着を待つのみだ。

20分ほどして息子、娘数人が病室に入ってきた。「残念ですけどお母さんは少し前にお亡くなりになって・・」と伝えると「ええーっ」と息をのむ息子さん。次男くらいかな。その後長男らしき人が来て「だめだった」と聞き「えっ」とまた息をのむ。数日前の入院時から相当厳しいことは私から聞いていても、いざ亡くなるとこれまでの母への想いがあふれるのか皆涙ぐんでいた。いくら余命幾ばくもないと知っていてもその時にはうわっと悲しい感情が出てくるものなのだ。

死亡診断書を書き、また内視鏡室に降りた。2時間弱経って病棟からまた電話があった。お見送りがあるという。もしこの時内視鏡検査中だったなら私は「行けない」と断っただろう。しかし今日の私の検査台の1番台には誰も検査前の人は乗っておらず「ちょうど検査の合間だから行けるよ」と伝えた。すると佳及Nsが「え、先生、すぐに検査よ」と2番台を差していた。たまたまその時は2番検査台で私が担当する人が準備直前待機していた。ええー、聞いてない。病棟Nsに「行く」と返事したからには今さらだ。その人には待ってもらい霊安室へ向かった。

お見送りするとき、家族にえらく感謝された。鹿児島の天妖怪病院を心不全で退院したばかりなのに、2日ほどでまた病状悪化したのを私がまた受け入れてくれたからだろう。正直もうどこをゴールにしていいか分からない、それくらい末期心不全の患者さんだった。すでに97歳を過ぎていれば仕方なかったか。世間的には大往生と言われるだろう。でも家族にはいつまでも長生きして欲しい肉親との悲しい別れなのだと改めて思ったことだった。

2021年9月13日月曜日

肩をたたいて教えてあげたい

カールがゴルフの定期点検でカーディーラーに車を預けたが、しばらく時間がかかるので代車で谷山のイオンに買い物に行った。2時間ほどして帰って来ると、店の中がなにやら騒がしい。同じゴルフのオーナーである老夫婦が店員にクレームをつけていたそうだ。どういうことかというと「車検を受けたばっかしなのにバッテリーが壊れた」ということで、それは文句も言いたくなるかもと思いきや、この夫婦、別の民間車検場で受けていたらしい。

カールはやり取りを聞いていて「ちょっとクレームするのはおかしいんじゃない」と言う。なるほど、そういうことなら文句の矛先はそこのディーラーではなく車検を受けたところじゃないかな。車検というならば少なくとも3年か5年は購入後経過しているはず。バッテリーなんてそのころへたる時期じゃん。私はトヨタで毎回受けているが交換が必要そうな部品は前もって「いかがします?」と打診あるし、ものによっては車検代に含まれ自動的に交換してくれる。その分やや高めなのだがまあ仕方ないかなと思っている。安いところはその時点で動いていれば敢えて交換はしないのだろう。(ちなみにプリウスの場合、バッテリー交換になるケースはまずない。ハイブリッドカーなので通常の車のバッテリーとはものが違う。プリウスのバッテリーが壊れるということは車が壊れるに等しいのだ)

このケース、やや割高になるがディーラーでの車検を受けていればおそらくバッテリー交換くらいはしてくれたかも。「車検を受けたばかりなのに」という文句に店員はひたすら謝っていたらしいが、老奥さんが「おたくに頼めば14、5万はかかるでしょ」との問いに「ええ、それくらいは」とは答えていた。で、「そんなの別のところでやれば10万はしないのよ」と堂々と言っていたという。ううむ。

私などトントンと肩をたたき、「だから安いのには理由があるのよ」と教えてあげたくもなる。こんなこと当たり前のことだと思うけどなぁ。皆さん、どう思います?

2021年9月12日日曜日

カールはなぜアイリスオーヤマを買ったのか

カールがネット注文した除湿機が届いた。10年くらい前に買ったものがヘタってきていて「そろそろ新しいのを」と検討しアイリスオーヤマ製のにしたのだ。以前は日立製だった。「アイリスオーヤマって何かしらいいのよねぇ」とカールは言う。「LED電球もパナソニック製に比べ性能はほとんど変わらないのに安い」「除湿機も単に乾燥させるだけでなくサーキュレーター(いわゆる扇風機)付きになっていて自分の求めるのと合致した」「炊飯器と電気調理器がいっしょになっているのもあって気になっている」「これがあったらいいなと思うのがよくある」などなど。

アイリスオーヤマでは製品開発がスピーディーでなおかつ生活者のニーズにあった製品が多いという。ホームページを見てみると、「毎週月曜日は新商品開発会議。生活者目線で新商品アイデアを議論します。アイリスオーヤマの扱う15,000商品は全てこの会議から生まれました。機能はSimple、価格はReasonable、品質はGood。3点のバランスのとれた商品だけが市場に送り出されます。会議には商品開発に関わるあらゆる部門の社員が一堂に会し、情報を共有することでスピーディな商品化に繋げています。」とあって、日経ビジネスによると「発売する新商品は年間1000点以上。2万5000点に上る商品の新商品比率は、何と60%超――。手ごろな価格とスピード開発を武器に、2020年12月期決算では、グループ全体で売上高6900億円、経常利益621億円と共に過去最高の数字を記録したのが、アイリスオーヤマだ。スピード開発できる秘密が、毎週月曜にある「新商品開発会議」だ。毎週朝9時ごろから17時すぎまで、昼休憩を挟んでぶっ通し。社長の大山晃弘氏以下、各部門の責任者が参加する中で、新商品案などを抱えた各事業の担当者が次々に登壇し、プレゼンを繰り返していく。」なんだそうだ。

つまりはアイリスオーヤマの力の源泉はこの会議にあるとみた。アイリスオーヤマ代表取締役社長大山晃弘氏は言う。「何を決めるかが明確で、最短時間で議論して結論を出せる会議は、会社の生産性を高める。一概に会議がムダ、というのは表層的な考えだと思います。マーケティングや製造、開発など様々な部門の社員が集まるので、情報共有も進みます。

会議が印象に残っているのは、コロナ禍になる前の19年5月に発売を決め、20年に発売してヒットした「ナノエアーマスク」です。息がしやすいが値段が高くなるということで、そこに価値があるのかと非常に紛糾しました。ただ機能は良いし、「ナノ」とお客様に伝えやすいキーワードもあった。よく分析されたプレゼンだったので、「リスクを冒してでもやろう」と決断を下せました。

構想段階から発売まで、プレゼンの機会を1商品当たり3~4回設けているのもポイントです。一発勝負で企画を通そうとなると、次第にリスクが無い企画ばかりが提案されたり、結局発売されない商品の開発に何カ月も費やしてしまったりする。これでは個人、会社に不利益です。3~4回のチャンスがあるから、それぞれの知見がフィードバックされた、いいアイデアに落ち着くと思っています。
社員は、この会議でどう説得するか、非常に力を注ぎます。その準備が、お客様や関係会社を説得するときに、必ず役に立ちます。

うちのカールは性能、値段にシビアなタイプだ。なんだかアイリスオーヤマと共通点があるよう。カールがアイリスオーヤマを買う、これは必然のことだったかもしれない。

2021年9月11日土曜日

またコロナ外来担当

今週の土曜は休みだったが、午前中発熱外来(コロナ外来)をすることになった。「そのためには来週の平日の半日を休んでもいいですよ」とホントだ外来師長に頼まれてねぇ。保健所から40名以上ものPCR検査依頼も予定されていたし、発熱や呼吸器症状でPCR希望の外来患者も来るから・・。

看護師よりも少し遅れて特別外来のプレハブに着くと、車が縦列し車内に向けて1人1人PCR検査を実施していた。


私の仕事はカルテ記入と、PCR結果が出てから陰性者には直接車に出向いて説明し、さらに詳しい診療を受けるか、解熱剤だけで済ますかなど話を聞き、場合によっては処方も出す。終わるまで2時間以上かかった。今日は1人も陽性者は出なかった。いや確実に感染者は減って来ている。現在国民の50%がコロナワクチンを2回接種済ませたという。よーし、これからだ。60%、70%となれば現状が沈静化しないはずがない。コロナの感染者を完全に0(ゼロ)にはできないだろうから、ならば感染は少ない状況にして重症化を防げればいいくらいに考え、人流は復活させ経済や文化、スポーツなども元のように復活できればいい。

後3ヶ月以上経過して、大晦日の紅白歌合戦あたりは有観客で出来るんじゃないか。ならばコロナからの復活の象徴としての紅白を観てみたいと思ったわ。

2021年9月10日金曜日

NHK「かごスピ」に青雲会病院登場

MHK鹿児島のローカル番組「かごスピ(19時半から25分)」の「感染拡大 その裏で鹿児島に今何が」「新型コロナ感染拡大 鹿児島の今とこれから」との特番で青雲会病院が紹介されていた。最初に一番の感染者を扱う鹿児島市立病院の重症患者や亡くなった患者などが映し出され、次にコロナの中等症までを扱う病院でもいろいろ問題があるときて青雲会病院が出てきた。コロナ病棟で働くシマッチ院長の動きと語りが紹介され、「自宅療養の患者さんも気を付けないと肺炎を起こし入院治療が必要になるケースがままある」と警鐘を鳴らしていた。
院長室の壁にある病院の理念「何か世の為 人の為」↓も映してくれていた。
↓シマッチ院長

コロナ病床を開設したのは今年初めのことだが、実は私はそのことをブログで書かないよう病院側から言われていた。別に悪いことはしていないし地域住民のために頑張っているからアピールにもなるのになと思ったが、「コロナを扱う病院として過度に怖がられたり色眼鏡で見られたりするなどの懸念が生じるから」というものだった。いわゆる風評被害を起こしたくないということだ。昨年3月末に鹿児島県で最初のコロナ感染患者が姶良で発生した時には青雲会病院だけでなく地域スーパー、飲食店などパタッと人流が減ってどこも経営的に痛い目に遭った。青雲会病院は全く関係なかったのに「あそこで診察したんじゃない」なんて思われていたようだ。

その後、可愛いんだ理事長の方針で「コロナでみんなが困っているならその対策を外来、病棟ともに積極的にしていこう」と動いていた。PCR検査も保健所から多数依頼されたり、8床までしかなかったコロナ病床も番組でも紹介されたように、この前32床に増やしている。病院はその気でも地域住民が不安に思っていれば積極的にはそのことを発信出来ないというジレンマがあったわけだが、こうして公共の報道で出たならば、私がブログに書けない理由もなくなった。半年以上経過し周囲の理解も進んできたということかもしれない。

病院ではコロナへの管理をしっかりしていて、いまだ入院患者、職員でコロナ感染者は発生させていない。しかし他病院の例を見ても絶対の保証はなく、まだまだコロナとの戦いは続いている。そんな様子を地域住民に知ってもらっただけでも「かごスピ」での紹介は有り難かった。

2021年9月9日木曜日

日本には国枝がいるじゃないか

昨日の当直は深夜に救急患者搬入と超高齢女性患者の状態悪化で午前2時、午前4時の2回仕事しないといけない羽目になった。まあどちらも応急処置がうまくいって一応落ち着いてくれ医者冥利に尽きるわけだったが、その反動で昼の早帰りはしたもののそのまま布団にまっすぐ約4時間は寝込んでしまった。

そうそう、帰る直前に薩摩郡の某クリニックから腹痛の患者の診察依頼を受けた。そこのサイゴノトキ院長は20年以上前に鹿児島市内の病院(そこの院長先生は私とほぼ同期だが最近コロナがらみでマスコミによく登場する)でいっしょに仕事をした先生だったので、最後に「トキちゃん頑張ってますねぇ」と気楽に声を掛けたのだけれど、今ひとつピンと来ていないようだった。う〜む、残念。その患者さんの診察は東洋Drにお願いして帰ったのだった(「虫垂炎かどうか少し怪しい」とのことだったが実は婦人科系の疾患だったらしい)。

車椅子テニス東京オリンピック金メダルの国枝慎吾へユニクロが特別報奨金1億円を贈呈すると発表したという。うわー、すごいと確かに思うのだが、これまでの国枝慎吾の業績を思えば驚くほどのことではないかもしれない。2007年当時のまだ錦織圭が台頭していない頃、日本人のインタビュアーがロジャー・フェデラーに「なぜ日本のテニス界には世界的な選手が出てこないのか?」と質問をした際、「何を言っているんだ君は。日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言ったエピソードはあまりにも有名だ。もう今では彼を語るときに「枕詞」として使われるほど。その彼が大学職員を辞めてプロになると決意したのが2009年のことで「全大会で優勝するくらいでないと収入的には厳しい」ほどだったが、プロになって活躍することで「障害者スポーツ界に携わる方々に夢を与えられる」という決意が背景にあったという。

今度のパラリンピックは私はあまり中継は見ていなかったが、国枝の決勝戦は見ていた。相手選手エフベリンクはビッグサーバーで何度かエースを決めるも、終わってみると国枝が6ー1、6ー2で圧勝した。すごいと思ったよ。
4大大会優勝は数えきれず、パラリンピック金メダルも東京で3個目だ。今週の全米オープンでも決勝進出を果たしている。どんだけすごいんだ。でもフェデラーには感謝しきれない。「日本には国枝がいるじゃないか」・・この言葉は、それら国枝の実績に匹敵するくらいの名言で、優勝回数は知らなくてもこの言葉は永遠に残るだろうから。

2021年9月8日水曜日

ゲンちゃん、クリニックへ行く

ゲンちゃんがこのところ、ゲロばっかり吐くので私とカールは心配になった。「もしかして胃癌とか・・」なーんて消化器内科医とあろうものが素人みたいな心配をしていた。今朝も吐いたのでカールはと近くの動物病院にゲンちゃんを連れて行った。そこの院長先生は今年1月に新しい先生に代わっていて、今回が初めての受診だ。

午前11時を過ぎてLINEにカールが連絡が入った。
「ゲン😸 問題なし。消化不良で毛玉を吐いているそうです。体重が7キロあり、5キロまで落とすように言われました。血液検査 エコー検査をしました。おデブちゃんなのに、健康だそうです❤️🧡が、このままでは、13歳くらいまでしか生きられないそうです。ダイエットですね」

ほっとした。おデブなのは確かにそうだけど「丈夫に生まれてます」とも言われたそうで、採血結果もネコの正常値内だった。エコーまでやって診察代が1万円以上かかったそうだがゲンちゃんの安心には代えられない。それより、現在朝20g、夕方30gの自動エサやり器の設定を減らさねば。10g単位でしか調整できないので朝10g夕方20gに減らそう。なんと数ヶ月前からすると半分量だ。それくらいしないとダイエット出来ないとみた。ゲンちゃん我慢だぞー。

自宅に帰って来たら、カールを舐めたりパソコンの前で動かなかったりといつもよりずっと甘えが強いゲンちゃんだったそうだ。

2021年9月7日火曜日

韓ドラ3作視聴中

しばらく休んでいた韓ドラ視聴だが、最近同時多発的に3作を見ることになった。UーNEXTで「ホテルデルーナ」、Netflixで「ヴィンチェンツォ」、そして福緑Nsがぜひ見てと渡してくれたDVD「哲仁王妃(チョルインワンフ)」だ。

ホテルデルーナはIUちゃん主演で以前から見たかった。しかし配信ではなかなかされずこのたびUーNEXTが課金つきだがやっと配信してくれることになったので見始めた。ただ8月までは全24話のうち12話まで、残りは今月配信の予定だ。今ではラブコメの大家となったホン姉妹作品(マイガール、ファンタスティック・カップル、美男子ですね、など)で、この10年くらいは幽霊や妖怪をからませた作品が多く(僕の彼女は九尾狐、主君の太陽、花遊記)、ホテルデルーナはこのタイプの集大成のような作品だ。1300年前から生き続けているという設定の若い女性(IU)がホテルデルーナのオーナーで従業員も死んではいるがまだあの世に行けない未練を残した幽霊で客も同様、その様々な未練、怨念を解決させてから見送るためのホテルという設定だ。その中に一人だけ人間であるヨ・ジングが勤務する(させられる)ことになり物語が始まる。
サクサク見られてまあ安定の面白さだ。怖い幽霊も出てくるがそれなりにわけがあって考えさせられる一面もある。残り12話は1話220ポイントで持ちポイントが残り1770P、見続けると最後までは足りない。ということで月末にまた見始めよう。そうすると来月分の1200Pが加算されるのでそれなら大丈夫だ。(ううむ、UーNEXTで新作を見るときはこれがチト面倒だな)

Netflixの「ヴィンチェンツォ」はソン・ジュンギ主演でイタリアマフィアがらみの弁護士を演じ、その名前がタイトルロールだ。彼はただの善人ではなくいざとなれば人殺しもやってのけるタイプで、ある目的で韓国に戻るがそこで財閥企業とそれに癒着する法曹、行政などいわゆる大悪に悪の主人公が挑んでいく羽目になる。全20話のうちまだ5話の途中までだがシリアスと笑いが混ざった作風なのと悪で相手をやっつけるという趣向が面白い。イタリアマフィアをベースにしているだけにBGMでゴッドファーザー風の曲が流れたり、車が爆破されたり、財閥オーナーのベッドが膨らんでいてこわごわ布団をめくるとそこには・・(笑)というのがあったりして、知っている人には分かるパロディやオマージュが見られる。
↓「毒には毒を」のサブタイトルが興味をそそる。
これも面白いと思って完走する予定だが、昨日福緑さんが貸してくれた哲仁王妃(チョルインワンフ)が面白そうでこっちを先に見ることにした。

よくある朝鮮王朝ものの時代劇かと思いきや、現代の男の料理人がなぜかタイムスリップして1800年代のち哲宗の時代、しかもその王妃の体に乗り移ってしまうという設定だ。まあ魂と体の交換ものはドラマにはよくある。ヒョンビンとハ・ジウォン主演の「シークレットガーデン」は男女の魂の入れ替わりだし、IUの「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」は現代女性が高麗時代のお姫様に乗り移る。ただこのドラマはプレイボーイの現代の料理人が過去の女性に乗りうつってしまうので時代錯誤、男女差、キャラ差など笑えるツボがそれだけでたくさんある。主演はシン・へソンで彼女は「彼女はキレイだった」「青い海の伝説」「秘密の森」での脇役はよく知っているが主役作品は私は初めてだ。2017年の「黄金の私の人生」以降は全て主役をはっていてこの作品もケーブルTVのtvNで高視聴率を叩き出したらしい。ちなみにtvNの歴代視聴率の第5位に入っていて、第6位が最近「ヴィンチェンツォ」が入ったとか。「ホテルデルーナ」は9位だったからもしかすると今は10位かも。いずれにせよtvNは地上波にはない面白い作品を提供する局になった。さらにちなみに言うと2位が「トッケビ」で1位があの「愛の不時着」だそうだ。話題作満載じゃ〜。

第1話で男性が乗り移った王妃が思わず王様のほっぺたにビンタを食らわすシーンがある。思わず吹いた。普通の時代劇では決してあり得ない場面だ。食らわされたのは「愛の不時着」での男性脇役キム・ジョンヒョン。↓はビンタ直前の場面。泥にまみれた王妃に鼻をつまむ王様。それを「失礼だろ」とこの後ビンタする。
このシーンはあれだな。そのドラマを今後あなたは見ますか、どうしますかと問うている。これを見て吹いた私など「うん、見る見る」と思ってしまう。バカバカしくてと思ってしまえばこれ以降見ない視聴者もいるかもしれない。韓ドラ時代劇は陰謀、堅苦しさが背景にあり私はあまり見ないのだがこれは行ける。

まあ秋になって急にまた韓ドラ視聴が花盛り。韓国の反日の態度にはむかつくがドラマはあっちの方が面白いわ〜。