2016年11月30日水曜日

さばく女

6月初めに患者の鯛一郎さんから鯛やイサキをもらい、それを日記ネタにした。そして今日また鯛一郎さんから魚をもらった。今度はブリとサバとのこと(名前を鯖太郎さんに変えちゃうか(笑))。内視鏡室に持って来て私に一言二言言いたかったらしいが検査が忙しい時間帯でムッちゃんNsらが阻止した。あら〜、私もお礼を言いたかったのに。ただ、あいにく今日は当直で持って帰れない、どうしよう。で、カールに電話すると「もらうわ、取りに行く」と。来られないならムッちゃんやシホねえNsに上げようとも思っていたが意外に食いついて来た(魚だけに・・)。

昼休み、高速飛ばしてカールはやって来た。ボックスのブリを見て「わあ、大きい」、シホねえNsが「カールさんはお魚ってさばけるんですか」と聞くと「ええ」とこともなげに答えた。
ふふ、みんな料理すら出来ないと思っているらしいけど違うのよとお顔が言っている。おっちらと車に運び持って帰っていった。
後で電話すると「さばきまくってやったわ。それぞれ分けて冷蔵庫に仕舞った」そうな。ただサバ2匹と思っていたら下にもう1匹、それとトビウオもあった。トビウオは好きでないので近所のカメハメおじさんに「おすそ分け」したとか。ただ、サバ3匹はちと多いしブリも半分くらいでよかった。その場でさばければよかったのにねえ。

ただ、これで魚料理がしばらく続くのかと思うと・・。魚は週に1回、多くても2回くらいでいい。やれやれ。

2016年11月29日火曜日

押し間違った時の解決法

いやー、知らなかった、ていうか初めて知った。エレベーターで間違った階のボタンを押したとき、それを解決する方法があったとは!

昼休みに病棟に上がろうとエレベーターに乗ったら見舞客、総務の予康さんがいっしょだった。その時私は5階に上がろうとしたが間違って3階を押してしまった。「あ」と声を出し「しまったなあ」という表情をしたら予康さんが3階のボタンをササッと2度押ししたのである。するとあらま、3階行きのボタンの明かりが消えたじゃないの。「え、なに?」「2度押しすれば消えますよ」と予康さんはこともなく言う。「へーえ、知らなかったわー」

これって常識だった?私は初めて知ったのだけど。今度そんなことがあったら自分でやってみようっと。

2016年11月28日月曜日

もうもう先生のスピーチ

ストレスの原因である朝礼スピーチがやってきた。今回は予行練習もなしでぶっつけ本番だ。タイトルは「大事な健康診断 ピロリ菌について」にした。これは取って付けたようなもので内実はTVに私が初出演したのと青雲会病院人間ドックが紹介されたことをみんなに知ってもらう、それだけのことだ。

で、冒頭のスライドはなぜかまたボウリング。パーフェクト達成パネルの下でニンマリする私の写真だ。そこに10フレ2投目の印象的なピンアクションの動画を小さく載せた。「この秋、人生初のイベントが二つあった。一つはボウリングでもう一つはTV出演」という導入で、これまで必ずボウリング動画を見せてきたからそれを踏襲したってワケ。ま、いつものようにクスクス笑いが出ていたネ。

で、「かごとき」のドック紹介場面をどんどん出していき、胃カメラが終わり、よし俣とよしげさんを診察する私の出演2分間のビデオをそのまま見せた。この間私は何もする必要がない。動画はスピーチ2分まるまるカットできた上にみんなの注目度は高い。一石二鳥や。でもここで反省点を指摘した。「周囲の反応は『落ち着いていた』しかし、自分の反省点として『もう、もうが多すぎる もうもう先生だ』」と。これはビデオを見て本当に聞き苦しいくらいだったので今後直そうと思った。でもみんなにはここはそこそこ受けていた。よしよし。

このあとはピロリ菌のことを少し語り、締めはよし俣とよしげさんの青雲会病院ドックを受けての感想インタビュー動画をそのまま見せた。そして「人間ドック受けるなら青雲会病院で」とやってお終い。最後は拍手。ふぅ〜、終わった。

安直なスピーチではあった。しかし後日みんなの感想では、ピロリ菌を調べてもらおうと思った、こてる先生の話しは面白かった、など私の言いたいこと、面白がって欲しかったことは伝わっていたようだ。ストレスはあっても報われる気分だった。

2016年11月27日日曜日

鳥よけには扇風機?

カール、ギボヒサコ、チッチと実家のあこネーサ母のご機嫌伺いや墓参りで田舎に帰った。南薩道路がかなり進捗し特に川辺知覧間が近くなり実家への走行時間も短くなった。知覧では茶畑に例の扇風機が据え付けられているが、これを見てギボヒサコが「あら、鳥よけかしら」「鳥が茶葉を食べるから・・かしら」と言うので「それはないでしょう。霜よけに回すって聞いたことがありますよ」と教えてやった。

詳しく言えば「扇風機は遅霜被害予防にためにあって、茶園の地面に近いところは冷たい空気の層があるが、約3~5メートルのところにはやや暖かい空気の層があり、この暖かい空気の層をファンでかくはんすることで霜の被害を防ごう」ということ。茶農家の人は、新茶の芽が出始める3月中旬から防霜ファンの準備を始め、茶園にサーモスタットの端子を設置して、気温が約5度以下になるとファンが回るように設定をするのだそうだ。

あこネーサ母は夏に入院しいろいろ身体の不調を言う割には元気でギボヒサコと久々の年寄り同士の話しをしていた。これをカールが聞くに「もう、どちらも自分のことばかり語っていて、てんで会話にならない」とのこと。高齢者は自分のことはよくしゃべるが、相手の話しを忖度(そんたく)し返事をするのは相当こたえるようだ。それが出来るのならボケてもいないし脳はまだ若いと言えよう。

庭を見るとなにやら木にカゴとビニール袋を被せてある(↑)。「あれは何?」と尋ねるとあこネーサは「赤い実のなんて言うんだったんけ」「千両?」「そうそう、それがいっぱい実が成っていたのにほとんど鳥に食われてぇ、少しでも残そうとしたのよー。ヒラーキにはしなくていいって言われたけど、やっぱいねぇ」と。そこで私が「そうか、母ちゃん、扇風機を付ければいいかもよ」とつぶやいたので、カールとギボヒサコがどっと笑い、アハハ。

墓参りの後、いつものように従妹のヒトミンチョ家に寄った。これまたいつものようにネコ談義。今回は4匹居るうちの洋ネコのそらんを私が抱っこしたり、古ネコのちょこがチッチの膝で休んだりとやや珍しいパターンだったのでヒトミンチョは写真を撮りまくっていた。とくにかつて人見知り(怖がり)のちょこが人様の膝に乗るのがネコも変わるもんだと驚いたり感心したり。で、「にゃんこ最大幸福数(http://hitomincho.blog26.fc2.com)」というネコブログに載せるわけだ。以下、11月27日のブログにしっかりと載せてあった写真をパクって載せておきますわ。



2016年11月26日土曜日

ミスチル「ヒカリノアトリエ」を聴く

NHK朝ドラは「あまちゃん」以来ほとんど見続けている。「ごちそうさん」「花子とアン」「マッサン」「まれ」「朝が来た」「とと姉ちゃん」そんな習慣が根付いてしまった。今は「べっぴんさん」、相変わらず「ん」が付くタイトルが多い。これは大ヒットし私も初めて朝ドラを意識した昭和41年の「おはなはん」以来「ん」が付けば「運」が付き視聴率がいいというジンクスがあるようで、これまでのタイトルの半分以上に「ん」がつくようになったという。似たようケースに映画の宮崎駿には「の」が付くとヒットするいうのがあったような・・(「ルパン三世カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などなどほとんど全てに「の」が付き、付かないのは最終作の「風立ちぬ」のみ!)。で、「まれ」では視聴率がやや下がりやはりと思わせたが次の「朝が来た」ではジンクスはものともせず高視聴率だった。やはり中身が大事ってことだ。

今の「べっぴんさん」で毎回印象に残るのがMr.Childrenによる主題歌「ヒカリノアトリエ」だ。なんとまあ変わった主題歌だろう。一聴してMr.Childrenと分かるリードボーカル桜井和寿の歌い方、よく聞き取れない字余りのような歌詞・・このところ朝ドラは有名アーティストに曲を依頼することが多く、これは特にファンではない一般の視聴者にアピールすることにもなりお互いいい刺激になっているようだ。今回のミスチルは私にとって特にそうで、実はこれまでミスチルの曲をほとんど聴いたことがないし、はっきり言うが彼らの楽曲は「特にいい曲でもないな」とずっと思ってきた。あるサイトで代表作の「Tomorrow never knows」を「1994年に発売され、20年を経てなお愛されるミスチルの代表曲にして超名曲ですよね。そしてTVドラマ「若者のすべて」でも主題歌として流されていたので、覚えてる方も多いのではないでしょうか。当時の若い人からお年寄りまで幅広い年代の共感を得て、売り上げた枚数なんと277万枚!これはミスチル史上最高の売上記録です。」とあるのをみて、実際に聴いてみたけれど何かのメッセージソングみたいだし曲も印象に残らない、なんでこんなのが200万枚も売れたんだろう、「誰もが知る」は嘘っぱちだと思った。それにタイトルがビートルズ(アルバム「リボルバー」に収録)と全く同じというのも気に入らない。

それは置いとくとしてこの「ヒカリノアトリエ」の歌詞がよく聞き取れない。それでネットで誰かが聞き取った歌詞を下に載せてみる。
まずは出だし。

「雨上がりの空に七色の虹がかかる ってそんなに単純じゃない
この夢想家でもそれくらい分かってる」


この「ってそんなに単純じゃない」がどうしても聞き取れなかった。2行目でいきなり主題を否定するなんてだし、「たんじゅんじゃない」が「ウンジュじゃない」に聞こえ、「ウンジュ?韓ドラに出てくる女主人公みたいな名前だな」と思っていたくらいだ。そして「夢想家」という言葉。ほとんど歌詞には出てこない言葉だがこれは洋楽にはままある。ジョン・レノンの「イマジン」やモンキーズの「デイドリームビリーバー」などだ。

「太陽(大量)の防腐剤 心の中にしのばせる
晴れた時ばっかじゃない湿った日が続いても腐らぬように」


さあここだ。「防腐剤」なんで言葉が歌詞に使われたことがあっただろうか。私は寡聞にして知らない。しかも「太陽の防腐剤」って非現実的な比喩が使われている。別のサイトでは聞き間違いと思われるが「大量の防腐剤」になっている。どちらにしてもこれはすごい。こんな言葉を使うのは自分らはちょっと違うんだぜっていう一般視聴者に対してアーティストとしての意地を感じるわ。それは次の「100万回」にも感じる。「万に一つ」じゃないのだ。

「例えば100万回のうちにたった一度ある奇跡
下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう
さあ、 空にかかる虹を今日も信じ歩き続けよう
優しすぎる嘘で涙を拭いたら 虹はもうそこにある きっと虹はもうここにある」

まあ全体を通してみれば朝ドラの通常ファンにもわかり合えるいい歌詞だ。この歌が出て2ヶ月、結構頭の中に残りちょくちょく思い出し口ずさむこともある。ひょっとして初めて好きになるミスチルの歌かも知れない。まだCD発売はなく来年1月に予定という。これだけ流布されば週間1位は間違いないだろう。
(↓「ヒカリノアトリエ」が少しだが聴けるサイト)

2016年11月25日金曜日

直接対決

朝は寒かった。5℃くらいだったぞ。家を出ようとしたらゲンちゃんがMacBookProの上にたたずんで動こうとしない。足下温かいからかな?

夜は串木野トリオリーグでシーズン最終戦だった。近接順位のチームと直接対戦である。我々ビッグオーシャンの対戦相手はというとONE PIECEチームとホークスチーム。特にONE PIECEとは同じレーンでの対戦だ。しかしプレーヤーを見てゲッとなった。トーフク親子にババケンさん、パーフェクトボウラーが2人もいて今季も個人成績ベスト10のうち5つもこの2人が占めている。そもそも何で最終戦を前にうちらが5位であんたらが6位なの?おかしい、絶対におかしい。

そいで結果は全敗。強い強い。全敗って最近記憶にないんだが・・。海広しDr曰く「先生がパーフェクト出したとき、うちのチームは2回もチームパーフェクト出してものすごくポイントを稼いだ。(実力以上に順位が上がったのは)だからじゃないですかね」とのこと。今季はきっと順位下がるわ〜。思えば前季、最終戦で勝ちまくって5位か6位から一気に2位に上がったのだが、今度は逆になった。いやー、直接対決って大事っすね。

2016年11月24日木曜日

アンドキサ君、覚醒

夜のボウリング練習、アンドキサMRの投げた1投が今日のハイライトだった。投げたというより振りかぶった時に後ろにドスンと落としてしまったんである。慌ててで拾いにいって投げようとするアンドキサ君に「親指のテーピングを調整しよう」と制した。ボールを落とすということは単純に親指穴が緩く落ちそうなのでしっかり握って投げていたはずだ。だから・・これまでの彼の投球が直球気味で大事な場面でミスをしがちというのも納得できた。ボウリングにとって親指の握りすぎは厳禁、これを一般のボウラーはよく知らない。ハウスボールにも一因がある。大人数に合わせるため緩めにドリルされているため握って投げざるを得ないのだ。彼もハウスボール時代が長かったからな。ともかく彼の親指にもう1枚テープを貼って再投させた。もしかすると抜けないで以前のタナカッツMRみたくなるか・・と思ったらスムーズに投げられた。あはー、今までやっぱり緩すぎたんだよ。

この後、投げるラインをヘッドピン目指さず少し右真っ直ぐに変えてみさせるとここから急にアンドキサ君の投球が良くなった。若干ボールが曲がるようになり失投も少なくなった。改めて親指の重要性が分かったわ。

恒例のダブルス戦もアンドキサ君と組み、スリウェル、ヤマヒロ組に2連勝。やった。(聞いたところによるとこの日以来アンドキサMRは一人でもボウリング場に行き練習するようになっているとか。「そこに投げればピンが倒れるって感覚がようわかりましたっ」って言っていたゾ。そこで、今日のタイトル「アンドキサ君、覚醒」にした。決して「アンドキサ、覚醒剤」ではない、念のため)

2016年11月23日水曜日

スピーチはストレス

ストレスチェック制度というものがあるそうだ。50人以上の職場では職員のストレス度をチェックしてそれが高い場合は産業医などからアドバイスを受けるとか。この前の朝礼でもシマッチ院長がテーマに挙げ、私もボウリングパーフェクトの話の枕にそれを持って来た。今月末までにネット上でチェックを受けないといけないらしく私もやってみた。仕事が忙しいし当然ストレス度が上がっているはずだから結果はどうかな?

しかし今現在一番のストレスは来週月曜の朝礼スピーチだ。月1回くらい回ってきて全職員にスライド付きで何かためになる話しをしなくてはならない。先月はためにはならないが話題性で押しきった。私自身もボウリングビデオを編集したりして珍しく楽しみが勝(まさ)ったスピーチだった。だが今回はテーマすら決まっていない。情報伝達のミスを防ごうとか情報リテラシーの大事さとかも考えてみた。ううむ、どうもしっくりこない。せっっかく祝日で丸1日なにもないのにリラックスできない。うう、ストレス・・。

いろいろ考えたあげく、この前のTV出演をネタにしようと思った。話題性もまだあるしビデオ流せば話しは半分で済む。テーマはなんとでもくっつければいいか。うしし、これが決まれば半分は終わったようなもの。ふう、心が少し軽くなった。やっぱ、このスピーチはストレスなんだよー。

2016年11月22日火曜日

津波!にげろ!

朝からTV局全部が緊急の福島での地震と津波報道だった。マグニチュードはいくらか分からないが津波発生は間違いなく画面上には「逃げて!」などの警告文字がでかでかと出ていた。映し出されている海岸には津波らしきものはない。しかし、いつ襲ってくるか分からず来てしまうと逃げ場はないのが大津波だ、それは東日本大震災で多くの人が知っている。そりゃ逃げるしかないだろ。

面白いのは各TV局で微妙に温度差があったことだ。語調が強いのはNHK。アナウンサーが視聴者に語りかけるというよりやや命令口調に近い。画面では日テレが「津波!にげろ!」で命令、NHKは「つなみ!にげて!」、TBSが「いますぐにげて」、テレ朝が「いますぐ避難を」とそれぞれ避難を呼び掛けていたが、フジTVは地震、津波情報はあるものの呼び掛けは何もなし。こでは日テレのインパクトが一番だ。見れば逃げたくなる。

ただ時間が経って見返せば、今回の津波では被害らしい被害はなかった。結果論からはフジTVに従っていてもよかったことになるが・・。でもそうやって3・11で亡くなった人も大勢いたわけだし、今回の報道ではNHKと日テレがよかった、そう言えるんじゃないかな。

2016年11月21日月曜日

軟水と硬水

今月に入ってお昼はセブンイレブンの弁当を食べている。職員食の時はティーサーバーから普通の水を飲んでいたが今は「おーいお茶」か「ボルヴィック」だ。今日は気分でボルヴィックを飲んだ。昔からよく見る定番商品でフランスのミネラルウォーターというのはラベルを見れば分かる。すると右下に「軟水」の文字があった。軟水・・これもよく聞くが軟水と硬水って違いは何なんだと質問されたらうまく答えられないことに気がついた。確か水に含まれるミネラルの違いで日本の水は軟水でヨーロッパは硬水と聞いたことがある。

で、軟水硬水の定義を調べてみると、水の硬度というが水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、WHO(世界保健機関)が定める基準では硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水ということだ。カルシウムやマグネシウムの濃度が高い硬水は口当たりが重く苦みを感じ、反対に濃度が低い軟水はまろやかな口当たりとさっぱりとした風味が特徴で、日本の水道水や国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水ということだ。ボルヴィックは硬度60mg/Lだから軟水である。同じくフランスのミネラルウォーター、エビアンの硬度は304mg/Lでこれは硬水に入る。ミネラルが不足しがちな西洋料理にはこれが合うらしい。なるほど、このボルヴィックは何の違和感もなく飲めるが以前飲んだエビアンは今一味が好みでないと思ったのは軟水、硬水により違いだったのだ。

ボルヴィックはその名の通り、フランスにあるボルヴィック村で一切の加熱や消毒をしていない水でそうでないとヨーロッパではミネラルウォーターを名乗れないのだそうだ。エビアンも無処理でこちらはフレンチアルプスでろ過された水ということ。ボルヴィックは火山で出来た村で水の産地。非常にきれいな村だ。↓ピュイ・ド・ドーム火山でラベルにも使われている。その下はタズナ火口湖。あれ?「君の名は。」にも出てきそう。

2016年11月20日日曜日

「君の名は。」を見る(ついに)

朝、中央駅アミュプラザに行き、アニメ映画「君の名は。」をカールと見た。上映開始から約3ヶ月、何度か日記でもこの映画との因縁を語って来たところでようやく見ることになった。「君の名は。」はいまだ観客動員数週間ベスト1位で宮崎アニメ以外では異例のヒットとなっている。なんでそんなに受けているのかは全く知らず、ストーリーも女子高生と男子高生の心と体が入れ替わり・・という小説や映画、ドラマにはよくある設定ということくらいの予備知識しかなかった。

(眠い・・。椅子寝してしまった。後で・・。↓日記書きの最中寝ている私。カールと三男が共謀しいたずらしています。)

まず、この映画は若い男女の心の入れ替わりが面白い。冒頭から女の子がおっぱいを確認するシーンが出てきてアニメらしい健康的なエロチシズムも拝める。ただこれはこのテーマではおなじみでだから幾度となく似たような映画、ドラマが作られるのだろう。女性主人公の宮川三葉(みつは)の住む飛騨地方(という設定だが画面上は長野の諏訪湖がモデル)の自然が非常にきれいに描かれ何度も「きれいな画面だな」と思った。また、三葉と妹の四葉(よつは)が巫女として舞うシーンは特に印象的で非常に美しい。絵柄も短めのスカート、清潔そうな制服とロリコンのアニメファンならずとも画面がよく手間ひまかけて作られていることがよく分かる。その上質さに私は感嘆した。

後半、単なる軽いコメディタッチからややシリアス、ダイナミックな展開になりSF、ファンタジー要素も加わるが観客はピュアな恋愛ものとしても見ていける。そしてRADWIMPS(ラッドウィンプス)の音楽が効果的に使われている。ただ、私は最近の若者向けの音楽に疎いので彼らの音楽にはそこまで浸れない。でも映像と音楽がコラボして作品の質を高めているというのはよく分かった。

さらに映画を観た人は分かると思うが、後半の主人公や登場人物たちの動きは東日本大震災を経験したからこそリアルに感じられるということだ。「起承転結」の「転」の部分はそんなことがまさかと物語に入って行けない可能性すらあるがあの震災を我々は知っているゆえにスムーズに受け入れられる。

さてこの映画はリピーターが多いと聞く。それはよく分かる。このブログを書くにあたって、物語の時間軸を整理すると自分の勘違いに気付くこともあり、もう一度映画観て確かめたくなったりした。ストーリーを把握していても映像の美しさだけでも観ても損はないかと思う。宮崎駿作品とは違う所もいっぱいあり、ファミリー向けに作られるディズニー作品には決して出来ない奥の深さを秘め、それでいて面白く美しい作品に仕上げている、これは日本アニメ映画の実力を世界に知らしめる格好の作品だろう。

(今日、11/28の夜10時からNHKでこの映画の特集があるらしい。それも見てみようか)

2016年11月19日土曜日

鹿児島ドクターズボウリング大会

昨日話題にしたNHK版「獄門島」、やってくれたね。「きちがいじゃが仕方がない」をきちんとセリフとして言ってくれた。こうでなくちゃ。そもそも「気違い」という言葉は作品時代設定の昭和20年代はおろか今でも普通に使われている言葉で特にこの作品ではメイントリックよりも読者へのインパクトは強いくらいで、なのにそれを精神疾患の人への配慮から使わなかったり言い換えたりするのは面白さ半減、せめて「不適切な表現がありますが云々」のテロップですませればいいはずだ。今回はテロップもなくすっきりしたもの。「獄門島」のその言葉のせいでひどい目に遭ったという人がいるのかしらん。TV局は放送禁止用語にあまりにも敏感で臆病になりすぎている。

当直開けて外来を済ませ、夕方から三師会ボウリング、イキナリDr企画の鹿児島ドクターズボウリングとボウリングづくしがあり、いったん帰宅せず病院で仮眠してから国分スターレーンへ向かった。

三師会はマイボール禁止という方針もあり、スリウェル君始めMRたちも悪戦苦闘、私も130点台を出すなど案の定の結果で上位入賞は出来なかった。その中でSKB48チームKはヤマヒロDrヤナガキMRが頑張り5位に入った。私たちチームSは7位。イキナリDrのうんせん病院Aチームは準優勝で今年3月に姶良郡医師会で優勝したチームらしくハウスボールに強いところをみせた。

で、メインのドクターズボウリングだが、宮砂糖夫妻、泣かん薗Drの3者といっしょに投げるのは久々納杯以来約10年ぶりだった。これに串木野リーグではチームメイトの海広しDrも加わり、私の知っているボウリングをするDrがみんなそろったことになる。ゲームはダブルスを組んでの3ゲーム総得点(女子もハンディなし)で個人も表彰対象だ。泣かん薗Drは奥さんのカナコンさんと組んで参加だったが奥さんもボウリングを始めていたとは知らなかった。2ゲーム目なんか奥さんが212点を出し泣かん薗Drがたまたま130台だったのでみんなびっくりだった。(ただしトータルでは夫がかろうじて上まわった)

1ゲーム目は私はダブルスタートのいい出だしだったがスプリットに見舞われ勢いを削がれた。それに引き替え宮砂糖Dr、何と6連続ストライク!あわやパーフェクト?!と注目の集まる中7フレで惜しくも1ピン残るも8フレストライク、9フレにミスが出てそれでも235のハイスコアで一気に飛び出した。ミホコンさんもハンディなしで186だよ。はい、負けました、さすが県ダブルス選手権準優勝チームには敵いません。私はスプリットのあとまたダブルを出すも次1ピン残りをイージーミス、10フレもフォーム崩してミスの159と大差を付けられた。相棒の難ガターさんも158で全く勝負にならない・・と思ったがこの時点で意外にもチーム2位だった。3位は1ピン差でヤマヒロDr・スリウェルMRチーム。海広しDrは早いレンコンに戸惑い、相棒もハウスボールの森乱丸君で最下位スタートと苦しい。

2ゲーム目、私は5フレまでにストライク4つと調子良くなってきた。アブソリュート・ニルバーナはポケット行けばストライクはよく出るのだ。2レーン隣の宮砂糖Drはというとあれれ?6フレで4つのミスを出し71点と大失速しているじゃない。スプリットも出ているようで今日のレンコンはちょっとしたことでスコアが乱れやすく泣かん薗Drも同様だった。ここで一気に追いつめられればよかったのだがゲーム後半は1ミスにストライクが1つで206までしか伸ばせず、後半またストライクが出だし170と無難にまとめた宮砂糖Drに40ピン離され逆転はよほどのことがないと困難になった。

3ゲーム目、いきなりスプリット。出鼻をくじかれるとはこのことだ。このゲーム、ストライクを5回も出すなど調子良かったのにスプリットが3回も出て170に終わった。宮砂糖Drは1ゲーム目とは違いストライクはたったの1回、しかしそれ以外は全部スペアにまとめ187の計592点と堂々の優勝だった(チャンピオンベルトが渡された)。この3ゲーム目がさすができちんとスペアを拾えるところが実力だ。私はイージーミスを3、4回している。個人で535の2位、チームも2位だった。個人3位はミホコンさんが496でハンディが20ピンほど付けば2位浮上していた。次回もする計画がありその際にはハンディ付きになるだろうから優勝候補の一人だ。(左イキナリDr、右宮砂糖Dr)

今回、賞品はイキナリDrの実家が作っている新米で3位チームも泣かん薗夫妻、ブービーの海広しチームとヒノヒカリをもらえて感謝感激だった。イキナリチームは弟のイイナリDrが最後201を出すなど健闘し4位だったが何のも賞品なし、そこで海広しDrが持って来た焼酎村尾をイキナリDrにプレゼントすることになった。彼なくしては出来なかったボウリング大会でこれは良かった。ほか、ヤマヒロDrが同級生であるイキナリ、宮砂糖Drともボウリングをしていることが知れたし、私の長年の相棒である難ガターさんが次回の串木野トリオリーグに難ガターさんも参加する予定で海広しDrと面識を持てたのも良かった。

イキナリDrがマイボール持つDrを中心に大会を作っていこうという取り組みはなかなかいいぞ。次からは私も積極的に手伝おう、そう思えたいいボウリング大会だった。

2016年11月18日金曜日

当直の夜もNHKBS

うわっ、久々の金曜当直、しかも明日土曜も外来勤務だ。こまごました訴えの患者が5、6人来て未明に呼吸困難の患者はすわ入院かと思われたがネブライザーで症状軽快し本人の希望で帰宅となった。

合間合間は医局でソファ寝しつつ録りだめビデオを見ていた。この前も書いたように見るのはNHKBSが中心だ。特にドキュメンタリーの「アナザーストーリー」は見応えがある。今夜は「日活ロマンポルノ」の特集を見た。MCの女優沢尻エリカも「ポルノ?それもNHKが特集?」といぶかるように話したようになかなか他では見られない内容でしかも低俗な切り口ではなく当時の日活の置かれた立場、それに抵抗する常識的な映画人、受け入れる立場の純な映画人、監督や女優の肝の据わり方、そしてそこで育った監督らが後に活躍している事実など決して興味本位なものではなく、かといって行儀良すぎることもなく(当然、男女のからみのシーンも出てきた)感動的ですらあった。

で、横溝正史だ。今夜は「犬神家の一族」をテーマに推理作家やオタクらが語り合うという番組をやってくれていた。犯人もバレバレで当然話し合うのでマニア向けだ。明日はその角川映画版、そして「獄門島」を新たにドラマ化して放送してくれる。はたして「獄門島」ではちゃんとあの有名なセリフを言ってくれるのか。「気ちがいじゃ仕方がない」をである。推理小説としての評価では「獄門島」が横溝作品の第一位に上げられるのに映画、ドラマ化では「犬神家」と「八つ墓村」の二つに後塵を拝しているのはこのセリフに原因があると言っても過言ではない。このセリフを放送禁止用語だとして言い換えたりして使わなかったり「きがちがうが」なんてわずかに言い回しを変えたりする。これでは面白さ半減、本を読んだことのある人ならきっと分かってくれるはずだ。

さてさて、少しでもきちんと寝なくちゃと当直室に行き、シャワー後ベッドで今度はBS1を付けるとツアーファイナルで錦織対チリッチをやっていて、ちょうど第1セットを錦織が取るところだった。すでに錦織の準決勝進出が決まっているのでこのまま第2セットも勝つだろうと見ているとなんだか急に調子を落として相手にポイントをとられている。うん?第2セットは取られるのか。で、そのまま結果を確かめずに寝てしまった。結果、続けてセット取られて負けてしまうとは。いくらNHKBS好きでも最後まで見ることはできなかった。錦織のアホ!

2016年11月17日木曜日

スプリットメイク

昨日未明に緊急手術があったらしい。腹痛で救急来院となった50才代男性の腹部CTで腸管穿孔が疑われ、クニンダDrが外科を呼び手術したところ、大きなS状結腸癌があり腸管が閉塞拡張し破れていた。腫瘍は切除してもこの場合すぐに腸管吻合は出来ず一時的な人工肛門となったとか。きっと大腸癌検診は受けていなかったんだろう。まさか自分がと思わず50才を過ぎれば忍び寄る病気に対して早め早めの検診なり受診なりをすべきだ。

夜は国分スターレーンでボウリング練習だった。明後日三師会ボウリング大会と鹿児島ドクターズボウリング大会の二つがここであるからだ。国分スターレーンのレンコンはオイルが長くボールの曲がりが小さい。ここはニューボールのアブソリュート・ニルバーナの出番だ。アウトサイドから投げるとしっかり曲がってくれる。ただ曲がりが強すぎてスプリットになることもありやや神経質なボールだ。アベも180ー190程度だった。で、恒例のダブルスはスリウェルチームに2連敗。このところもう負けっ放し。おごりのジュース代も馬鹿にならんぜえ。

今一の練習の中で唯一見せ場だったのが↓のスプリットメイク。これはしっかり狙って取れたぜよ。

2016年11月16日水曜日

内視鏡室の噂

今日の内視鏡室である噂がまことしやかに流れていた。それは「今度の青雲会病院の正月休みは1月2日までで3日から仕事始めだ」とというもの。昨日その件を聞いた私は「おれは聞いていない。本当か」と看護師らに聞き返した。すると湖西種実Nsが「そう聞いた」といい「誰に」と聞くと「服緑Nsに」で服緑Nsに確かめると「外来のホントだ師長がそう言っていた」という。なにい、外来師長が言っていただとぉ。彼が知っていて副院長の私が知らないというのはおかしい。所属長会議でも正月休みが短くなるって話しはなかった。本当かどうか疑わしいぞ。

しかし、シホねえNsは昼の正月休みのくじ引きで一番クジを引き最初に当番日を決める権利を得て3日から仕事だからと2日を選択したという。ムッちゃんNsは「以前お盆休みが8月14、15日とあったのにそれもなくなったからそうなのかも」とほとんど信じていた。私はとにかく事実関係をしっかり確かめるべきだと言い残して他の仕事に向かった。

夕方、また内視鏡室に行くと、シホねえNsが「あーあ」と何やらぼやいている。正月休みの勤務を変更したいけど外来師長にダメと言われたとか。実は休みは例年どおり1月3日までで、だったら3日に仕事を入れたかったのにー、と。師長は「休みが2日までなんてオレは言っていない」と反論したそうだ。服緑Nsが聞き違っていたようで、だから私はおかしいと言っていたのに。もともとどこからこんな話しが出たのだろう。カレンダーを見ると来年1月は1日が日曜で2日が振り替え休日となって2日とも赤色になっている。これで休みが2日までと誰かが勘違いしたまたま不確かな確認でそれが内視鏡室では確定的になった。背景には以前のお盆休みの一件もあった。どうやらそんなところだ。

これって不確かな噂に踊らされ間違った行動に出てしまう集団心理に似ている。「誰々が言っていた」は自分でそれが本当かきちんと確かめてから大事な決断はしよう、ナ。

2016年11月15日火曜日

日本対サウジ

今夜ボウリングの練習をという案もあったがやめにした。サッカー日本代表の大事な一戦があるからで大迫がきっと出るとなればなおさらだ。この対サウジアラビア戦に負ければワールドカップ出場には黄信号がともる。そんなわけで試合開始からずっとTV前に陣取り観戦した。大迫はやはり1トップでの先発出場だった。この試合、まずは勝つ、その上で大迫が点を決めてくれれば言うことはない。

前半、日本が押し気味でいつもよりデフェンスがしっかりしている。危ない場面はほとんどなかった。大迫も点は決められなかったが動きはいい。攻めていた中で清武のシュートがPKエリア内で相手選手のハンドを誘う。うん?スローで見てみるとこれってハンドかい?どうやら審判の誤審かも。でもここは文句は言うまい。清武はものすごいプレッシャーの中PKを左隅に見事に決めた。相手キーパーは右と読んで反対方向に飛んでいた。これ、この前のオマーン戦で清武がPKを右側に決めていたからだろう。戦いはこの1試合だけじゃない。そこを逆手にとりしっかり決めた清武はすごい。今後PKは本田より彼に任されるんじゃないかな。

後半も代表はがんばりついに流れの中で原口が2点目を決める。ここにきてようやく勝ちが見えた。ただ終盤はサウジも気迫を出し1点を入れあわやの場面もあった。で、ロスタイムが長すぎっ!相手抗議の時間を計算に入れてもねぇ。こんな試合で同点なんてシャレにならない。ドーハの悲劇は一度でたくさんだ。やっとホイッスルが鳴りほっと一息。2−1で勝った。2−0だったならリーグ1位に浮上するところだったが欲は言うまい。とにかく勝てて良かった。大迫も十分な働きだった。インタビューでの「点を取りたかった」はまだまだこれで満足していないということで頼もしいゾ。

同日少し遅れてゲームのあったオーストラリア対タイでライバルのオーストラリアがまさかの同点で終わり日本は2位浮上した。この試合はW杯出場のターニングポイントとなることだろう。本田、香川、岡崎など全体会までの主役が脇に回り大迫、清武、原口など明らかに世代交代ししかも勝てる内容になった。後は私たちの望みは大迫が誰もが納得するFWとして定着することだ。カールがチッチの机の上から写真を取りだしてきた。ずっと飾られ、もう表面はしわしわになっている。Jリーグ鹿島入りが決まり練習に参加していた大迫が翌日の卒業式のために帰鹿した際の鹿児島空港でチッチと写っている写真だ。同じく鹿児島城西から熊本に入団したチームメイトの大迫希も隣にいる。偶然会ってもじもじするチッチにカールが勧めて写真に収めた。この頃は大迫はまだ知る人ぞ知るで写真を撮る際も周囲は「だれ?あの人」って感じだった。

感慨深く眺めているとギボヒサコがやって来て「まあ、かわいい」と日本代表の若き頃の写真は気にもとめず小学生の可愛いチッチを見つめていた。そして「この写真、写真屋さんにコピーしてもらおう」と大事そうに自室に戻っていったのだった。

2016年11月14日月曜日

母娘げんかは

沖縄からギボヒサコが久しぶりに帰って来た。と、思ったら早速カールと母娘の口げんかが始まっていた。きっかけはヒサコが「余計に」買ってきたパンだった。1年以上前から初期糖尿病を指摘され内服もしているヒサコに娘は食事摂取に当然目をひからせる。だが元来のんびり屋で自分に甘いところがある(と娘は指摘する)ヒサコは「胚芽米を使っているから太らないと思った」とか言い訳して好きなパンを多めに買ってきていた。「(私が)夕食も作っているのに」と娘は言う。そこで母は「夕食はいらないから」とか「パンはこてるさんも食べるかもと思って」など自分は悪くないというふうに話しを持っていく。これに娘はいらつく。いつもの光景だ。私はまあギボヒサコの味方をするわけにはいかないが(糖尿病に夕食時のパンはいいとはいえない)あまり関わらないようにしていた。まあ、そのうち収まるだろう。母娘げんかはネコも噛まぬってことわざにもあるし、ねえ、ゲンちゃん。

2016年11月13日日曜日

BSプレミアムが最高

(うー、日記書きで4、5行書いてダウン、そのまま明け方まで床寝で気がついたら午前7時半、あいちゃー朝食摂って出かけなきゃ〜)
朝から夕まで日曜当番医だった。当番なので患者はそこそこ来たがカワゼンDrと2人体制だったのでそこまで忙しさを感じなかった。救急の内視鏡検査が2件あって、うち一人の患者にはやる前から「あなた、きっと虚血性大腸炎ですよ」と宣言し実際その通りだった。虚血性大腸炎については慣れれば症状を聞いただけでおおよそ診断が付く。軽ければ入院しなくて済むこともあるが今回は炎症がひどく入院となった。もう一人は痔の出血で内視鏡処置をしておしまい。あとはTVを見る余裕もあったくらいだ。

TVといえば最近、NHKBSプレミアムを見たり録画する頻度が非常に多い。朝ドラ、大河ドラマは地上波より早めに放送されるので有り難いし、山がらみの番組、「アナザーストーリー」などのドキュメンタリー、「にっぽん縦断こころ旅 」「世界ネコ歩き」などのミニ番組、映画も横溝正史を再放送、しかも新しくドラマも作っってくれていてファンにはうれしい、更にアガサ・クリスティーのポアロものを再放送し「そして誰もいなくなった」は日本ものに翻案して放送予定とたまらない。プレミアムカフェでは過去の放送で評判が良かったものを再放送し教養番組として最高、、もう録画を消化するのに時間がいくらあっても足りないほどだ。音楽も自分の好みはやや片寄っているけれど昭和歌謡にビートルズ、結構放送がある。今月末はビートルズものを再放送するらしくこれもまた録画だ。いやはやNHKはBSプレミアムだけでも受信料払ってもいいくらいだぜぇ!

2016年11月12日土曜日

宮砂糖夫妻が県で準優勝

昨日でええのんか女史が青雲会病院最後の勤務だった。最近は非常勤で来ていたが関東に住む父が病気でどうも先行き短そうとのことで実家近くに戻るそうだ。形成外科で私も顔の小さなおできを取ってもらったりしたことがある。夕方外来た事務など30名以上集まり花束贈呈や写真を撮ったりし私は全員集合の写真を撮った。アラフォーで独身、しばらく仕事はしないそうだがすぐに働き口は見つかるはず。医師は独身女性にとってはじつに息長く生活しやすい職業なのだ。そのため最近女子医学生が多い。我々のころは1、2割だったのが4割から5割近くまで増えているらしい。ならば女医さんが働きやすい病院環境にしていくのは必須だわ。

昨夜の串木野は対戦相手がリーグでも最強クラスのチームらで半分も勝てなかった。アブソリュート・ニルバーナもよく曲がりアベ190近く出してまずまずの結果だった。ただ本当に曲がりが強くてマスターマインド・アインシュタインより神経を使うボールではある。タイプはメインボールよりいざという時のボールに思える。ならばアインシュタインに代わるメインをまた買うか?アインシュタインもボール表面のキズなどありおニューがいいかなぁ。もちろんアインシュタインはパーフェクト達成ボールだから捨てずに飾っとくがね。

帰りがけ、ボウリング場のスコア表掲示板を眺めているいると、9月に行われた鹿児島ダブルス選手権大会の結果が出ていた。なんと、宮砂糖夫妻が2位に入る大健闘を見せていた。優勝したチームなど国体選手だしその中での準優勝だからたいしたもの。しかも宮砂糖Drは9ゲーム投げて1993アベ221というとんでもないハイスコアを出していた。個人でも2位でこれはすごい。私は鹿児島県の大会には出たことはないが彼は昔からちょくちょく出ていた。泣かん薗Drも対外試合には出ていたようだし、かつての鹿大医学部ボウリング同好会のコーチ陣では私が一番内向きなんだ。

そうそう、来週土曜日、国分スターレーンでイキナリDrの肝いりで第1回鹿児島Doctors Bowring大会(仮称)が開かれ、彼らの他海広しDrも参加し3ゲームのダブルス戦をすることになっている。それには病院職員、MRも参加OKで宮砂糖Drの奥さんのミホコンさんも参加だって。げ、優勝は彼らでほぼ決まりじゃん。そうかミホコンさんには1ゲーム20ピンのハンディがあった。今度のはそれをナシにしてもらおう。それでも勝つのはまず無理だろうがどうにか勝負に持ち込めるかな。そのためにも来週は平日に国分スターレーンで一度練習しておこう。最近は麻雀よりもボウリングの方に熱が入っているようだ。

2016年11月11日金曜日

大迫ハンパないって

病院から高速に乗って串木野を目指した。月2回金曜恒例の串木野トリオリーグ参加のためだ。しかし私の関心はサッカー日本代表の親善試合対オマーン戦にあった。なんといっても大迫勇也が久しぶりに代表復帰し先発FWで参戦するからだ。プリウスのTVをサッカー中継に合わせ実況中継を聞きつつ運転をした。

私ら家族はあの全国高校サッカー選手権での大活躍以来大迫選手の大ファンでいつも応援してきた。ロンドンオリンピックに選ばれなかった時は何で?と思ったしワールドカップでは選ばれたもののさほど活躍できずに終わり、その後ケルン移籍後もまあまあの活躍でしかなく、いつしか代表にも選ばれずに過ごしているのが不憫だった。しかし大迫ならきっと活躍する時がくると思っていた。ゴール前での瞬間的な反応、キープ力、後ろ向いてのトラップ(笑)など同世代の中で抜きん出ていた才能の持ち主がこのまま埋もれるはずがないって。このところケルンでレギュラー定着し大活躍したことで不振の日本代表に復帰した。だが今日の試合で結果を出さないとまた呼ばれなくなるかもしれない。絶対に活躍してくれよ!

前半、大迫の名前がよく出てくる。ボールに絡んでいるのは調子いい証拠だ。え?!大迫、得点決めたのにオフサイドだって?ホントかよ。しかしこれならまたチャンス来るぞ。そうするうちに、とうとう決めよったぜ。ヘディングで先制点だ。よしよし。運転しながら私はガッツポーズをした。そして前半終わりにゴール前でデフェンダーをうまくかわし2点目をゲット!よぉーし!すごいぞ大迫。次に車中一人で私は叫んでいた。もうこのセリフしかない。

「大迫っ、ハンパないぞォ!!」

高校サッカー選手権で大迫擁する鹿児島城西に負けた滝川第二のキャップ中西隆裕が試合後の控え室で泣きながらインタビューに答えた際に言ったセリフで、グッドルーザーの名言としてその後何度も映像が使われた。
プロに入った大迫が活躍すると「大迫ハンパない」がボードに掲げられるようになり、今夜もちゃーんとあった。よしっ、これで日本代表のFWは今後大迫だ。サッカー人の全盛期は短い。少なくともロシアワールドカップまでは活躍してほしい。そして何度も「大迫ハンパないって」をネット、TV、新聞、雑誌などで目にしたいぜっ!
               (↓語源の由来映像)

(この後鹿児島城西は決勝で大迫は1得点し10得点の大会記録を達成するが2−3で広島皆実に敗れる。そして2年後、グッドルーザーの滝川第二は初優勝をするのである)

2016年11月10日木曜日

台風コロッケ

昨日はT-MAXでボウリング練習だったが、最後のダブルス戦はアンドキサMRと組んでスリウェル、ヤナガキMR組と対戦し、2回とも最後アンドキサMRの投球結果次第で勝負が決まる場面になった。その結果、2回とも失投してくれ、1ピン差で負ける羽目になった。あ〜あ、ボールを握って投げているといざという場面で力が入りコントロールミスするんだよ。近頃ジュース代を払い続けてばっかし!

今夜NHKの番組で「台風コロッケ」なる言葉が紹介されていた。なんだ?初めて聞く言葉だぞ。それは「台風が来ればコロッケを食べるものでしょ」っていう習慣を指すらしい。由来は15年ほど前の2チャンネルで「上陸秒読み実況スレッド」というスレッドにおいて「こちら横浜」さんという人に「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました」と書き込まれたことに賛同する人たちがどんどん現れ、これを機に「台風といえばコロッケ」が定着したらしい。定着ってオレは知らなかったゾ。それが昨年、今年と確実に定着してきているのだとNHKで証拠上げて解説していた。最近はお店でも「台風といえばコロッケ!1個52円」などと宣伝することもあるとか。韓国では「雨の日にはチヂミ」が似たような定着をしているらしい。

「冬至にはゆず」「クリスマスにはケーキ」「バレンタインにはチョコ」など誰もが知る定番の品に比べ、ひょんなことからしかもネット由来でというのが面白い。ネタを書いた「こちら横浜」さんもまさかこんなエピソードが受けて定着までするとは夢にも思わなかったハズ。ピコ太郎の「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」なんてネットでなければ流行どころかだれも知らない芸に終わっていた。自分にとってもいまやTVよりもネットが大事、二者択一なら当然ネットを取る。21世紀になって何が変わったってネットの威力、普及ぶりが一番だ。わずか15、6年で情報の伝わり方が変わったんだもん。「台風コロッケ」もその一端の例であった。

2016年11月9日水曜日

なんとトランプが

午後は早帰りで帰宅中、車中TVを聴いているとアメリカ大統領戦の結果が出つつあった。接戦だが何とトランプがリードしている。残りの州の得票パーセントをみてもぎりぎりトランプがリードしている。これはクリントンに勝ち目はないわ。帰宅してからTVを付けるとおおかた決着がつきやはりトランプが勝利とのことだった。いやー、これは意外。直前にトランプが盛り返してきたとは聞いていたが、米マスコミの出した支持率を見ると逆転勝利するには相当厳しいのではないかと思われた。それにあの破天荒な発言を聞けば良識あるアメリカ国民は彼を選ばないだろうと何となくではあるが思っていた。

しかし、世論調査でも本音を言わない国民、いわゆる隠れトランプ支持者がいたようで、「トランプが大統領になる」と断言していたジャナーリスト木村太郎はえらかった。その理由を以下に語っていた。

「僕が初めてトランプが大統領になると直感したのは昨年12月。当時の報道を見て、彼の暴言の数々は、米国人が言いたくても声に出せないことだと感じたからです。移民や経済格差の問題にしても多くの米国人が心の中で思っていた。それを率直に表現したからこそ有権者に響いたんですよ。先月取材のため、米国に行ったのですが、トランプ勝利を確信するとともに大差もあるんじゃないかと思いました。有権者に「どちらに票を入れるのか」と聞くと、最初は言葉を濁す。投票に行かないという人もいた。でも、よくよく聞くとトランプ。「なぜ隠すのか」と聞くと「マスコミが想定するトランプ支持者は低所得の白人で人種差別主義者で女性蔑視の人たち。隠さない方がおかしい」と言う。だから調査会社の質問にも多くの人が態度を明らかにしませんでした。「隠れトランプ支持」の数は想像以上だ、と思いましたね」だと。
アメリカ国民も切り札(=トランプ)は最後に出してきたか・・。

ただ、これだと今後、一般マスコミの情報もあんまし信用できなくなる。もっとも大統領戦など住民直接選挙がそうで、イギリスのEU離脱や鹿児島県知事選など不支持票が相手の得票になりやすくちょっとしたことで結果が逆転しやすい。正統派が負けているという点も似ている。ダイナミックで面白いが結果が期待外れなら次は正反対の結果にもなることも多い。民主党が政権握っても数年後には惨憺たる有り様になったように、そしてお隣の国も過半数が指示したはずの女性大統領がいまや支持率5%になったように。本来、政党や人間の価値がそこまで低下するはずはない。直接選挙(小選挙区制も似ている)の怖さはしっかり理解しておかねばと思った次第だ。

2016年11月8日火曜日

膿を出せ

スリウェル君がおニューのボールが欲しいと探していた。銘柄は私からもらったマスターマインドがえらく気に入り次もこのシリーズ製品をとのことだ。ただ最新のマスターマインド・ストラテジーはデザインが気に入らず、半年以上前に出たマスターマインド・アーテルがいいと探すも、ほとんどプロショップで売り切れか14ポンド以下しかなく困っていた。そんな折り、学会でのカプセルホテルでヒマにボウリングショップを覗いていた私がそれを見つけた。秋田の能代ボウルに1個だけ在庫があるよとメールで教えたのが先週の金曜日で、彼は早速注文した。すると何と日曜には届き夕方には国分スターレーンでドリルまで仕上がった。早い。1ヶ月もかかった私のイエパニに比べこの素早さはどうよ。

今夜は当直でスリウェルMRがやってきてボウリングボールの話しで1時間近くも盛り上がった。マスターマインド・アーテルはコアは初代マスターマインドと同じで表面カバーが私のマスターマインド・アインシュタインと同じ系統でよく曲がるタイプだ。色合いが渋く強そうな印象のボールである。確かに格好いい。で、明日T-MAXで初投げをするので一緒に練習をとのことだ。よしよし、付き合ってあげよう。ニューボールはいつでも試してみたいものなんだ。

さて、このところ毎日気になっている左中指のひょう疽は膿がたまるほどに悪化し夕方信号Drに排膿してもらうことになった。指の根元に浸潤麻酔もしてもらい小切開排膿の様子が↓である。(閲覧注意!)

ううむ、これくらい膿(うみ)が出てくれれば治ってくれるはず。ふう。このあと小さなドレーンを挿入し1針縫合固定してもらった。すぐにふさがるとまた膿がたまってしまう恐れがある、それの予防だ。その固定糸がやけに太い。実は「3.0(の太さ)で」と言われたのに慌てたのか付き添いの光鳥Nsが1.0の一番太い糸を差し出し、信号Drが「最近の絹糸の3.0は太きなったんだね」と言いつつ縫合してくれたものであった。ま、多少の間違いがあっても問題にならないということだろう。ガーゼの上に防水カバーもしてくれシャワーも浴びることができた。患者もほとんど来ることなく平穏な当直の夜であった。

2016年11月7日月曜日

オレってアヒル顔

学会、休日明けで週初めというのに疲れがすでにピークに達していた。左中指も切開したところはすでにふさがり発赤、腫れはさらに増大、痛みもずきずきしていた。
外科の信号Drに見せると確かに切開したいがもう少し待ってからのほうが効果があるし悪化すれば(切開)しましょうとのこと。1日指先が気になっての行動だった。

お土産はいくつかあった中でアヒルの顔が包装にあったクッキーが評判良かったようだ。中味じゃなくてそのアヒルが可愛いって。
写真に撮るとシホねえNsが「先生、それを前にかざして」と言うのでそうすると、あれま、私の顔がアヒルになっている。「センセ、可愛いです、似てますよ」だってヨ。オレってアヒル顔?!

2016年11月6日日曜日

ひょう疽は痛い

左中指は瘭疽(ひょうそ)となって赤く腫れじんじんとする。何かの拍子に指をぶつければ「あいたーっ!」との叫び声が。そんな中、出水のスチョルDrのクリニックに仕事で出かけた。指のことを医院スタッフに話すと仕事の合間に小切開しましょうかと言ってくれ「ぜひ」とお願いした。昨夜自宅で滅菌した針でつつくも1mmでも指先をつつくと痛くでたまらない。ここはきちんとメスで膿みを出してもらうに限る。

麻酔をしてもらうかなしにするか迷ったが数mmの切開にしてもらうつもりだったので「なし」にした。これくらいは一介の男子たるもの我慢せねばー。しかし下の画像を見よ。

指先ってのはとっても敏感でちょっとの針先や鋭利なものが当たればすっごく痛いんである。ここでいっぱい膿が出てくれればよかったのだ少しの血液と漿液が出ただけだった。それでも少し痛みは和らいだ。このまま縮小、消退してくれればいいのだがー。

2016年11月5日土曜日

帰りも新幹線

合同学会でも外科や肝臓など専門外分野のほとんどはパス、しかし今日はひょんなことから緩和ケアのセッションを聴くことになった。別の目的で行ったところが入れず近くの緩和ケアの部屋に入った。こんなハプニングがあってもいいか。発表者はドクターだけでなくマスコミ関係者もいて癌末期の患者にどのように接したらいいのか、昔からの命題「(予後が良くないことを)告知をすべきか、あるいはいかにすべきか」などそれぞれの専門家が話していた。「真実を伝える」ことが最重要と語る大御所もいれば「まずは患者とDrと良い関係をつくるべき」ことが最優先と語る専門家もいた。みな真摯な姿勢であった。

帰りは病院の各部署へのお土産をいつも買う。新神戸の土産店はチョコやクッキー系が多く同じ土産物でも新大阪とは傾向がはっきり違う。あっちは下町大衆的でこっちは山の手風だ。どれも美味しそうで迷うこと2、3周しあれこれ買った。自分のリュックよりこっちの方が多いくらい。でもこれで一息ついた。あとは新幹線でキムタックの続きをずっと見ていた。ほんと4時間弱があっという間で28話まで見た。学会期間に10話もクリアしたことになる。いよいよ終わりが近づいてきた。見終わるのは帰宅してからだろうが5年以上かけてようやくだ。いつでも見られると思うものはなかなか見ない。完遂できた(できるはず)のはまさに学会と新幹線のおかげだった。

中央駅に着いたのは23時過ぎ。すぐに帰宅した。あっという間やね。
帰るころに気になっていたのが左中指の指先で、少し腫れてきてひょう疽になりかかっている。
ちくっと鋭利なもので刺して膿汁が出ればすぐに治るのだが・・。夜も遅く触らなければ痛みは我慢できるのでそのままにしておいた。そしてしばらくはこの爪の周囲の炎症に悩まされることになるのであった。

2016年11月4日金曜日

イン カプセルホテル

学会も大会場でのシンポジウムやパネルディスカッションで最新かつ重要なテーマを学ぶのもいいが一般の演者のポスターセッションも面白い。ただこのところ、デジタルポスターと称し大モニターでのミニ発表になっているのは少々不満だ。紙ポスターの方が自分の興味あるテーマをあらかじめさくさく見ることもできるのにデジタルポスターだとその時間その場にいないと全く内容を知ることができない。あらかじめ下調べして会場をあちこち動く必要があるし、あれも聞きたかった見たかったのにこれだけだった、と少しもの足らなくもある。

今回ちょうど2つのセッションの間に立って最初右、次左と見ていたら一番見たかった大腸憩室出血を留置スネアで治療するという講演の出だし15秒くらい見損ねた。そこで動画の解説があったのにー。予定時間より2、3分早く始まるかねぇ。ぷんぷん。

昼休みは何と中庭でジャズバンドの生演奏もあった。巨大学会ならではだがこれは初めての試みだろう。その回りは縁日の出店が並ぶという趣向で学会参加者はタダで飲み食いできるサービスも付いていた。ただし、昼を食べた後だったので小さなアイス1個とお茶だけしか頼まなかった。

さてさて学会ネタはこれくらいにして今回の出張でのメインイベントは生まれて初めてカプセルホテルに泊まったことだ。昨今の外人旅行者大幅増加のせいか、3ヶ月も前に宿探しをしたのになかなか手頃なホテルが見つからず(空いているといっても1時間以上も離れた有馬温泉しかも2万以上もする旅館には泊まる気はしない)、三宮駅に近くて温泉もついている神戸クアハウスというカプセルホテルにしたのだった。2泊食事なしで7700円と値段は圧倒的に安い。無線LANはついていたのもOKした要因。それと一度カプセルホテルなるものに泊まってみたいという怖いもの見たさもあった。

神戸クアハウスは温泉だけの客も多く確かにお風呂だけは上等なホテルより良かったかも。私の泊まったカプセルはデラックスタイプで半畳ほどのスペースがあり椅子と極小のテーブルになる場所もありこれはインターネットするのに助かった。

カプセルの中は寝るにはまったく不自由はない。ミニTVを寝ながら見られるし寝ようと思えば枕元のスイッチ一つでOKだ。値段も安いし確かにこの選択もありだ。でも、トイレや歯ブラシなどいちいち階段近くの共有トイレ、洗面に行かねばならないのが面倒だし、電話など大きな声ではとてもしゃべれない。隣の声が何を言っているのか分からないがちゃんと聞こえるのでえらく気を使う。そして夜12時頃だったかな、ほろ酔い加減の数人のグループがやって来てがやがやしゃべり、ちと怖かった。ちいさく錠が掛かるようになってはいるが・・この時だけはああカプセルなんか選ばなければーと思ったよ。ホテルには安全安心感にお金が掛かっているんだと実感した。

小さなカプセルという空間の中でぐっすり寝込めると思っていたが朝は意外に早く覚醒した。これは周囲のガタゴトの音、わいわいの声が響くからかも。空間を効率よく使い、コストパフォーマンスは抜群だがたまの旅行を楽しみたいならやはり普通のホテルがいいと思った次第だ。

2016年11月3日木曜日

新幹線で学会へ

毎年参加しているDDW(消化器関連学会)に出かけた。今年は神戸。もっとも開催される都市で過去24回のうち9回も開かれている。以前は飛行機で伊丹や神戸空港を利用していたが、気安さ、アクセスの短さから4年前からは直通になった新幹線を利用している。新神戸に着くまでに4時間弱あるので時間つぶしにMacBookProで韓ドラを見るのがこのところの定番だ。さてさて以前も見ていたのが「製パン王キム・タック(全30話)」だ。このドラマ、見始めたのが2011年からで10話くらいまで一気に見たもののその後見なくなり、2012年の神戸学会時に新幹線乗車中に見てネットが出来ない車中時間つぶしにぴったりと思ったものだ。家に帰ればいつでも見られるのにそうなると見ない。また2年が過ぎ、2014年の神戸学会時の帰りの新幹線で久しぶりに見て、その後見ずに過ごし、また今度神戸の学会ということで・・↓「製パン王キム・タック」だ。

このドラマ、韓ドラブームが落ち着いた2010年の作品なので日本ではあまり知っている人はいないがすごい視聴率のドラマなのだ。時代劇を除く現代ドラマで2000年以降最高視聴率50%以上をたたき出した。序盤の親世代のどろどろと子世代のパンにまつわる競争、妨害などテンポがよく毎回次回が気になる終わり方など人気が出たのもよく分かる。で、2年前はどこまで見たのかな。あれ?これは以前見たことがあると気付いては早送りして中断箇所へと急いだ。てっきり20話以降かと思っていたが18話あたりまでしか見ていなかったようだ。車内ではワイヤレスイヤホンが使いやすい。乗客もそれほど多くなく快適だった。昼は駅弁。長崎の焼麦(しゃおまい)弁当ってのを食べた。味は・・忘れた。あんまし駅弁には関心がない私であった。


昼過ぎにはあっという間に姫路に着き、ここばかりは韓ドラ休み、車窓から純白に塗り替えられた姫路城をカメラに収めた。結構遠くで動く中での撮影にしては全景が撮れていてまあ良かった。
神戸が近づいているというのにまだ韓ドラを見て直前のトンネルに入ったところでようやくリュックにしまい新神戸駅に降りた。ちょうど学会会場のポートピアホテルまでシャトルバスがいて助かった。まずは参加登録受け付けして製品紹介ブースに向かった。時間的にシンポジウムなどは中途半端だ。内視鏡止血器具など中心に眺めパンフレットもらい、夕食代わりのサテライトシンポジウムを聴きに向かった。胃食道逆流症のお話しだったがご飯の後ゆえかどっと疲れがでてこっくりこっくり。終わってバスは混んでいたのでポートライナーへ。これは何度も乗っているので勝手知ったり。三宮まで行き予約している宿でてくてく向かったのだった。(明日へ続く)

2016年11月2日水曜日

昼はお弁当

11月に入ってから病院では昼の職員食を出さなくなった。出さないというより出せなくなった。厨房で働く職員がぎりぎりでこのままだと患者食提供にまで影響が出そうだったからである。食事を作る仕事は朝が早い。当然近傍に住む人でないと務まらない。このところ姶良は人手不足のようだ。イオンモールが出来て働き口がいろいろ選べ、就職するのに病院の厨房はそう魅力的ではないのかもしれない。

では今後どうするかで昼食希望職員は月1万円を支払っていてだいたい日に500円は出していた。院内売店では弁当を増やすとのことだが毎回毎回回に行くのはちと面倒だ。それでセブンイレブンの配達弁当を支払いも銀恋振り込みかクレジットでということになった。日替わりで510円の弁当を医局に届けてくれる。他のDrも多くはこれを利用するという。昨日はそのまま食べて冷たいご飯だったがよく見ればレンジ利用可だったので今日は2分温めてから食べることにした。ぱくぱく。うーん、まずくはないが特に感動もない。まさに必要な栄養分を摂っている感じ。合い言葉Drは「これじゃぁなあ」と今一な様子だ。

信号Drは「私は作ってもらってます」と奥さんの手作り弁当だった。ふーむ。かつて弁当は冷たくなっているのが当たり前だったので暖かいのが好きな私は弁当嫌いだった。ここには温めるレンジもあるし弁当持参もあるかもしれない。カールは来月から作ってもいいよという。手を煩わせるのもどうかだが、ただいま思案中である。

2016年11月1日火曜日

面前大三元

サブアラドDrから電話があった。「いやー、天鳳で人生初の上がりをした」と。そんな大ベテランが初めての上がり役などそうそうあるものではない。役満なら確か緑一色は上がっていないと聞いていたが・・まさかまず出ることはない天和や四槓子ではあるまい。「それが、面前大三元なんだ」ほう、1回もポンチーせずに大三元を聴牌し上がったと。早速、天鳳の役満サイトで確認した。
http://tenhou.net/0/?log=2016103122gm-0029-0000-b9556456&tw=1&ts=4
サブアラドDrは2番手で配牌には三元牌は4枚しかなくとても面前の大三元が出来そうにはない。そのうち2枚来て白発中2枚ずつそろった。いわゆるネタがそろった状態だ。しかし9巡目、対面がドラの4ピンを切ってリーチしてきた。上がりには厳しい状況だ。ところがこの4ピンをトップ目の下家がポン!無理なトイトイに走った。後からみればこの動きがサブアラドDrに多いにラッキーした。ここからさくさく三元牌が入りあっという間に高め大三元を聴牌しすぐにトップ目の下家が当たり牌の発を出してくれたのだ。この下家の動きがトップ目としては無理筋でまずかった。結局その報いが来た。サブアラドDrは展開に恵まれたということだろう。こうした大物手が出来る時はえてしてそういうものだ。

とまあ、4年ほど前、実戦でトップ目ながら無理な喰いタンに走り、アンベMRの面前大三元に放銃した私がいうのだから間違いないって。