2024年3月31日日曜日

草野心平の詩を覚える

今日の日曜は朝から夕方まで病院日直だった。これも第5週のせいってか。仕事は救急が2件にあと外来が2件程度と割にヒマな日直だった。大谷のドジャース対カージナルス戦もちょこちょこと見られたしー。延長に入って1点差のドジャースは2アウト満塁で大谷に回ってきた。いい場面だ。ここで同点もしくは逆転打ならさすが!ってなるところだったが凡フライでアウト、試合終了となった。うーん、そこそこヒットは出るがなんか去年までの大谷の打球じゃないんだな。NHKBSのワースポによると今年の彼のスイングスピードは去年よりも増しているんだそうだ。つまり当たれば相当飛ぶ・・はずだが、スイングの角度が去年よりかなり低く打球が上に上がらないとか。自分の感覚と体の動きとがまだしっくり来ていないのだろう。それでもまずまずの活躍だし、チームは今日は負けたが点を後半に取ってくれることが多くかなりしぶとい。エンゼルスとは違う。去年以上にメジャーリーグから目が離せないな。

さて、医局から移動した部屋には壁に詩句の額縁があってちらっと見たがなんて書いてあるのかよく分からなかった。

「雨に濡れて」「石」「億・・」「蔵して」などは読めるが・・。じっと見ていても全部は読めないし意味も分からないでしばらく他のことをしていた。しかし額縁の最後に「草野心平」とあって「あ・・」と思った。有名な詩人草野心平の詩だったのだ。草野心平と言えば個人的には中学1年時の参考書に載っていた「富士山」という詩が強く印象に残っている。4月から中学生だと春休みに五教科の参考書を買い、国語の参考書の最初にあたりにその詩があった。(草野には富士山のタイトルの詩はたくさんあってその中の一つ)

地球とともに。
夜をくぐり。
ああ。
最初の日本。
薔薇の山巓(さんてん)。

たったこれだけ。最後の山巓だけは聞いたことのない言葉だ。これは山頂部の最も高いところを指し、つまりは薄暗い夜が明け日本で一番高いところに赤い朝日が差し薔薇のような富士山山頂だ、ということだ。すごいイメージが湧く詩で初めて知ってから50年以上しっかり覚えている。

額縁にあったのは調べると「石」という詩だった。

雨に濡れて。
独り。
石がいる。
億年を蔵して。
にぶいひかりの。
もやのなかに。


なかなか味わい深い。草野心平は一見たかが石ころの中に地球の歴史を感じている。先の富士山の詩よりこれは有名な詩のようだ。私は詩人にはたぶんなれないが鑑賞することは出来る。この額縁は明日には外されるが、せっかくの記念だ。中学1年の時同様しっかり覚えておこう。

2024年3月30日土曜日

石原荘でフグ懐石

今月は土曜が5回ある関係で今週も午前は勤務だった。午後は仕事はなかったが、個人的に医局の机から所持品などを整理し別部屋へ引っ越しをしなくてはならず、都合2時間ほどかかり最後はへろへろになった。それで、帰宅したら居間のMOGUソファにどーんと倒れ込むように寝てしまった。

で、17時ごろカールに「そろそろバスの時間よ」と起こされハッとなった。そう、今晩は天文館の石原荘でフグ懐石料理を食べに行く予定があったのだ。カールは着物に着替え準備万端だった。家にはギボヒサコ、その母のミネキヨさんの残した着物が多数あり、「これらを着られないのはもったいない」とカールは少し前から着付け教室に通っているのだ。今日はミネキヨさんが使っていたという大島紬だ。ほう、何十年も前の物とは思えないくらい綺麗でよれてもいない。久しぶりに私もお酒を飲むので行きはバス、帰りはタクシーにした。バスはカードをタッチするだけでOKだったが、私は持っておらずカールがカードで二人分支払った。コロナ前はまだ小さな紙チケットが出てきて現金払いもあったのに、もし私一人だったらバスにも乗れないわ〜。

石原荘も以前は中央駅付近にあったが照国神社近くに移転したらしく、場所をすぐには見つけられなかった。ようやく見つけ、入ると予約はすでにしていたので2階の個室桂の間に通された。おとおしに梅酒が既にあったが生ビールを注文した。この後、フグ刺し、土瓶蒸し、フグの白子、から揚げ、てっちり、ほかにもまだあり結構お腹いっぱいになった。
「思えば、フグ懐石なんて私は30年ぶりくらいだわ」とカールは言う。ほう。私は学会の夜の食事で食べた記憶がある。それでも20年以上も前だ。自腹で滅多にフグづくしなんて料理は食べないなぁ。「たまには良い料理も食べないとね」とお互いに語り合った。

支払いに入る前にカールは用足しに行き、私は階段の途中で待っていた。1階のレジ付近に店の支配人らしき人がいるのが見えた。上からだったので少しハゲ上がった頭が見えた時、「あっ」と私は思った。「中学、高校同級生のナウイ君じゃないか」そうだ、彼は石原荘に勤めていたんだ。中央駅に店があったころは中学の同窓会でも利用したことがあったのに、なんだかすっかり忘れていたヨ。カールが来ていっしょにレジに向かい、支払おうとすると、今度は向こうが「あ、テルだー」と気がついた。私のことをテルと呼ぶのは小学か中学の同級生に限られる。いやはや最近は同窓会もないし会うのは10年ぶりくらいじゃないか。5年前の高校同窓会には来ていなかったようだが、聞けば一時大病をしていたとのこと。そうか、お互い病気には気を付けなくちゃな。
ナウイ君、石原荘、また利用するからねー。(後で卒業アルバムで確認すると、中学はナウイ君は私の麻雀仲間の見せたまえDrと上下の位置に写っていた。高校は作曲家吉俣良や矢野謙堂住職らと写っていた。どちらも髪はふさふさ。時の流れを感じたネ(笑))

2024年3月29日金曜日

大谷、本拠地デビュー!

最近は夜22時ごろからほとんどダウンして床寝か椅子寝をしている。昨夜もそうで未明に起きて「こてる日記」書いてYouTube見て天鳳をやったりする。で、そろそろ布団でちょいと寝をしようとなるのだが、今朝は違った。なんといっても今年のメジャーリーグが実質今日から始まるからだ。午前5時から大谷のドジャースは本拠地初戦が始まろうとしていた。去年9月、大谷が怪我で試合を離脱してからずっとこの日を待ち望んでいた。TV付けるとセレモニーをやっている。すぐに試合開始だ。眠いけど寝ていられやしないよー。↓颯爽と登場の大谷翔平。

第1打席は少し泳ぎながらもツーベースヒット!いや3塁も狙うかぁ?あれれ、先頭のムーキー・ベッツは3塁にいるよ。あかん、大谷アウトや。
まあこれは御愛敬だろう。実際、後を打つフリーマンがヒットで1点は確実に取った。このあたりがエンゼルスとは違うところだ。画面では知らなかったが大谷の真美子夫人も特別席から声援を送っていたそうだ。
抱っこされたデコピンもいて可愛いネ!

この後もヒットを打ち、上々の本拠地デビュー戦だったといえるだろう。ちなみにあのエンゼルスはオリールズ相手に3ー11と大敗していた。大谷がまだエンゼルスだったら活躍してもいつもの「なおエ」だったろう。そして私はちょいとイラつくというパターン。エンゼルスには悪いが、大谷が移籍してこれから半年以上メジャーリーグファンは楽しみが続きうれしいわい。とにかく大谷は日本のいや球界の宝、怪我なくシーズンを乗り切り我々ファンを楽しませて欲しい。

2024年3月28日木曜日

単なるビートルズファンではなくオタクなワケ

その50代半ばの男性は、昨日会った時、着ていたシャツにビートルズのアビーロードのジャケットの写真がプリントされていた。「お、アビーロードですね」と私は指摘したが、それ以上の会話はしなかった。ビートルズのファンなんだぐらいは思ったけれど、これまでもその手のシャツを着ている人はいたし、なかにはビートルズのことをよく知らない人で着ている人もいるからな。チェ・ゲバラの顔写真のシャツを着ている人もたまに見かけるが、彼のことをどこまで知っているのか怪しいのといっしょかも・・。

だが、今日は「あなたビートルズオタク?」と指摘せざるを得なかった。キャバーンクラブ(THE CAVERN CLUB)とロゴが入ったシャツを着ていたからだ。キャバーンクラブとはビートルズがデビュー前によく演奏していたリバプールのナイトクラブだ。
デビュー前後のビートルズメンバーの写真もプリントされているし、ともかくも2日続けてビートルズシャツを着ているとなるとよっぽどのファン、いやオタクだろう。

逆に「おたくもビートルズに詳しいの」と聞き返された。「ええ、私は中学3年くらいからビートルズにハマってアルバム全部持っているのは当然で、特にビートルズ関連の本をたくん持っていて50冊、いや100冊はあるかも」と答えた。すると「私も中2の時に聴きはじめてですねー」と語りだし、なんとどっぷりハマって、今ではビートルズのカフェを湧水町でやっているのだという。ゲゲッ、それはハンパない。そして「イマジンカフェと言いましてミミおばさんの家をモチーフに作っているんです」と言う。ミミおばさんとはジョン・レノンの伯母で実質育ての親だ。ビートルズ本を読みあさっている私には常識だがライトなファン層には知らない人もいるかもしれない。「ほう、じゃイギリスにも行ったことは当然あるんでしょ」「ええもちろん」「ですよねー」

カフェはたまに不定期で休むことがあるから事前に確認の電話をした方がいいらしい。店内にはキャバーンクラブを模したステージもあるという。私は楽器はからきしだがビートルズからギターなど演奏の方に走る人もいる。その人も以前はバンドを組んでいて実際にキャバーンクラブで演奏したこともあるとか!(店の紹介記事にそう書かれていた)。帰宅してカールに話すと「行ってみたいネ」と。ふむ、お互いに名前を交換し合ったから今度時間を作って行ってみよう。→https://www.tjkagoshima.com/townnews/25503/

2024年3月27日水曜日

「芸能人格付けチェック」でまたヤバめの問題が

朝日放送の人気番組「芸能人格付けチェックBASIC春」を録画で見た。正月の最高級品を見分けるのと違い、明らかに差があるであろう2つのものを当てるだけの簡単な問題(?)てのが番組側の主張だがとんでもない。冒頭の問題は恒例の「赤ワインか白ワインか」と当てる問題だ。「赤か白なんてあなた、簡単でしょ」と多くの人は言う。私は家族に同じことをやられて間違ったためにバカ舌認定されてしまった苦い経験があるのは以前日記にも書いた「2019年3月25日赤ワインか白ワインか→http://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2019/03/blog-post_25.html」。ましてや番組が用意するのは赤に近い味のする白ワインだ。きっと多くの人が迷って間違うかもと私は予想していた。

まず当てるべき正解赤ワインはスペイン産 ベンヘ・ティント3200円とのこと。
不正解は白ワインのジョージア産 スリー・クヴェヴリ・テラスズ3400円だ。
それでよ。7チーム参加の合計10人がテイスティングに臨んだが、Aを選んだのが9人、Bはたった1人だった。その1人が正月の格付けで全問不正解となった歌手の前川清だ。自分のいるBの青い部屋に誰もやって来ないため前川は「また(間違い)か」と結果が出る前に早くもげんなり状態。
対するAの赤部屋には9人も集まり正解はこちらと余裕の表情。その中には中山美穂もいてかつてのピチピチ若々しい彼女を知る者からしたらあんた誰?だった。で、「正解はー」と司会の浜ちゃんが扉を一旦Aから先に開け本当の正解Bに飛び込んだ時、どちらも信じられないという狂乱状態にー。↓手前の白服が中山美穂。言われなきゃ分からなかったヨ。
浜ちゃんが部屋に入ってきてもしばらく「え?」と呆然とする前川清。
正解だと知り浜田に抱きつく。
同じチームの高嶋政伸も逆転勝利にスタジオで吠えまくった。
こりゃー嬉しいやろねー。ただ、実は前川清はあまりワインの味が分からないのかもしれない。番組制作側は赤に近い味の白を用意しているのでみんなが引っかかったのに、それがよく分からない前川のみが正解したと考えられる。しかし1対9の結果に番組側はしてやったりだったろう。これが0対10だったのが2018年秋の格付けでプロとアマのソプラノ歌手を見分ける問題でなんと参加者全員が間違った。それはなぜだったのかはこてる日記2018/10/9の『「芸能人格付けチェック」でヤバい問題が』→https://koteru-nikki-2015.blogspot.com/2018/10/blog-post_9.htmlに書いた。実際アマの方が上手に聞こえたもん。

この後のプロのロックバンドと楽器自慢小学生4人による即席ガールズグループの音を聞き分ける問題もかなり難しかった。GACKTなら「これを間違えるようじゃ・・歌手失格」なーんて言いそうだが不正解者の方が多かった。特にスタジオで聞いていた参加者はほとんどBの小学生の方を選んでいたしー。
いや、手慣れた朝日放送スタッフがセレクトした小学生だ。これもしてやったりだったろうね。この後も弦を2本抜いた弦楽器と一流弦楽器の問題、一流デザイナーと専門学生の衣装、花の香りと柔軟剤の香りなど間違えそうな問題が続き半分くらいのチームが最後は映す価値なしに追いやられた(笑)。

ま、「赤か白かそんなの分からない方がおかしい」なんて言っている人は一度上のワイン2つを飲み比べてみたらいいよ。おっと、実はこてる家では千円クラスのワインしか飲まないので3千円クラスでも高級品過ぎてなかなか試し飲みも出来ないけどさー( ・_・;)。

2024年3月26日火曜日

二匹に圧をかける

今日の二匹の様子。深夜0時ごろだ。

ゲンちゃんの定位置の後ろにハナビがやって来て、ゲンちゃんが圧をかけている。ピントが甘くて申し訳ないがアップで撮影してみた。↓「お前、なめてんのか?」とゲンちゃん。
↓「ボク何もしませんよ〜」とおとなしくなるハナビ。

見た目も実際もゲンちゃんの方が強いのだが、ハナビはずる賢い。ゲンちゃんが「どっか消えとけ」と余裕かまして後ろを見せたらパッと手を出してくるのよ。そうそう、先週末、ハナビを動物病院に連れて行って爪をしっかり切ってあげた。抵抗がすごいので麻酔をかけてあげてネ。だから今は手を出されても全然痛くないんだ。へへ。

しかしケンカさせるわけにいかないので二匹に私が圧をかけた。両手挙げて「こらぁ〜」って。ふふふ、二匹ともソファから飛び降りて逃げちゃった。うるさい二匹を追い出したのは落ち着いてネット麻雀天鳳をするためだった。特にハナビは私のM2 MacBook Airの周りをうろつく癖がついているからね。で、結果はというとビリ。あれぇ。

2024年3月25日月曜日

おネコ様

 とにかく最近仕事が忙しい話題ばっかしだ。今日は内視鏡担当日、やはり忙しかったが、話題は変えよう。

うちの二匹のネコ、ゲンちゃんとハナビだがまだまだ仲が良いとは言えない。一番の原因はまだ若く体格も小さめのハナビが「ゲンちゃんにマウントを取ろう」という意識が強すぎることだ。まともに手を出す(厳密には前足だが)と負けるので、ゲンちゃんが後ろを見せたり、まどろんでいる時を狙ってちょっかいを出す。そう出されると超先輩ネコも怒らざるを得ない。「うぅぅ〜」と唸ってハナビを追いつめる。逃げ足の早いハナビはTVの裏側や台所の棚の上、カーテンの裏などにさっと隠れて被害を逃れる構図だ。

これがご飯時に起きるとうるさくてカールも怒り出す。悪さをするのはたいていハナビなので「こらっ!」とハナビを叱る。態度が改まる様子はなく、結局ハナビを廊下へ逃がし、居間に入って来られないようドアに椅子を置いて開かないようすると、ようやくこてる家に平和が訪れる。

しかし、時間帯が食事が済んでしばらく経過した後とか、お昼前とかは、この二匹、近くにいてもゆったりお休みタイムなんだ。↓MOGUの大きなクッションはパパの定位置なんだけどねぇハナビちゃん。

昨日の午後もハナビはクッションでお休み中。幸いにゲンちゃんはそこでは休まないが私がそこで仮眠を取りたかった。しかしここは人間が我慢だ。ネコあるあるで、こうした場合たいてい人がゆずるんだ。だっておネコ様だもんね〜。

2024年3月24日日曜日

今は何にハマっているの?

昨日と今日のこてる日記を見て「あれ?更新されていないな」と勘違い人がいたかもしれない。カールなど朝になって「日記、更新していないの」と聞いて来たくらいだ。まあタイトルと内容が似通っていたからさもありなん。タイトル表記は真逆だったんだがね(笑)。

今日は出水のスチョル先生の所へ内視鏡検査の仕事に行った。今日はスチョル先生や娘さんも胃カメラを受けた。娘さんの検査が終わった直後に「そういえば、長男さん(5歳児)は今何に興味があるんですか」と尋ねてみた。そこの長男は自分の興味のある分野にはものすごい記憶力を発揮し大人顔負けの知識を持つんだそうだ。ある時は山の名前、ある時は鉄道にものすごい関心を持ち、駅名はすべて覚え、時刻表も読み解き、トンネルも上りと下りでは長さが違うのも把握し即座にm単位で言うことが出来たりするんだとか。で、今日の話では「きのこにハマってます」ということだそうだ。名前はもちろん覚えているだろうし、なんか育ててもいるらしい。なんでも瞬時に物事を画像としてとらえる記憶「写真記憶」っていうのかな、子どもに多いそうだがそういう能力を持っているらしい。

それにその長男さんは聞いた限りではオタク気質もあるようだ。私にもちょっとその気があるからなんだか親しみを持つ。有名人で言えばさかなクンがその典型かな。あれぐらいになると単なるオタクとも言えないほどだし、偉人で言えば植物学の牧野富太郎博士もその典型だろう。さかなクンは幼い頃は水木しげるの描く妖怪にハマっていたり、それ以前はトラック(特に清掃車)に夢中だったそうで対象の違いこそあれ何かにハマる気質なんだ。今後、長男くんは何か一つのことにハマってそれをずっとやり遂げるのか、はたまた興味関心があちこち移って物知り屋さんになるのか、いろいろな可能性があってとても楽しみだ。若い(幼いも)って素晴らしい。
私が5歳児のころは新幹線に興味があってその絵ばかり描いていたようだ。ちょうど東京オリンピックと新幹線が話題になった年だった。その後ウルトラQがTV放映され、怪獣が好きになり怪獣図鑑を読み込み「ボクは怪獣博士だぁ」なーんて周囲に自慢なんかしていたな。この図鑑が好きな子は何かにハマるタイプが多いようだ。うちの3人の子たちはさほど図鑑にはハマらなかった。そうだ、唯一三男のチッチが「高校野球「事件史」」というムック本にハマって読み込んでいたくらいか。高校野球関連書籍にハマったのはもともと私だった(何十冊は言えないくらい本が自宅にはある)。
子どもって無限の可能性を秘めている。大人たちはその芽を摘まさず上手に育ててあげたいものだね。

2024年3月23日土曜日

高齢重症患者に振り回される

今日は、月1回の土曜午前外来担当とそのまま午後は夕方まで救急当番だった。

今日も外来患者はさほど多くなかったのだが、なんなんだろう、高齢重症患者が次々にやって来て、今日は内科が私しかいない状況ゆえほぼ全てを担当する羽目になった。そろそろ寒さも和らぎ気候的にもお年寄りにも過ごしやすくなる頃合いじゃない、なんで?

午前中に救急車搬入患者も含め、3人を入院させることになった。しかし1人も入院指示を出せていない。気がつけば昼の13時前だ。大急ぎで1人目の指示を出そうと気合いを入れた時、4階病棟からピッチに連絡が入った。

「カワゼンDrの患者さんなんですが呼吸状態が悪くて酸素吸入を最大にしてもー」要するに気管挿管が必要ということか。はぁー(溜息)。「今、私も外来で手一杯なんだが他に挿管出来るドクターはいないんか?」「はい」「なら分かった。(挿管の)準備をしておいてー」

さすがにぶち切れそうだったぜー。目の前に仕事山積みなのにそれをほっといて他の仕事を優先してくれとな。しかし、待てる仕事と待っておられない仕事があれば優先すべきは当然後者だ。入院患者とその家族には看護師を通じて待ってもらい4階へ向かった。病室には病棟スタッフが6、7人そろっていた。気管挿管実施後は人工呼吸器の設定をし10分ほど経過を見てさらに設定を調整し直して下に降りた。

ここで私はすぐに外来には降りなかった。こそっと職員食堂に向かい大急ぎで昼食を摂ったのだ。だってこのまま外来に行くとおそらく15時くらいまで食事抜きだろう。腹が減ってはいくさが・・。それに外来スタッフは私がまだ病棟でバタバタしていると思ってくれているはず。幸い私は食べるスピードがものすごく早いのだ。そのタイムラグを利用しての腹ごしらえだ。ぱくぱく。

3人分の入院指示を終えたのはやはり15時前だった。ふう、これでやっと落ち着けるわい・・が、それから1時間もしない頃、救急ピッチが鳴った。「近くの老人施設から呼吸困難の高齢男性患者の救急要請が入っています。うちの泌尿器科にかかりつけでー」ふう。念のため空きベッドを確認すると1床はあるという。ならば受けるしかない。今日は放射線科スタッフも居残り担当ですぐに胸部CTを撮ると、肺炎+胸水貯留で半年前のCTに比べ悪化は一目瞭然、即入院となった。入院指示は・・お手のもんだぜ。

で、その後も高齢者の救急搬送依頼があったが、隊員に聞くとまず入院が必要なケースらしく、悪いがそれはお断りした。キャパシティオーバーだ。いやはや昨日から今日にかけて7人もの入院を受け持つことになった。その多くが80歳以上の高齢者たちで受け持ち数がちょうど倍になった。今の日本医療界の高齢者医療は今後しばらく増えることはあっても減ることはない。やらねばならんのよねー。

2024年3月22日金曜日

高齢重症患者に振り回されない

金曜は外来担当だ。今日はそこまで患者数も多くなく、2週間前に慢性下痢の患者に出した処方がうまくいったと喜ばれ、「なかなか良い出だしだ」と思っていた。だがー。

いったいなんなんだろうねぇ。高齢者の重症患者がこれでもかと宛(あて)がわれ、その全てを自分が受け持つわけにもいかず、各ドクターに振り分けどうにかしのいだのだった。

朝一の救急で運ばれた高齢女性は事前に採血指示は私が出したが、非常勤外科医の苦労しますDrに「すまないが診てほしい」と頼み、10時過ぎに救急で来た高齢独居男性は震えが強く脳神経疾患の疑いもあり脳外科のポンシンDrに診察を頼んだ。その間、近隣クリニックから肺炎疑い高齢男性が紹介状持って来て胸部CT指示を出すと確かにほんまもんの肺炎で入院が必要だった。脳神経疑いの患者は「実はそうではなかった」とポンシンDrが私の診察室に来たが「すまない、肺炎の患者の入院があって・・」とその後の対応を頼んだ。ちょうど腹部膨満の高齢男性を診て欲しいと別の近隣クリニックから紹介を受けていたからだ。その患者、紹介状を読んだだけで前立腺肥大による尿閉&膀胱拡張ではないかと思った。「尿は出ている」と書かれていて尿閉ではないような文言であったが、「いや、たぶん尿閉による膀胱腫大だ」と診察前にCTを指示した。するとズバリだったのだ。こうなればあとは泌尿器科Drにお願いで、患者本人に事情を話し診察室には入れずに泌尿器科へ誘導させた(後で聞くと導尿で1400mlも排尿があったらしい)。この時、隣の青雲荘から肺炎患者の診察も依頼を受けていた。きちんと手順を経て診ようとすると患者さんも渋滞を起こす。ところがその肺炎患者というのが入院前のコロナ検査で「コロナ抗原陽性です」と連絡が来たではないか。ぎゃはは、これは私の手に余る。カワゼンDrに入院治療をお願いした。

結局、昼食は13時45分ごろになり、その後ようやく休憩出来ると思ったら、難ガター検査科長が「先生、14時から感染症会議が・・」と来た。「すまん、今日は出たくないていうかちょっと休ませてくれ」と頼んだ。毎週毎週その時間に出席しているが、医師にも「働き方改革」ってのがあるよねー。休むべき時には休む、それに何でも自分で診ようとしてはいけない。パンクするしネ。

15時から午後の外来を再開し、外来患者自体は少ないが重症患者が2人来た。そのうちの1人は単なる嘔吐と食欲不振と思われたが、採血結果で検査室から速報が来た。いわゆるパニック値というやつだ。すぐに入院指示を出し、腹部CTの指示も出した。総胆管結石による急性膵炎だった。後で分かったがもう1人の患者も総胆管結石でそれは苦労しますDrが入院指示を出してくれていた。

実は17時半から病院の理事会が予定されていてそれには遅刻や欠席は許されない。病棟に行き、指示を出し終え、医局でスーツに着替えて会議室に着いたのは会の1分前だった。ふう・・。

2024年3月21日木曜日

一平ショック!その時、水卜ちゃんは、各局は

朝、例によって大谷翔平のドジャースでのメジャー開幕戦の話題でTV各局は持ちきりかと思いきや・・いや確かに民放を中心に持ちきりの報道だった、午前7時45分までは。

私は偶然日テレ系のZIP!を見ていた。画面が変わりキャスターを務める水卜麻美の一瞬こわばった表情から、次に驚きの情報がもたらされた。水卜自身も視聴者と同じ状況であったことが見て取れる。後で私がREGZAのタイムシフトを駆使して確認したところではこの速報は日テレが一番早かった。↓水卜ちゃんの表情、いいねぇ。

同じ頃、他局はどうだったのか?対照的だったのがTV朝日だ。ウラでは水原一平が解雇されたとあるのに、1分後の7時46分にはなんと一平さんの妻に焦点を当て、大谷妻の真美子さんや大谷母らといっしょに観戦しのど飴を渡すなど「大谷ファミリーの絆が感じられる」というSNSのコメントも披露されていた(‾□‾;)。
さらに7時52分の試合後の大谷へのインタビューには背後に一平さんも映っている映像も流されていた。おいおい、世間ではすでに一平解雇で大騒ぎになっているというのにー。今となってはある意味貴重ではある(トホホ)。
テレ朝が一平解雇報道をしたのはその直後だ。キャスター連中の表情を見てみよう。一様にこわばっているのが分かる。しかも唯一「解雇か」と断定されていない報道だった。
日テレに次いで早かったはTBSで7時48分だった。
一番遅かったのはフジTVだ(NHKは除く)。7時58分で他局に先んじられ、お天気と占いの間にどうにか入れ込んだ印象だった。↓がそれで、今からしゃべる直前のキャスターの三宅正治の表情がこわばっているのが分かる。ううむ、フジTVが最近視聴率でも20年30年前と比べ落ち込んでいるのはこんな所にも現れている気がするナ。

午前8時以降はどの局も一平さん解雇の報道一色かと思いきやそうではなかった。テレ朝が昨日の大谷&ドジャースの活躍と第2戦への期待を事前映像を交えて延々と30分間流していたのだ。8時31分になって「はい、速報(笑)をお伝えします」とようやくこの番組でのその話題に触れたのである。これはテレ朝を見ていた視聴者にしてみればイライラさせられたに違いない。チャンネルを変えた人たちも多かったろう。テレ朝は当日夜に第2戦を地上波放送する予定だったから大谷の活躍、山本の初登板の期待を煽りたかったわけだ。でも、こんなスクープがあっては視聴者の関心はすでにそこにはないのにー。

TV局なんてどれもいっしょというわけではない、というのがよく分かる今回の報道ではあった。

2024年3月20日水曜日

面子集め、それは私の仕事

週の真ん中に休日があるのはなんか嬉しいもんだ。それに今夜は大谷翔平のいるドジャースとダルビッシュのいるパドレスが韓国での開幕戦もあってずっと楽しみにしていた。

しかーーし。麻雀好きのサブアラドDrが先週「4月前半は諸事情でなかなかリアル麻雀が打てない。いつもの土曜とは違うが春分の日に麻雀を予定しないか」と言ってきた。私も翌週はダメで、となると1ヶ月近くリアル麻雀は打てないか。ならば麻雀面子集めの達人を自認する私が頑張らねばと動き出した。

まずはほぼレギュラーのたつやましたDrや腹出しDrに連絡するもダメで、昔からの雀友のジャズ魔、ウシカワに連絡するとその日でなければ打ちたい気持ちはあるもすでに予定があるとか。年に1回程度しか打たないコウチョ君、しんどかど整形外科勤務の世抜きDrにまで連絡した。世抜きDrの電話番号は知らなかったがそこは堂々と「姶良の青雲会病院内科のこてるですが」と、さも患者のやり取りでもあるかのようにクリニックに電話して打診した。しかし春分の日ってみな用事を入れているのね。世抜きDrはゴルフの予定が入っていた。そして「またしんどかどでの麻雀ありますから先生を誘いますよ」と逆指名も受けてしまった。ううむ、それはOKだが今は直近の春分の日だ。

で、残るはたまーに打つことのある相手、海広しDrとテッシーDrに連絡してみようか。この2人がダメならさすがにあきらめかもと弱音を吐きそうになった。電話番号を知っている海広しDrに携帯メッセージで打診した。テッシーDrは電話番号すら知らない。どうする?実はテッシーDrは土曜午後は勤務先の病院で15時まで居残り業務という情報を握っている。先週土曜、まずは海広しDrにメッセージを送り返事を待った。すぐに返事はない。それはまあ織り込み済みで、返信来るまでの間にテッシーDr勤務先にコールしてみようかとも思った。しかしそこはこらえた。こんな時に限って両方からOKをもらったらどっちかを断らねばならないからだ。昼過ぎ、海広しDrが「既読」状態になった。だが返信はなかなか来ない。だが「これはもしかするとまさかのOKかも」とも少し期待した。ダメな場合ややる気がない場合はすぐに返信が来るはずだからだ。もしかして家族や周囲との調整をしているのかも・・。

夜になって返信が来た。「お久しぶりです。夜は予定がありますが、昼間なら18時頃までは大丈夫です」おお!そもそも昼前から始めて遅くとも夜20時ごろには終わるつもりだった。18時終了でも問題はない。ただ、もう一つの問題があって、海広しDrは薩摩川内在住ということだ。新幹線で鹿児島に来るから「私が中央駅まで車で迎えに来ます。帰りも駅まで送ります」と伝え、OKとなった。いやいや、まさか面子がそろうとは。さすがオレってか(ハハ)。海広しDrとはこれまで雀荘でしか打ったことがなく、見せたまえの院長室で打ってもらうのは初めてだ。でも並みの雀荘個室より上等で打ちやすいから大丈夫のはず。

そんなこんなで今日の昼前から夕方まで闘牌をした。結果は今年初めての私の負け、海広しDrは途中大トップを取ったものの終盤はやや押されて若干の負けになった。でも結果はまあいい。新鮮な面子の組み合わせで楽しいリアル麻雀が打てたこと、それが良かったよー。

2024年3月19日火曜日

義歯生活

(昨夕から眠くて何度も寝起きを繰り返している。日記をまだ一行も書いていないのにもう午前4時半・・。結局ガス暖房をずっと付ける羽目になってしまった。それでも寒いのでもう布団に入ります。日記アップがたぶん遅れます、悪しからず)

結局、日記書けないんだったら早く布団で寝ていろよってことなんだが、どうにか目を覚まして日記書こうという気持ちがいつも仇になるんだ。日記は夜21時半から遅くとも翌未明の4時ごろまでにアップするつもりでいて、昨夜はそれがかなわなかったってこと。

さて、3月19日の午後は早帰りをしてMノ下歯科へ向かった。2月17日に「歯根破折」で抜歯してもらい、その後の治療として抜歯部位に部分入れ歯を装着することになったのだ。3月2日に型どりし先週には装着可能とのことで、今日、1週遅れでやっと時間が取れた。診療時間はこれまでで一番短く、仮の装着後、微調整して終わり。後は初めての義歯なので慣れるまでの注意事項や管理方法などパンフレットで説明を受けた。義歯についてはギボヒサコが入れ歯入れなど置いていたので「ああ、これか」と思ったと同時に「自分もいよいよお年寄りのお仲間かぁ」と実感せざるを得なかった。
歯科医院を出てすぐに近くのコスモスへ向かった。買うは「ポリデント洗浄液部分入れ歯用」。これにもいろいろ種類があるんだな。

帰宅してカールに報告すると「うーん、私ならインプラントにするけどなぁ」とのこと。ふむ、それは私も思ってMノ下先生にも尋ねたが彼は「あまりお勧めしない」と言っていた。まあ、値段、毎月の調整など負担もある。まずはこの「部分入れ歯」を試して「老後」を快適に過ごすにはどれがいいのか、しばらくは義歯生活をやってみよっ!

2024年3月18日月曜日

ERCPマイナスワン

今日は内視鏡検査予定が多かった。ERCPが2件あるのはこの病院では珍しく、大腸内視鏡も私の患者で数名組まれていた。で、残りERCP1件大腸内視鏡1件となった時間がもう16時を過ぎていた。17時前には所属長会議もある。いや、こりゃ会議には絶対間に合わない。で、大腸内視鏡はタクミDrにお願いし2件目のERCPに向かった。

で、ERCPってうまくいくときはあっという間に終わってしかも効果絶大の検査なんだけど、特に総胆管にカニューレが入らない時は大変だ。イライラして徒労感が残るだけではない。もし総胆管造影がうまくいかず検査が終わった場合、何も結果が得られなかっただけならまだましで、検査後の急性膵炎が起きてその治療に難渋した場合、ゼロではなくマイナスにさえなる。「やらん方がマシだった」てね。まさにゴジラー1.0ならぬERCPー1.0(マイナスワン)だ。

今回は実際そうなりそうな感じだった。膵管にはカニュレーション出来るがなかなか総胆管には入っていかない。カニューレを変え、ガイドワイヤーを変え、しまいには新型の内視鏡を旧式の内視鏡に変えるなどして検査時間は開始から1時間半以上経過していた。使ってみて意外に新型のオリンパス290シリーズの側視鏡(TJF-Q290V)より260シリーズの方がしっくりくる。うーん、これはまあ慣れによるものなんだろう。途中、タクミDrの大腸内視鏡の結果説明をしたりでもうバタバタ。そして、2時間を経とうかというころようやく総胆管にカニューレが入り造影成功、そしてERBDという黄疸を改善するバイパスチューブを留置出来て手技を終えられた。やれやれ。
実は30分以上前にすでに総胆管に入っていたのに、途中の胆管閉塞がひどくてガイドワイヤーが深部挿入出来ずに「実は総胆管には入っていない」と判断ミスをしていたのだ。途中まで膵管と管の走行がほぼいっしょだったのも判断を迷わせた。しかし、まあ結果オーライ。総胆管の溜まっていた汚い胆汁がチューブから出てきた時は「はあ、良かった」となった。そして19時過ぎまで付き合ってくれたスタッフに感謝感謝だ。「ありがとう」より「ごめんなさいね」が先に出た。

うまくいけばマイナスにならずに大いにプラスになる検査手技だよなERCPって。ふう・・。

2024年3月17日日曜日

たっつんからのウザ~~い猫

日曜の今日は何の予定もない1日でしかも外は雨、こりゃ引きこもりでネット&TV生活やなぁ。

鹿児島では女子プロゴルフが蒲生の高牧カントリーで開かれていて雨中決戦となっていた。雨のせいで18ホールが9ホールに短縮されたらしい。一昨日、姶良蒲生インターを出る時に渋滞が発生していて病院に20分以上遅刻してしまった。滅多にないことで「なんで?」と思っていたら観戦ギャラリーの臨時駐車場がインター付近に設置されていたせいだった。いや、人気だね。ゴルフ好きな人は今日あたり傘差してでも女子ゴルファーに付いて回っているんだろうな。

私は天鳳をやりながらたまにTVを見てそして仮眠とほんとインドア生活の極みだった。天鳳は調子よくてやればだいたいトップを取って、六段降段したばかりだがポイントを伸ばしていた。スーパーたっつん六段ことたつやまDrが昨日はポイントで迫っている私を警戒してLINEでスタンプを送って来ていた。彼が常用する「ウザ~~い猫」だ。
でも↓のように、まだまだよ〜ってお顔だったわ。
だが私は頑張った。滅多にないほどの好調ぶりで彼が寝ている間に5連続トップを取って一気に彼を追い抜いたのだ。今朝、彼は起床してすぐチェックしたんだろうね。午前6時45分に「わ、五連勝?!先生1位取りすぎでしょう」そして「悔しかぁ〜」と「ウザ~~い猫」スタンプを送ってきた。ケケッ。
彼は六段をずっとキープしているがまだ七段に上がったことがない。最近五段に落ちたサブアラドDrも何度も七段に上がったことがあるというのにー。しかしサブアラド五段と違って麻雀をしっかり勉強しているからきっと上がって来るだろう。この「ウザ~~い猫」がどんな表情をするのか楽しみでもあるな〜。

2024年3月16日土曜日

キョンキョンの何に驚いた?

前日のTBSドラマ宮藤官九郎作の「不適切にもほどがある!」でキョンキョンこと小泉今日子が本人役でサプライズ出演をしたという。小泉今日子はクドカンのNHK朝ドラ「あまちゃん」にも出ていて、このドラマでも序盤のタイムスリップするトイレの場面に大きなポスターで出ていたからあり得るゲスト出演だった。

ネットニュースでは「小泉は第8話終盤で登場。喫茶店で本を読む小泉にムッチ先輩が声を掛けるも、自分より年下のはずなのにとパニックに。最終的には、その場に居合わせた市郎と共に「キョンキョンなのにキョンキョンじゃない!」と騒ぎ立てる様子が描かれた。」「SNSでは「キョンキョンきたーー!」「本物のキョンキョン」「最後にキョンキョンぶっこむか!」「このドラマで本人も見れるとは」「本当に失礼すぎるw」「ポスターの伏線?」「よく出てくれたな」「後半の情報量多すぎ」「なんて贅沢な使い方…」「クドカンすごいな」などといった反響が寄せられている。」とあった。

Netflixで今日視聴していた私は、そんなわけで終盤にムッチ先輩が視線を向けた先にキョンキョンが出てくることは知っていたのだ。なのだがー。別の意味で驚いた。「え、この人がキョンキョン?!」「どこかのオバサンか」「横顔は以前青雲会病院に務めていた年上のマチャミ看護師にも似ているが・・」との疑念が生じた。しかし、正面を向いたお顔はやはりキョンキョンだった。
いやー、正面からのお顔は一応は見られるが、横顔の衰えぶりはショックなほどだった。タイムシフトで見たというカールも同様の感想で「びっくりした。あんなに老けているとは。別人かと思った」と、記事にあるような素直な驚きではなかった。正面から見てもやはり衰えを感じるナァ。
この事実にカールは「なんで?年上の松田聖子の方がずっと若いじゃない」と私に聞いてくる。私は「聖子ちゃんの場合は整形もしているからだろうが、キョンキョンの場合タバコのせいじゃないやろか」と愛煙家だというキョンキョンの嗜好が影響しているとふんだ。かれこれ40年近くもタバコを吸っていれば顔の皮膚のシワやシミ、タルミがそうでない人に比べ歴然としてくる。これは特に女性の患者さんを見ているとよく分かる。

タバコの害は癌や心臓病だけではない。特に見た目を気にする若い女性には喫煙はしない方がいいよと教えてやりたい。今回のキョンキョンを見て驚いたなら(そのことに一言も触れていないSNSの反響というのもかなりフィルターがかかっているナァ)まずはタバコを吸わないようにする、吸っている人は止められなく前に禁煙をしよーネ。

2024年3月15日金曜日

そりゃ田中真美子さんだったけど

朝のNHKニュースで大谷翔平の話題があった。「大リーグ、ドジャースは開幕シリーズが行われる韓国に向かうのに合わせて公式SNSを更新し、この中で先日、結婚を発表した大谷翔平選手と妻の写真を初めて公開しました。アメリカのCNNテレビは、ドジャースが相手の女性について、元バスケットボール選手の田中真美子さんであることを認めたと報じています」と。

チラッと見て、すでに多くのネット報道ではほぼ断定されていた田中真美子さんであると確認できた。私が日記に書いたのは3月1日「大谷翔平の結婚相手は」だから2週間も前のことだ。

この報道を見て、ちょっと日本マスコミはなんか及び腰ていうか大谷翔平に気を遣いすぎじゃないかなぁと思った。本人が認めていないから相手が田中真美子さんて報道できないって姿勢なんだ。以前ならワイドショーなどで噂話でもバンバン話題にしまくっていた。最近はどうなっているんだ?その昔「疑惑の銃弾」報道時の故三浦和義さんの報道ぶりは凄まじかった。三浦さんがらみならそれこそ何でもありの報道ぶりだったよな。

10日ほど前の日曜昼の「アッコにおまかせ」で和田アキ子が「で、(大谷の)奥様は180センチくらいあるんでしょ?」と語ったら、同局の宇内梨沙アナウンサーが「奥様の情報は何もわかっていないので」と話すと、和田は「あ・・」と言って口を真一文字に結んび、そして「すいません、すいません。想像と妄想!」と釈明していたのだ。これなんか分かっているのに公式では分かっていないふりをするという暗黙の了解があったと知れるよな。TV局にとって大谷は視聴率の取れる超優良素材らしい。どうもTV局は先走って報道したら大谷のご機嫌を損ねて、以降TV取材させてもらえなくなるのを怖れているみたいなんだ。なるほどぉ。

ううむ、大谷ひとつとってもネットとTVの差が出て来ているなぁ。2週間もの差は情報が欲しい一般ピープルにとって大きすぎる。それと今回の報道も「アメリカのCNNテレビが」と後追いでの報道だ。日本での関心が高い大谷翔平ネタなのに・・。今回の報道ではTVの限界と衰退を感じた・・ナ。