2024年3月12日火曜日

こんな不幸の極みがあろうか・・

昼休みにサブアラド六段は天鳳をよく打つ。私はヒマがあればその観戦をするのだが、今日は何かがおかしかった。内視鏡検査が多かったのでよくは見ておらず、ただサブアラドの対戦がすぐに終わってまた打ち始め、さらにまた終わってすぐに打ち始めたりしていたのだ。何かトラブルでもあったのか。実はその件でサブアラドから私にわざわざ電話があったようなのだ。ただ私は内視鏡検査中で出ることはなかった。午前の仕事が終わり、食事して医局でくつろいでいると、サブアラドDrからまた電話があった。なにか大事な用でもあるのか?いや、違った。

「あのさー、さっき天鳳でとんでもない経験というか、麻雀人生で初めてのことだったよー」は・・麻雀で珍しいことが起きたって?また・・そんな大したことじゃないだろう。でも聞いてなるほどと思った。

半荘2回打ったのだが、そのどちらもが開局の東1局で親の役満が出てドボン終了になったんだと。「で、サブアラド六段がドボンしたのか?」「いいや、私じゃない。一局目は早い国士無双で打牌に困った西家が放銃した」「で、二局目は緑一色を親が東1局目に上がったんだ。いやびっくりよ」

へー、それで私はすぐに牌譜を調べてみた。どちらも1分で半荘が終わっていた(天鳳での半荘って普通30〜40分はかかる)。そこでさらに驚いたのが、その放銃したのがどちらもREKI五段という打ち手だったのだ。REKI五段、最初の国士無双放銃で頭に来てすぐに次局対戦をクリックしたのだろう。サブアラド六段もすぐに半荘が終わってしまい即対戦申し込みをしたらこの二人は同じ卓に割り振られたというわけだ。そのことをサブアラド六段に教えると「へーえ」とあんぐり。同じ打ち手が親役満放銃したとは気づいていなかった。

確かに長い麻雀人生で2局続けて役満放銃は経験ないし、しかもどちらも東1局でどちらも親役満48000点を献上するなんてなかなか経験するものじゃない。一言、不幸の極み、だ。おそらくは頭に来ていたREKI五段、すぐに3回目の半荘をまた打ち始めていた。そしてその半荘もラスで終わっていた。さすがに3局連続役満放銃はなかったがネ。もう冷静には打てないもんな。絶対に「天鳳は牌操作されている!」と思ったことだろうね、このREKI五段さん。

そもそも麻雀が普通の人生では起こりえないような波乱万丈がちょくちょく起こるゲームなんだ。だから何度やっても何十年やっても飽きないんだよなー。突然不幸の極みに落とされた打ち手と幸運に恵まれた打ち手の対比の牌譜を↓に2局紹介しておこう。麻雀って怖いし面白い!

国士無双https://tenhou.net/3/?log=2024031212gm-0029-0000-50259d2e&tw=0&ts=0

緑一色https://tenhou.net/3/?log=2024031212gm-0029-0000-6e7adad5&tw=0&ts=0

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