2024年3月6日水曜日

基本的につらく苦しいプロセスなんだよ

昨日はハナビが配送米の段ボール箱に入ってクネクネしていた様子が可愛くて写真に撮った。

で、今日の話題はネコではない。トイレの本棚には以前は様々な雑誌を入れていて(最近は麻雀本が多いが)、その中の3年半前からずっと置いている季刊雑誌の記事を取り上げたい。集英社の「KOTOBA」という雑誌で毎回テーマが変わり2021年夏号は「ビートルズ」だったので初めて購入したのだった。ビートルズの特集はもちろん全部読んだが、ほかにもエッセイやインタビュー記事が載っていてそれらも面白く読んでいた。

今日は以前も読んだことのある英語講師の話題に「おや?」と思い、読み直した。それは杉田敏というNHKラジオ英語講座の一つ「実践ビジネス英語」を2021年までなんと32年半も続けた講師のインタビュー記事だった。海外PR会社の日本支社長をしながらも30年以上もラジオ講師を続けた例は最長だそうだ。経歴など面白いネタはいくつもあったが、最近の私の英語勉強法への関心から、当然その手の話題に触れた箇所に目が行った。↓に載せてみる。
「英語を勉強するのは基本的につらく、苦しいプロセスです」と言っているではないか。続けて「巷(ちまた)には、楽しみながら、とか、知らず知らずのうちにマスターできる」とかの宣伝文句が氾濫しているが、「こうした神話が語学学習を阻害している」と言い切っていた。ああ、この前も書いた私の英語勉強遍歴に「ある日、英語の音の一つ一つが鮮明に聞こえるようになる瞬間がある」との宣伝文句に乗って結局はうまく行かなかったのは「こうした神話」の一つだったのだ。私はある種の奇跡を信じ、恥ずかしながら怪しい新興宗教にハマっただけだったのだ。

さらに杉田講師は次のようにも言っている。「語学とスポーツは似ています。体に覚えさせることが大切で、そのためには反復練習あるのみです」と。そうなんだよ、語学は筋トレだしエクササイズなんだ。机の座っての勉強ばかりでは実践には役立たない。本を読んで投げ方を学べばボウリングが上手になれるかというとそれではないのは明白だろう。

やはり年季の入った達人の語る「KOTOBA」には力がある。そんなわけで英語学習については反省しきりの私であった。

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