2015年1月31日土曜日

REAL-TACの会

居丈だ薬品の消化器系講演会(REAL-TACの会)を聴きに東京まで出かけた。製薬会社からはこの手の参加をよく誘われるがタイミングが合わず断ることも多い。今回はたまたま都合ついて行くことが出来た。会場のホテルは新高輪プリンスで宿泊はあのホテルニューオータニだった。演題は気鋭の内視鏡ドクター4人が得意にしている分野で治療困難例をいかに克服したかの発表と若手時代にどのような研修や苦労をしたかという経験話を披露するもので自分の専門と大いに関わりもあり面白く4時間近い内容を一睡もせず聴いた。(ということはいつもは居眠りしている?)

ESDの慶応の矢作直久先生は東大研修医時代はさほどいい環境でもないところで膨大な内視鏡検診をこなさねばならなかったのに対して自治医の山本博徳先生(ヒアルロン酸局注、小腸ダブルバルーン内視鏡)は内視鏡をしたくても派遣先で週1の内視鏡をするくらいという不遇な環境だった。しかし極端な違いはあっても内視鏡に対する熱意があれば立派な業績を上げられるということだ。昭和大の井上晴洋先生は食道アカラシアのPOEM治療開発者で私はその弟子の福大塩飽Drに自分の患者を治療してもらった経験があり感慨深かった。すでに800例以上のアカラシアを治療しているというから驚異的だ。アカラシアは年によくて数例くらいしか経験しない病気だからね。ERCPの札幌手稲渓仁会真口宏介先生も数年前鹿児島での講演を聴いたことがありその時同様細かなテクニックを駆使する内容に感心した。4人の講演とも日本の内視鏡の先進的技術の素晴らしさとこの国が努力次第で結果が出やすい環境にあることが実感でき、30代くらいの内視鏡医に是非聴かせたい内容だった。

終わって懇親会ではさっさと立食を済ませ、今回私の担当だった居丈だ薬品の新人MR三高君と高校野球ネタを中心におしゃべりした。彼は香川の普通校三本松野球部出身で本来なら甲子園出場は滅多に出来ないはずが2005年春のセンバツに21世紀枠で出場するという強運に恵まれたのだ。私は甲子園オタクだからその高校名くらいは知っていて甲子園ネタで盛り上がった。MRも私と薬の効能くらいしか話しの接点はなければすぐに話題も尽き面白くなくなるのだが、彼の経歴と私の趣味が一致しただけで十分に楽しい時間が過ごせた。何の役にも立たないようでも何でもやっておくもんだ。営業が仕事の人は特にそう思う。よかったな三高君。

2015年1月30日金曜日

年の功か

珍しい症例だろうな。高齢男性の喀痰多い、食欲不振もあるという紹介患者だったが、可愛いんだ理事長がCT撮ってみてびっくり、食道上部に入れ歯が引っかかっていたのだ。内視鏡で取れないかとのことで依頼されたが3cmほどありつかむデバイスもないし、少し食いこんでいて強引に摘出は少し危険と判断し私にしては珍しく早々降参した。外科の信号Drが大学病院救急室に連絡してくれ転送となった。のち、向こうでどうにか取り出しに成功したと聞きほっとした。去年は同じ入れ歯の破片が小腸に数年停滞しやがてそこが腐って穿孔し緊急手術になったケースがあった。飲み込めるくらいの義歯は大変危険な代物のだった。

ブックリバーDrから交代してくれと頼まれたこれも高齢男性は大腸の憩室出血が疑われる患者だった。どうにか上行結腸まで挿入しそこら付近からの出血とまでは分かったが今は出血が止まっていたのと腸管が広がらず観察不良状態で今日はあきらめた。絶食点滴、輸血でしのぎ後日再検を期そう。この判断もよかった。あの状況ではきっと出血源は分からずいたずらに時間が過ぎるだけだったろう。月曜日の再検で出血源確定でき見事に止血できた。

実は午前中までは風邪でかなりきつかった。午後から少しずつ良くなってきたけど内視鏡のあきらめが早かったのも体調のせいもあったか。でも結果は無理強いせずに正解だった。その辺の判断も昔よりは的確になっている。年も取るもんだ。

2015年1月29日木曜日

大迫 ボウリング ググる

鼻水が出て体もだるい。昨日の朝からの風邪はいよいよ本格化してきた。念のためインフルエンザキットを調べたが陰性だった。退院した患者さんが是非お試しをと渡したのが「日本山(にほんやま)人参茶」という薬草茶で、これを飲むと糖尿病の数値が改善した(HbA1がみるみる改善)とか免疫力アップするんだとか。パック入りになっていてカールに渡した。「飲んでみる?」カールも私もこの手の健康食品には懐疑的で「お茶でHbA1cが下がったって飲みながら食事にも気をつけていただけよね」と意見は一致した。繊維成分が入って消化吸収を抑える働きがあったのかもと善意的な解釈もあるがお茶に医薬並みの効能を期待するのはたいてい買いかぶりすぎだ。ただ「案外飲みやすいわ」とのことでたまには頂くことにしよう。

「最近、大迫、出ないね」

チッチとそんな話題になった。アギーレ監督に切られてから代表の試合に出なくなったし所属のケルンでの話題も聞かない。ネットで調べてみると先発を外れたまに出てもさほどの活躍はしていないようだ。いかんなあ。このままくすぶるような選手ではないと思う。一家上げての大迫ファンとしては心配だ。チッチが「大迫、鹿児島に帰ったらT-MAXでボウリングするんだって」とどこからかの目撃情報を語り、自らネットで調べ始めた。「大迫、ボウリング」とググる。すると・・

「えっ!」

素っ頓狂な声を上げるチッチ。そりゃそうだろう。そこの画像に自分が大迫がいっしょに写っている写真が出ていたからだ。「え、なんで?」

私も見てみた。あ、これは大迫が鹿島入団が決まって練習に行き3月初めの高校卒業式で帰郷した際チッチとカールが鹿児島空港でばったり会ったことがあった。同期の大迫希選手もいっしょだった。その時に写真を撮り今でも机の上に飾ってある。それがなんでネット上にさらされているかというと、この「こてる日記」のせいだ。私が「こてる写真館」にこの写真をアップしたことがあった。もう6年前になるんだ。写真のチッチも小学6年生でお顔が幼い。早いなあ・・。

2015年1月28日水曜日

テニスの勝負所、女子快楽殺人

テニス全豪オープンは錦織が準々決勝を戦っていた。忙しい診療の合間ちょうど昼休みだったのでTV付けて見ていた。相手は去年全豪を優勝したワウリンカですでに1セット取られ2セット目も錦織は不利な状況だった。結局そこれも取られこれでほぼ負けだなと思いきや3セット目はブレークしてゲームカウントで一時上まわるも直ぐにブレークバックされタイブレークに。私はその時々で「ここのポイントを取れるかが勝負の分かれ目だ」と医師事務作業補助の福百合さんに指摘しつつ見ていた。彼女はテニスのゲームがどのように決着するか知らないのでへーえと感心して聞いていた。私はテニスは全くしたことはない。でもここのポイントが大事というのは実感として分かる。なぜならスーパーファミコンのテニスゲームで1年間毎日のように鍛えていたからね。対人間だったのでここぞという時に取らないと相手にチャンスを与えたりなぜかずるずる押されて負けてしまうという経験を何度もしている。3セット目でいえばさっきのワウリンカがなぜか集中力がなくなっていたブレークされたあたり、簡単にブレークバックされたのが痛かった。ここでキープできていればセットを取り1-2でまだどうなったか分からない。それにしてもタイブレークで1-6からデュースにまで持ち込んだ錦織の粘りはすごかった。ドロップショットもぎりぎり決まらなかったが惜しかった。技の差は全くない。今回はサービスエースの差が勝敗を分けた。最高222km/hを出されては勝つのは容易じゃない。錦織もここ1、2年でどうにかしないとメジャーで優勝できないぞ。でもここまで可能性を感じさせる日本人選手は今までいなかった。ぜひ優勝目指して頑張って欲しい。

名古屋大の女子学生がまた「殺してみたかっただけ」殺人をやっていたって?!長崎の高校生といい女子でこんな事件が起こるなんて信じがたい。いわゆる快楽殺人は男の専売特許だったはずなのに。どんな環境で育ったのかはよく分からないが、その女子学生には男の性質がどこかあったはずというのが私のいつもの推測だがぜひ鑑定結果を知りたいものだ。

沖縄でテニスゲームに興じていたころ(20年ほど前)、この手の殺人物の本を読み漁っていた私にはごく普通の女子がこんな殺人をするというのはどうにも理解しがたい。なぜなら殺したい欲望というのは男子の性的欲求に近いというのがその手の殺人者に共通事項だからだ。殺すときの快感部位が脳の性感と近いところにあるのである。ううむ、1年の間に2例続けて現れたということはさらにこのような気持ちを秘めた女子殺人者がどこかに潜んでいるのか。恐ろしい時代になったものだ。

2015年1月27日火曜日

昔のヨロン今のヨロン

今晩は珍しく火曜当直だった。夕方から夜10時くらいまでインフルエンザかそれっぽい患者が多く終わって医局に帰ったら疲労困憊でソファ寝してしまった。翌朝鼻水がたら~りとこぼれて倦怠感もありこれは風邪かインフルエンザかもらったみたいだ。ああ参ったぜ。

忙しくなる直前、医局でノサバルデス社のおおしたそうMRと四方山話(よもやま話)をしていてへーと少し驚いたのが今の与論島のさびれっぷりだった。私は学生時代の30年以上前に夏休みに寄生虫学のスタッフとフィールドワークで与論に行ったことがある。その時は観光客がいっぱいで夜の茶花の通りは人であふれ鹿児島の天文館よりにぎわっていた。おおしたそう君はMR営業で時に与論に行くそうだが夜は人もまばらで「昔はこんなもんじゃなかった」と地元の人の話をよく聞くという。沖縄の本土復帰前から復帰10数年は良かったがその後沖縄観光の充実とともにさびれたのだろうと推測する。同じくらいの旅費かかるのに与論と沖縄じゃ規模やお楽しみスポットの数が違いすぎる。客が沖縄に流れて当然だろう。私は何となく与論のあの夏のにぎわいがまだ続いていると思っていた。いつまでもあると思うな親と金じゃないが何物でも栄光盛衰はあり、人は今のにぎわいが将来もあるとついつい思ってしまうもの、心しておかねば。

2015年1月26日月曜日

なぜ和食が無形文化遺産か

今日から新しいパソコンバッグになった。毎日通勤用に使っている黒のバッグを何年くらい使ってきたのだろう、あまりにもくたびれていてカールが買ってきてくれたのだ。色は同じ黒でほんのわずかコンパクト。使わずただ入れていた小物を取り出し必要なものだけ入れ直した。見た目もきれいでちょっとはましな見栄えになった。

カールが東京の友人から聞いた話で、その友人の夫は板前で互いに遅くに結婚し子どもは出来なかったけれど互いの仕事も順調で充実した生活だという。カールが驚いたのは和食の料理人の世界にも流派のようなものがあって盛りつけ一つでどこの店の流派か分かるんだそうだ。その友人の夫は「追いまわし」という仕込みや盛り付けなどの雑用全般から始め店の料理長(厳密にはこのクラスを『板前』と呼ぶ)に招かれるほどになったとのことでこうなれば例え店を代わっても安定した収入があるのだとか。ふーん、昨日のモツ鍋店ですら修業15年を謳っていた。和食全般となればもっと年月がかかるものなんだろう。マスコミやTVなどに出られる有名料理人なんかどれくらいの修業を積んできたものか。

日本は料理人へのリスペクトがあるからいい。例えば韓国などは料理人の地位は低い。ていうか、もしそれで成功して大きな店を持ったとしても親は子に勉強して社会的地位の高い職業に就かせるよう努力する。例えば数年店で働きノウハウを教えいよいよこれからというときにその子の親が出てきて「子供をこんな職業に就かせるために育てたわけではない」と辞めさせることがあるという。儒教精神のもと、科挙以来の官吏が一番で職人を蔑む文化が連綿としてあるのだ。何年も修行し技を極めた料理人が尊敬を集め、飲食店を手広く手掛ける経営者が一定のステータスを得る日本とは違う。日本料理が世界で評価され和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたのも料理人を尊敬する文化があるからで逆に韓国料理が大衆店レベルでとどまっているのはそんな背景があるからだと思う。美味しいものが食べられる日本に住めて良かったなあ。

2015年1月25日日曜日

それってヒモ?

AKB48グループに新しいグループが出来る、それが札幌とか仙台ではなく新潟NGT48と聞きびっくりした。新潟って人口多いけ?100万都市でも維持していくのは大変なのに大丈夫かいな。秋元康も1週間前に聞いたという。運営は秋元一人の意向だけではないことがこれで分かる。楽曲も彼一人の作詞でなく多彩な才能が関わらないと5つものグループをやっていくのは無理と思うが・・。

夜は天文館東千石町にあるモツ鍋屋「つた」でヒラメグDrと青雲会病院の私、ブックリバーDr、眼科のブラロックDrの3人で会食した。彼女は1週間ほどしか日本滞在しないため今夜だけが食事をする唯一のチャンスだった。なぜにモツ鍋かというと彼女がそう希望したからだ。そこでマスターが博多の有名店「中やま」で15年修業したというこの店をブックリバーが予約したのだった。味は「中やま」を知っている彼に聞くと確かにそれ風味だという。ま、私もモツ鍋は嫌いではないのでパクパクつい食べ過ぎてしまったな。

料理は置いといて、話題はアメリカ人である彼氏との今後に集まった。彼女もそれを語りたいわけで、今一番の問題は彼がアメリカ軍を近々解雇されるため今後どうやって二人生活していくかということらしい。残り30代あと4、5年は軍生活をやっていけるつもりだったがアメリカ軍の緊縮財政のあおりで早期退職させられるのだと。業務は事務関係でこれから新たな職に就くために何らかの資格を取るとかせねばならず大学に行くなど思案中とのこと。各国の軍事基地を10年以上渡り歩きアメリカに戻りたい気はあまりない、イギリスは今後住む気になれない(イギリス好きだったヒラメグDrも今はずっと住む気はない)とのことで、「日本に来れば」と我々の意見に「確かに自分の仕事はその方がしやすいが彼が日本語出来ないし仕事がないから・・」と乗り気ではない。「英会話の仕事とかすぐに出来そうだけどね」と私が言うと「そう、でもそれがヤなのよねー」と理由を語ってくれた。これまで日本に住むその手の外国人を見てきたけれど大して格好良くもないのに女の子にもてるようで遊びまくっているガイジンが多いのだと。鹿児島なんか特に希少価値があるせいかその傾向があるらしい。うーむ、彼氏の写真をみせてもらったけどいかにも彼女が好きになりそうな長身イケメン男子だった。そりゃ、年上の女より20才代のピチピチギャル(言い方古いか)になびきそうやね。生活はドクターの年増女に見てもらって裏では若い女と遊びまくる。「先生、はっきり言っていいですか。それってヒモってことじゃないですか」ブックリバーDrが核心を突いた。「うーん、だから彼にはちゃんとした仕事を見つけてもらいたいの」となれば英語圏のオーストラリアとかに住むなどあるねえ。あそこは物価が高いとサブロー君が言っていたしいずれしろ大変なのは変わりない。

彼女の両親は結婚することに反対はないとのことで今年の夏には一時帰国して紹介する予定らしい。外人さんと結婚するのは朝ドラの「マッサン」を見ても同様大変だぞー。そうそうブックリバーDrがまた確認のために聞いていた。「先生、彼氏ってシロですか、クロですか」これは当然シロに決まっている。彼女の好みは長身の白人だって以前から知っていたからね。彼女は「でも友人にはクロが好きな人がいてね」と語ってくれたがその話しはちょっとここに書くことは出来ない。150cm台の小柄な日本人とその黒人とはある点で相性が悪かった、それだけしか言えない。

ま、現状困難はあるけれど念願の結婚に向けて頑張ってと彼女にエールを送ろう。

2015年1月24日土曜日

ムッちゃん慌てる

土曜は本来外来業務のみなのだが下血など緊急で対処しなければならない場合は内視鏡もすることになる。

本日やって来た90才超の高齢女性がそうで、ムッちゃんNsらと昼前に大腸内視鏡を施行した。採血し点滴もつなぎ直腸からスコープを挿入していくと・・S状結腸に憩室が多発しておりここからの出血と推測できた。となれば止血もしてやらねばならない。憩室のある人はS状結腸がれん縮気味で挿入しがたい人が多いがこのおばあちゃんがまさにそうで屈曲も強く出血もありかなり難渋しそうだ。しかもスコープを押すと痛がり苦しがる。しかしあきらめないのが私でどうにか入れようとした。
するとうんうん唸っていたおばあちゃん何も言わなくなった。うん?「おい、息しているか、大丈夫?」ムッちゃんNsが声かけするも返事がない。揺すっても同様でこれはいかん。痛みと送気で神経反射が起きたか。すぐにスコープ抜去しムッちゃんがまず心臓マッサージを始めた。でも慌てているようでしっかり力が伝わっていない。酸素吸入、点滴滴下アップするうち、外来スタッフにテッシーDr、ブックリバーDrも来てくれ処置を手伝ってくれた。そのころには患者さんも返事が出来るようになり酸素濃度も正常化していた。心臓はどうもないようでやはり血管迷走神経反射だったようだ。腸管出血も現在は出ておらず昨日以前に出たものと思われ入院させて様子をみることになった。自然止血で止まってくれることを祈ろう。

一段落してムッちゃんNsが「びっくりして慌ててしまった」と振り返っていた。内視鏡室ではこんな緊急事態は滅多にないからねえ。90才以上の患者さんなんて最近は珍しくないからこんなケースも増えるかも。それにしても外来スタッフの機敏さには感心した。日頃救急外来で鍛えられているからだな。みんなに感謝!だ。

2015年1月23日金曜日

AKBオタクとは

そうそう、昨日は久しぶりにヒラメグDrが青雲会病院にやって来た。祖母が亡くなりイギリスからすったもんだして帰国したはいいが体調で気になるところがあって検査にしに来たのだった。しかし見た目は元気そのもので相変わらず若々しい。彼氏がプロポーズしてくれ幸せ気分らしいがチラッと聞くといくつか乗り越えないといけない壁があって単純にるんるんというわけではなさそう。詳しいことは今度の日曜にモツ鍋会がありそこでモツ同様つつきながら尋ねることにしよう。

彼女がお土産にイギリスの「Maltesers」と「FUDGE」というお菓子を持ってきた。「Maltesers」は小さなチョコボールで私が大好きと知ってのことだ。「FUDGE」はキャラメルで噛めばすぐに柔らかくなる甘いタイプでこれもなかなかだった。あー、ダイエットしているっつーにこんな好みのお菓子持って来ると痩せられないじゃん。まったく困った女医さんである。

そうだ、昨日は永竹さんというAKBオタクの40代男性患者も来た。私とは久しぶりの診療で、彼は必ず「あるある はやく いいたい」とプリントされた黒Tシャツを着てくるがやはりそのとおりだった。妙なこだわりがあるんだよなぁ。11月のAKB鹿児島コンサートには当然行っていた。そして最近発売されたAKBのアルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ!」をプレゼントしてくれた。オタクにとってはCDの1枚や2枚、人に上げるのが当たり前で彼らにとっては中の握手券などが大事だからだ。私はAKBファンではあるけれど握手会には行かないしコンサートも迷ったけど結局行かない典型的な在宅ファンなのでアルバムもらえるのはうれしい。診察そこそこでAKB談義に興じるが、患者である彼は外来Nsがじろっとにらむにのが気になるらしい。早く引き上げ魔性かというのを引き留め会話を続けた。

近々AKBのコンサートがあり「AKB48リクエストアワー セットリストベスト1035」というものでAKBグループの楽曲1035曲全部の中で曲の人気投票をする。これはその曲を歌うメンバーのファンたちができるだけ上位に上げようとCDに付く投票権のために購入を多くするシステムになっている。かつては「ヘビーローテーション」が2年連続人気1位になりシングルヒット曲がトップになることもあったが最近はチーム4(AKBの4つ「A、K、B、4」のチームのうち末っ子チーム)の持ち曲が2年連続選ばれている(「走れペンギン」「清純フィロソフィー」)。チーム4が今人気あるということだろうが、あるある永竹さんはAKB声優選抜ユニットである「NO NAME」の曲を押し上げるためにCDを何枚も買ったという。さすがやなぁ。おそらく私も好きな「この涙を君に捧ぐ」推しだろう。こうした健気なファンによってアイドル業界は成り立っている。私はどちらかといえば傍観者的ファンだ。とてもAKBオタクとは名乗れない。せいぜいAKB好き中年くらいと自覚した次第。

2015年1月22日木曜日

電カルなかりせば(台湾墜落機に我々が・・?)

いやー、患者が多い。病院のベッドは満床となり私も3人の入院があってついに合計24人患者受け持ちとなった。これは医者になって過去最大の受け持ち数だ。それよりたくさん受け持ったことあるよというDrもいるだろうが、急性期病院で外来、内視鏡などしながらこれだけの数はかなり限界に近いだろう。実際、患者の名前と顔と病状が一致しないことすらあるのだ。だから毎日電カルの患者一覧表をコピー印刷して確認をしている。入院退院する患者が毎日のようにいるし部屋移動もあったりするのでこの一覧は欠かせない。電カルの良さはそれ単独の機能より病院のどこからでも電カルパソコンさえあればアクセスできるという点が大きい。内視鏡の合間にもメールで依頼された処方追加や退院処理の件、紹介状作成依頼、レセプトチェックなどちょくちょく済ますことが出来る。電話指示で看護師にしてもらい(代行入力)後で承認する方法もあり、職員同士の情報共有するメリットもかなり有効で、これがなくて24人ものカルテに直接記載するとなると気が重くなるわ。10年近く前電カル導入の際には「絶対反対」を唱えた某Drもいたがあれは他病院の未熟な機能の電カルを以前使って辟易していただけだった。今となっては紙カルテに戻る気は起きない。「多少の使いづらさはあってもこれが時代の流れで今後必要になる設備」と突っぱねた理事長、院長の方が正しかったと思う。

緊急情報!

「2月4日台湾で起きたトランスアジア航空の墜落事故、これは他人事とは思えない。去年同じ航空会社の同プロペラ機で同じ台北松山空港から飛び立ったの中に私たち青雲会病院旅行グループ8人がいた。機体番号はB-22815。今回墜落したのはB-22816 。1番違いだった。あの時花蓮に向かう機体はいい揺れ具合で大多数のグループ人員は着陸前はお顔が青ざめていた。今さらながら幸運に感謝・・」

2015年1月21日水曜日

「実際のところ猫は飼い主のことをどのように思っているのだろうか?」

上のようなタイトルの記事がネットであり、これは30年間に渡り家畜を研究してきた専門家で、猫が大好きで自らも猫も飼っており「ネコの感覚(Cat Sense)」(日本では「猫的感覚: 動物行動学が教えるネコの心理」)を出した英国ブリストル大学の生物学者ジョン・ブラッドショー博士が一定の見解を示しているという。

結論から言えば、猫たちは飼い主を「大きい猫、でも敵じゃない」と思っているらしい。一例を挙げると、猫が飼い主の身体やベッドをもむような動作は、母親のお腹をマッサージすることで母乳の分泌を促進させるためのもので、人間の手や足にすり寄ってくる動作は、その人物を猫として扱ったうえではっきりと親愛の情を示す方法なのだという。

私もゲンちゃんを飼いはじめて博士のいうことが分かる気がする。特にカールに対しては絶対に親愛なる大きな猫と思っている。なめるし毛繕いするしいっしょに布団で寝るしたまには膝の上に乗っておっぱいを押して揉むんだ(このすけべ)。一番安心できる仲間の猫と思っているからに違いない。猫が犬のように御主人様として見ないのは人間は無駄に大きい猫で自分と同等と思っているし、住んでいる家もシェアハウスくらいに考えているらしいのだ。だから人間は主従関係はそこになく友情関係で結ばれているということを達観していないといけない。犬好きの人には猫は勝手気ままで自分本位なんだからーと言われても自ら猫の気分になって接すれば楽しいんだよ。縁あって猫といっしょに住んでいる。お友だちとしてこれからもよろしくネ!

2015年1月20日火曜日

お口お化け

シホねえNsが皮膚科の鶴店先生からいらなくなった大きな虫めがねをもらったと持って来た。少し傷や欠けがありしかもガラス面が汚れていた。「まずここを拭こうや」とアルコール綿で拭くとそこそこきれいになった。シホねえが手に持ちかざすと大きなお目々がさらに大きくなって面白い画像になったのでデジカメで撮ってみた。
で、次々写真を撮った。鼻を強調した写真などシホねえがえらいブスに見える。ハハ。
私も手に持ちやってみた。その中で一番受けたのが口を開けて撮ったやつ。こんな顔のヤツがいて急に現れたらおしっこちびりそう。

2015年1月19日月曜日

「カリオストロ」を見よ

マスコミネット情報で「ルパン三世 カリオストロの城」14.5 %!根強い人気」とのタイトルで先日TV放送された同アニメ映画の話題が出ていた。以下その内容をそのまま載せてみる。

「16日に日本テレビ「金曜ロードSHOW!」で放送されたアニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」(後9・00)の平均視聴率が14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが19日、分かった。14回目のテレビ放送だが、根強い人気を示した。12回目(2010年10月8日)の12.1%、13回目(112年3月30日)の12.7%を上回った。1979年12月に公開された不朽の名作。アニメ「ルパン三世」の劇場映画第2作で、巨匠・宮崎駿監督(74)の映画デビュー作。欧州の小国・カリオストロ公国を舞台に、史上最も精巧な出来を誇る幻の偽札「ゴート札」の謎や美少女・クラリスとの物語が展開される。「ルパン三世 カリオストロの城」は「金曜ロードSHOW!3週連続ルパン祭り」の第1弾。来週23日には13年のTVスペシャル「ルパン三世 princess of the breeze~隠された空中都市~」、再来週30日には興行収入40億円を超えた大ヒット作「ルパン三世vs名探偵コナンTHE MOVIE」(13年)が地上波初放送される。」

まあ映画やTV放送の話題作り記事なんだが、このアニメを偏愛している私にはうれしい記事だった。ルパン三世ものでもこの作品だけが好きでほかの作品はほとんど興味ない。小学高学年の時、TVで初めてルパン三世を見たときまったくその面白さを理解できず1話で見るのを止めてしまった苦い記憶がある。実際、当時の子どもたちにはやや大人向けのしゃれたアニメで視聴率は良くなく1シーズンで打ち切りになった。それから6年後くらいにアニメ人気が出てきて初の映画作品「ルパンVS複製人間」がヒットしておやおやと思ってそれでも見には行かず、映画第二作の「カリオストロの城」も2本立ての裏でたまたま見ただけだった。予想に反して裏の作品が良かったというのも昔はよくあったが、最近は2本立てがないからなくなった。「カリオストロ」のあまりの面白さに3回も映画館に通ったとこれまでも何度か日記に書いた。この映画は面白いだけでなく飽きが来ない。今見ても全く古くささがない。だから2年おきくらいに放送されてもこれまでのファンと新たなファンが見てくれる。視聴率14%とは最近のTV界では優秀な数字で元手が既にほとんどゼロだからさらに優れたコンテンツと言える。

「カリオストロ」は自身初のアニメ映画監督として臨んだ宮崎駿の渾身の作で、後の「ナウシカ」「ラピュタ」などより私はずっと面白いと思う。原作がモンキーパンチで設定をいじるには当然限界があり宮崎駿ワールド全開というわけにはいかなかった。でもそのために互いの良さが際立ち日本アニメ史上に残る傑作が生まれた、私はそんな風に理解している。このアニメのことを知らない若い人がいるとぜひ!と見ることを勧めたくなるのだ。そういえばサブアラドDrも知らないと言っていたので古い人ではあるが鑑賞を勧めておいた。「ワンピース」が好きな彼ならこれも当然見ておくべき、で・す・よ。

2015年1月18日日曜日

走りすぎっ!

今日は長島のバタフジ先生の手伝い、で、出水駅から肥薩おれんじ鉄道に乗り折口駅で降りた。受付の植えろ子さんが迎えに来ていて長島まで送ってくれた。彼女は阿久根在住で出勤がてら私を拾うのだ。まだ20代前半で茶髪の今時の女の子である。

今回、彼女の運転中、助手席からたまたま見たメーターの累計距離を見て仰天した。車を購入して1年半くらいだというのに走行距離は4万2千6百kmもあったのだ。私の車は5年と8ヶ月過ぎているが9万7千kmほどで月に1420kmほどの走行距離、それが彼女は月2376kmも走っていてざっと1000kmも余計に走っている計算だ。通勤が往復50kmとはいえ休日は遠距離走りまくらないと達成できない。「そうなんですーぅ。たいてい川内とか鹿児島まで行っていてたまに北九州のおねえちゃんのところに行くー」だって。いや、それにしても若さだよ。私も若い頃はあちこち車を走らせたく休日はドライブに出かけたものだ。自分の意思で自由に動けるのがうれしい、開放感がある、きっとそこが魅力で車を走らせるんだろう。「月に4、5回はガソリンをいれんですぅ」ってそりゃそうだ。燃費のいい(リッター20kmほど)軽自動車でも月2400kmも走ればGS通いはしょっちゅうさ。事故には気をつけてヨ。やれやれびっくりでしたわー。

2015年1月17日土曜日

診療のジレンマ

ジレンマ:ギリシャ語が由来。ある問題に対して2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも何らかの不利益があり、態度を決めかねる状態のことをいう。

今日の土曜外来は内科が私一人だったし患者は多いしでてんてこ舞いだった。インフルエンザも多いしそれにシマッチ院長が不在と分かっていたので脳血管疾患の救急も断る羽目になった。近隣クリニックのやけど患者も断ったなー。断るのは診察しなくて済むから楽だけど精神的にはやや負担が残る。その患者は大丈夫だったんだろうかとか診なかったことで不利益があったのでは・・チクリと心にとげが刺さる。でも何でも引き受けると今日みたいな日はこちらがパンクしてしまう。こうしたジレンマを抱えつつ診療は続くのだ。

2015年1月16日金曜日

選ぶは早帰り

一昨日発熱しインフルエンザを調べたものの陰性だった入院患者が発熱続くため本日再検査したら陽性が出た。腸炎で入院していた患者だったから熱の原因を見誤るところだった。インフルエンザは下手に検査キットがあるものだから偽陰性を信じて判断ミスしやすい。今日から病院もフジフィルムの迅速検査キットが導入されたので少しでも偽陰性が減って診断の助けになればいい。私が導入を強く押しすぐにOKされ使えるようになった、この辺は民間病院のいいところだ。公立系だったら一職員の意見が通るまでにどのくらい時間がかかることか。

午後は早帰りで帰宅した。そのためには5千円を払わねばならぬ運命が・・。実は夜5階病棟の新年会に呼ばれていて参加OKしていたのだが今日が早帰りになると予想できていなかった。鹿児島まで帰宅すれば夜にわざわざ会場の加治木まで行く気も起こらない。かといって参加約束したのにドタキャンするのも気が引ける。早帰りを取るか飲み会参加を取るか。この場合はたいてい早帰りを私は選ぶ。家で「ゆうくり」するチャンスは最近あんまりないしー。ただカンパとして参加費同等の5千円を払うのはちょっともったいない気がする。「おい、幹事さんよ、みんなにも伝えてよ。一杯の酒も飲まず一箸もつけずお金だけを払い今日の夕方一人ソファで寝るおとこありって」そんなわけで証拠にお金を上げるシーンをデジカメに撮ったぞよ。よろしく!

2015年1月15日木曜日

復活、姶良郡医師会ボウリング大会

さあ4年ぶりの姶良郡医師会ボウリング大会、青雲会病院からは4チーム参加した。おーい病院は泣かん薗Dr、都市クリニックからトシマロDr、隼人うんせん病院からはイキナリDrと青雲がらみのDrらも参加していた。隼人うんせん病院には元青雲薬局とささやか薬局のTellMeさんの妹もいた。一昨日の練習でばったりTellMeさんともども会っていて彼女は以前から参加していたからボウリング好きなんだろう。何と今は小さい息子とTellMeさんと同居しているという。どういうこと?「離婚して・・」だって。たくましいというか・・4年も見なければ女子刮目して見るべし。

青雲Aチームは私、難ガター、有信看護師の男性マイボール派、Bチームは光鳥、ケンボーの外来看護師にドックの朝からしたとさん。Cチームは医療事務のサッコ、うちが女子、ウエストエンドさん、Dチームがネークチダ看護師にドックのノタマ石、福香さんではっきし言ってボウリングしてなさそうという面々だ。以前のように職員と投げないから当然でもある。姶良郡医師会ボウリングってその趣旨である職員親善にかなり役立っていたんだなと思う。

まずトップの私の最初の投球、いきなりスプリット、これをミス。あれーイヤな感じ。難ガターさんはスペア、しかし有信君イージーミス。次いで私、ポケットを突いたのに1本残りでこれをミスったのが痛かった。このあとスプリット計4回、ストライクはたった1回で117という超ロースコアで難ガターさんも119、有信君も117、クーペじゃないぞおらっ!もうこの時点で優勝は遠くにいっちまった。あと2ゲーム目でどれだけ盛り返せるか。いくらハウスボールとはいっても140、150はだせるはず。有信君も自主練習で170、180は出していたというから・・。

しかし2ゲームは私が147、難ガターさん149、有信君130と並みのスコアに終わった。とにかくストライクが出ないのがきつい。真ん中にオイルが厚くボールが滑りやすいため棒球(ぼうだま)になってしまう。女子が投げるやや軽めのボールはスピードないため奥でくるくる回り以外とピンが倒れる。これでCチームのうちが女子さんが2ゲーム絶好調になり173を出しハンディ20ピンで193、これは負けたわ。結局Aチームは全体の11位。20回以上参加した中で一番悪い成績だった。個人はうちが女子さんが3位に入った。チーム優勝は国分ノー神経外科Aチーム。2位は泣かん薗Drのおーい病院Aチームだった。ただ個人成績は泣かん薗Drもアベ130台、イキナリDrも130台とマイボウラーは軒並み130台に落ち込んだ。ハウスボールはそれなりの投げ方があるってことか。青雲会病院チームはBチームがブービーで賞品(ジュース)をもらったのが唯一の賞で泣き笑いやなこれは。かつては優勝以下飛び賞もよくもらっていたが。

どうのこうの言っても始まらない。二次会は恒例のアシビー国分店で打ち上げだ。「ようし今日は私のおごりだからみんな飲んで食べてー」ちょっぴりやけくそ気味だったがこれで楽しまないと。そしたらみんな素直だね。遠慮なく頼みまくっていたぞ。光鳥さんはまるで妊婦みたいにお腹ぽっこりなるし、ネークチダ君なんかここぞとばかりに注文し一番驚いたのはまだ締めでもないのに「鮭茶漬け一杯」、終わり頃にも「鮭茶漬け一杯」と頼んでいた。そんなんありかぁ?!でもみんな喜んでくれて大会に誘った私としては良かった。ま、どんだけボウリングに費やしているかってことだ。

姶良郡医師会長の里秋Drは「今回はマイボールなしでしたが三師会ボウリングではマイボールOKなのでまた連絡しますよ」と言ってくれた。うんうん、次は社会保険医健康づくりボウリングが2月にありしばらくはマイボールでの大会がある。次はリベンジだぜっ!

2015年1月14日水曜日

ウイスキーが減ってきた

カールがゲンちゃんの「寝床の砂をいっしょに買いに行こう」という。それはいいがまた何で?「実はウイスキーをちびりとやってしまって運転できないの」と。例のグレンフィディックを小コップ1杯やったらしい。おっと悪い癖が付いてきたぞ。でも人には言えない。昨日の夜「銭の戦争」を見ていた時、私もコップにグレンフィディックちびりをやっていたらそのまま寝てしまい絨毯にこぼしてしまっていた。この酒は少量でもガツンと来る。風味も一口では言い表せずこのあたりがウイスキーの醍醐味だろうか。「今度は(家にある)オールドパーかシーバスを開けようかしら」と言うので「まずはそのグレンフィディックを終わらせてからにしろ」と答えた。年末に瓶の半分になっていたはずなのにまだ1/3ほど残っている。10年ほど前に開けてようやくここまでだ。ウイスキーは減るのも遅い。ま、ドラマのおかげで飲む習慣が付きつつあるので近々飲み干すことになろう。さあて次はどのウイスキーにしようか・・。

2015年1月13日火曜日

「銭の戦争」

朝の朝礼でシマッチ院長が一昨日の菜の花マラソンの青雲会関係者参加の様子をさっそくスライドにして紹介していた。青雲会からは40名ほど出て全体では1万8千か9千ほどもいて年々増え続けているそうだ。もうマラソンはブームではなくて完全に定着、増加している。年々減少のボウリングからすればうらやましい限りだ。関係者の中では外来のネークチダ君が3時間台で一番速かったそうだ。彼は一番遅かったインフルの難ガターさんとともに今度の姶良郡医師会ボウリングにも参加する。で、夜は国分スターレーンでまたハウスボール練習をした。難ガターさんは今日は自宅安静だ。スリウェルMRとやってみたがどうもしっくりこない。ポケットを突いたように見えてもほとんどストライクにならないのには閉口する。1ゲームに1回くらいでは面白くない。だんだん腹が立ってきて最後は二人してマイボールで投げた。するとストライクが出る。1ゲームに4回は出た。狙いどおり投げれらればストライクが出るのは気分いいし納得できる。ハウスボールじゃなぁ(ため息)。

帰宅してビデオに録っていた草彅剛主演の「銭の戦争」を見た。初回はエリートサラリーマンだった彼が親の町工場借金の肩代わりをする羽目になりどん底まで落ちていく話で以前韓ドラで見たようなと思ったら2007年のタイトルも同じ「銭の戦争」のリメイクだった。渋めの俳優パク・シニャンが主演で韓国では有名だが日本ではさほどでもないな。眼鏡掛けの演技派で向こうではヨン様クラスなんだけど・・。日本版は非常にテンポがよく韓国版の倍以上のスピードでストーリーが展開している。どん底に落ちた主人公が金貸しの取り立てから這い上がっていくところは面白いので来週も見てみようかと思う。そうそう、大島優子が相手役で出てくる。特に下手でもなく普通にみていられる。AKBファンとしてはこのドラマがヒットして彼女もステップアップしてほしい。

2015年1月12日月曜日

死亡広告深読み

当直明けだが休みなので帰宅ししばらくぼーっとしていた。昼からは高校サッカーの決勝、日本代表アジア杯1次リーグの対パレスチナ戦がありどちらも観戦した。高校は去年優勝できそうだった星稜が前橋育英に一時逆転されながらも同点に追いつき延長に入ってからは2点を上げ突き放し初優勝した。去年が2-0から延長にもつれ込み逆転負けを喰らっているから感激もひとしおだろう。1回戦が鹿児島城西に0-0のPK戦勝ちで振り返ればこれが一番危ないゲームだった。ただ、観戦していたチッチやカールによると退場で一人少ない星稜が城西を押していたというからそれだけ強かったというわけだ。

アジア杯は明らかに差がある相手で5点以上取れそうなくらいだった。ま、これくらいは当然でここで1、2点しか取れなければ上位進出はとても無理だろう。

新聞の死亡広告欄にまだ40才の女医さんが「急な病で亡くなり」と出ていた。子どもも二人いて大きな病院の娘さんだったようだ。カールと何の病気で亡くなったんだろうと話題になった。故人の強い意志でお悔やみなどは遠慮したく家族で葬儀は済ませたとのことでもあったが脳血管や心臓病などの急病時なら自分の死後の指示など出せそうもないのにと少し疑問もある。「これ、病気でなくて自殺だったとか・・」と私が言うとカールも「きっとそうかも」と肯いた。ううむ、そうはいっても何かしっくりこずもやもやが残った。中には病名をはっきり書く死亡広告もありその方がすっきりするんだが・・。

(数日後この件は分かった。ブックリバーDrの知り合いのDrで彼も相当ショックを受けていた。自殺ではなく半年ほど前に分かった悪性腫瘍で手遅れだったらしい。半年でも家族にしてみれば急な病だったわけだ。)

2015年1月11日日曜日

走る優輝、止める勇気

朝から日曜当直。このところ当直が多かったが今日が終わればしばらくはない。さあて頑張りますかー。患者でいうといよいよ本格化したインフルエンザが朝一から猛威を振るっていた。職員も数名インフルエンザにかかっていて検査室の雨水技師長、リハビリスタッフ数名が発熱あり検査も陽性だった。リハビリのスタッフは夕方まで調子悪いにもかかわらず仕事を続け帰り際に受診し陽性発覚した。これは多少問題。日曜リハビリは入院患者相手で、ということは患者にうつし感染をひろげてしまう可能性もある。この時期具合が悪ければインフルを疑って無理に仕事をしない選択も考えておくべきだ。(その後案の定院内患者にもインフル患者発生があった)

今日は天気がいい。私は走りは全くしないけれど青雲職員が多く菜の花マラソンに参加しているため彼らどうしているか気になった。去年は寒さで大変きつかったそうだから今回はずっと走りやすいはずだ。夕方の速報ではあの公務員ランナー川内優輝選手が1位でゴールしたとか。2時間20分台は「情けない結果で」と満足いくものではない様子だったらしい。普通の人からしたら異次元の速さなんだが日本代表レベルは違うな。

院内情報では検査室の難ガターさんが調子悪くふらふらになりながらやっとこさのゴールだったらしい。熱が少々あり解熱剤飲んでの参加で、翌日顔を見るなり私が「インフルだろうから即調べてみたら」と勧めた。半信半疑で調べたらやっぱり陽性が出た。そんな体調でよー走ったわ。ある意味マラソンは不健康。特に大きな規模の大会ではこのように無理しがちだ。参加を止める勇気も持とうよ。

2015年1月10日土曜日

効く薬が欲しい

今月最初の土曜外来で案の定患者さん多かった。そしてインフルエンザが増えて来た。聞けば昨日手術をしていたテッシーDrもインフルと判明したそうだ。奥さんが外来にきて「すっごい顔をして帰ってきた」と様子を教えてくれた。でも早くタミフル飲んで快方に向かっているという。今は有効な薬があって助かる。

久しぶりに会う患者さんもいて某高齢女性患者の孫の「ケンタローは横浜に行って高校教員をしている」と教えてくれ、ちょっと驚いた。孫は旧青雲病院のころ私の外来に来ていた過敏性腸症候群で当時はイリボーなんていい薬なかったから処方のやりくりをしていたものだった。あの子がもう社会人でしかも先生か。授業中にお腹キリキリしなくなったんだろう。ふうむ、他人の子どもの成長は早い。

午後は今年初のリアル麻雀だった。それで見せたまえDrがまたお産で途中退席になっちまった。またもや夜からダイボDrを呼ぶ羽目に。面子不足のころからするとこれはこれで助かる。ダイボDrや開けたいゾMR、それにザワワ社長などは不足面子の臨時特効薬やね。

それにしても麻雀に勝つ薬はないもんか。今日はちょい負けで最近は以前のような大勝ちはピタッとなくなった。麻雀道に王道なし、努力するのみか・・。

2015年1月9日金曜日

パパの一大イベント

午前は救急当番だ。連絡が入り、「消防隊員が運ばれてくる」という。うん?「消防隊員が運んでくる」の間違いではないか?言うまでもなく日本では救急隊は消防署管轄であるから消防から患者が来るという言い方もたまに聞く。消防隊員が連れてくるの意味なんじゃ・・でも本当だった。救急患者は消防隊員そのものだったのだ。実は昨日姶良で火事があり焼死者も出ていた。その現場検証を行っていた消防隊員が焼けた小屋の2階部分を検証中に床が抜け転落してしまったのだった。顔面擦過傷、膝、足などを打撲していた。見れば足首付近が腫れていてレントゲンを撮ると私でもヒビがあって骨折があると分かった。整形外科の休まずDrが「あー、これは体動かす仕事はダメだ、1ヶ月半は休まないと」と一刀両断。もともと日頃はデスクワークで久しぶりの現場仕事だったらしい。まあ大事に至らなくて良かったじゃないの。後で彼の若い奥さんがベビーカーに子どもらを乗せてやってきて「ご迷惑かけまして」と頭下げていた。そこを私はデジカメでパシャリ。これは後でプリントしたよ。それを救急隊が来たときに渡すよう病院スタッフに頼んだ。きっと後年、子どもらのパパの一大イベントを説明するときに役立つことだろうて(⌒о⌒)。

2015年1月8日木曜日

早く分かりたいインフルエンザ

今日は外来だった。インフルエンザが流行っている。高熱の人はもちろん37℃くらいの熱の人でもインフルエンザ陽性反応が出ている。中には発熱、頭痛、関節痛などそれらしき症状なのに陰性の人もいる。この場合私は臨床症状から判断してインフルエンザの処方を出す。今の検査キットは症状発現1日目には陽性反応が出ないことがままあるし、何も検査キットが診断するわけでもないだろう。「TVで早く分かる検査キットの宣伝をやっていますね」と外来のオダユリNsが話しかけてきた。ほう、たしかフジフィルムがやっていたね。さっそくネットで調べた。発症6時間で判明し高感度だという。できれば発病直後に判明する器械がいいが現状ではこれがベター、導入すべきだ。検査科長の難ガターさんにすぐに調べてみてくれと頼んだ。即乗り気ではない様子だったが私はともかくも進めて欲しいとプッシュプッシュ。早くしないとシーズン終わっちゃうからー。

夜、サブアラド六段から電話あり特上卓で打ってみた。これが麻雀の醍醐味というか怖さの出た半荘だった。南2局、親のサブアラドは4万6千でトップ。私は1万8千程度の3位だった。6巡目、ピンフドラ1聴牌の私は浮上を狙ってここは当然リーチと出た。裏ドラや一発あれば満貫になり2万5千点の2位より上に立てる。下家親のサブアラドは私の現物を切り無茶はしない。しかし上家の断ラスは8萬、6萬と全くの無筋を切ってきやがった。么九(ヤオチュウ)牌を1枚も切っておらず狙いは明らかに国士無双。ちょっとこれはまずいぞ。勝負してくるということは一向聴か聴牌だ。数巡後断ラスは手の内から6索を切った。うわ、これは聴牌しやがった、げっ私のツモ牌は北。あたりませんよーに。祈るようにしてツモ切った。セーフ。ふー。こうなるとリーチしたことが恨めしい。しなければ待ちの4、7ピンなんてすぐにでも出そうだった。後から牌譜を見直すとサブアラドが4ピン暗刻7ピン2枚持っていてそれでいて役なしの47ピン待ちという苦しい手でリーチなければ間違いなく7ピンを切っていた。ある意味さすがというか私の待ちをぴったり押さえてそんな風になったのだ。で、結末。14巡目、ラス牌の東を持って来たサブアラド六段、なんとこれを即ツモ切り、ジャーン!(天鳳では役満が出るとこの効果音が鳴る)、段ラスに国士振り込みとなった。3万2千点放銃でトップからビリへの転落だ。逆に段ラスは一躍4万点越えのトップに躍り出た。

後で電話で確かめるとサブアラドDrは「なぜか全く国士やっていることに気付いていなかったんだよ。見えていなかった」と。私のリーチに対する突っ張り方や捨牌をみれば絶対に気付くはずだし日頃は私が国士をすると常に警戒するタイプなのに集中力が途切れていたのか。ドラマや人生ゲームぐらいでしか見られない立場反転、麻雀はドラマチックゲームや。

2015年1月7日水曜日

ハウスボール練習

姶良郡医師会からFaxが届いた。ボウリング大会に参加する枠がまだ余っているので申し込んでとのことだ。ふふ、だろうて、全30チームそうは集まらない。それで外来のネークチダ君、人間ドックの福香さん、ノタマ石さんを加え1チーム(Dチーム)追加した。これで青雲会参加は4チームとなった。

夜は国分スターレーンでいつものMRらと練習をした。久しぶりに外来副師長の有信看護師も練習に来た。彼は私や難ガターさんと同じAチームメンバーだ。10年くらい前に私がマイボールプレゼントして以来ハウスボールは久しぶりで戸惑っていた。私も最初マイボールでやってその後やってみたがストライクが出ない出ない。親指穴(サムホール)はゆるゆるでマイボールとの握り方の差に改めて大変だと思った。

スリウェル君は私のお下がりのマスターマインドの初投げで「やっぱり良く曲がるしピンアクションがいい」と喜んでいた。でも今日一はタシケント君でハウスボール練習の私をよそに後半ストライクを連発し200近く出してニンマリ。私は140、よくて最後170くらいで全く勝負にならない。こりゃ本番は大変だぁー。

2015年1月6日火曜日

え、セクキャバ?

少し風邪気味で鼻づまりがあった。そのせいか「もうテルくんのいびきがすごくて何度も眼が覚めた」とカールにぼやかれた。うーん、いつも思うが自分にはなぜ聞こえないんだろう。ぐっすり眠れていたんすよー。

医局会があるのに可愛いんだ理事長が来ないと思ったら、何と昨日の所属長会議が終わったあたりから嘔吐下痢症が起きて病院の特別室に入院しているという。きっとトイレに何回も行ってひーひーしているんだろう。絶食点滴で数日で治るからゆっくり休むのもいい。そういえば理事長は11年前の今日も手術をするために病院に入院していた。1月6日は理事長の厄日かいな。

夕方居丈だ薬品のMRが「近々新しい潰瘍治療剤の『タケキャブ』が出る」と情報提供に来ていた。現在のPPIと言われる酸分泌抑制剤より強力に効くという。噂は以前から聞いていていよいよ数ヶ月後に販売で男乙か製薬と共同プロモーションするとか。まあそんなこともだが「タケキャブ」という命名が覚えやすいと同時に「セクキャバ」を連想させる。セクキャバと言えばこの前話題にした「四苦八苦タイム」を思い出す。そう、そのホームページで年末に来た娘さんを調べると年明けから休んでいる。ううむ、体調悪いのに休ませてくれず見切りをつけたか。頑張っては欲しいがいずれにせよあまり長く働くところでもない。辞めて良かったはずと思う。

2015年1月5日月曜日

新年の挨拶を聴く

朝も救急で呼ばれ8時前に外来に出向いた。どうにか済ませ、新年最初の全体朝礼には間に合い、可愛いんだ理事長とシマッチ院長の年頭の話しを聴けた。去年の御用納めは聴けず、それはどうでもいいことかもしれないがけじめの挨拶を私は聴いておきたかった。

理事長は今年のスローガンを「一致団結心をこめて職場を人生を誇りにしよう」と決められた。この中では「人生を」が目立つ。職場できちんと働くことは誇りある人生を持つことに他ならない。

院長は青雲会の社会医療法人化を目指すためにやるべきことをやる、そして個人的にはマラソンへの参加で阿蘇の100kmマラソン完走が第一の目標で、あとは職員へのマラソンの普及活動だ。そっちは順調で今度の菜の花マラソンには40人ほども参加予定とスライドで披露していた。いや、みんなきついのによう走るわ。ボウリングの方が楽で面白いのに、人って自ら苦しいことをやりたがる生き物のようだ。私に誘われてボウリングを始める人もいるにはいるが、ただ今、ボウリングはマラソンに完敗だ。青雲会ではこの他バレーボールも定期的に活動していてソフトボールは昔は盛んだったが最近は休業状態か。今度姶良郡医師会ボウリング大会があるから私もボウリング普及にちょっとは気合い入れよう。

2015年1月4日日曜日

チャオ!

新年最初の当直だった。高齢者の体調不良も当然あり腸炎、胆石、尿管結石、交通事故など結構バラエティに富んでいた。で、診察の時以外は医局ソファ寝のじっと動かずで体力温存を図った。正月何もしていないのに疲れがたまっていたからだ。

そんなゆっくりしていた午後1時半頃、サブアラドDrから電話があった。もしや・・?

「デルバラド七段ですか。天鳳、チャオりました」やっぱりだ。

最近天鳳が調子よくないのは知っていて持ちポイントからして降段しそうだった。「チャオ」とは天鳳用語で降段のこと。先ほどラスをくらいとうとう六段に落ちてしまったという。いやはや新年早々冷や水を浴びてしまいましたねー。先月から何度も降段の危機を切り抜け一時は私と同じ原点付近の1400ポイントほどにまで復活したこともあったのに好不調の波が激しい彼ゆえ今回は大波に呑まれてしまったようだ。これで最上級卓の鳳凰卓では打てず特上卓で打つことになる。その後特上で打っていたようだが、また電話があり「さみしぃー」と。1軍でばりばりやっていた選手が2軍に行った時の心境なんだろうな。私が鳳凰卓で頑張っているからなおさらなんだろう。私が特上卓に降りて打てばまたいっしょに打てるけれどそうそう打つ気もしないしな。ま、いずれまた上がってくるはず。待っているヨ-。

2015年1月3日土曜日

ちゃっかりセージ

深夜、自宅電話が鳴った。いったいこんな夜更けに誰?そうかテルやセージは夜遊びに出かけている。どっちだ。セージだった。「あー、もうバスもなくてさー、悪いけど迎えに来てこれないかなー」あいた、いつもならそれもOKだが正月ということもあってかアルコールを飲んでいた。そう、スコッチウイスキーをちびりちびりやって運転なんて絶対に出来ない。「うーん、それなら朝まで待とうかな・・」と言う。たかだかタクシー代がないだけで子どもにそんなことをさせるわけにはいかない。「タクシー代、家の前で払うから返って来い」「あ、ありがと」とあって私は2、30分居間でTV見つつ待った。そろそろかと2、3千円を取りだし玄関前の車音に注意を払っていると聞こえた。急いでドアを開けるとセージがすぐに入って来た。「お金は?」「うん、手持ちがあったから払った、運ちゃん2千円でいいって」「え・・?」

こいつ、払うお金はあったが自腹したくなくて電話してきたんだ。私自らタクシー代払うと言ったゆえ2千円を渡したが有り難く頂戴されてしまった。ううむ、何かダマされたような・・。ちゃっかりしてるぜ、全くー。

2015年1月2日金曜日

山の神三代目

正月2日と言えば最近はもっぱら箱根駅伝だ。朝から日テレをつけっぱなしでも次から次へと参加各大学の状況をアナウンサーが伝えてくれる。おたくっぽいチッチは高校野球やサッカーだけでなく箱根情報にも詳しく細かな選手情報を教えてくれる。序盤は駒沢大、東洋大、早稲田大など評判の学校が先頭争いをしていたがつかず離れずだった青山学院の神野大地選手が山上りの5区でとんでもない走りを見せていた。チッチが「柏原の記録を上回っている!」と驚いていた。東洋大を一気に強豪校にのし上げたのは1年時に圧倒的な走力で5区を逆転し初優勝に導いた柏原竜二のおかげといっていい。見ていると神野選手の走りは衰えをみせずコース変更前となった柏原の記録と同等以上で走りきった。2位に5分以上も差をつけこれはもうよほどのことがない限り明日の復路も逆転されることはないだろう。私は「三代目山の神」野大地ってフレーズが浮かんだ。明日のスポーツ紙はこれで決まりだろう。

私とチッチの会話を聞いていたセージだったが、彼は兄弟の中でオタク気質がほとんどなく箱根駅伝について子ども以下の質問が相次いだ。しかしだよー、「箱根って北海道?」には参ったぜよ。しっかり地理の勉強からやり直してこーい!

2015年1月1日木曜日

いつもの元日

2015年の元旦は寒かった。鹿児島なのに小雪がちらついていたほどだ。深夜遅くまでTV見て騒いでいたガキどもはなかなか起きてこずお節料理を前にしばらく2階に向かって「起きてー」とカールの声が続いた。ようやく一人二人降りてきてみんなで「明けましておめでとうございます」を言い色とりどりのお節をつまんだ。チッチが沖縄にいるギボヒサコに電話をかけた。ふむ、気が効くね。チッチの声がぼそぼそのこともあってか電話の向こうでヒサコの何度か尋ねている様子がうかがえた。でも「元気?」との問いかけに返って来た言葉が「えっ、ちんちん?」にはのけぞったぞ。年始めからおおぼけをカマしてくれるわ。

昼前に田舎に向けて出発した。錫山の峠は雪が積もっていて車がスリップしやしないか冷や冷やだった。幸い頂上あたりだけだったのでチェーンなどいらずにすんだ。実家に着くと、あこネーサ母やチエコンさん、子どもらのアーコ、ヒロヤン君などお出迎えだった。デンコーが生きているころはちょくちょく親戚、知人が年賀の挨拶に訪れて来たものだったが今はほとんど来ない、家族のみの正月だ。お雑煮を出してもらい、子どもらにはお年玉といつもの光景でそのうち私が昼寝をするのも恒例だ。ヒラーキ弟が子どもらとトランプの大富豪を始め今年はこれが1時間半も続き盛り上がったようだ。

この後は墓参りに行きヒトミンチョ家に寄った。従兄らは不在でヒトミンチョとヒカル姫、そして飼いネコ軍団がー。4匹のうち「あずき」は人見知りが激しく顔を見せなかった。もふもふの兄弟ネコ「そらん」「りおん」と昔からの「ちょこ」はいた。でも話題はいつものうちの「ゲンちゃん」と「あずき」のどっちがかわいいか論争で、お互い自分ちのネコの方がかわいいと譲らない。おかしいのは互いに「世間の人100人に聞いても圧倒的にうちのネコを(かわいい)と選ぶはず」と言い張るところだ。冷静な判断を強調しているように見えて我が子(ネコ)可愛さの欲目としか言いようがない。世間的にはどちらもファニーなタイプ、もしくはブスカワと言えるんじゃないかな。そんなたわいもない論争の後、ゲンちゃん用にとクッションハウスをヒトミンチョにもらった。有り難いがゲンちゃんは意外とえり好みするので気に入ってもらえるなと思ったが、帰宅後最初くんくん鼻をを利かし警戒気味もすぐに気に入ってくれた。部屋も寒いのでよく休憩、昼寝している。さすがヒトミンチョ、ネコを飼ってウン十年、ネコブログ(にゃんこ最大幸福数http://hitomincho.blog26.fc2.com)も1日も欠かさないだけのことはある。

暗くなる前にお暇(いとま)し鹿児島に入って護国神社に寄った。その時はすでに暗くなっていて駐車場も簡単に入れてよかった。甘酒もらい少しばかり境内の前で並んで初詣をした。祈ったのは子どもらも無事進学卒業してくれること、家内安全ってところだ。それ以上を望んだらバチが当たるわ。寒いからはよ家に帰ろ。ゲンちゃんもお留守番で可哀想だしー。年賀状眺めつつ恒例のTV朝日の「芸能人格付けチェック」を見てGACKTの相変わらずのワイン、肉通ぶりなど感心して元日は過ぎていった。