2018年11月30日金曜日

Iの連携

昨日、秋篠宮が記者会見で「大嘗祭を国費で行うことへの疑義」を宮内庁長官に意見したが取り合ってもらえなかったと語っていた。皇族がここまで踏み込んで発言するのは珍しい。天皇家次男という立場で浩宮よりやや気楽な面もあろうが、本来は天皇家の私的な宗教的行事を国が関与しある意味利用しようとしている違和感を訴えたと私は解釈した。おかしいと思うことを素直に言えるのはいいことだ。私は驚きかつ感心したねえ。

ところが今朝の民放全局のワイドショーでは眞子様の婚約問題のことばかりがクローズアップされていた。秋篠宮がその点について言及していたこともある。私は婚約問題には興味があまりないのでチャンネルをNHKに変えた。何とかケイさんとの婚約はたぶんいずれは消滅するのかな、そんなことだろう。

昼過ぎ、鹿児島のカイリョー病院肝臓内科のチェリーDrが医療連携の挨拶に来た。彼は去年までTS病院にいたが閉院となって今のところに移動した。しかしそれまで肝臓内科がなかったこともあって患者が少ない、それで姶良方面にもアピールしに来たというわけだ。肝臓に関してはなんでも診るというから今後大いに連携し合いましょう。

彼は大学囲碁部出身で第二内科の囲碁大会で私とも打ったことがある。なんと6目も置かせてもらってのハンデ戦だった。6目もハンディもらったら負けないよと思っても相手は強者でじりじりと追い詰めてくる。終盤になって少しは私の方がいいかという状況でチェリー君は投了した。計算するとわずかに自分の負けと出たかららしい。私だったらどこかで相手が凡ミスするのを期待して最後まで打っていたがなぁ。負けて尚(なお)強しと思った。それで総当たり戦で終わってみれば私とチェリー君は負けが1つしかなく同勝率で1位、そしてチェリー君が「直接対戦でこてる先生が勝っているから(こてる先生の)優勝」とのことで私が二内科最後の囲碁大会で優勝となった。なんだか申し訳ない気分だったね。もう15年くらい前のことだ。

その際、囲碁のトータルサイト「囲碁データベースhttp://www.igodb.jp」を教えてもらい、毎日訪問するサイトになった。彼も今は滅多に囲碁は打たないそうだがネットで詰碁はちょくちょくやっているという。私がネットでAIの囲碁をちょくちょく観戦するようなものだ。はあ、医療より囲碁の連携をしたいナア。

2018年11月29日木曜日

日本は異常事態、何が?

来週火曜の医局会レクチャーのため、今「ピロリ菌」について何度も本を読み、ネットで関係する項目をチャックしている。これまでもピロリ菌の講演など職員相手に語ってきた。今回は消化器系以外のDrにも広く知っておいてもらおうと、分かりやすいQ&Aのスライドを作ることにした。医療関係者や患者さんからよく受ける質問に答える形式だ。

よくある質問のトップは「ピロリ菌は一度除菌したらもう大丈夫なのか?また感染することがあるのか」だ。これに対する答えは「一度除菌できれば二度と感染しない」である。いや、例外や細々したことを語ればそうは即答できないケースもあるがこう覚えておいて間違いはない。大人の胃であれば(13才以上)、ピロリ菌は胃の中に入って20分以内にほとんど死ぬ。胃酸に強いイメージのピロリ菌だが実はそうでもない。しかし乳幼児期に感染するとまだ胃酸分泌細胞が出来上がっていないので定着してしまう。胃酸分泌出来るようになっても以前からいる菌は胃の粘液の中で住み着きもう除菌できなくなる。だいたい5才くらいまでに汚染された上下水道環境にいると感染率が高まる。それに親や兄弟からうつることもある。昭和20年代生まれは感染率60ー70%という率でそこから徐々に低下し平成の10年以降に生まれた日本人は5%未満という低さになった。

このピロリ菌感染率低下で何か変わるかというと将来の胃癌発生率が劇的に低下しほぼ撲滅出来るということだ。胃癌の99%はピロリ菌が絡んでいる。鹿児島県は去年から高校1年生にピロリ菌検査を行い除菌療法を推し進め、調べると感染率が3.7%で実人数にして534人が陽性だった。若いうちに除菌できれば胃癌発生率はほぼ0になるから非常に有効な胃癌対策といっていい。ついで言うと今の胃癌検診のバリウム透視検査はそれほど有効ではない。受診率が低いし胃カメラに比べ胃癌の発見率も数分の1だ。胃カメラをしてピロリ菌陽性なら除菌をすると年配者でも胃癌発生が半分以下に抑えられる。癌は見つけるより発生させないが一番だ。

実は胃癌は感染症だと言っても言い過ぎではない。これに比べ原因がヒトパピローマウイルスと判明している子宮頸癌の対策がここ日本では遅れているというか頓挫しているのが非常に気にかかる。世界的にはワクチン接種で9割以上この癌は予防出来ることが証明されている。しかし、ここ日本では5年ほど前かワクチン接種した何名かの子らが副反応(といわれる)で動けなくなったとかの騒動があり、マスコミもじゃんじゃんキャンペーンをやってほぼ中止に追い込まれた。だがWHOはこの日本の態度を批判した。接種していない人たちにも同様の症状が同率で出ているのでワクチンが原因とは言い切れない。医学的にはそう判断するのが妥当で、去年日本産科婦人科学会がワクチンの接種勧奨再開を求める声明を出したにも関わらず国はまだ動こうとしない。このままだと日本の女性たちは毎年何千人も子宮頸癌に罹り命を落とす人が減らないだろう。

ピロリ菌も北大の浅香先生らが厚労省に「慢性胃炎+ピロリ菌陽性患者への保険適用を」と何度も訴えて来たが10何年とかかってようやく2013年に認められた。そのおかげでわずか4、5年で胃癌の死亡率が予想以上に減ってきているのだ。今週号の医事新報にもHPVワクチンの日本の惨状が出ていて「世界に取り残されている日本」と目次が出ていた。日本の接種率がどこかよーく探してみて(↓)。

だいたいにおいて日本及び日本人はワクチンに対する恐怖心というか潔癖症というか理性的判断が出来ないことが多い。かつて麻疹や日本脳炎でも副反応(副作用ではない)を気にしすぎて接種率が下がったことがある。結果、そのせいで大量に患者発生をさせてしまい世界から非難される。予防出来る病気は予防するに限る。カールはこれまで日本脳炎や子宮頚癌で若くして悲惨な目に遭った人を身近に知っているので子どもたちにはワクチン接種を必ず受けさせていた。私も身近に胃癌で亡くなった人たちがたくさんいたので子どもらは高校生時にみんな調べさせた。3人が3人ともピロリ菌陽性だった。即、除菌療法させたのは言うまでもない。後で悔やんでも遅いのだ。3年前にスキルス胃癌(ピロリ菌が原因)で亡くなった鹿児島出身の黒木奈々キャスターも「胃の検査を受けておれば」と悔やんで周囲にも胃カメラを受けることを勧めていたという。でも時代がもう少し遅ければ「ピロリ除菌をしておけば」であったろう。私に女児がいたなら絶対に子宮頚癌ワクチンは受けさせていた。

早く日本のこの異常事態が正常化して欲しい。

2018年11月28日水曜日

フサンコ画伯の驚き!

当直明けて午前外来を済まし午後は早帰り帰宅した。カールに頼まれたネット通販や来年の手帳など申し込みし一段落した後、南日本新聞を手に取った。一面に「第73回南日美展入賞者決まる」の記事あり、最高賞の南日本新聞社賞に「フサンコさん」(副賞50万円)とあるではないか。ゲゲ。5月の県美展でも最高賞を取ったのにまた?!タイトルは「上流(古希)」だというからまたモチーフにしている川と橋の絵だろう。社会面の記事では「石橋の架かる川を映画いた洋画で『水面の表現が生き生きしている。美しい故郷を見事に描ききり、作者の精神性、感情が作品から伝わってくる』と高く評価された」とあった。ひやー、油絵を始めて4年くらい、初出品したのが去年の南日美展という初心者(本人も取材にそう答えている)のはずなのにこんなことってあるの?しかもモチーフが毎回いっしょ(タイトルが去年南日「清流」、今年県美「下流」、今年南日「上流」)で似たような絵柄なんだけど、審査員にはえらく素晴らしく映るようだ。

記事の下に入賞者一覧があり269名がずらり載っていた。その中に「ケンキュウ」先生の名があった。私の中学時代の美術担任かつ学級担任でもある。ケンキュウ先生は鹿大学生時代から洋画を描き続け昔は同士数人で個展なども開いていた。4、5年前に個展を開き見に行ったこともある。 そんな先生を差し置いての初心者が大賞受賞、美術の世界にも奇跡があるんだ。

妹のヒトミンチョがその絵を写真に撮っていた。やはり前作と同系統の川の色彩が特徴的な絵であった。

2018年11月27日火曜日

タナカッツ君が10年ぶりに見たもの

タナカッツMRが来院して言うことにゃ、「実はこの前映画館で映画を見まして」と滅多に行かない彼を映画館に向かわせたその映画のタイトルは「ボヘミアン・ラプソディ」。あのロックバンド、クイーンを題材にした伝記映画で現在大ヒット上映中だ。ついこの前朝のワイドショーで紹介されていて面白そうと私も思った。クイーンは私が高1の時に人気で10才ほど若いタナカッツ君はリアルタイムで聴いていないと思うがそれでも見たいと思わせる、すごい。タナカッツ君、奥さんに「映画見に行かない」と言ったら10年ぶりくらいだったそうだから相当びっくりしたそうだ。

普通は映画は封切り1週目に観客動員が一番多く徐々に減少していくものだが、この映画は評判を呼んで週を追うごとに増えているんだとか。リアルタイム世代だけでなく主人公のフレディ・マーキュリーが亡くなった後にクイーンの曲を知って興味を持った若い世代も見に来ているそうだ。甲子園のブラバンでも「ウィ・ウィル・ロック・ユー」は定番だし木村拓哉のドラマでも使われた「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー(I Was Born To Love You)」などCMでもよく使われ耳になじみがあるからだろう。それに一度見た観客が二度三度見に行っているようなのだ。そりゃヒットするわな。

私もチャンスあれば見に行こうかな。ただ今は来週の医局会でのレクチャーが控え、その後は年賀状作りや当直などもある。師走は忙しい。ぐすぐずしているうちに上映終了とならないように気をつけよう。

2018年11月26日月曜日

ギボヒサコと生活したら必ずアレになる

ギボヒサコと二人で生活していると、特に食生活で娘のカールとの違いに驚く。昨日の夕方外食した後にAコープにいっしょに買い物をしたところ、カールが絶対に買いそうもないもないチョコケーキ(2個入り)をカゴに入れ私が驚いていると、さらにホワイトクリームのケーキにも手を出したので慌てて元に戻させた。まったくぅ〜血糖に気を付けないといけないんでしょ。この他ナッツ2個、菓子パン数個、バナナ数本などいかにも太りそうな食材が多い。しかも複数個買う癖がある。冷蔵庫を覗くとアイスのモナ王5個入り(多すぎ!)があったので「これは冷凍庫に入れなきゃね」と開けると何とそこにもう一箱5個入りのモナ王があった!冷凍庫がいっぱいではみ出していたんだ。

親子でも食の好みが全く違うな。やれやれ、この調子だと私まで確実に太ってしまう。私が太目とはいっても今ぐらいの体型で済んでいるのはカールのおかげだ。ギボヒサコといっしょだったらやがて体重100kgを越えても不思議はないわ。

NHKファミリーヒストリーはダンサーの「SAM」が取り上げられていた。ダンスボーカルユニット「TRF」の一員として25年前にヒット曲を連発し同じ小室哲哉ファミリーの一員として安室奈美恵と結婚し一児をもうけた。彼の実家が埼玉の総合病院丸山病院で彼以外の兄弟はみんな医師というのも知っていた。元は産婦人科なので安室奈美恵もそこで出産したってのもね。ただ番組では安室のアの字も出てこなかった。全く無視。まあ確かにSAMの家にスポットを当てる番組だから安室奈美恵はノイズでしてかないのだろうが。

カールから「SAMのファミリーヒストリーを録画していて欲しい」とのメールも来ていた。実は沖縄出身のカールだからではなく彼女は埼玉は岩槻に住んでいたことがあって、SAM登場以前に丸山病院のことを知っていて「一人だけお馬鹿さんがいて医者にはなっていないらしい」との噂を聞いていたんだって。そっかそっか、SAMが一流のダンサーとして大成し単なる「お馬鹿さん」ではなかったことを番組で確認してもらいましょ。

2018年11月25日日曜日

死相が出てるわよ

朝はカールが県外へ所用あるため6時半に家を出て空港まで送った。空港近くに来た時、日の出が桜島方面から見え、その瞬間をデジカメに撮りたかったが、いかんせん運転中では無理で残念だった。しかし帰りの高速、溝辺を下りるところで桜島が朝日にうっすらと染まって浮かび上がるのはいい眺めだった。今度はどうにか片手でシャッターを押して撮ることが出来た。

昼はTVでJ3リーグの鹿児島ユナイテッド対沼津戦をネット麻雀しながら見た。ユナイテッドにすればここで勝てば文句なしリーグ2位でJ2に昇格する。引き分けでも実質昇格だ。前半はスコアレスで終わり、後半に入り見事1点先制した。オーーッ!スタンドも盛り上がり、私も少し興奮した。そしてこのまま守り切り1ー0で勝ちきった。やった。来期からJ2だ。結果は毎週スポーツ番組で報道されるし観客も大幅に増えるだろう。本当にJリーグで戦うって感じがする。心配なのはすぐにJ3に降格しやしないかということで、1年目がいきなり正念場だろう。ともかくも地元に本格的なプロスポーツチームを持つというのはいいこと、応援していこうゼ!

夜は爆笑のドラマ「今日から俺は!!」を見た。西友Nsに「夫といつも爆笑している」と勧められて毎回見ている。今夜も爆笑だった。特に吹いたのが、今井君(太賀)が見事主人公の三橋(賀来賢人)をハメたはいいが理子(清野菜名)に「仕返しされるわよ。今井君、死相が出てる」と言われた時の今井の顔!
きゃはは、こんな表現の仕方があったのかい。この後、悪巧みのさえる三橋に監禁されて抱腹絶倒のイジメを受ける。あまり期待されていなかった「今日から俺は!!」は今期のドラマの拾い物だ。残り数回、みんなも見てみよう!

2018年11月24日土曜日

一瞬で私を振り向かせた女の子

朝から休みでTVを付けっぱなしにしてMacBookProでネットなどし、土曜朝の情報番組など見ることもなくただ聴き流していた。すると、小学生の女の子を「実はすごいんです」と司会者が紹介し始め、「大人に交じっての歌の大会でチャンピオンにもなり、美空ひばりさんを尊敬する何とか子ちゃん、今日は生放送で歌ってもらいます」とのこと、それでも私は正面はネット画面でTVは斜めでチラチラの状態だった。

美空ひばりメドレーで最初の歌は「東京キッドです、どうぞ」と少女は歌い出した。
「♪歌も楽しや〜東京キッド〜」

な、なに?思わずTV画面を私は見つめた。びっくりとはこのこと。伸びやかで大人びた歌声、え、小学5年生なの?そして「東京キッドってこんなにいい歌だったっけ」ついで「真赤な太陽」「川の流れのように」を歌った。ほう・・。

かつて大人たちが少女美空ひばりに驚いたのと同じだろうか。単に歌がうまいだけじゃなく何か聴かせるものをこの子は持っている。ネットで「梅谷心愛」と検索すると彼女の母のtwitterがあってあちこちTVや歌の祭りなどに出てすでにセミプロ並みの活躍をしているようだ。実際、プロの先生にレッスンも受けているという。歌がうまい子はたくさんいる。でもプロの歌手になりさらに多くの人に感動を与える歌手になるにはうまいだけではダメだ。心愛ちゃんが憧れる美空ひばりのようになれるか、そこまでないにしてもみんなが知るような歌手になれるかはまだ分からない。しかし、一瞬で私をTV画面に向かわせた何かを彼女は持っている。期待しよう。

2018年11月23日金曜日

朝は爆笑、日中は勤労、夜は投球

勤労感謝の日で朝はカールと朝ドラ「まんぷく」を見ていた。主人公の夫婦の間に男の子が生まれ、「名前をどうしよう」となり、夫は「平賀源内から取って『源内』はどうだろう」と言い、妻の母は「うちは武士の家系だから先祖の源義経から『義経』はどう」とトンデモ発言をする中、妻が「二つの意見から取って『源(ゲン)』にしましょう」となった。これを聞いて私たちは吹き出した。なんたってうちのネコも「源」ちゃんだからだ。正式の名前は「源之丞」で通称ゲンちゃんである。

日中は病院の日直係だった。ただあんまり重症患者も来ず一人入院があっただけ。ゆっくりとしたものだった。最近天気もいいせいか入院患者が少なく空床が多い。12月になれば寒くなりきっと増えるだろう。
なお、ヒマだったんでムッちゃんNsに冬ソナDVDを貸していたので「韓ドラ視聴はどう?」と電話を掛けてみた。すると「私の期限は49日」を見ていて「それが聞いてよ。残りDVD1枚の19話と最終20話を見ようとしたらDVDが開かないの。それまではちゃんと見られていたのにー」と落ち着かない様子だ。だったら冬ソナを見たらと言いたくもきっとそんな気にはならないか。「明日持って来て、私が調べてみるから」というと「明日(土曜)は仕事は休みで月曜持って来る」だと。ともかもムッちゃんNsも韓ドラにハマってうれしい限りだ。

夜は串木野でトリオリーグだった。2週間前はオイルのやや多いコンディションに対処出来ず、ボールを2年前に買うもほとんど使っていなかったニルバーナを持っていった。事前練習もやっていてそれなりに成算はあった。そして結果は予想以上、奥でしっかり曲がりが出てストライクが出ること。こんな時のためにこのボールはあったのか!203、237、192でチームにも貢献し満足であった。

2018年11月22日木曜日

決定的瞬間、カメラはどこを向いた

トシマロDrが大腸検査を受けに来た。これまで何回か来ていてやはり一城主となれば健康には気を遣っているようだ。奥さんも付いてきていて、廊下で待機していた時に「ちょっと(トシマロ君)太ったんじゃない?」と言うと「そうなの、ライ〇ップで16kg痩せたの
にまたリバウンドして・・」なんだそうだ。彼を昔から知っているベテランナースも「え、あれ、トシマロ?」「ラ〇ザップをしても元に戻っちゃお金捨てじゃない」とも言っていたので、体型の変化って目立つから私も気をつけなきゃ。

私が運動するとしたらせいぜいボウリングだが、小汗をかくくらいでこれがダイエットにはほとんど向かない。ただ体を動かすことで心身法フレッシュには向く。なんかだるいなぁ〜、ボウリングも面倒だなあと思っていてもボウリング場に来てシューズを履く頃には気分も上がっていることが多い。そうだ、昨日は週1のボウリング練習の日だった。1ヶ月ぶりくらいにタナカッツMRも参加した。最終は恒例のダブルスゲームで、ちょうど6ー7ー10の難しいスプリットが残ったのでダブルスには参加しなかったタナカッツMRに動画を頼んだ。上手く投げればスプリットメイク出来るかも。

左端に立って6番ピンをかするように斜めにボールをリリースする。当たるか当たらないかで6番はゆっくり左に倒れた。おっ!これは取れるかぁとピンを見つめるとピン先端は7番にこそっと当たり倒れ、見事スプリットメイクした。「うぉお」とみんなの声にポーズを決めた私。タナカッツ君に録画頼んでいて良かったぜ。
と、デジカメ録画を確認すると・・肝心の6番が7番に当たるシーンのはずが、取れなかったと思ったタナカッツ君、カメラをキョロキョロし外していた。ええー!私の決めポーズもちょっぴり間抜けに見えちまったよ〜。

2018年11月21日水曜日

46年前に読んでいたものとは

チッチから東野圭吾の直木賞作「容疑者Xの献身」が家にあるはずだから送ってほしいとの依頼があり、2階の本棚に探しに行った。しかし確かにあったはずなのにどうしても見つからない。結局あきらめたが、こういう時の「あるある」でついつい他の本を手に取り、眺めてはまた別のを手に取り眺め、いつしか時間が過ぎてしまった。ある意味贅沢な時間で読み終わった本でもそこにあるだけでなにがしか役に立つものなのだ。

自分の日記も小学6年からずっと保管していて「そういえば中1の時に親戚集まって霧島の紅葉を見に行ったのはいつだったかな」と中学時代の日記を取り出してみた。すると1972年11月5日と分かった。他のいきさつは全て忘れても紅葉の鮮やかさと「わぁー紅葉がきれーい!でも周りの緑があるからだよねえ」と車中でフミコ叔母が語ったことだけを覚えていた。その後、ぱらぱらとめくるに11月27日の一節が目に入った。
「図書館から『君たちはどう生きるか』という哲学の本を借りた。この本は教科書のP349の読書案内2というところにもでている。前から読みたいと思っていた本だから図書館でこの本を見つけた時はうれしかった」

へーえ。昨年漫画化され復刻ベストセラーになった吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」を中学1年で私は読んでいたのだ。だから聞いたことのあるタイトルだなと思っていた。私には少々ひねくれ気質もあって「ベストセラーにはすぐには手を出さない」という癖がある。だから話題だからって「漫画本君たちはどう生きるか」は買わなかった。まさかすでに読んでいたとは。でも本には読むべき時期がありこの手の本はその頃読んで良かったと思う。自分では意識しなくても吉野源三郎氏の言いたかったことが血となり肉となっているに違いない。

日記もたまに読み返すといいもんだ。

2018年11月20日火曜日

生田絵梨花に思わず・・

乃木坂46の生田絵梨花が第2写真集を出すんだって。いや、ほとんど興味ないし買うなんてことは絶対にない。ただ数枚の先行グラビアがネットで出ていてそのうちの1枚に「おう」となった。
なかなかいいじゃない。特に量感のあるおっぱいをチラ見せしているところがー。乃木坂はAKBと違って水着姿もあんまり見せないし、特に生田絵梨花は清純派で通っているのでいわゆるギャップ萌えする写真だ。白石麻衣の写真集が発売から1年9ヶ月経っても重版を重ね異例中の異例のヒットを続けているのも乃木坂のイメージ戦略が当たっているのだろう。生田のも男子だけでなく女子にも受けそうだし売れそうだ。

上の写真も男子にはおっぱいを魅せ、女子にはかわいらしさと憧れを抱かせる。生田って可愛いしピアノも上手だしいいんじゃない、くらいだった私がこうして日記ネタにするわけだから乃木坂の運営は相当きてるネ。それでも私はAKBを応援するよ。そうそう簡単に推しを変えはしないさ!

2018年11月19日月曜日

ゴーンさんが去りぬとも

あこネーサ母の昔からの友人ハヤちゃんが大阪から鹿児島は蒲生に帰郷し「あこネーサに会いたい」とリクエストがあり、義妹のチエコンさんが蒲生まで車に乗せて久しぶりの邂逅を果たした。私が子どもの頃何回がうちに来たことがあり、大人になってからは会った記憶がない。蒲生までくれば姶良の青雲会病院はすぐそこだ。そこで昼休み時間に私に面会に来た。ところが、いつもなら余裕で会えるのに今日はまた検査や面談などで忙しく、4、5分でピッチが鳴り、せいぜい記念の写真を撮るくらいで終わった。チエコンさんは私に悪いことをしたと後で恐縮していたらしいがそんなことはない。ハヤちゃんおばさんはもちろん、あこネーサ母ですら逢えただけで貴重なことなのだ。この場を借りて「ありがとう」を言いたい。(青雲会病院1階フロアにて、右がハヤちゃん左があこネーサ母)

夜中にネットで「ゴーン逮捕」の文字が目に入った。何々、あの日産会長のゴーンさんが逮捕されただって?これはビッグニュースだ。役員報酬を偽っていたとか。10億でもすごいと思っていたのにその倍もらっていて少なく見せかけていたとか。いやはや、しばらくはこのニュースで持ちきりだろうな。

でも私が気になるのは日産が業績回復しようがしまいがゴーンさんがいてもいなくても今の日産に魅力ある車があるのかという点だけだ。せいぜい今はe-POWERのノートくらいしか思い浮かばない。ゴーンさんがいなかった前も買いたくなる車はほとんどなかった。運転免許を取得して約40年、真剣に日産車購入を検討したのは1988年ごろのシルビアくらいだった。迷って迷ってホンダのプレリュードにしたのだが、売れ行きはシルビアの方がよかった。その後4ドア車を買おうと思ってスカイラインとホンダのビガー(アコードインスパイア)を比較したが燃費、狭さ、内装など1回見に行っただけでスカイラインは脱落した。それから8年以上経ってオデッセイかそれ以外を検討した際に日産のプレサージュを見に行った。しかし高床で乗り降りが不便そうだったし値段もその割には高く、オデッセイの方がずっとよくここでもホンダになった。このプレサージュ、その後2代目が出たようだがいつの間にかひっそりと販売中止になっていた。すでにゴーンさんの時代になっていたがその後車購入の際に日産車をリストアップすることはなくなった。コストカットし無駄をなくすのは結構だが車そのものの魅力がなくなっては・・。

今から40年前、もう信じられないことだが、大衆車部門ではトヨタが強かったが排気量1800cc以上のいわゆる中型車部門はトヨタより日産の方が販売台数は多かったのだ。ブルーバード、スカイライン、セドリックなどトヨタに伍してそれこそライバルとしての存在感があった。しかし会社の体質なのかいつの間にホンダに抜かれ、最近では海外市場にばかり目を向け良い車を国内に提供しようという雰囲気がない。もしゴーンさんがいなくなることで日産がかつての元気さを取り戻すならこの一件はいいことかもしれない。

2018年11月18日日曜日

思い出の万博1970

大阪が2025年の万国博覧会に立候補し来週選挙で決まるらしい。万博と言えば1970年の日本万国博覧会が強烈に印象に残っている。今は「大阪万博」とよく言われるが正式には「日本万博」である。こてる家も初めての県外への家族旅行で春休みに関西に行き、万博にも行った。そう、飛行機にも初めて乗るということでわくわくしていたが、前日に「日本初のハイジャック『よど号』事件」が起き、そんなことも起きるのかと驚いたものだ。旅行中ニュースはずっとこればっかしだったな。

大阪の親戚筋の自宅に泊まり、奈良見物をした翌日、万博会場に行った。事前に小学館の学年雑誌などで知識を仕入れていた私はカナダ館やサンヨー館など見たかったが、何はともあれ「月の石」のアメリカ館だということで初めて長い行列というものを体験した。確かに遠くから月の石を眺めたはずだがほとんど記憶にない。会場の広さと建物(パビリオンって言う)の形の面白さはあったが、「動く歩道」が直前の転倒事故で使用されず、5台同時発着できるというジェットコースターも乗れず子供心にやや不満の残るものであった。それより神戸の小っちゃな動物園だか遊園地でのミニジェットコースターがすごく楽しかったこと、たまたま道路を歩いていたら救急車が止まっていて家の中から呼吸困難のおばさんが運ばれていったことを思い出す。前に日記にも書いたと思うが、その時私は「あのおばちゃん、きっと死ぬんだな」と思った。でも48年経って医師の私が診断するにあれは典型的な過換気症候群だった。救急車でよく運ばれるけれど死ぬどころかその日のうちに帰宅できる疾患だ。あの頃は無垢で無知だった。

帰りは4月5日でプロペラの飛行機で真下に甲子園球場が見えた。センバツ、箕島対北陽の決勝戦の日で、ハイジャックも一応の解決をみ、北朝鮮から羽田によど号が帰ってきたのもこの日だった。私はやさしいスチュワーデスさんに毛布を掛けられ甲子園を見た後はぐっすり寝込み気がついたら鹿児島は鴨池空港に降りる直前で外は真っ暗だった。

そして翌日から自宅兼旅館の新築工事のため、5ヶ月間上荒田での借家生活が始まるのだった。

2018年11月17日土曜日

「とんかつは何の肉?」に出したラストアイドルの答え

4週間ぶりのリアル麻雀、いつものサブアラド、見せたまえDrに1年半ぶりの薬剤師福祉茸君が相手だった。福祉茸君は以前は青雲会病院前の薬局勤務だったのが大隅半島勤務となってやや縁遠くなっていた。土曜は鹿児島市へ帰るらしく良いタイミングだった。

半荘10回の長丁場での結果、ほぼ一人勝ちだったのがサブアラド天鳳七段。私はちょい浮きでどうにかサブ台風をしのいだが、麻雀そのものが久しぶりの福祉茸君と最近不調の見せたまえはかなりやられた。帰り際、福祉茸君は「今度またリベンジを」と再挑戦を誓っていた。打っていて確かに実践不足の印象があり、そのつもりだった彼は今度の対局のためネット麻雀天鳳を久しぶりに打とうとしたが登録抹消されていて打てなかったそうだ。天鳳は半年何もアクセスなしだと抹消されるんである。

帰宅途中のTVで「ラストアイドル」とかいう番組をやっていた。アイドル番組といってもAKBじゃないので私はこれまで見たことはなかった。チャンネル変えようかとも思ったが今日の特集が「誰が一番のお馬鹿アイドルか」というクイズをやっていてそのあまりにもお馬鹿ぶりに呆れてそのまま聞いていた。まあバカといういうより全く勉強をしてこなかったせいで知識がなさ過ぎるんだろう。事前テストで特に成績の悪かった3人が選ばれボタンを押し合うのだが、それにしても、なんだ、程ってものがあるぞ!

「中国の首都は?」・・・「コリア!」ブー。「黄河」ブー。「ウォンシュン?」ブー。「長江?」ブー。あまりにも答えが出そうにないので司会の「おぎやはぎ」が後ろのひな壇のラストアイドルたちに「知っている人?」と正解を求めたが手を上げたアイドルが答えたのが「北京ダック」。「ダックが付いている」と呆れるおぎやはぎ。結局「北京です」と司会が正解を出す始末。

「(写真)この建築物の名前は?」答えは「凱旋門」だが「フレンチェル塔」から始まって「フランス塔?」「パリ塔?」だったので「塔じゃない」の司会の言葉に「フランス門」「パリ門」違うってーのに「登竜門」との返答。結局誰も答えられず。

「四面楚歌、これを何と読む」はいきなり「しめんそうか」とかなり近かったが「惜しい!」の反応に「よんめんそうか」違う「よんつらそうか」違う「しめんそっか」違う「しつらそっか」あー。結局司会が答え(しめんそか)を言う羽目に。

次の問題は今回一番難しいものだった。「次の俳句を完成せよ・・『夏草や兵どもが(   )』」これには「稲穂かな」「やけていく」「いくさかな」と答えが続き「(いくさじゃないなら)和解かな」と来たのでこれりゃ絶対正解に近づかないとのことで早々「夢の跡」を知らせた。

その次の牛の絵を見せ「これを英語で何と言う」には「COW!COW!COW!」と正解を連発していた。ふー。そしてしばらく正解が続く。問題は「サッカーのスタメンは何人?」「アルファベットでFの次は」そして日本地図で鹿児島県だけが黒塗りされていて「この県は何県?」に山本というアイドルが「鹿児島県」と正解を出し、つづく「何と読む『五反田』」も「ごたんだ」と連続正解しようやく落ち着いてきたと思ったのに、有名絵画「モナリザ」の質問には「マザーテレサ」(笑)「オランザ」(近い)「エランザ」と続くとその返答に引きずられて「マランザ」と迷走する。

この誤答に引きずられる傾向が目立ち、徳川家康の肖像画がいつの間にか「あ、ホトトギスだ」になったり、一番笑ったのが「とんかつには何の肉が使われる」の難問(?)に一人が「イベリコ」と意外に通な答えを出すも当然バツ。でも惜しいという質問側の雰囲気に「メキシコ」とやってしまった。笑うしかない質問者。でもこれにもう一人が答えたのがメキシコでないならの意味か「アメリカ!」だった。
「おい!肉の名前だぞ」にハッとしたのか「ソーセージ」(笑)「牛(うし)」(惜しい)今度は正解が出るかと思ったらもう一人が「ギュウ」がくっ。じゃー今度こそ「馬」・・とうとう司会が「お前らホントは知ってんだろ」と言うが表情を見るに本当に分かっていない。「豚」と正解が出ても本人が「ほんと?」という表情だったぜ。

いやはや、確かにみんな可愛いが、現実にこういった女性と一緒になってくれと言われたらオレは逃げ出してしまうわ!

2018年11月16日金曜日

ビデオとテレビと床寝

昨日のムッちゃんNsネタでまた少し韓ドラに関心が出てきた。たまたま受付の鳥羽さんに「韓ドラとか見る?」と聞いたら「ええ見ます」と即答だった。「へー、どんなドラマが面白かった?」には「『太陽の末裔』とか『ピノキオ』とか」とのことで私もタイトルだけは知っていた。その中で「太陽の末裔(全16話)」は2年前の大ヒットドラマでソン・ジュンギ、ソン・ヘギョ主演でこの二人はドラマが終わった翌年に本当に結婚もしてしまったというエピソードもある。軍人(ジュンギ)と女性医師(ヘギョ)が派遣先での状況下でのラブストーリーらしいがいかんせん見ていないので多くは語れない。ただ、視聴率20%でも大ヒットと言われる御時世に41.6%を叩きだしたというからメガヒット作品といっていいだろう。しかも韓ドラには珍しく初回放送前に全ての撮影が終了していたという完全事前制作でそれだけ完成度も高いと知れる。私も見ようっかな。(ただ年末にかけて医局レクチャー、年賀状など忙しいんだが・・)

夜はサッカー日本代表の対ベネズエラ戦を見た。大分で行われ、会場への道路が大渋滞で選手を乗せたバスが1時間近くも遅れウォーミングアップもそこそこに試合が始まったとか。雨で夕方、週末という悪条件が重なったせいなのか、私の知っている人もこのサッカー観戦でバスに乗っていて「45分で4分の距離しか動いていない、これじゃ歩いた方が早い」「でも傘持って来てないし」「こんなことで(来年のラグビー)ワールドカップ成功するわけがないと身に染みて思った」などとネット書き込みをしていた。肝心の会場は雨天時は屋根がかけられるとかで問題なし。ゲームも推しの大迫勇也はまずまずで、酒井宏樹が代表初ゴールを決めるなどいい感じだったが攻めあぐね、後半、酒井宏樹はファールのPK与え同点で終わってしまった。まさに宏樹デーだったね。

この後も録りだめビデオやら見ていたがいつの間にか床寝でグーグー、不健康な夜をまた過ごしてしまったのだった。

2018年11月15日木曜日

ムッちゃんがアレにハマった

今日から病院でインフルエンザのワクチン接種が始まった。私もさっそく打ってもらったがちぃとばかし痛かったな。毎年ワクチン打っているけど今年はB型インフルに罹ってきつかった。今冬はたぶんインフルにはかからないだろう。ワクチン万能ではないけれど期待しているゾ。

内視鏡室のあのムッちゃんNsが最近韓ドラを見始めていると聞いて驚いた。10年ほど前私が韓ドラに大ハマリしていたとき、特に「冬のソナタ」を「どこが面白いんだか」とかペ・ヨンジュンの茶髪を「きっさんか(汚い!)」とバカにしていたのだ。もっとも私は「冬ソナをバカにする人たちの共通点は冬ソナを見ていない人たちだ」と看破していたのでそれ以上は何も言わなかった。彼女も還暦を過ぎ子どもたちも離れ余裕というかヒマになったんだろう。台風が近づいた日に「TVも面白いのがないから」と外来の不束Nsから韓ドラDVDを大量に譲り受けたのがきっかけだったそうだ。

今見ているのが「千日の約束」とかでどんなドラマかと尋ねると、「記憶を失っていく女性を守ろうとする男性の純愛」を描いているそうで「それって今TBSでムロツヨシと戸田恵梨香がやっている『大恋愛』といっしょじゃん」と思った。調べるとパクリやリメイクではないようだがテーマやシチュエーションは全く同じだ。韓ドラでは主人公がキム・レオゥンとスエ。Aクラスのキャストなのでしっかりした作りのはずだ。あんなに韓ドラをバカにしていたムッちゃんが「早く寝なくちゃと思っているけど次が気になってついつい」とぼやくほどハマっているとは可笑しいぜ。

もらったDVDは10作品以上もあるそうでなんで「千日の約束」から見たのかと聞けば「一番上にあったのを取っただけ」だったのならば、「韓ドラの基本、お約束の『冬ソナ』を見ないでは済まされない。今度私がDVDを貸すから」というと素直に「うん」とききよった。うしし、10年越しのレベンジだぜっ!

2018年11月14日水曜日

自分で自分に魔法を掛けた患者

同じ郡内のクリニックから救急車で腰痛その他で体が動けないという女性(私と同い年)が紹介されてやってきた。うちに整形外科があるからということでその女性患者が希望したそうだ。だがあいにく青雲会病院は整形は担当Drが非常勤でしかも月火の週2日しかいない。週後半は不在なのだ。だが病状を見聴きすれば整形外科の疾患ではない匂いがぷんぷんしていた。この女性にはどこか腫瘍が隠れている、骨の痛みは癌転移じゃないかと。採血結果をみてますますその疑いが強くなった。私は骨へ影響する血液の癌の可能性も考えたりした。他にも難しい患者も多くこの女性患者にばかり関わってられなかったが他が一段落してじっくり診察出来た。

夫と高校生の娘も交え、現病歴も再度確認しているうちに「胸のしこりが・・」と患者が口走ったのをそのままにせず、「ちょっと待って、しこりですか、見せて下さい」と言うと、なんと見せようとしない。うん?「いや、左の胸のしこりは25才の時からあってずっと放置しているから」と言い、抵抗した。25才からおおよそ35年もそこにあるしこりならば普通なら良性のものだろう、でも鵜呑みには出来ない。「とにかく確認させて下さい」と強行診察した。もう、私の脳裏には「進行乳癌→骨転移」のパターンがはっきり浮かび上がっていた。はたしてようやく見せてくれたしこりは触ってその硬さといい乳癌に間違いなかった。よく聞けばそのしこりは4、5年前からあって徐々に大きくなるも25才の時からのだからと一度も病院に行って診察は受けていない。かかりつけのクリニックの先生にも見せていなかった。だから整形外科の病気では?などと方向間違いをしてしまう。自分で自分に勘違いの魔法をかけてしまうなんてー。

ようやく原因が分かったものの、今度は自力で動けないこの患者さんをどうするかで悩まされた。乳癌の検査治療を行える病院に紹介をしたいが、できれば救急車で即入院がいい。しかし鹿児島市内のその病院はあいにく満床とのこと。それで介護タクシーで移動し診察を受け、近々入院の予約もしてもらいましょうとなった。この間、電話でのやりとりなど時間がかかり、私が昼ご飯を食べたのは15時前だった。実は当直明けで午後には早帰りできるはずだったのだが、結局16時に病院を出て予定の散髪屋に着いたのはそれから30分後。早帰りだなんて・・はあ。

2018年11月13日火曜日

理事長お気に入りの歌とダンスとは

昼は半年に一度の防災訓練だった。青雲会病院駐車場に職員が集合し消火器訓練などした。で、今回はこれから芝生に移動し4年前にも行った「恋するフォーチュンクッキー青雲会病院版」の全体動画撮影があった。これは可愛いんだ理事長の「人も変わってきているしおふざけの格好ではなく普段の仕事の格好でもう一度(フォーチュンクッキーを)撮り直したい」という意見でやることになった。全員で踊るチャンスはこの防災訓練しかない。踊るのはフォーチュンクッキーのラストで朝は医局会のあと事前練習までしたのよ。それで外来の看護師らに「先生、なんか上手だったぁー」と言われたがさすがにそれは言い過ぎ、ただ動きを覚えていただけだ。

これからしばらく各部署が分担してダンスをしそれをリハビリスタッフが録画し編集する。御用納めの日にみんなにCDを配るんだそうだ。そしてしばらく職場研修の学生などに見せるんだと。このAKBのフォーチュンクッキーは未だに人気があって彼女らの代表曲になっている。タイのBNK(バンコク)48も現在この曲で大人気になっているという。かつては「ヘビーローテーション」「会いたかった」がAKBの代表曲の時があったが完全に入れ替わった。青雲会病院でも理事長も気に入っているくらいだからネ。曲が発売されてから5年も経っているのに「恋チュン」パワーおそるべしだ。

2018年11月12日月曜日

「若くてきれいな女性に出来やすい」ものとは

人間ドックの利用者で中年に入りかけていて初めて胃カメラを受ける女性がいた。不安そうだったので「鼻から入れる胃カメラはそれほどきつくないですよ」と説明してから開始した。で、胃の中にスコープが入れてすぐに「ああピロリ菌がいるな」と思った。これっていやしくも内視鏡室専門医を名乗るならそう難しくはない。ヒダの腫れ具合、発赤の有無、粘液の付き具合、そして胃の小弯部位の色調などで秒で判断出来る。検査中に「ピロリ菌がいそうですよ」と告げさらに胃の出口付近である前庭部にスコープ先端を進めると今度は小さなブツブツが多発する粘膜いわゆる「鳥肌胃炎」の所見があった。もう100%ピロリ菌陽性は間違いない。

この鳥肌粘膜は30年以上前は病的意義がよく分かっていなかったが、比較的若い女性のピロリ菌感染者に見られることが多い所見で時にスキルスなど未分化型胃癌を起こす可能性があると言われている。そこで「この鳥肌みたいな胃はですね、若くてきれいな女性によくあるんですよね」と言うと、「あら」と喜んでくれた。「でも胃癌をちょっぴり心配しないといけない」と言うと「えっ」と表情が曇った。全く上げたり下げたりもてあそんで悪かったかな。全部観察を終え、ウレアーゼ試験を行い、カメラを抜いた。数分も待てば試験液は黄色からきれいなピンク色に染まるはずだ。しかし人間ドックの係の人がすぐに連れ戻そうとしたので反応カップを本人に渡すことにした。「きっと色がピンクに変わりますからね」

それくらい診断に自信があったわけだが、長くピロリ菌の診断治療をしていて結果が出る前にウレアーゼ試験キットを本人に渡したのは初めてのことだった。カルテ記録もピロリ菌陽性とフライングで書いてしまった。次から次に検査の人が来るのでさっさと書き終えてしまいたかったこともある。でもさすがに気になったのでドック室に電話し確かめると「ピロリ菌陽性でしたー」との返事だった。ふ、だろうて。みるみる変化する試験液を見て女性は自分がピロリ菌感染者だと実感したことだろう。そして除菌薬を飲み菌が消えることで胃癌のリスクが減れば胃カメラを受けた甲斐もあったというもの。

ニュースキャスターの黒木奈々さん(鹿児島県出身)は32才でスキルス胃癌で亡くなっている。彼女は検診やドックで分かったわけでなく、胃に穴が開いて救急車搬送されて胃癌が判明した。彼女は自分に起きた境遇の無念さの中で「早めに癌検診を受ける」ことを強調していた。また著書によると術前の胃内視鏡で鳥肌胃炎を指摘されたとのことだ。やはり。かつてのグラビアタレント堀江しのぶも確か24才でスキルス胃癌で亡くなった。彼女にも鳥肌胃炎があったかもしれない。若くてきれいとは言われたいけれど胃に鳥肌はあって欲しくないネ。

2018年11月11日日曜日

生まれて初めて食べてみた

何にもない日曜日ということで久々に私もネット麻雀天鳳をやっていた。ところが好調サブアラド七段と違ってこてる六段はビリが多い。鬱々とした気分で夕方になった。するとカールが「イカめし食べる?」と聞いていた。お、イカめし。実は北海道の駅弁の定番と知ってはいたが私は食べたことがなく、一度食べてみたいと言っていたのだ。カールに言わせれば「北海道物産展でなくてもスーパーなどで買うことが出来るのよ。これはイオンで買ったわ」とパック入りのイカめしを準備していた。
レンジで温めて出されたイカめしはパッと見、サツマイモのようだった。食べてみると確かにイカの汁がしっかりあり美味しく食べられた。
(情報なしで見せられれば鹿児島県人なら「カライモだ」↓と言うだろう)
見た目の面白さとあっさり食べられる小気味よさがある。変にたくさん盛り付けた駅弁より素朴な味わいが人気の秘訣かもしれない、と思った。ただ、カールはわざわざ買うほどのものでもないと思っているようで、今回は私のリクエストに答えたものだった。ふむ、わざわざ遠くのイオンまで買いに行くほどではないが、たまに食べるにはちょうどいい味、また食べよう!

2018年11月10日土曜日

「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」

 サブアラド七段に昨日の「お知らせ」さん天鳳位誕生の半荘に参加していたことを教えると「へーえ」だった。お知らせさんの上家の席でオーラスまで2位争いを演じていた。多くの天鳳民らが観戦する中、昇段戦と知らずにいたが、場を壊さずしっかり打っていたのは良かった。

今週夜20時からフジTV系でドッキリ番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」が始まった。TBSの「モニタリング」とは違って芸能人が芸能人をドッキリに仕掛ける趣向でこれは「スタードッキリ㊙報告」以来のフジの伝統だな。タイムシフトマシンでないと録画もしていなかったが初回とあってスタッフも気合いが入っていたようだ。私は「秒でドッキリ」のような驚かし系が好きなので、今回ワタリ119という芸人が抜群のリアクションを見せてくれこいつはドッキリ界(?)のニュースターになるとみた。「シャワー中に上からお化け」でのリアクションがとにかく派手で本当に怖がっている様子が爆笑ものなんだ。ドッキリは仕掛ける方と仕掛けられる方の共同作業ってのがよく分かる。

この他今年再ブレイクのISSAが考案したという「タクシー運転手がのっぺらぼう」が面白かった。これって小泉八雲の「ムジナ」だ。もし自分がこれをやられたら「うわぁっ!」って絶対大声出すね。(↓小さな穴が目の周りに開けられ運転はきちんと出来る)
小説の世界でしかなかったものを実現してしまったフジのスタッフは誉められていい。他にも面白いドッキリが多数あり、録画で毎週見てしまいそうだ。最近低調だったフジも原点に立ち返ったような番組作りをしていればまた視聴率は回復していくことだろう。

2018年11月9日金曜日

天鳳位をお知らせ

ネット麻雀「天鳳」で第14代天鳳位が今夜誕生した。ハンドルネーム「お知らせ」さんという人で、最近サブアラド七段に「『お知らせ』という十段がポイント重ねて天鳳位に迫っている」と教えたばかりだった。それが夜22時9分に偶然二人は対戦していた。私は串木野でリーグ戦をしていたので観戦出来なかったが鳳凰卓は全局記録が残っているので後で確認出来た。残念ながらサブアラド七段は上がりもせず振りもせずの地蔵の3位で終わっていた。トップは「お知らせ」さん。あまりに好調なのでどのくらいポイントを重ねたのか調べてみて驚いた。先に書いたとおり天鳳位達成しており、サブアラドとの半荘が実は昇段戦だったのだ。

オーラス迎えてお知らせ十段はトップとは2万3800点離れた3位で逆転はまず無理な状況だった。しかし勢いなのかな、9巡目に七対子ドラ1の親の手で9索待ちのリーチ。場には6索が早い段階で切られていて良い待ちだ。
これがしばらくしてすでに聴牌していたトップ目に9索が来てそのままツモ切りすると裏ドラが乗り親ッパネ1万8千に化けた。
出場所最高で見事な逆転トップである。そしてそれが栄光の天鳳位獲得の瞬間だった。
(↓トップ目も聴牌しておりこの9索は止まらないわ)
何十万という参加者がいる中でたった13人(初代の「ASAPIN」が2回達成しているので実質12人)しか達成者はおらず年に1人強しか出ないその稀な瞬間にサブアラド七段は立ち会っていたのだ。本人は知らず一生懸命打っていただけだろうが・・。ふう、夜も遅いので明日「お知らせ」しよう。

串木野のボウリングは全く振るわず、T-MAXでの好調ぶりと比べアベで20以上落ちる。今月のレーンコンディションはややオイルが多くボールの曲がりも悪い。次回は思い切ってメインボールのインフェルノ・ブルーフレームをやめてもっと曲がりの出るアブソリュート・ニルバーナに代えてみよう。それでダメならインフェルノも一部ヒビが入っていることだしそろそろニューボールにしようかな。

2018年11月8日木曜日

日米野球26年の差って何ですか

近々、プロ野球のサムライジャパンとMLBの試合があるらしい。それで今夜は前座の意味か巨人対MLBが組まれていた。これは普通に巨人が負けるだろう。何?原新監督のデビュー戦だって?あはっ、思い出したぞ。あれは1992年の秋の今頃、今回と同様にメジャーのスター選手がやって来て最初の試合が巨人単独チームとだった。

私は偶然のタイミングで学会で東京にいて、夜は時間があったので一人で東京ドームに観戦に行った。目当ては当時ゲームのファミスタで知っていた大リーガー選手たちだ。ところがマスコミや球場のファンは久々に(12年ぶり)長嶋茂雄がユニフォームを着るいう興味が主だった。長島がウィンドブレーカーを外し背番号33が見えると「うぉー」と歓声が響いたが私は少々しらけ気味だった。何よ、監督を見にわざわざスタジアムまで来たんじゃないだろう。野球は選手が中心で監督やコーチは重要ではあるがそもそも裏方、選手より目立ってどうすんのって。メジャーリーガーには数年前まで阪神にいたセシル・フィルダーやケン・グリフィーJrもいてこいつらがばかすかホームランを打つこと打つこと、花火大会さながらだった。対して巨人はロジャー・クレメンスを全く打てず確か篠塚のヒット1本だったような。見せ場も長島監督がヒットエンドランのサインを出したことくらいか。決まらなかったけどな。試合は11ー0で終わり、それがメジャーオールスターと日本の球団との差だった。

今回も原が巨人の監督復帰というパターンが同じだ。試合は9対6でメジャーが勝ったけれど巨人も善戦した。26年前のあのころ、まだ野茂英雄が海を渡ってメジャー移籍する3年前で今回松井秀喜がメジャー側のコーチとして帰ってくるなんて時代が変わったというか・・。この時松井はまだドラフトを待つ高校3年生だった。メジャーの試合が日常的に見られ、日本人選手もあちこちのチームに所属しているなんて当時は全然考えられなかった。ネットや携帯を利用している人はほとんどいなかったし、四半世紀という年月はそれくらいの違いを生むほどの長さだって今日の日米野球を見て思うことだった。

2018年11月7日水曜日

隣のおばさんと週刊誌のタッグに負けるな

今日は「立冬」なんだとか。で、昼の最高温度が鹿児島は25℃を越えていて「夏日」だったんだってさ。どっちがホントだっ!

外来でPPI(胃潰瘍や逆流性食道炎に使う胃酸分泌阻害薬)を飲み続けるといけないと隣のおばさんに言われ心配だという高齢女性がいた。その次には眠剤を飲んでいるが飲み続けると痴呆になると隣のおばさんに言われ心配だというこれも高齢女性患者がいた。共通するのは週刊誌情報を元に隣のおばさんから聞かされ医師の処方に疑念を抱いていることだ。前者は内服を止めると胸焼けが起きるし後者は眠れなくなる。内服すればどちらも症状は改善する。

眠剤の患者なんか調べれば20年近く内服し続けているがいたってまともな方だ。私は「心配しないで飲みなさい。週刊誌の報道は一部の極端な事実を誇張しているだけです」と言ってあげた。全く隣のおばさんの威力がすごいのは知ってはいたがそこに最近は週刊誌の扇動的な報道の脅威も加わって医療現場はやりにくさを感じる。以前書いた「「週刊現代」のいうとおりにしたらぁ〜」はこれまでのこてる日記のアクセス数第3位にもなっているくらいで一般人の関心が高い。

今年10月27日号の週刊現代にもその特集が出ていた。鎮痛薬の代表のロキソニンに対して「飲み続けると、胃の粘膜が荒れて、出血する危険性があることはこれまでも注意喚起されていたが、それに加えて『腸閉塞』の副作用が起こることも判明した。ボルタレンも同様だ」とある。それで言い切ってしまっているので読者は不安になるしもうこの薬は止めようと思うに違いない。私に言わせると胃が荒れるの下りはその通りで特に中長期にわたって内服する患者には必ずその旨を説明している。しかし腸閉塞になるケースは小腸にも潰瘍を起こすからと考えられるがとっても稀なケースで私は経験がない(潰瘍はある)。しかし記事は飲めば必ず腸閉塞を起こすかのような書き方だ。心配になるわな。ロキソニンは今や医師の処方箋なしで購入できる薬スイッチOTC(=元来医療用医薬品として使われていた成分の有効性や安全性などに問題がないと判断され、薬局で店頭販売できる一般用医薬品に転換(スイッチ)されたもの)だ。基本的には安全な薬なのだ。よく使われるがゆえにちょっとした傷を見つけては不安をあおり、また(雑誌を)買ってもらおうという魂胆だと見抜かなきゃ。

この他にも有名薬の稀な副作用をやり玉に上げているが、糖尿病薬もよく使われるがゆえにたびたび批判している。そして「そもそも糖尿病は薬に頼るのが間違い」と言い切るエライ先生の意見を載せている。「私は68才で、52才の時に糖尿病と診断されましたが、薬は一切使っていません。食事療法と運動だけで改善しました」とおっしゃるのが「日本糖質制限医療推進協会代表理事」の京都の高雄病院理事長の江部康二センセイだ。確かに「食事」と「運動」療法、私も真っ先にそうしなさいと言うほど大事ではある。でも現実それだけしか言わないでいると1年、2年どころか5年も10年も糖尿病悪化を放置している患者さんがほとんどだ。糖尿病は何年も自覚症状がほとんどない。そうなると人間はついついそのまま放置する動物なのだ。悪化してまたやって来た時には動脈硬化はかなり進み手遅れである。従って糖尿病改善しない人には内服も勧めている。その副作用?糖尿病放置の主作用と比べれば1/10も発生しない代物だ。まるで手術必要な胃癌になった人に「手術するると術後の腸管癒着があるから勧められません」と言うようなもの。副作用を気にして糖尿病の主作用を放置するな!

2018年11月6日火曜日

ロープウェイおたく

学会がらみで昔の日記を読み返したところ、明らかな誤記に気付いた。ポートライナーをポートラーナーと書いていた。この他、TBSのスポーツバラエティーの「SASUKE」を「SUSUKE」と間違って全く気付いていなかった(あんた、背中がすすけてるゼ・・)。また当時韓ドラにハマっていて、神戸の韓国料理店にグッちんDrと行った時、「初めてマッコリを飲んだ」と書くべきところ、何と「モッコリを飲んだ」と書いている。恥ずかしい(‾□‾;)。日記を書き上げたらできるだけ読み返し推敲と誤記訂正をするのだがそれでもこうしたミスは出る。

夜はボウリング練習でT-MAXで投げた。3ゲーム目にふと後ろを見るとサブアラド夫妻が見物に来ていた。私が練習をすることをたまたま教えていたら、夜の散歩がてら来ることがある。私は好調で200アップを続けていたのだが、サブアラドDrが見ていた時、3連続ミスを出した。「下手くそ」という声が聞こえたような気がしたが、見られていたからではなく、この時指がむくんでボールが抜けなくなっていた。指のテープを剥がしてもそうなのでボール穴のテープも1枚剥がして調整した。この後は5連続ストライクとまた調子が戻った。ボウリングはテープ1枚でガラッと変わるものなのだ。でも、序盤のミスが響いて10フレ迎えたところでスペア、ストライクを取らないと200アップ出来ない状況だった。しかしここを根性で取り、ぴったし200。サブアラドDr、感心して「さすが、じゃーな」と帰って行った。ふう。最後4ゲーム目も211を出したが難ガターさんも気合いが入って223を出され負けてしまった。でも4ゲーム連続200アップで最近T-MAXでは好調が持続している。

帰宅すると、TBSTVの「マツコの知らない世界」でロープウェイおたくの特集があった。全国168か所のロープウェイ・ゴンドラを制覇した歯科医師、中島信さんに紅葉の季節に是非体験して欲しいロープウェイを語ってもらうとのことで、この先生、その前は鉄道おたくで日本全線を制覇したら友人に「鉄道事業法に基づけば、ロープウェイ・ゴンドラだって鉄道の一種じゃないか」と指摘されたのが「乗り尽くし魂」に火がついたきっかけで、そこからロープウェイの魅力にハマったんだそう。「日本のロープウェイ・ゴンドラ全ガイド」「絶景! 日本全国ロープウェイ・ゴンドラ コンプリートガイド」などの著作もあり、いやー、もともとオタク気質だったのが鉄オタを卒業してちょうどいい対象があったってことじゃない。マツコが「あんたちゃんと仕事してんの?」と呆れるのもよく分かる。(↓は最長距離5482mの『苗場-田代ゴンドラ(新潟県)』ユーミンが「ドラゴンドラ」と名付けたことでも有名だそう)

切り口は違うがTV朝日の「激レアさんを連れてきた。」も同じようなオタク気質の人ばっかし出てくる。一つのことに尋常ではないほどハマって一仕事成し遂げたような・・。私もオタク気質ではあるがとてもそこまでの域には達していない。ボウリングにしても週1くらいでは世間のボウリングおたくに「頭が高い!」って言われまっせ。ハハーっ。

2018年11月5日月曜日

D言葉とS言葉

私の朝礼スピーチのタイトルは「D言葉に御用心 〜普通の人をクレーマーにしないために〜」だった。ネタ本は「クレーム対応 『完全撃退』マニュアル 援川聡 著」でたくさんのクレーム対応の中から初期対応のまずさからクレーマーにせずに済んだケースを取り上げた。クレーマーの中にも根っからのクレーマー気質の人もいれば上手に謝れば何事もなく済ませられた人までいて、特にDで始まる言葉には気をつけましょうとのことだ。具体的には「ですから」「だって」「でも」の三つの言葉だ。本にあった二つのケースを取り上げ相手が何故キレたのか解説した。

特に「ですから」は一見丁寧語に思えるが、これは〈そんなこともわからないの?〉 といういわゆる「上から目線」に相手は感じてしまうんだそうだ。そこでD言葉ではなくS言葉、サ行で始まる言葉に言い換えると上手くいく。「ですから」は「失礼いたしました」と言って「私の説明不足でした。 もう一度、ご説明いたします」と丁寧に説明すれば相手も落ち着いて聞くという。

S言葉とは

さ:さようでございますか 
し:失礼いたしました、承知いたしました
す:すみません
せ:・・・ (声に出さず「責任をもって私が対応します」)
そ:そうなんですか

さらに誉めのS言葉もあり

さ:さすがですね、さわやかですね
し:知らなかった
す:すごいですね、すてきですね、すばらしいです 
せ:センスがいいですね
そ:そうなんですね!

と言われればやはり悪い気はしない。もともと青雲会病院には「接遇マニュアル」があってその26ページ目にこの誉めのS言葉がちゃんと記されているとスライドでも触れた。そこでまとめでは「思わず口に出したくなるD言葉をやめて気持ちを静めまずはS言葉で始めましょう」そして「青雲会病院(Seiun)もSから始まっています」で終わった。ずっとまじめなトーンで話し、最後だけちょっぴり受けたかな。このところずっと笑いを取っていた私のスピーチもたまにはこうした内容で締めなくちゃね。

終わって接遇係のフーコさんがわざわざ廊下で待っていて「先生、今日はとても素晴らしい(スピーチ)でした」と感服したような面持ちでそれこそS言葉で誉めてくれた。外来に行くと、ホントだ師長が「センセ、今日のスピーチはやっぱり副院長ですね」とまあ誉めてくれた。そりゃまあな。amazonで1500円も払って購入した甲斐はあったわ。

2018年11月4日日曜日

新しい箱でいずれ中身も

学会JDDW(日本消化器関連学会週間)は調べると2009年の京都から10年連続参加していた。ほとんど参加していて今世紀に入って参加しなかったのは2001年の京都と2008年の東京だけか。DDWは以前は名古屋、広島、大阪、札幌と他の100万都市でも開かれていたが最近は神戸がほとんどで今年から何と4年連続の開催が決まっている。これだけ参加者が多いとキャパの関係で他にいい会場がないのかもしれない。でもさすがに神戸が続くと食傷気味だ。ホテルもすぐに埋まって取りにくいしー。

期待するのはカジノを含む統合型リゾート(IR)だ。法案も通ったそうで、カジノだけでなく国際会議場、国際展示場、ホテルなどが出来るわけでDDWのような巨大学会も開催出来るのではないだろうか。候補地は現時点では大阪や横浜が有力視されているらしい。昼は学会、夜はカジノなんてことも十分あり得るな。しかし完成するのは早くても2025年ごろとかでしばらくは現在の状況が続くかぁ。

カジノに限らずリゾート構想というのは夢があっていいねえ。最近気になったのは日本ハムの新ボールパーク構想だ。https://number.bunshun.jp/articles/-/828671
野球はもちろん行われるがそれだけではなく球場そのものに行きたくなるリゾートのような発想で造られるらしい。日本ハムに入る金足農の吉田輝星投手も期待に胸が膨らんでいることだろう。そういえばかつてのダイエーもツインドーム構想(実際はドームは一つしかできなかったが)をぶち上げそれが現在にまで効力を発揮していると思うし、広島の現在の躍進は新球場のMAZDAスタジアムなしには考えられない。平和台や広島市民のままだったら両球団とも未だにBクラスのままだったろう。まずは箱を用意する、さすればいずれ中身も良くなる。学会や病院も球団と似たような経過をたどる気がしてならない。

2018年11月3日土曜日

女性軍団と学会軍団が交錯する

学会3日目もよく晴れ、暑すぎず寒すぎず、今年は天気に恵まれた。会場に着くと、ポートピアホテル横の広場に何かの集まりがあるようで多くの女性たちが列を作って集まっていた。何のイベントか?若い人から中年までそんなにケバい人やヤンキーな人はおらずみんなスマホを片手におとなしく立っている。
背中にイベントのロゴが入った服を着ていて英語で何かプリントされているがよく読み取れない。で、こそっとデジカメに撮って後で調べてみた。「QUARTET NIGHT LIVE FUTURE 2018」とあり、これはスマホゲームの「うたの☆プリンスさまっ♪」というのがあってこれがCDやアニメなどにもなり今日はライブがあるようだった。
ネットで調べるとその設定は、『作曲家志望の少女・七海春歌は、アーティストを育成する芸能専門学校「早乙女学園」に競争率200倍の超難関を突破して入学した。そして学園の慣習に従い、アイドル志望の男子1人とパートナーを組み、卒業式に行われる「シャイニング事務所新人発掘オーディション」合格に向けて、パートナーに優勝の栄誉をもたらす楽曲を作るべく、1年間の学園生活を送ることに』というもので男性アイドルが幾人も登場するようでこれはいかにも女子が好みそうだ。私には1mmも関心が持てない世界で相手もまた消化器病なんか何の関心もないに違いない。この日本には全く別世界に生きる人々がそれぞれ同じような行動を取っており、本日この地ポートアイランドで一瞬の交錯があったわけだ。

ランチョンセミナーは「胆管結石はこう挑め」というタイトルのお話。たまには胆膵系の講演もいい。終わって、またデジタルポスターセッションに行き、自分の専門(?)である大腸憩室出血をまた聴いた。ここで私は質問までしてしまったよ。都立の某病院のドクターに「憩室の止血率が45%と高いがどのような工夫をしているのか」と尋ねた。演者が言うには「いくつかの工夫をするが最後には何としても(出血を)止めるんだという気持ちですかね」とまとめてくれた。これを聞いて合点がいった。まさに私も同じ態度で臨んでいるからだ。この他、憩室を絞扼するのにロングフードと留置スネアを使ってかなり上手く治療を行っている発表もあり、これは私も試してみたいと思った。

だいたい聴きたい発表や講演も終わり、ポートライナーで三宮へ行き新神戸で病院へのおみやげを買って、帰りの「みずほ」が18時10分発なので夕食も駅で終わらせた。

博多に着くと同じ5号車の同じ列にサブアラドDrの奥さんが乗り込んできた。実はこれ、偶然ではない。私が神戸を夕方出ると聞いたサブアラドDrが「妻が博多発20時23分に乗るがいっしょの列車かもよ」と教えてくれ、ならばと私がそれに合わせたのだ。ちょうど5号車10番の反対側の窓側席が空いていたのも良かった。で、鹿児島に着くまで1時間20分弱、彼女とずっとおしゃべりしどおしだった。駅にはサブアラドDrが迎えに来てくれていて私を自宅まで送ってくれた。ちょうど、ソフトバンク対広島が9回裏で広島の打者を後一人抑えればソフトバンクが日本一という場面。奥さんは大のソフトバンクファンだから最後内野ゴロでスリーアウトになったら手を叩いて喜んでいた。

自宅に着くと、サブアラドDrは「ゲンちゃんに会いたい」と玄関で抱っこしていた。(寝起きで少しとろんとしている)
今度はカールがゲンちゃんを抱っこして車のサブアラ妻に挨拶に行くと、妻は窓を開けようとしない。実は動物が苦手なタイプだった。夫は好きなのにこれじゃー将来もペット飼いは出来そうもないな。ハハ。

いやー、2泊3日の遠征で疲れとやや節制が悪く少し太った。ゆっくりしたいが明日はスピーチスライドを完成させなきゃ。疲れは簡単に取れそうもないネ。

2018年11月2日金曜日

神戸2日目

明け方になってもネット接続は上手くいかず午前7時前くらいにとうとうフロントに電話を掛けた。すると、「係が7時以降に出社するのでしばらく待って欲しい」とのことだった。しばらくしてポータブル器を片手に若手男性職員が来て「3階フロアが無線LANが飛んでいない、有線LANはもともと不調で使えていない」とのこと。他の階は無線が使えるので移動が良ければそのように手配するがと言われ、文句なく承知し、4階へ移動することになった。するとそこはツイン部屋でお風呂もバスタブ付きと前のよりずっと良かった。ネットも簡単に接続でき今までの苦労が何だったのか。すぐに電話していれば・・まあ、仕方ない。

今日のランチョンセミナーは消化管ステントの講演を聴いた。食道や大腸の癌患者の日常生活の質改善や術前目的の留置などこの分野の関心がより増している。デジタルポスターセッションでは大腸関係を中心に聴いた。また今回は出張書店で本を1冊買った。「私の消化器内視鏡Tips」という小型本でサブタイトルが「教科書では教えてくれない! とっておきの“コツ"を伝授します。本当は教えたくない内視鏡140のコツ」となかなか思わせぶりだ。この他にも「内視鏡診断㊙ノート」などお堅い学術本よりまさに「Tips」=「秘訣、ウラ技」を紹介した本がよく売れているとのことだ。
パラパラめくると、最新の内容で私が知らなかったことも簡潔にまとめてあるしなにより持ち運びにも負担にならなさそうのが良かった。

夕方は多少疲れもあり早めに会場を出た。三宮駅ではみんな掲示板を眺めているので何かと思えば電車が遅れているとのこと。線路に落下物があったとかで元町方面は待ち時間が1時間以上とか。ならばと昨日の教訓を生かしホテルまで歩いた。

夜はサブアラドDrから電話があり、「天鳳でやっと六段から七段に上がり久しぶりに鳳凰卓で打てるぞー」だそうでそれはめでたい。私が調べると2年半ぶりの鳳凰卓参戦で特上卓暮らし(四段〜六段)が長かったわい。それで私の本来のメインID「デルバラド」七段と対戦することになった。最初はサブアラド七段が昇段の勢いそのままに満貫8千点を上がってリードする展開だった。私は途中リーチをかいくぐってのラッキーな3900点を上がったのみの3位でオーラスを迎えた。満貫上がればトップも狙えるがラスの下家とはたった100点差というビリもすぐそこの状況で打ち方が難しい。とりあえず南を鳴きドラドラ3900の手を目指した。サブアラドも8萬を鳴き手が早そう。しかしそこへラス目がリーチ!ここに打てばほぼラス。ここで私にも聴牌が入り不要牌が安全牌でもあり一応勝負に出た。実はサブアラドもラス目も同じ2、5ピン待ちで私は3、6索待ち。もしドラの6索で上がれば満貫トップだ。2、5ピンを持って来たらきっと振っていた。ここは運次第、結局ラス目リーチが6索を持って来てロン!私のトップとなった。サブアラド七段、2位になって悔しがっていたねー。はは、昇段祝いに緩く打っても良かったがデルバラドはもう持ちポイントが少なく降段危機がずっと続いているんだ。許せ。

久しぶりに鳳凰卓で打ってトップで気分良し。サブアラド七段はこの後も打ちたかったようだが私は遠慮した。学会終わればすぐに朝礼スピーチがある。クレーマーがらみの内容で実はスライド作りもしなくてはならなかったのだ。こんなところまで来てしなくてはならぬとは・・ま、自業自得ですわ。

2018年11月1日木曜日

学会初日in神戸

明け方に神戸での学会準備をし7時半にカールに車で中央駅まで送ってもらった。8時2分発の新幹線のぞみで行けば約3時間半で神戸に着く。以前のように車、飛行機、バスと乗り継ぐ必要がないのがよく、車内でパソコンをいじれるのも私にとっては大いなるメリットだ。ネットが繋がらないのが今一だがその代わりに「こてる日記」や韓ドラなどビデオ鑑賞もできる・・はずだった。が、今回当てが外れた。まずハードディスクに入れていたDVD録り込み動画がパソコン新調のせいか読み込みできず、日記も書くには書けたが保存が出来なかったために全部消えてしまった。おまけに睡眠時間の乱れで半分は寝ていた。

神戸に着いたらシャトルバスで会場に向かい、参加登録しランチョンセミナーに向かう。聴きたいセミナーは別にあったがここは食事優先で一番近くの会場に入った。パクついた後は眠気がひどくて内容はほとんど入ってこなかった。終わって商業展示とデジタルポスター会場に行き興味ある分野を見聴きした。夕方はサテライトシンポジウムで二つ面白そうなテーマがあり「胃の内視鏡」と「トイレ、便秘」のどちらか少し迷った。でもTOTOの社員がするトイレの話の方が滅多に聴けない内容なのでそっちに行った。「夢のようなトイレ学と心を満たす便秘学」というタイトルもあまり学問っぽくないのもいい。前半講師はTOTOの社員「山﨑洋式」氏。「洋式」で「ひろのり」と読むそうだがまさにトイレ研究をするためのお名前だ。「TOTOは何でも研究はさせてくれるがいざ販売となるとなかなかGOを出しくれない会社だ(笑)」そうで便器一つとってもいろんな研究内容があり日本が世界の先端を進んでいるのもよく分かる話だった。後半の便秘テーマはここ数年新しいタイプの便秘治療薬が出てきて臨床に生かせそうな内容で十分に満足した。

終わって会場を出ようろすると、久しぶりにハタマサ女史に会った。大学内視鏡グループの初の先輩女医さんで今は京都在住の勤務医をしている。息子氏もDrになって30才を越え結婚はしたがお相手の女医さんとは早くも別居だという。というのも嫁はハワイの大学で研修をしているが息子は何か資格がないらしく行けないんだと。困ったもんだという表情のハタマサ先生だったが女手で子どもをDrにまで育て上げているのだから贅沢な悩みだわ。ポートライナーでもずっといっしょで三宮で別れた。

この後、JRで隣駅の元町まで行くつもりでホームで電車を待っていたが・・何と乗り過ごしてしまった。そこのホームは元町方面へは左右ともに同一方向だったのを知らず私が待っていたのは快速のみが止まる側だった。あれと思って気付いた時は普通電車が通りすぎてしまっていた。あー田舎モンはこれだから〜。元町って歩いても10分ほどで結局待っていた時間を入れると歩いた方が早いくらいだった。トホホ。

ホテルは以前(6年前)も泊まったことのある東急REIホテルで近くには中華街もあるがホテル自体はまったく目立たない風情のビルにある。前回同様建物を少し通り過ぎてしまったくらい。フロントは2階にあり部屋は301号室とのことだった。シャワーを浴びた後、ネットができるようにとセッティングを始めたところで困った事態になった。なぜかネットが繋がらないのである。こんなこともあろうかと有線LANにつなぐ無線WiFiキットも持って来ていたがそれも繋がらない。iPhoneのネットで調べ、ああでもないこうでもないとやりくりしているうち疲れて寝入ってしまった。日本シリーズは今日はシーソーゲームでソフトバンクが同点に追いついたところまでは見ていて結果は知らず。それよりネットが大事で、全くネットが出来ないとはとんでもないことでこのホテルにしたのを悔やんだよ。(といっても神戸に普通のホテルが予約出来ただけでもラッキーだった。予約困難で大阪に宿を取らざるを得ない人もいる)

目覚めたのは午前3時半から4時頃で、ネットについてはもうフロントにクレームをするしか方法がないものの、時刻が時刻だけに連絡しても助けてもらえそうにない。またもや自力で解決できないか試した。でも上手くいかず。ぐったりの初日となった。