2019年7月31日水曜日

NHKの功罪

今夜は当直、ちょうど月末でもあるのでレセプト書きもしなくちゃと思っていた。しかし、そうは問屋が卸さない。夕方から22時過ぎまでちょくちょく患者がやって来た。やはり最近の暑さがらみの疾患が多い。脱水やめまいなどね。それで全くレセプトに手を付ける余裕はなく、医局でソファ寝、でも寝てしまうと寝てしまうで目覚めてもすぐには頭が働かない。結局1枚も手を付けることなく諦めた。ま、週末までに済ませればええか。

ビデオでまたNHKBSの「ダークサイドミステリー」を見た。今回は「UFO伝説の正体2」とのタイトルで、UFOから降りてきた宇宙人と遭ったもしくは誘拐されたとかいう現象の正体とこっくりさんの検証だった(もう何回目の再放送らしい)。幻覚や思い込み、それと集団ヒステリー(今でいう「集団感応現象)であるとの解析はなるほどと納得である。とにかく科学的に検証してあいまいな結論を出さず、また不思議さで惑わすような姿勢がない点に非常に好感が持てる。私はかつての民放のように視聴率欲しさの無責任な煽りに怒りさえおぼえていたのでこのような姿勢を評価する。

私が録画しておこうと思う番組はNHKが8割くらいなんじゃないかな。民放はよく見るが録画しておこうと思う番組は少ない。また録画してもすぐに消すしー(好きなドッキリ番組がその典型)。だからNHKに受信料を払うのは当然だと思っているが、最近は「N国党」と略される「NHKから国民を守る政党」が参議院で1議席を獲得し話題になっている。先ほど受信料は払うと書いたが、それは実際にNHKを見ているし録画しているからであるが、数年前、私の子どもの一人がTVがないのに携帯を持っているから受信料を払えと集金人に言われたと聞いてそれはどういうことだと頭に来たことを思い出す。確かにNHKを受信出来る携帯ではあったが子どもは見ることはなかった。絶対に払わないと拒否させたのだが、その後裁判になりスマホしか持たない人にも受信料の義務が生じたようだ。今回N国党に一定の票が集まったのもそんな不満を持つ国民が結構多かった、そういうことか。

NHKは放送界の孤高にして巨人であるからこうした不満を持つ人がいるということを無視することなく常に襟を正して番組を作っていって欲しい。N国党のような妙な政党がなくなるように・・。

2019年7月30日火曜日

なくて七癖、打って七ピン

今日は早帰りで何をしたかというと疲れていたので床寝でぐっすり。夕方にはだいぶ疲れも取れていた。と、サブアラドDrから電話あり、夜には久々天鳳で対戦しようとなった。

で、21時半頃だったか、また電話あり、ともに天鳳の対戦モードにして同時クリックして対戦が始まった。この半荘はサブアラド六段が好調で親満ロン、親満ツモと東2局にして早ダントツになった。私は3位で問題はこの後、東2局2本場、ラス目からのリーチに対しての対応の仕方だった。サブアラドは早々危険牌を引かされベタ降り。私は大した手ではないが形式聴牌で終盤を迎えた。あと1枚通ればおそらく流局になろうかという時、相手捨て牌の河をみてやや通りそうな7ピンを握った。ここで素直にオリれば聴牌料千点を払うだけで済む。しかしここが自分のダメなところなんだナ。つい押してしてしまうんだ。切る瞬間、あ、当たりそう・・と思いつつも打7ピンとしてしまった。結果はピンフドラドラの子の満貫。あー・・。

結局、東3局以降オーラスまで1回も上がれぬままずっとビリのままで終わった。明らかに自分のミスだった。聴牌の誘惑に負けてしまう・・。敗因がはっきりしているのでここを直せばいい。そう思って気持ちを切り替えたはずだったが・・その話はいずれまた。

なくて七癖、自分の癖ってそうそう簡単には直らないんだよ〜。

2019年7月29日月曜日

粗品のすべらない話「絶対音感」

一昨日のことになるが、フジTV系で松本人志がMCを務める「すべらない話」が放映された。この番組、私はいつもは特に見ない。だ、たまたま途中から見ていた。その時は若手代表格の「霜降り明星」の「粗品」が「絶対音感」というタイトルで語っていたのだが、なにせ途中からなんで状況が分からない。で、粗品が落ちを語ったところ、松本が「くそー(やられた〜)」と感心した態で「これは映像化されそうな話やなぁ」と感想を言っていた。これは最初から聞かないといけない。(こんなときタイムシフトは本当に助かる)

で、聞いてみて私は感心した。マクラの出し方、展開、せつなさ、そして落ちとこれは上等な落語に匹敵すると思った。今回のMVS(Most Valuable すべらない話)は「千鳥」の「大悟」がオヤジのことをネタにした「オヤジの丸い石」だったがそれより数段良かった。粗品はM-1グランプリ、R-1ぐらんぷりの両方を獲り実力があると聞いていたが確かに、だ。

そのことをカールに話し、粗品の「絶対音感」のすべらない話を簡単に語ってみせたところ、落ちで案の定笑ってくれた。ふむ、私ですら笑わせることが出来る。落語家がいずれ許可をもらって新作落語にでもすればスタンダードな話として定着するのではないか。それくらいよく出来ていた。その話を紹介したいが興味ある人はぜひネットでも探して自分で聞いてみてー。

とは言ってもそれはちょっと不親切か。↓で見られるかも。
https://honomomovie.com/shimofurisoshina-zettaionkan/

2019年7月28日日曜日

良い物はそれなりに

夕方になってカールと天文館にシューズ買いに出かけた。黒とブラウンの皮靴がだいぶへたれてきていた。それと、今回は絶対に履き心地の悪い靴は買わないと決めていた。というのも今の靴は3年くらい前に色違いで2足買ったのかな、どうにも足が息苦しくなる感じがあって好きになれなかった。ぴったりとして通気性のいいのでないと敢えて買わなくてもいいと。

ネットの宣伝で通気性のいいのがあるとABCマートに行ってみたがどうにも品数が少なくてぴったりしたのがなかった。やっぱり山形屋だと向かう途中で某専門店にも寄ったがここも品数がない。夕方の山形屋は客も多くなくシューズ売り場も私のほかに一人いるだけでじっくりと選ぶことが出来た。何度も試着してみて「お、これはいい」と思ったのはやはりお高い。しかしー、違和感を感じたまま数年履き続けることを思うと値段の多少にこだわってはおられない。黒はリーガル、ブラウンはイタリアのネグローニにした。特にネグローニは履いただけでしっとりと足を包み込む感じがあってさすがに高いものは違うと思った。

この後はドラッグストアでフマキラージェットなどまた買って、食事時間にもなっていたので食事も済ませようとグルメ通りに行き、イタリアンの店「PINA」に入った。ここは初めてで「牛さがりのレアステーキ」と「ダッチオーブンdeエビピラフ」を頼んだ。なかなか美味しくその割には値段もそう高くない。実はピザも頼みたかったが二人では食べ過ぎになるかもと遠慮した。今度ピザ好きのチッチが帰郷した時にでも来ようか。

2019年7月27日土曜日

抹殺!キオビエダシャク

土曜は朝から休みで、前の日からカールに「枇杷の木の剪定をして欲しい」と頼まれていた。それでノコギリ片手に上に伸びすぎた枇杷の枝をどんどん切っていった。その際、近くの塀の枠に蛾の幼虫が数匹いるのに気が付いた。これはキオビエダシャクの幼虫だ。カールが「いるでしょ。気持ちワルぃ〜。私、駐車場をもう歩いて通れないのよー」と顔を曇らせる。

10何年も前から鹿児島に蛾のキオビエダシャクの幼虫がイヌマキの木の葉を食べて枯らす被害が出ている。私の庭にはイヌマキは植えていないけれどすぐ隣の家が6本植えていてそこに巣くっているのだ。↓手前のイヌマキはほぼ枯れ、奥のはまだ緑が残っている。
イヌマキの一部は駐車場にはみ出していて虫の吐く糸も服に若干引っかかる。よく見ると車のフロントガラスにも2匹くっついていた。こうなったらこれら幼虫を退治しなくちゃ。お隣さんとは全く付き合いがないので虫をどうにかしてくれとも頼みにくい。それで自宅にあったアースジェットを持ちイヌマキの葉や枝めがけて一気に噴射してみた。

すると出てくる出てくる。もだえ苦しむキオビエダシャクの幼虫がうようよ動き、糸に垂れ下がる虫が何十匹と垂れ下がった。その数100匹じゃきかない。びっくりするくらい幼虫が枝に棲息していた。(写真↓には垂れ下がった糸に20匹以上ウヨウヨ。両端が黄色を帯びている尺取り虫。まさに形態がそのまま名前になったようだ)
アースジェットってこの幼虫によく効く。一瞬で動きが怪しくなり数回の噴霧で死んでしまう。あまりに効くのでじゃんじゃん噴射していたらほぼ満杯だったのが10分ほどで空になってしまった。殺し屋気分でスカッとなりまだもう1本欲しい。夕方カールに買ってきてもらい再度抹殺行為に走った。

かつて鹿大第三内科の納教授は自宅のラカンマキがキオビエダシャクにやられてその攻防記を自身のホームページで公開していた。大の大人が意地になって幼虫退治をしている様子が可笑しくも微笑ましくもあった。http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/kiobi-koubou-matome.htm今度は自分が同じような気分になっている。成虫はさほど邪魔ではないが幼虫は大量発生するし気持ち悪い。うちではこんな大量発生は初めてで年に4回も散卵するそうだから今後この攻防が続くかも。今度は早目に退治してうちの敷地には1匹も入らせまいゾ!

2019年7月26日金曜日

娘が先生と同級生でした、でも・・

朝は6時半に家を出て、カールを中央駅まで送っていった。カールは何かの抽選券でまた1日バス旅行が当たってそれに参加するのだ。行き先は高速バスで熊本、福岡あたり。彼女は必ず一人で行き、途中に立ち寄るジュエリー店や土産物店では滅多に買い物をしないと決めている。「だってせっかくタダで行けるのにそんなムダ使いするなんて」「タダだからと思ってあちこち買い物したら結局損をする」「もう一人プラスすると8千円くらいかかってしまう」だから昼食もオプションは頼まない。その徹底ぶりに隣に座っていたおばさんが感心して「次来ることがあったら私もそいうしよう」ってつぶやいたとか。すごいぞ。

朝の外来で、ある御高齢の婦人に「先生はセントラル高の同窓会に行くのですか」と聞かれた。「ええ、今度8月にあり、行きますが」と答えると、私と同窓生の娘がいたのだと言う。で、名前を聞いたがちょっと聞き覚えがなかった。セントラル高では男女別クラスも多く550人も生徒がいたから知らない人の方が多いくらいだ。それで「学年が違うのでは」と返事するも「いや、10年くらい前の同窓会で先生に会って『大腸内視鏡ならいつでもしてあげますよ』と言っていた」とのことで、ふむ、それは私が言いそうで間違いない。

ところでそこの娘さん、なんと脳出血ですでに亡くなっているという。驚いた。「血圧が高かったのですか?」「ええ、でも薬を飲んでいなかったんです」「あら・・」血圧の内服をしたがらない人が多いがそれを無視して50代で亡くなった人を何人か知っている。もう少しその同窓生と親しかったらもっと積極的に関わって降圧するよう勧めたのに。

後で卒業アルバムを紐解き、写真を見てみた。やはり知らない人だった。彼女は男女混合クラスで、同級生には私の小中学校からの同窓生が7人もいたり、あのオウム真理教の音楽大臣を務めたヤツもいたり・・見ていればたった1ページでも様々な思い出がよみがえってきた。卒後40年以上も経つとそれぞれの人生を語れば話は尽きないだろう。今度の還暦同窓会が楽しみではある。

2019年7月25日木曜日

佐々木は投げるべきだったか

この日、夏の甲子園を目指して岩手県の高校野球決勝が行われた。一躍有名になった大船渡高の163キロ右腕佐々木朗希投手が優勝候補の花巻東と対戦する、そう思って観客が押し寄せた(実際は8割の入り)。しかしーだ。私は朝日新聞のサイトで動画観戦をしていたが、何と佐々木投手は登板していなかった。花巻が2点先制しその裏大船渡が1点を返した後、花巻が点を重ねるけど佐々木は一向に出る様子がない。これは肘か肩か何か故障したかで登板回避したのだなと思った。それならこの決勝、大船渡に勝ち目はない。結局2ー12で大船渡は敗れ花巻東が甲子園への切符をつかんだ。

試合後、当然、なぜ佐々木を登板させなかったのかと質問が出る。大船渡の国保監督は「一番故障する可能性が高かったと判断し回避させた、苦渋の決断だった」と答えた。ふーんそうか。だが、当の佐々木投手のインタビューの様子を見ると、しばし沈黙し「監督さんの決断なので」と言葉少なに語った。明らかに投げたかった様子だ。そして投げられなかったわけでなく故障する「かもしれない」とのことで投げさせてもらえなかったことも判明した。

さあて、これ以降地元ファンは怒って大船渡高に抗議の電話をしたり、逆に国保監督の判断を「よくやった」「素晴らしい決断だった」と擁護する意見が出たりと百家争鳴の状況になった。翌日のワイドショーで長島一茂が「(大船渡の監督を)素晴らしい!」と賛成に回れば日曜のTBSサンデーモーニングで張本勲が「絶対に投げさせるべき。監督と佐々木君のチームじゃないから。ナインはどうしますの」「けがを怖がったんじゃ、スポーツやめたほうがいいよ」とまで言い放った。そしてこの張本発言にダルビッシュ投手が「一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してください」と猛批判、サッカーの長友佑都や前園真聖も監督の決断を支持した。ネットでもどちらかと言えば登板回避を指示する声が多いようだ。

高校野球オタクを自認する私はと言えばー。

私は「投げさせるべきだった」とはっきりそう思う。試合観戦しながらそう思っている自分がいたし、論戦を見聴きした上でもやはりそう思った。まず佐々木は故障している状態ではなかったということ、本人は明らかに投げたかったこと、そして高校野球をやる以上、一番大事な試合って県予選の決勝戦であるということだ。今後、佐々木朗希がプロに入っていくつもの試合で投げることがあるだろう。プロであれば負けても明日があるし故障しないことが最優先とも言える。それでもその試合で所属球団のリーグ優勝が決まる試合、あるいは日本一が決まる試合にエースで登板可能な状況ならばきっと投げるだろう。高校野球の決勝戦はその日のためにずっと練習をしてきたのではないのか。今後彼の野球人生でこんなに大事な試合っていくつあるのか。その機会を取り上げられて悔やまない野球選手がいるだろうか。別の競技ならば、オリンピックで「さあ次はいよいよ決勝、〇X選手、金メダル目指します!」という場面で、コーチが「故障するかも知れないから」と棄権させた、そういう状況と同じなのだ。ありえる?

国保監督ってアメリカの独立リーグでプレイした経験があり、そこで将来を期待された選手が故障で苦しむ姿を見て選手の健康管理にも注意を払うようになったそうでアメリカ的な考えが基本にあるのだろう。でもそれは日常の練習やリーグ戦での投球間隔や練習法の問題だ。多くのアスリートは決勝の舞台で優勝あるいは金メダルを取る瞬間を思い浮かべ、体を鍛えきつい練習に耐え精進する。その直前まで来たならば多少の故障はあっても出場するという選手が大半だろう。

もう一つ問題点、これまた多くの人が指摘しているが、高校野球の日程の過密さだ。大船渡は5日間で4試合もやる羽目になったという。さすがにこれは改善すべきだろう。甲子園本大会も今年から決勝の前にも1日休みが設けられることになった(これまでは準決勝の前にのみ1日休み)。国保監督の判断を誤らせた(私はそう思う)のもこの過密日程が誘因で、県予選は本大会と違い少しは余裕があるのだから来年以降もっと緩やかにするよう主催者には望もう。

2019年7月24日水曜日

笑ってコラえて、仕込んだか?

所ジョージの「笑ってコラえて!」という番組がある。その中で日本列島ダーツの旅という日本地図に向けた投げたダーツに当たった地域を取材するというコーナーがある。ちょっと前のことになるがその回は岩手県の矢巾(やはば)町だった。ついこの間GWでそこに私たちも行ったので興味深く見てみた。

さっそく向こうから第一町民がといって取材に応じたのは女子大生2人で彼氏にしたい芸能人は?という質問に「菅田将暉さんです。やっぱ顔がどタイプで〜」と答えていた。ふーんそうかと思ったが何とスタジオにはその菅田将暉がいるではないか。「スタジオで菅田さん観てますよ」と言われると「おお〜!ええ〜!」と驚き、「何か言いたいことないですか?菅田さんに」と言われ「結婚してください♡」と答えたのだ。これにはスタジオの菅田将暉も「うおー、早いなあ」とのけぞっていた。ついでに「バイキングの小峠さんもいるんですけど、小峠産とも結婚できます?」と聞かれると、口調も低く「できないです」と一蹴だった。そして「(小峠を)見てて辛くなってくるかも」との御感想。これには小峠、「何が辛いんだよ!」とキレていた。

次に美人のカフェ店員さんにインタビューして彼女がバトントワラーの技で1回転をしてみたり、その次はアメリカ雑貨屋の前に中年男性が数人たむろしてその直後に店長が出てきてアメリカでの面白ハプニングを披露してくれたりした。
実はこの店、その近くを私たちは何度か通っていたのである。証拠写真もある。(傘を持っているのがカール)その時は雨で誰も外に出ていなかったが、その後晴れた時にも誰も外になんかいなかった。

そこで思うのである。このインタビューに出てきた人たちは、さも偶然出会ったように話しているが実は仕込みなんじゃないか、と。事前に会う約束をしていたか、偶然会った後に面白い話題を提供するよう頼まれたか・・。最後に訪問した産直販売所でも多くの店員の中で最初にインタビューしたのが実は昔民謡日本一というおばさん(漆原栄美子さん)でというのも都合が良すぎる。その民謡番組もこの番組と同じ日テレだった(その時の歌う様子も出てきた)。矢巾に決まった時点で下調べして彼女にインタビューしようとしていたのではないか?聞けばディレクターとアシスタントディレクターの2人で取材するそうだ。1日で終えるのだろうから事前取材か仕込みはあると思うがなあ。

なお、民謡日本一おばさんははスタジオにも来て唄歌ったり特産の椎茸ハンバーグ(ヤハバーグと称する)を作ってゲストらに提供していた。ちなみに椎茸が嫌いな小峠は箸を付けようとせず、そこに菅田将暉が「見てて辛いです!」とツッコんだのには笑ったけどネ。

2019年7月23日火曜日

あと1投でダッチマンゲーム

春にアンドキサMRがいなくなり、今度はエリックMRが去り、難ガターさんが腰痛で離脱し、こてる会のボウリング練習は来られるメンバーが2、3人になってしまった。参加率一番のサンシさんが都合で来ないとなると・・はたしてその危惧が当たってしまった。T-MAXに着いて誰もいないのでスマホを確認したら、タナカッツMRから参加状況を知らせるLINEに今頃気付いた。なんと参加は私だけ。あー、ちゃんと確認しておくべきだった。

すでにボウリング場に入っているし、このまま一人で投げることにした。レーンは6階。で、早速始めた第1ゲーム、大げさに言えば私のボウリング人生の大一番になった。投げ始めて数回、分かったのが左側の35番レーンは奥でのボールの食い込みが素晴らしく簡単にストライクが出るが、右の36番はオイルが伸びているせいか逆に食い込みが相当に甘い。そのせいで全くストライクが出ない。つまりストライク、スペアが交互に並ぶいわゆるダッチマンゲームになっていた。右レーンでは立ち位置が狙いのスパットを変えて微調整するのだがなかなか上手くいかない。そうしているうちに10フレを迎えた。右さえストライクが出れば簡単に200アップして良いスコアが出る。だがまたしても出ずスペア。

こうなればダッチマンゲームを達成してやろうじゃないか。最後の1投がストライクになればストライクスペア交互のぴったし200点だ。ボウリング歴28年にして始めてのチャンス!去年の8月28日のこてる日記タイトルが「ダッチマンゲーム」で難ガターさんが8フレのスプリットさえ出なければ達成していたのにーという内容だった。それとは違い、私の場合あと1投で達成なのだ。パーフェクト達成ほどではないにしろ滅多に出来ないダッチマンゲーム、ここはビデオ撮影をしておかねば。
気合いを入れて投げた最終投球。結果はまたしてもストライクを出せなかった。がっくりの199点。あー、こういうレーンコンディションならでの大チャンスだったのにー。次にチャンスが訪れるのはいつになるのやら。一人で投げているので出る汗を拭きながらスコア表を見つけるのであった。↓。

2019年7月22日月曜日

抗生剤でショック

脳外科のカワゼンDrがしばらく休みを取るため当番でない救急外来業務がこのところ多い。

夕方近く来院した50代女性、喉が痛くで同僚にもらった抗生剤を内服した10分後くらいから全身の痒み、腹痛、発赤、息苦しさなど起きた。血圧も低下しておりこれって薬剤によるアナフィラキシーショックの症状そのもの。急いで酸素吸入、点滴、ステロイド剤など投与し様子をみた。小1時間で症状は安定に向かい、昇圧剤は使わずにすんだが「念のため入院して一晩は様子見ましょう」と話した。

患者の職場は老人の介護施設でもしかしたら日頃薬剤を気軽にやり取りすることがあるのかもしれない。しかし特に抗生剤はこのような急なアレルギー反応から意識血圧低下などショック症状を起こし、場合によっては命に関わることもある。同僚の女性職員は顔が青ざめていた。薬って気をつけなくてはいけないものなのだ。今後この患者は同種の抗生剤は禁忌扱いだ。アナフィラキシーショックはソバなどの食物、ハチ刺傷、薬の三つが原因になることが多い。今回は自らスズメバチに刺されに行ったようなものでいかに危険な行為か分かろうというものだ。

青雲会病院でも同様のケースが起きないよう、直後の所属長会議で注意喚起するよう各所属長に伝えた。それと我々医師も単なる風邪で抗生剤をこれまで出し過ぎのきらいがあった。もって他山の石としよう。

2019年7月21日日曜日

スターウォーズコーラ

某Drから「こてる先生におみやげだ」といってもらったのがスターウォーズのコーラだった。何これ?

「カリフォルニアのディズニーランドに行ってネ。そこで売られているコーラでどっちか一つをあげるよ」と言われ当然コカコーラ・ダイエット(右)の方を選んだ。なんだか太った手榴弾みたい。最近新しいアトラクション「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」がオープンしたそうで今のところそこでしか買えないグッズのようだ。こんなの飲んでもポイって捨てられそうにもないな。

某Drはユニバーサルスタジオにも行ったそうで、好きだねえ。そういえば5年ほど前か、ハリーポッターの魔法の杖を手にして「どうだ、いいだろう」と悦に入る様子を日記にアップしたこともあった。その年でそんなグッズにお金を払うなんて・・私には出来ないって思ったものだ。でも今回のコーラはコーラ好きの私にはうれしく有り難い。で、いくらくらいしたんだろうと思って調べると、日本円にして5、600円はするようだ。驚いたのは上の2個がセットでメルカリで4800円で売られていたこと。へーっ!

思わずカールに「これ、1個2000円くらいで売れるぞーぉ」と私。

はっ・・せっかくの善意をお金に代えようなんていかんいかん。そんなわけで未だに飲むこともかなわず家の冷蔵庫にスターウォーズコーラは鎮座し続けているのである。

2019年7月20日土曜日

ゲイノー問題

今日の土曜は朝は外来、午後は夕方まで日直だった。夕方、ネットで宮迫、田村亮の記者会見を見てみた。驚いたのがそもそも吉本興業とは全く無関係の立場で会見を開いていたことだった。彼らは最初から謝罪会見を開きたかったのに会社から「静観する」と言われ身動きできなかった。そこで弁護士を雇い反発する形でこのような動きに出た。へーえ、珍しいケースだ。

今回の問題は吉本の芸人らが「反社会」勢力の集まりに「闇営業」で参加したということだが、会見を見聴きしていると、「反社会」とのつながりがあったかどうかより「闇営業」をしてしまわざるを得ない吉本興業の体質にも相当問題があると思った。だいたい闇営業をこれまで見て見ぬふりしてたんでしょ。芸人と契約書を交わさないというのは有名だったしギャラの取り分も相当会社寄りだったとか、これだけ大きな会社になっても古い体質を残しているのが問題だったんではと。「反社会」についても50年くらい前までは山口組と組んで吉本の林社長は田岡組長ともどもレコード乗っ取り事件で逮捕もされている。元々の体質だろう。要するに今度の会見はいつかは出るべくして出てきたもので、吉本の体質が時代に合わないか遅れていたってことだ。

それよりもちょっと話題が移ってしまったが、私はジャニーズ事務所の問題の方が気になる。SMAPを辞めた3人がほぼTVに出られないという異常性、それを問題にしない(あるいは出来ない)TV業界に違和感を相当感じる。公取委がそこを問題視してくれようやく是正されるかもしれない。それに死者に鞭打つのはやや気が引けるもジャニー喜多川のセクハラ問題をどのTV局も取り上げないというのがねえ。ジャニーズに入って来たイケメン男子らを肉体関係強要していたというのはれっきとした事実で裁判でもそれは証明されジャニー喜多川は負けている(2004年2月24日の最高裁の最終判決)のだ。今回の訃報でそこを取り上げているのはやはり裁判で対峙した週刊文春くらいだ。芸能マスコミさん、あまりにもジャニーズ事務所に忖度しすぎじゃありません?私は30年前くらいに買った元フォーリーブスの北公次の著作「光GENJIへ」でジャニー喜多川の真性ホモぶりと肉体関係強要ぶりに驚き、事務所の男の子たちを見ると「ああ、彼らも・・」なんて思ったものだ。この日記では以前は「ジャニホモ」事務所と書いてきたのも当然だった。

それと芸能事務所の力が強すぎ、個人の自由があまりにも制限されている現状が問題かと思う。具体的には元SMAP3人や能年玲奈(現、のん)が干されている現状をよくしていってもらいたい。事務所と対立して辞めていった連中をあまりにも冷遇するやり方は他人事とはいえ気分がよくない。「あまちゃん」の能年玲奈を見てから朝ドラ見るようになった私だ。彼女の現況はあまりにも理不尽で可哀想と思うんだ。

2019年7月19日金曜日

「トッケビ」で一番印象に残った女優

昨日は京都でとんでもない事件が起きた。京都アニメーションのスタジオにガソリンで放火した基地外野郎がいた。現時点で死者が34人も出ている。へ、何が自分の小説を盗まれただって?テメーが小説なんか書ける訳ないだろう。こんな思い込み(妄想)の激しい勘違い野郎が疎外感を伴って行動を起こすとトンデモナイことになる。これほどの犠牲者が出るなんて・・あんまりだ。

こんな変人というか人格異常者をゼロにするのは今後も無理と思う。戦前の津山事件もそうだし、アメリカでは銃による大量殺人も同様のキャラの犯人を挙げれば枚挙にいとまがない。アメリカでは手段が銃のため社会問題化しているが日本では銃がないからよほどのことがない限りこのような大量殺人は起きにくいと思っていたが、この手段(ガソリン巻いて着火)で多量に殺せると分かれば、同様に病んだ犯人候補者らがやらないとも限らない。今後はガソリンの販売も規制が必要になるんじゃないか。それくらいの衝撃的な事件だ。

「トッケビ」を見終わった。なかなか良い作品だった。
登場人物の3人(トッケビ、死神、サニー)が900年前の高麗王朝での因縁が現代にまで影響していて、女性主人公のウンタクも出生にトッケビと死神が絡んでいる。トッケビとウンタクはお互いを好きになるがトッケビの900年のいわば呪いと解くためには花嫁たるウンタクがトッケビの胸に刺さっている剣を抜けばいい。しかしそうするとトッケビは本当に死んでしまうというジレンマがあり、この設定がなかなかだ。

カナダの紅葉、夜道のランウエィ、そば畑、スキー場の雪景色(これは冬ソナの背景とそっくり)、防波堤と波など美しい背景もいい。なにより誰もが経験する生と死がテーマであったこと、そのためにメインではないが印象的なミニストーリーが多く登場し視聴者は考えさせられることも多かった。女主役のキム・ゴウンは完全な一重で最近の韓ドラ女優の中では相当に珍しい。しかし溌剌さと切なさの両方を上手く演じ、彼女が選ばれたのも肯けた。
それと高麗時代の王妃キム・ソン役のキム・ソヒョン。子役出身で有名だった彼女がかくも美しく成長し魅力的になっていたのに驚いた。気品と可愛さの両方があり、私は年甲斐もなく何度も目を奪われた。
(↓王妃にて武臣キム・シン=トッケビの妹役。毅然と死を受け入れる演技もいい)
彼女は2012年の人気作「太陽を抱く月」で女性主人公の子役時代のライバル役だった。実際の子役女優でもライバルのキム・ユジョンが主役で彼女は脇役(名前が似ていて紛らわしい)。この時もいい感じだったが5年ほどで美しく成長したねー。
↓左キム・ユジョン、右キム・ソヒョン
左のキム・ユジョンも現在19才ながら主役をやるようになっているが、20才になったばかりのキム・ソヒョンも有力ドラマに出ずっぱりと聞く。今回の出演は特別出演でわずかだったのに私には一番印象に残った。彼女が出るドラマは今後チェックしよっ!

2019年7月18日木曜日

ケネディを殺したのは・・

昨日は当直で医局のTV録画を見ていた。自宅同様に朝ドラの「おしん」「なつぞら」を見られるようにしていてその他BSの「アナザーストーリー」そして最近面白いと思っている「ダークサイドミステリー」などだ。その「ダークサイド」は基本的に怪しい話、怖い話などを真実と思われる観点からバッサリ切って見せる趣旨が徹底していて気分がいい。民放などは怪し面白し話題を敢えて否定せず視聴者の興味を引こうという姿勢になりやすい。かつての超能力シリーズなどその最たるものだった。

「ダークサイドミステリー」をこれまで見たのは「怪しい歴史」代表例は源義経が大陸に渡ってチンギスハーンになった・・「UFOを撮影」ほとんどがねつ造、勘違い、宣伝ビデオなどであった。ところが今日見ようと思ったのは「ケネディ暗殺陰謀論の正体に迫る」は少し気が重かった。というのも、これまでの私はケネディ暗殺には陰謀があった(有り体に言えば犯人はオズワルドではない)と考えていた。というのも30年前に話題になった映画「JFK」とその原作両方を見たし、古くは映画「ダラスの熱い日」も映画館、ビデオ両方で見たし、この事件を扱い落合信彦の出世作となった「二千三十九年の真実」や暗殺にかんでいたといわれるマフィア、サム・ジアンカーナを扱った本も読んでいた。当然、有名なザプルーダー・フィルム(暗殺の瞬間、ザプルーダーという人が8mmフィルムを偶然撮影していた)も見て、撃たれた瞬間の映像シーンなどすぐにまぶたに浮かぶほどだ。
↓ザプルーダー・フィルムより、上が1発目直後で下が致命的な2発目
↓右端がジャック・ルビーでこの瞬間誰も狙撃に気付いていない
ちょっとしたケネディ暗殺オタクだったかもしれない。それにオズワルドが連行中、ジャック・ルビーにピストルで撃たれ暗殺され、そのジャック・ルビーがマフィアとかなりつながりのある人物だったとなれば裏になにかあると思わざるを得なかったのだ。

しかし番組によると、かつて本の「JFK」でおかしな軌道と指摘された不可思議な点はきちんと論理的に説明でき、人がなぜ陰謀論に傾きやすいかを実証していた。今回特に納得出来たのはケネディはやはり背後から(教科書ビル)撃たれていたことだ。1発目は背部へ2発目が致命傷の頭部へとザプルーダー・フィルムがやはり証拠である。それにしてもジャック・ルビーがオズワルドを殺してしまったのは痛かった(その日のルビーの行動を見ると計画性がなく偶然オズワルド連行に立ち会うことが出来、衝動的に撃ったようである)。オズワルドが生きていればかなりの点で動機や実際の犯行の様子などが判明しこうした陰謀論が渦巻くことはなかっただろう。

「オズワルドは一度ソ連に亡命したがソ連に失望して23歳でアメリカに戻ってきたという過去があった。つまりアメリカ・ソ連のどちらにも失望しており、もう国に一泡吹かすような大きな事が出来れば何でも良かった、と考えていた可能性がある。そんな男が偶然自分の勤務するビルから狙えるという不吉な幸運で暗殺に成功してしまった・・」という案外つまらない結論になるが、真実というものはたいていそういうものという解説もしっくりきた。長年、もやもやしていたものがスッキリし見てよかったと思った。以下、結論。

「今日から私は、ケネディ暗殺はリー・ハーヴェイ・オズワルドの単独犯行説を採る」

2019年7月17日水曜日

好きな岳ですって

午後の外来に初老の男性患者が来た。この人には大分は湯布院の病院から紹介状があった。この患者、登山が大好きで九重に登った際、腹痛を起こし近隣の病院を受診し「鹿児島に帰ったらちゃんと診てもらいなさい」と紹介状を受け取っていた。だが、それはもう2ヶ月近くも前のことだった。すぐによくなったので来なかったとのことだ。ふむ、それは分からないでもない。それはともかく、登山好きとあらば私もいろいろ尋ねてみたい。

「九重はその時期だったらばミヤマキリシマの群落を見に行ったのですか」「そうです。先生も登山をされるんですか」「いいや、私は全くと言っていいほどしたことはありません。日本百名山では韓国岳と高千穂峰に登ったことがあるくらいです」「それは大したものです」「いやいや」とやりとりがあって、その初老患者の登山話を私の方から根掘り葉掘り尋ねた。主に登るのは北アルプスで北は北海道利尻、礼文にも行くという。利尻山は島がまさに一つの山ですよねえ。花を見に行くとかで北アルプスの白馬(しろうま)岳は高山植物の宝庫でもあり毎年行くそうだ。白馬岳と言えば日本最大級の山小屋がいくつかあるのも私は知っていた。頂上近くに千人以上も泊まれると聞けば山のホテルじゃん。男性はスマホでその写真も見せてくれたが「あれ?これは白馬じゃないな、はてどこだっけ?」とど忘れしたようだった。そこで私がMacBookProのネットで調べ始めた。
燕山荘ではないな。似たような山小屋は他にもあるが・・。男性は分かっているのに・・と言った表情で少しあせり気味だ。そのうちにやっと同じ写真の画像が見つかった。「唐松岳頂上山荘」。「そうそう、唐松岳です、あーそうだった」と男性。私は以前NHKBSでやっていた工藤夕貴主演のドラマ「山女日記」にここが出てきたのを思い出した。唐松岳は百名山ではないが後立山連峰の一角を占め350人もの宿泊客を泊めることが出来るとあれば相当人気が高い山だ。

「いやー、先生も登山が詳しくて〜」と男性は感心してくれたが、いやだから全くしたことないって。TV、ビデオ、本雑誌で登山がらみの映像や記事を見たり読んだりするのが好きな岳、いやダケなんだ。以前、実際には弾かないエアギターになぞらえてエア登山家と言ったことあるがまさしくそうなんです。しかし男性は好きな山の話ができてうれしそうだった。うむ、それなら私もうれしい。また今度診察受ける機会あれば山の話をしましょう。ハハ。

2019年7月16日火曜日

コン・ユが出ているのなら

「トッケビ」は休みでかなり進み、今日は全16話のうち第12話まで見た。ただ1話が1時間10分から15分とかなり長い。ちょうど今ディズニーのBS放送がトッケビをやっていてこちらは全24話に編集して放送している。今回のアベマTVでは1.5倍速で見ていたので時間消費がかなり楽だった。それで見づらさ聞きづらさがあんまりなかった、ということは若干時間をもったいぶって作っているのかな。現代はやることが他にも多すぎじっくりドラマ鑑賞もままならないよ。

トッケビの作品の魅力は第一に主人公トッケビの役の韓流スター、コン・ユの魅力だろう。実は私は彼の作品を見るのは初めてで大ヒットした「コーヒープリンス1号店(2007)」は1話をチラッと見ただけで後は見なかった。ちょうど韓ドラ熱中が冷めるころに日本での放送やDVDが出たのと、前にも書いたがラブコメがやや苦手ということもありそのまま彼の演技を見ることがなかったのだ。

コン・ユってどんな役者?と聞かれれば実はこのドラマでの小ネタで出てくる。第9話で主登場人物の一人サニー(ユ・インナ)が自分の男運を観てもらうために霊能者を訪れる。霊能者はサニーがまず1人目の男の特徴を言うと「それは死神よ」と答える。このドラマでは死神役のイ・ドンウクと最後までからみが続くのでさすが霊能者はよく当たるなーと視聴者は思う。次にサニーが、「じゃあこの人は?すごく背が高くてお兄様風で、ちょっと恐竜みたいな顔で、彼の声を聞いてると、自分が世界で一番小さなカフェにいるような気分になるの」と言う。霊能者はうーんと首をかしげこう答える。「うーん・・コン・ユ?」
ハハハーッ!このドラマで一番笑ったシーンだ。

確かに若干爬虫類顔ではあるが親しみやすくシリアス、笑いどちらでも見ていられる。トッケビは今韓ドラで一番ヒット作を連発している脚本家キム・ウンスクがコン・ユでなければとラブコールしてやっと出演受諾をしたという。なるほどいくら脚本が良くても演じる役者に魅力がなければ大ヒットとはならないし、視聴者が見ようという気にならない。コン・ユは映画「新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)」でも主演しており、この映画、近々広島に転勤となるおおばばMRが私に「ぜひみて下さい。ゾンビ映画ですがとっても面白いです」と言った映画だった。コン・ユが出ているなら・・そう観客は思う。今ではアメリカでもリメイクされると評価も高いそうだ。そうか多分それもみるな。コン・ユつながりでまたちょっと韓流にちょいハマリしそうだ。

2019年7月15日月曜日

「お母さんを連れてくれば良かったのに」

3連休の最後はカールとあこネーサ母の見舞いへ出かけた。約4ヶ月過ごした施設を出て今月からグループホーム「ノンノ」というところに移っている。それに近々満90才も迎えるしー。知覧の特攻基地跡の近くに施設はあった。案内されて入ると母はこっちを見ているようだがすぐには気付かない。近づくとようやく私と分かり「およー、来たねー」と言い、隣にいた御老人に「息子(なの)。大学病院に勤めていてー」と前の施設の時と同じ紹介をしていた。ここでも大学病院じゃなくてとは訂正しなかった。してもまたすぐに「大学病院の医者」に戻ってしまうから。

この後、面会室でお茶をいただきながら母と会話をした。ギボヒサコを連れ来なかったことで「お母さん(ギボヒサコ)は来なかったの?来れば良かったのに」と残念がるので、「今日は月曜日でデイケアだったので連れて来られなかった」と訳を話した。「へーえ」と返事をするのだがこの後がいけない。1分もしないうちに「お母さんを何で連れてこなかった」と問い正すのだ。「いや、デイケアがあったから」「ふーん」そのまた30秒後「お母さんを連れてくれば良かったのに」「だからさっきも言ったけどデイケア・・家の前に迎えの車が来てね、それに乗って行ってまた昼には帰ってくるの」「ふーん・・」そして10秒後には「何でお母さんを・・」ふう。疲れるわ。

結局、30分くらいで施設を後にした。持って来た桃のゼリーは美味しく食べてくれそれはよかった。それと前施設に跳梁跋扈していた泥棒がここの施設にはいないのはホッとした。間違ってお金の話をしてまた泥棒が出てきたら面倒なので話題にしないよう気を遣ったヨ。

実家には寄らず早めの昼食を摂ろうと知覧のとんかつ屋に行ってみたが、今回も休業日だった。これで3回目か4回目来てみてすべて休み。というのも日曜と振替休日は休みのようで、縁がないとはこのことだろう。鹿児島に着き、武岡トンネルを出て「そこの『なべしま』でいいんじゃない」とカールが提案し久ぶりに焼き肉にした。ところが待ち時間が1時間ほどもあった。カール「失敗だったわ。団体客25名がいるみたい」と。私は車に戻りTV付けて「なつぞら」など見ることもできまあまあの時間つぶしが出来た。

しかし1700円くらいでサラダバー、飲み物が使い放題で肉もまずまず上等、十分に満足だった。昼の待ち時間もいつもはそんなに待たないはず。また来てもいいな、そう思わせただけでこれはなべしまの勝ちか。また利用しよう。

2019年7月14日日曜日

ウィンブルドン決勝

テニスウィンブルドンの男子決勝を見始めるも途中寝てしまい、目覚めて4ゲーム目以降はずっと見ていた。

38才になるというのにフェデラーがすごい。ラリーの応酬になるとジョコビッチがやや有利だがその他ではフェデラーが押しているように見えた。1セットにつき6ゲームは取っていたにもかかわらずタイブレークでは全て敗れ、セットカウント2ー3で敗れた。特に最終セットはお互いゲームを取り合い、フェデラーは一時はマッチポイントも握った。しかしジョコビッチもやるね、ここを実に冷静に押し返ししのいだ。どっちが勝つのか分からず12ー12ゲームまで行き、最後はタイブレークになった。この時点でジョコビッチが有利かなと思えた。終わったのは午前3時。5時間ほども集中して戦い、二人も疲れたろう。私も疲れた。だが最高峰の試合を見せてもらい感動した。錦織がフェデラーやジョコビッチに勝てないのは当然だな。この二人には敵わない。

夕方はまた見せたまえのところで麻雀だったが、半荘5回目でお産が帝王切開をするということになりそこでお開きになった。40代初産の妊婦さんとのことだ。普通のお産ならだいたい30分以内には見せたまえDrは戻って来るのだがこればかりは仕方ない。4年以上経ってこのケースは初めて。早めに帰宅して日記をアップして「トッケビ」の続きを見たのであった。

2019年7月13日土曜日

「トッケビ」を見始める

久々に何も仕事の予定のない3連休だ。朝からだらだらと過ごし、これまた久しぶりに韓ドラを見始めた。アベマTVでやっていた「トッケビ」が5話までタダというからビデオ録画していて4話まで見た。コン・ユ主演で相手役は若手のキム・ゴウン。キム・ゴウンは撮影当時25才だったが19才役を演じて実年齢に近いコン・ユとは13才差の恋愛を演じている。

韓ドラも最近は普通の男女の恋愛では飽き足らず、突飛な設定が目立つ。「トッケビ」は韓国の幽霊のようなもので、このドラマでは死んでも天国地獄どちらにも行けず現世では人間の形をしている設定になっている。同時期には人魚と男の恋愛を描いた「青い海の伝説」、その少し前には宇宙人との恋愛を描いた「星から来たあなた」(どちらも「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが主人公)、その他漫画の主人公との恋愛という「W -君と僕の世界-」などもう何でもありだ。いずれもお互い好きになっても簡単にいっしょにはなれない。それで切なさがつのるという状況が出てきて・・まあそんなところだ。単純なラブコメディーがあまり好きでない私にもどうにか受け入れられる。

900年前の高麗時代の武臣で大衆に人気のあったキム・シン(コン・ユ)はそれに嫉妬し奸臣の囁きにも誘導された王様の命で部下に剣を刺され亡くなってしまう。無念さ故に胸に剣が刺さったまま900年もの間あの世と現世をさまようが、剣が抜けないと死ねない。それを抜けるのはトッケビの花嫁だけということになっていて現代の女性チ・ウンタク(キム・ゴウン)だけが剣が見えるという、これだけでドラマが起きそう。4話まで見たがこれはもう最終話まで見ないと気が済まない感じになった。だが6話以降は毎月980円払う必要がある。月1000円足らずで他のドラマも見放題になるし、最初の月は無料にもなるし、DVD借りたりTVで録画するより面倒はないしで申し込んでしまった。韓ドラにハマっていた2007年は毎週DVDを借りてそのたびに2千円以上おおよそ月に1万は使っていた。それを思えば安いものだ。それと速度調節が1倍から1.3倍、1.5倍、1.7倍、2倍ときめ細かく設定できて、10秒戻し、30秒送りがあるのもいい。時に情緒的なBGMに主人公たちが見つめ合う、私に言わせればだらだらしたシーンなどは2倍速にしてさっと流したりすればストレスは感じない。

ネットではアベマTVの他にも似たようなサービスはあるようだが、とりあえずとっつきやすかったこのサービスを受け入れた。まだあと2日あるしこれは相当進んで行きそう。最近は年1作ぐらいしか見ていなかった韓ドラを見ようという気にさせたこの「トッケビ」、きっと満足させてくれるだろうて。

2019年7月12日金曜日

陸マイラー

外来で50代の御婦人が「今回は少し多めに内服処方を」と頼んできた。青雲会病院では基本的には約1ヶ月分しか処方はしないがそのような申し出に全く対応しないわけではない。「何か用事でも」と尋ねると「ヨーロッパに旅行に行くので」とのことだ。「へーえ、いいですねぇ」と反応すると「マイルがたまったので」だと。

御婦人はよく飛行機を利用するわけではなく「私、陸マイラー(おかマイラー)なんです」というではないか。はあ、陸マイラー?聞いたことはある。特に飛行機をたくさん利用するわけではなく買い物など航空会社のクレジットカードを使いマイルを貯める人たちのことだ。「JALのマイルが2年でかなり貯まったのでビジネスクラスで行きます」とは大したものだ。私なんぞビジネスクラスを利用したことはない。マイルを貯めるのはうちではANAでカールにしてもらっている。年に数回しか飛行機を利用しないがやり方次第ではかなりマイルを貯める方法がありそれで飛行機での旅行がタダ同然で可能になるという。空マイラーにはなれないが陸マイラー、ちょっと面白そうと思った。

夜は串木野トリオボウリングで、海広しDrが都合で参加出来ず、今回初めてエリックMRに参加を願った。しかしーだ。初めてにしてこれが最後になる。というのもエリックMR、今月で転勤になり鹿児島を離れることが決まっているからだ。サンシさんともども貴重なエリックさん最初終戦を戦った。が、結果は今一でいつもはストライクもよく出るエリックさんなのに久しぶりにオイルの多い速いレーンコンディションに苦しんでいた。彼の球質は遅めのレンコンで威力を発揮するのだった(今日のレンコンは難ガターさんなら合うかも)。ただ対戦対象チームのうち1チームが不参加でその分はポイントが得られたのラッキー、どこも3人揃えるのが大変なんだな。

次の赴任地は出身地でもある熊本だそうで、これっておおばばMRと同じパターンだ。どちらも50代で定年前だとそのあたりは会社も考慮するのだろう。残り少ないサラリーマン生活の活躍を祈ろう。

2019年7月11日木曜日

「おしん」の田中裕子

1ヶ月遅れで病院のいらなくなった週刊ポストや週刊現代をもらって家で読むのが最近の週刊、いや習慣だ。

6/15号の週刊現代に「NHK朝ドラ『おしん』の田中裕子を語ろう」という特集があった。おしんの夫役並木史朗(現:並樹 史朗)とおしんの奉公先のお嬢で関わりの深い加代役の東てるみと司会のフリーライター木俣冬(きまた・ふゆ)さんの鼎談である。

4月に始まった再放送は欠かさず見ているが、以前も書いたように有名な小林綾子の子役時代も面白いが田中裕子演じる青春編、試練編も相当に面白い。脚本がすごいのと田中裕子の存在と演技があってのおしんだったのだなと分かった。それでこの特集は非常に面白く読めた。なかでも並樹史朗の証言はすごい。

「東:撮影が進むにつれて、小林綾子さんの少女編の視聴率がどんどん上がっていく。そのバトンを受ける裕子ちゃんは相当なプレッシャーだったと思います。慣れない脚本に加え、撮影中に過労で倒れたことからも、どれだけ過酷な状況だったかが分かります。
 並樹:はい。裕子さんは演技中に、僕の目の前で突然、気を失ったんです。パタリと倒れるまで演技をし続けた彼女の姿から悲壮な覚悟を感じました。竜三の執事の源じい(源右衛門)役の今福將雄さんが咄嗟に抱きかかえたんですが、「夫であるお前の役目だろ」って感じで裕子さんを抱きかかえる役を僕に代わってくれた。
救急車がきて裕子さんはそのまま
入院、撮影は1ヵ月休止になりました。」

入院だって?1ヶ月も?驚いた。源じいが生きているから現放送の撮影のころだ。橋田壽賀子の脚本はセリフが多いというのは有名で覚えるだけでも時間を取られるし「おしん」では田中裕子は出ずっぱりだから休むひまもほとんどなかった。1年間の長丁場ドラマでもあったし体調不良になることも予想されたはずだが、それにしても1ヶ月撮影休止は大問題だったろう。

この作品が外国でも評判を呼び視聴率も良かったと聞くと、いかにも日本的な内容の話かと思いきや描かれている人としての生き方は万国共通なんだなと思わざるを得ない。それを渾身の演技で体現した田中裕子は素晴らしい女優だった。彼女はその後も映画、ドラマで活躍するが「おしん」は代表作としていつまでも語り継がれるだろうと思う。

ずいぶん「おしん」を見ているような気がするが、まだ全体の1/4のを過ぎたあたり。まだまだ楽しめるってのはうれしい限りだ。

2019年7月10日水曜日

「なき」が入った本とは

朝、スマホのLINEを見ると、シホねえNsから「電動カーのフルシャトーさん、ひかれて亡くなった!!😱」と届いていた。未明は0時過ぎの連絡でその時間はぐーすかで気付かなかった。でもフルシャトーさんって誰?だ。南日本新聞を見ると社会欄に「昨日20時15分頃姶良市の国道で電動カートと乗用車が衝突し電動カートのフルシャトーさんは頭を強く打ち姶良市内の病院に搬送されたが間もなく亡くなった。現場は信号機や横断歩道がない交差点で左側から直進してきた車と衝突した。乗用車の人は『気が付いたら目の前にいた』と話している」とあった。

運ばれたのはきっと青雲会病院だろう。昨日の当直はクニンダDrか。大変だったな。私は名前だけではピンと来ず、病院に着いて外来の看護師らに尋ねてみたら、みんな知っていた。「最近は病院には何年も来ていなかったけど電動カートを乗り回しているのは見かけていた」「よく道路を横断していて危ないなと思っていました」「病院内でも乗り回していて・・」どうも多少迷惑なところがあったらしい。カルテを見てみると、ずっと以前、私も内視鏡などしたり外来で薬を処方したりと診療していた。まだ53才と比較的若いのに10年ほどは電動カートでしか移動出来ず内心苛立ちもあったのだろう。これがもっと年配の高齢者だったらそんな時間に道路を電動で移動なんかしていないはず。可哀想な一件だった。

帰宅すると、実に久しぶりに麻雀の戦術本がamazonから届いていた。このところネットやリアルでも今一つ成績が良くないので評判のいいらしい戦術本できちんと勉強し直そうという殊勝な心がけだ。特にポンやチーなどの「鳴きの技術」に特化したものでタイトルも「麻雀 勝ち組の鳴きテクニック」という本だ。封を切る前にずっしり感があって「これは本格的な本だな」と感じた。で、開けてみてあんぐり。全く同じ本が2冊入っていたのだ。やっちまったわー。「鳴き」の本だけに「泣き」が入ったじゃ😭・・つまらん!
これはネット購入あるあるで、間違って2回クリックしてしまうと2冊分に気付かないことがよくある。あるいは最初クリックしたけど後で消したつもりがそうされていなかったり・・。それに気付かないなんて現実の本屋や書店ではあり得ない。2冊あって全く余分だから上げようにももらう人もいないだろう。サブアラドや見せたまえは戦術本は読まないタイプだし、それに対戦相手に塩を送るようなものだからどうしようもない。それで1冊は手元に置いて読み、もう1冊はトイレの棚において座って読む本にした。しばらくはいつでもどこでもこの本を読み、しっかり打ち筋に反映させようぞ。

2019年7月9日火曜日

何が3連続したのか?

夜のボウリング練習は私、サンシさん、ヤマヒロDrの3人だった。レーンは5階でレンコンはかなり遅め。そんな時のためにやや曲がりが少ない(といっても普通のボールよりは曲がる)インフェルノブルーフレームも持って来ていた。しかし、ポケットへの入りは安定するのだがピンアクションが弱い。10ピンが残ったりしてスコアが全く伸びない。で、より曲がるマスターマインド・ゼロに戻した。するとやはりストライクがよく出る。でも今度は曲がりが強すぎてスプリットが増えた。

そんなこんなで3ゲームまでは全くの凡スコア。最後の4ゲーム目にせめて200アップをと力が入った。立ち位置とどのスパットに投げればストライクが出るかは分かっている。ただ少しでもずれれば・・。2フレで7ー10スプリットは仕方ないとしてその後3連続ストライクで盛り返しどうにか200アップが狙えるかと思った矢先に今度は3ー10のスプリット。ただこれはベビースプリットと言ってスプリットの中では比較的取りやすい。慎重に狙ってきっちりメイクした。↓が3ー10スプリット。

ところがだ。この後私のボウリング人生で初めての事態になった。何と次もその次も3ー10スプリットが続いたのである。3ー10スプリットが3連続!あり得ないわ。ボールを内側に落とし気味で奥で曲がり過ぎ、左側のピンが多く倒れるためのようだった。ある意味投球が正確と言えなくもない。ただ今日はなぜかやや難しいこのスプリットがとても簡単に感じた。奥でボールがよく曲がりいつもの10ピンを狙う投げ方できれいに3番ピンの左に当たりスプリットが取れるからだ。


うまく3連続スプリットメイクしたものの、ここで残り10フレでダブルを出さないと200アップは出来ない。まさか4連続スプリットは許されまい。結局、きちんと3連続ストライクで209と最後を締めくくることが出来た。

ふう、終わりよければ全て良し。満足して帰宅の途に着いたのだった。

2019年7月8日月曜日

それってギランバレー

朝、登院前に5階病棟看護師から連絡があった。某入院患者の「病状が心配だから他院に紹介か転院かして欲しい」とその奥さんが訴えているという。それで到着早々病棟に来てくれと。しかし私は拒否した。無論、診察や家族との面談をしないということではない。朝礼もあるし緊急を要する事態じゃない上に朝の採血結果もまだ出ていないはずで朝礼終了後に行くと伝えた。この場合、家族の心理状態がそうさせているのだ、緊急事態に陥っているのは患者ではなくて奥さんの気持ちなのである。

それはともかく数日前に下肢の発赤、腫脹で炎症反応も高く一応蜂窩織炎として入院になった初老の患者であるが、四肢は動かせるも力が入らず自宅トイレには這っていくほどだった。頭のMRIを撮り脳外科に読影依頼するも問題はないという。ちょっとすぐに説明できない症状で、私も気にはなっていた。入院して箸も上手く使えないようになり奥さんは不安が増し「この病院ではだめだ」と思うようになったみたい。私も自分で治療できる自信はなく紹介するのをためらう理由はなかった。奥さんは「大学病院か鹿児島市立病院か紹介出来ませんか」とそればかり繰り返し言っているそうだ。

改めて病状経過や採血結果も踏まえてこの病気を見直してみた。蜂窩織炎は最初あったかもしれないが今はほぼ改善している。問題は神経症状が前面に出ていることで、紹介するにしても神経内科専門に診てもらうべきだろう。大学病院は紹介するのにやや敷居が高い。市立病院に紹介するくらいなら近くのサンキュー病院でも何の問題もない。神経内科専門医師がたくさんいる。5階病棟でそんなことをつぶやいていると看護師の誰かが「ギランバレー症候群じゃ・・」と言ってくれた。はっ!そうよそれ。症状や病状経過がいかにもそれっぽい。

そこからフル回転で紹介状を書き、ソーシャルワーカーへ連絡し転院を受け入れてくれるよう頼んだ。うちわの話をするとサンキュー病院には「ギランバレー症候群だと思うが診断が付いていない」と頼むのがコツだ。完全に診断が付いて治療を頼むというとかなり日数を待たされる可能性がある。奥さんにも説明し、まずは近場のサンキュー病院、そこがダメならお望みの市立病院他をあたると話し納得してもらった。それが意外に早くサンキュー病院受け入れOKで午前のうちに転院が出来た。

その後、やはりギランバレー症候群であったとの報告を受けた。難治性疾患に指定されており治療は神経内科専門で行うがいい。それにしてもあの時「ギランバレー」とつぶやいた看護師は誰だったかな?バタバタしていて気がつかなかった。看護師さんの意見は決してばかにならないものなんだ。

2019年7月7日日曜日

暴(あば)きもの

実は昨日長島のクリニックにMacBookProを忘れてしまい、気がついたのが鹿児島に帰ってきてからで、すぐにゼンコンDrにLINEで連絡すると、すぐに宅急便で送ってくれるとのこと。今日の午前には着けるよう手配してくれるそうで、いやはや助かった。11時過ぎには届き、早速日記をアップした。カールのMacBookAirでは「こてる日記」へのアクセスが上手くいかず困っていたのだ。

パソコンが届くまでの間、TVで録りだめビデオを見ていた。NHKBSのアナザーストーリーでは「金大中(キム・デジュン)誘拐事件」、ダークサイドミステリーでは「徹底解明!超常映像の謎のに迫る!」を見た。

金大中事件(当時は「きんだいちゅう」と呼んでいた)は昭和48年に東京のホテル「グランドパレス」で誘拐された事件で当時大きな話題になった。元韓国大統領候補金大中は5日後に韓国ソウルの自宅で発見され、今では犯人は当時の韓国の諜報機関KCIAと判明している。しかし日本と韓国の政治背景もあり日本側も真犯人を不問にするなど「政治決着」した部分もあったそうだ。韓国では後に事件のレポートを作成しそこでははっきりと犯人をKCIAとしたのは当然だが、朴正熙大統領の関与も否定できないとまで言及していたのには驚いた。そこを突くと問題になるので日本側は敢えて触れなかったのに(実際は当時のKCIAトップの李厚洛=イ・フラクが中心になって計画された)。思ったのが、韓国は朝鮮王朝の時代から王様の評価を実録として保存しておく伝統があるということ。それには国王といえども介入出来ない決まりだった。そんな伝統がその事件の顛末にも出てくるのが面白い。

誘拐された舞台「ホテルグランドパレス」は東京九段にあり、私が初めて東京に行った際の宿泊ホテルだった。事件から6年後のことでもあり無論安いツインの部屋に弟のヒラーキと泊まっただけであり金大中が泊まっていたような大きな部屋ではなかった。あと、このホテルは当時プロ野球のドラフト会議の舞台でもあった。江川事件の余韻がまだ残っている時期で、パンチョ伊東さんの「第1回選択希望選手 読売 〇〇」という名司会ぶりも記憶に残っているナ。

ダークサイドの「超常映像」は2年くらい前の再放送で、家の中の家具や食器が急に動き壊れるビデオ、いわゆるUFOが空を急旋回するビデオなどが実はすべてねつ造されたという明らかな証拠を示したり、アメリカの空軍基地で巨大UFOが動く映像は「こんな宣伝もできる」というPRビデオだったり、はたまた不思議な自然現象が実は超常現象でもなくて珍しいけど現実に起こりうる現象だったり、と何でも「超常」にして不思議がらせたり驚かしたりするのは間違いであるという明確なポリシーがあって実に好ましかった。

先月もテーマが歴史ミステリーの謎で、魅惑的な話題が実はほとんどが大衆のこうあって欲しいという深層心理(例えば源義経は実は平泉では死んでいなくて逃げ延びて蒙古のチンギスハーンとなっていた)や個人のねつ造(古代、津軽の地に大和政権に対抗する東北王朝があったという「東日流外三郡誌」は実は全くの偽書であった)であるというのが面白かった。

私はこのような「実は真相は」といった暴きものが好きなんだな。学生時代から「噂の真相」誌を毎月購入していたのが今はTVやビデオで「暴きもの」を楽しんでいる。人の性質は30年、40年経っても変わらないものだ。

2019年7月6日土曜日

おおばばMRに餞別麻雀を

倍売る薬品のおおばばMRが今月転勤になるという。あいちゃー、貴重な麻雀面子にして長らく鹿児島勤務を続け地域の業界では知らない人はいないのではと思われるMRだ。残念。
今後は50代にして生まれ故郷の広島勤務だそうでそれはなかなかにラッキーなことだ。聞けば22年も鹿児島勤務だったそうでこれは異例中の異例。普通MRは4、5年で転勤なのに。ともかくもそんなおおばば君のために送別麻雀をしようと、今日午後いつもの見せたまえ雀荘にいつもの面々が集まった。

「今日はおおばば君に麻雀で餞別しなくちゃいけないな」とサブアラドDr。「よろしくお願いします」と低姿勢なおおばば君。ところが開局早々サブアラドDrがリーチ!あれ、自分が上がろうとするんですか?そんな裏腹な状況にもひるまず、おおばば君は追っかけリーチ。終局直前、サブアラドDrが7ピンをおおばば君に振り込むとリーチ一盃口ドラ1「あれ裏ドラ2枚乗った、満貫です」とおおばば、「あいた、うーん、これは餞別だから・・」とサブアラド。ふむふむ、餞別麻雀の始まりだ。

続いて見せたまえDrがリーチし流局。次は私のリーチ、これも流局。この後も本日の主役そっちのけで私たち3人は上がろう上がろうで、南場2局になるまで見せたまえ君は何もせず。ところが上がろうと2つ鳴いた見せたまえから、「あ、ロンです」と断ヤオドラドラ5200を上がりトップ目に立ったのは主役のおおばば君だ。見せたまえは「これで餞別は終わったから次からは遠慮なく回収に回るからな」だって。この後、小差でオーラスを迎えおおばば君以外は2万点そこそこの僅差の私たち。ラス回避にと私から千点で上がったのはサブアラド。何と私が百点差でビリに。3万点ちょい浮きのおおばば君が3コロトップになった。私はおおばば君に放銃こそしなかったがビリの順位ウマを上げる羽目になり十分な餞別に値した。

で、この後だ。「餞別はもう上げたから」とサブアラド。もう遠慮はしないよということだ。それは私も同じ。なんと、このあと3回連続3コロトップを私が取った。おおばば君はというと・・3回連続ドボン付きのビリ。その後はサブアラドが2回連続トップ。次は「マイナスを取り戻さなくちゃ」と見せたまえが大トップ。最終回はまたサブアラドがトップを取り、おおばば君はドボンのビリ。終わってみれば私3人全員がプラスでおおばば君の一人負けに終わった。「いやー、きつい麻雀でした」とつぶやくおおばば君。

負け分の払いの時、ちょい勝ちの見せたまえが「今日の勝ち分はなしにするわ」と言うので同じ勝ち分の私も「私も」となしにし、大きく勝っていたサブアラドは「なら私もこれだけ引いて・・」と私たちより値引きし、ぴったりの勝ち分にしてお開きにした。「ありがとうございます」と頭を下げるおおばば君。かくして餞別麻雀は無事に終了したのだった。

2019年7月5日金曜日

雨の通勤事情

雨も止んでいるし何も問題なく通勤できると思っていたが、そう甘くはなかった。姶良インターが近づくと出口側に車がずらーっと渋滞していたのだ。国道10号がまだ通行止めになっているせいだとすぐに分かった。後で聞くとそのせいで高速が無料になっていたとか。そりゃ出口が渋滞するに決まっている。

で、姶良ICは避けて桜島スマートICから脱出しようと通り過ぎたがやはり甘くはなかった。そこも渋滞だったのだ。サブアラドDrから電話が掛かってきて「今、やっと加治木ICを抜け出た〜。国道10号へはどう行けばいいんだぁ」と質問が。そんなもん、出口まっすぐ海方向に行けばぶつかるから分かりますって。早めに7時には鹿児島の自宅を出たらしいが8時半を過ぎてもまだ加治木で本来なら霧島の病院にはとうに着いているはずだった。私もちまちま進む渋滞の中、サブアラドDrの話に付き合った。すると、10号線に入ったところから、「うわー、10号線は車がほとんどいない。スイスイだぁー」と急に元気が出ていた。そりゃそうだろう。鹿児島から10号線を使って来る車は1台もいないんだから。

私の方はというと、ようやくスマートIC出口に来て2回一旦停止してから出た。すると今度は病院から電話が鳴った。外来のホントだ師長からで「センセ、今どこですか」というから「高速を出たばっかしで5分もすれば病院に着くよ」と言うと、安心したようで「なら良かった」とすぐに切った。鹿児島市内からのDrらが軒並み遅刻していてやりくりが必要だったようだ。結局1時間ちょっとで着き、私はすぐに外来業務に就いた。

今週は最後まで雨の通勤事情にやられた1週間だったわ。

(追記)

私の団地は崖崩れも氾濫もないところで実施に被害がなかったから良かったものの、市街地に住んでいる私の友人らのFacebookを見ると川の氾濫に相当神経質になっていたようだ。8841君など「8・6水害でマイカーが水没し廃車になった記憶がよみがえり3階の立体駐車場に移動させました」とか私同様に「断水に備えて水もキープしました」と非常事態態勢で、ウシカワ君は「うちのビルは甲突川が近く、地下スペースがあるので、防水壁の取り付けが始まりました」と画像付きでアップしていた。市街地は利便性と引き換えに川の氾濫対策に気を遣うってことがよーくわかった。

2019年7月4日木曜日

お前がやらなきゃ!

ちょっと前に中日ドラゴンズの応援歌でピンク・レディーの「サウスポーお前」問題が起きた。何でも歌詞に出てくる「お前が打たなきゃ誰が打つ」の「お前」が選手に失礼に当たるから自粛をと球団から応援団に要請があったという。

正確な記事は以下参照↓

1日、中日応援団がSNSにこんな投稿をした。「この度、当団体で使用している『サウスポー』について、チームより不適切なフレーズがあるというご指摘を受けました。(中略)当面の間『サウスポー』の使用は自粛させて頂くこととなりました」。中日応援団は2014年に球団公認として誕生して以来、ピンク・レディーのが歌った1070年代の名曲「サウスポー」を応援曲として使用。「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!オイ! (Let's Go 選手名)みなぎる闘志を奮い立て お前が打たなきゃ誰が打つ 今 勝利をつかめ」との歌詞をつけ、チャンスの場面で演奏し、歌っていた。中日球団によると、「お前が打たなきゃ」という一節に対し、今季就任した与田剛監督が「お前という呼び方は選手に失礼では」と指摘したという。

一読して呆れるやら情けないやら、何でこんなのが「自粛」しなくちゃならない事案なのか理解に苦しむ。私はそう感じたが案の定ネットや一般の人たちにも反発の声が渦巻いた。サウスポーなんかより中日ファンが巨人の応援歌を罵る「死ね死ね、くたばれ、巨人軍」の方がよっぽど問題という真っ当な意見など・・。そもそも論で「お前」という言葉はかつては「御前」で丁寧な言葉であった。時代とともに俗になり逆に言われると気分を害するすらにもなった。これは「貴様」も同様で言葉というものはそうなる傾向があるらしい。

では未だに良い意味で使われる「あなた」だったらよいのか?「あなたが打たなきゃ誰が打つ」・・なんだか2塁ゴロで終わりそうだ。だとしたら英語で「YOU」はどうだ。「YOUが打たなきゃ・・」うーん、ジャニー喜多川に言われたジャニーズの面々が空振りしそうで、全然お話にならない。やはりここは「お前」がぴったりくる。それで何の問題もない。

いったい本当のことなのか。実は与田監督は「お前」じゃなくて選手の名前にしたほうがいいのでは、と提案したとのことで「選手名は呼び捨てでもいい。こちらから自粛しろとも、サウスポーをやめろと話したわけではない」と弁明している。となればこれはどういうことだ。さほど問題にするようなことではないが、実は応援団と球団の関係にそもそもある種の問題があるという指摘が一番しっくりきた。

2002年の応援団から暴力団構成員排除問題が根っこにあるからだという。東スポからの記事を抜粋しよう。

かつて在京球団で応援団長を務めたX氏によると「今回の騒動の背景には、2002年から始まる応援団問題があるんです」という。

暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)を受け、球界が本格的に「応援団のクリーン化」に動きだしたのが02年のこと。12球団は球場から暴力団構成員ら、いわゆる「反社会勢力」の徹底排除を目指した。「なかでも問題視されたのが中日の応援団でした。今では『反社』は一掃されて12球団すべてクリーンな応援団となりましたが、中日にはその時のトラウマがいまだに強く残っているんだと思います。その影響もあり、中日球団と応援団の関係はクリーンとはいっても健全な関係ではないのかな、という気がします」


どういうことか。


「応援団が完全に球団の言いなりになってしまっている。応援団はファンの代弁者であるべきで、球団とファンをつなぐ役目を担わなければいけません。球団から『歌詞の変更』を要請されたら、まず聞かなければいけないのは『ファンの意見』です。ですが、現在の応援団は球団の言うことを聞かないと球場から排除されてしまいますし、球団の許可をもらわないと、メディアにコメントすることもできません。健全な関係ではないと思います」

ではどうするべきなのか。

「まずは球場に来ているお客さんの意見を聞くことが第一。もう結果は分かり切っているかもしれませんが、たとえば7月中にナゴヤドームのお客さんにアンケートを取って『お客さんの意見はこうですよ』と球団に伝えるべきです。そこで球団側と話をできる環境をつくらなければいけない。そもそも、今回の一件だって、与田監督が何の気なしに漏らした一言を、
球団が過剰に反応して応援団に伝え、応援団も過敏に反応してしまっただけではないのか。それでも応援団の本来の在り方を考えるという意味では、大きな騒動になった今がチャンスかと思います」

そして今後の中日応援団に望むことは何か。

「応援団経験者としては、ならばオリジナルのチャンステーマを作ろう、という方向に意識を向けてほしいですけどね。それでも応援団が球団の顔色を気にして動けないというのなら、私がナゴヤドームで内野席のファンをリードしながら『サウスポー』を歌いますよ」

なかなかやるじゃないか東スポ。今回の騒動は「言葉狩り」などではなくて、応援団と球団とのいびつな関係こそ問題であるとよく分かった。そういえば、私は映画「仁義なき戦い」が大好きだが、このシリーズの中盤昭和30年代は広島の山村組(映画では山守組)と打越会(映画では打本会)との勢力争いが軸になる。この打越会の会長打越信夫はタクシー会社を経営もしながら広島カープ発足時の応援団長もやった人物だった。応援団と反社会勢力との結びつきはそんなころからあったのだ。そんな関係を断ったのはいいとして応援団があまりに球団の顔色を伺いすぎている弊害のようなものが今回露わになった。そういうことだ。

応援するのに遠慮はいらない、お前らがやらなきゃ誰がする、みんなでじゃんじゃん応援しようぜ!

2019年7月3日水曜日

思いはあふれても

マスコミの大雨に対する警告がすごかったが、姶良の市内はまあ降っているけど月曜ほどではないなと思っていた。しかし今夜も降る降ると言われれば鹿児島市内から勤務している人は早めに帰宅をと、病院でも早退を勧めていた。可愛いんだ理事長に「こてる先生も帰らないといけないんじゃないか」と話しかけられたが、「今夜は当直です」と答えると「あはぁそうか」と笑っていた。で、今夜は病院玄関と救急入り口に防潮板を挟んで思川からの浸水を防ぐ判断を任された。11年前に病院新築移転してからまだ一度も使ったことのない用具だ。総務の人たちがちゃんと使えるか事前に試していた。

市内在住のバブルワイドDr70才は「何があるか分からないから今夜は病院に残る」と医局に陣取っていた。ま、そのせいで私は当直室にパソコンやバッグも持っていって過ごす羽目になった。冷蔵庫以外はそろっているのでさほど不便は感じなかったが、今日から医局のREGZAでハードディスク録画ができるように設定していたのでそこだけは今一だった。0時頃、医局に寄ると、バブルワイドDrはクーラーがんがん効かせてTV付けたままソファでぐったり寝ておられた。お疲れ様〜。

崖崩れや川の氾濫で怪我人が出ない限り救急車も来ないだろう、そう思っていたが結局深夜帯に二人来た。いずれも大雨とは無関係の病気だった。起こされ次いでに明け方、思川を見に行くと水かさは氾濫とはほど遠いレベルだった。下の写真が病院のすぐ近くにある思川で、いつもは顔は隠さない私だがこの時は寝ぼけ顔でシワもムクミもあったせいで隠すわ。なお、「青雲会病院のうた」の2番の歌詞は「♪川面に映る 青い雲 思いあふれる 思い川」で始まる。http://www.seiunkaibyouin.jp/outline/seiunsayhigh/
うーむ、思いはあふれてもいいが、思川はあふれては欲しくないねえ・・。
電子機器や内視鏡機具など浸水しないように1階から3階の大会議室へ事前に対策していたがそれは結果的にはムダに終わった。でも良い訓練だったとも言える。ともかくも大きな被害がなくて何よりだった。

2019年7月2日火曜日

まるで台風前のよう

まだ雨は降っており、どうせ高速道路は使えないだろうからと午前7時ちょうどに家を出て団地の裏から県道に向かった。ところがだ。下田を過ぎ、併走する道路から高速を見ると、トラックが普通に走っているではないか。あれ?今日は家を出る直前にパソコンで道路情報をチェックしまだ通行止めと確認していたのにー。実は午前7時ちょうどから高速道路通行再開になったというのだ。うわ、昨日は5分早く出たために動かない高速に乗ってしまい、今日は5分遅く確認していれば高速を利用できると分かり7時15分からの「おしん」も見てからでも余裕で病院に着けたのにー。全くちぐはぐや。

夕方の報道で明日明後日は鹿児島市の小中高は休みにすると知り、台風以外でこんなのは初めてだと思った。気象庁に「命に危険を及ぼすような災害が発生する恐れがある」と言われればさもありなん。帰宅するとカールが「万一、水道が止まってしまったら大変だよね。うちには水のストックがない」と心配するのでAコープに買いに行った。するとすでに19時近いというのに駐車場は満杯で、先にカールを降ろし私は何度かぐるぐる回りながらようやく端っこの辺りに駐車することが出来た。店内に入るとやはりすごい混雑でどのレジも10人以上並んでいた。カールは2Lの天然水1ダース分をカートに乗せ並んでいた。「良かったわ、安い方のがまだ残っていた」と、ここでもコスト意識は忘れない。

レジ出口で精算が終わるの待っていると、私たちと同じようにペットボトル水の半ダース、1ダースと購入している人たちがいた。これは明日来る台風の備蓄行動と同じだな。まさに今回の大雨は台風直撃並みの事態なんだ。明日以降どうなる?私は当直が当たっているので朝病院に着けさえすれば行き来を気にしなくて済むが・・。まあそんなこと気にしてもしかたない。てなわけで、夜、静まったころ、一人、ネット麻雀にいそしむのであった。

2019年7月1日月曜日

拘束道路

大雨の影響もありいつもより少し早めに家を出た。いつものように鹿児島北インターから高速に入った。TVでは土砂災害危険度マップが出ていて鹿児島、姶良はその中でも極めて危険の区域に入っていた。水しぶきが多い。坂に近づいたところで車が渋滞しているのが分かり列に並んだ。時刻はちょうど午前8時。この時、まさかこの後、高速道路を脱出するのに4時間以上も掛かるとは、全く予想だにしなかった。

車の動きがのろい。ほとんど動かない。朝礼には間に合いそうもないが、NHKを付けて「なつぞら」を見ていたころまではまだ少し余裕があった。「アサイチ」になり「アサイチの時間ですがニュースを続けます」「薩摩地方で猛烈な雨を観測」と全国ニュースになっていた。「土砂災害などに警戒を」とあり「道路通行止め、九州道、えびのICー鹿児島北IC」と表示され、何と北インターから先は通行止めだと。となるとすでに通行止めなのに高速道路内に入っている私の車はどうなるの?前後は車だらけで全く身動きが取れない。立ち往生とはこのことだ。あらあら。

サブアラドDrに電話を入れてみる。彼も霧島まで向かっているはずだが・・。電話の向こうで彼はやけに落ち着いて余裕があった。「あれ、早めに病院に着いたの?」「いいや、家にいる。今日は高速が使えないので病院には行かない」だって。えー!そこまでひどい状況だったのか。いや、先週の大雨の時はちゃんと高速が使えるかチェックして出かけたが、今回はその時ほど雨が降っていると思わなかったのでなに大丈夫と調べずに出かけた。実は私が高速に入って数分後には入れないように入り口が閉鎖されたようなのだ。後から思えば5分早く出たのが何時間も閉じ込められる遠因になったのだ。

超のろのろでしか車は動かず、北インターの料金所にたどり着くのに2時間半かかった。いつもなら5分もかからないのに。インターより向こうは通行禁止なのに車が動くということは次のインターの薩摩吉田インターまで行きそこで降りるんだろう。はあ、いったいつまでかかるのやら。雨は止んでいるが車は動かない。北インター料金所が見えてきてそろそろトイレも気になってきた。まだ我慢は出来るがどのくらい高速に入ったままなのかそれ次第ではインター横のトイレに入ろうか・・。

と、10mくらい先にシルバーのプリウスがハザードランプを付けて停車しているのが目に入った。あれはクニンダDrの車じゃないか。彼も私と同じ団地だから同じようにこの高速渋滞に巻き込まれていた。で、停車しているということは・・トイレに駆け込んでいるナ。
まもなく案の定というか、反対側道路から用を済ませたクニンダDrが小走りにやって来た。
自分の車に入るところをしっかり激写。
この様子を見て、私も今のうちにトイレを済ませておこうと思い、ちょうどクニンダ車が止まっていたところに車を止め、トイレへ向かった。同じように思った人たちが数人いてちょっとしたトイレ待ちになった。トイレは小と大の二つしかなかったのだ。自分の車に帰る時に背後の並びを見たら20台もおらず、この時もう少し高速に乗るのが遅かったら回避できて一般道を通って行けたのにーと悔やんだ。仕方ない。この後1時間半ほどしてようやく吉田インターを降りることが出来て、4時間10分以上もの「拘束」道路を脱出出来た。

県道も途中何度ものろのろ運転になった。渓谷苑付近で崖崩れがあってそこが対面通行で渋滞だった。いつもなら20分ほどで病院には着くのに1時間以上かかり、病院駐車場に着いたのが13時半ちょうど。なんと家を出てから5時間40分経過していた。この時間があれば鹿児島から九州を脱出して山口は下関くらいには着いているわ。いや〜青雲会病院って下関にあったんだっけ?

今日、鹿児島から病院に向かったDrはほとんどが大幅遅刻で特に高速にハマった私、クニンダ、ラブカメDrは5時間以上の午後到着だった。今日から初勤務の外科のモトイDrも2時間、早めの6時過ぎに出たキブンDrはまだ吉田インターから先が通行止めの時間帯で2時間半で済んだ。ピッピDrは朝礼スピーチがあって早めに高速に乗りかけたが情報で吉田インター通行止めを知り鹿児島インターで降りる決断をし大きく北回りの県道40号線を利用して2時間掛からなかったが、それでも9時前にしか着かずスピーチは出来なかった。彼は「2時間近くかかりこんな目に遭っているのは自分だけだと思っていたもっとひどい人たちがいて・・」と漏らしていた。

姶良市内にいたDrでも被害に遭ったのがカワゼンDrだ。姶良イオン近くに住んでいて近隣の小川が氾濫し駐車場の車が浸水してしまった。建物の反対側は浸水しておらず局地的な被害だった。動かせず移動もままならず、可愛いんだ理事長に助けを求め、向かった理事長もいつもなら10分しかからない距離が1時間もかかり結局二人とも朝礼には出られなかった。この他隼人、溝辺から来ている人たちも遅刻、欠席があったようだ。

私は内視鏡室で仕事をする時にものすごい疲労感を感じた。着くまでは気が張っていたせいかそれほど感じなかったのにー。帰宅してからも疲れは取れず、夕食後はそのまま昨日に続いてBTQ(バタンキュー)床寝パターンと相成った。ぐう。