2017年4月30日日曜日

家にこもる休日

ずっと家の中で、録りだめビデオを消費する休日だった。夕方車の中を手持ちクリーナーでゴミやホコリの吸引をしこれが唯一のお仕事。ふー、休みの日にどこか出かけて疲れるよりはずっとええぜ〜。日記も短いわー。

そうだ、ブログに移転して今日が丸2年だった。今後ともよろしくお願いいたしまーす。

2017年4月29日土曜日

しんどかど整形外科20周年感謝の夕べ

夕方、城山観光ホテル・エメラルドホールでの「きのすく会しんどかど整形外科開院20週年記念パーティ」に出席した。しんどかどDrは大学同窓生にてバスケット部での同僚でもある。ちょうど「10周年記念」も同じ日同じ場所だった。あの時は癌末期の父デンコーがいよいよ危ないという頃で田舎から電話もかかってきて気もそぞろのパーティだったのを思い出す。それと今ボウリング仲間である海広しDrと初めて会いいずれいっしょに投げましょうと挨拶したのもこの会が縁だった(それは1年半後に実現し、その後リーグ戦参加するようになった)。(↓しんどかど先生に奥様)

座席は最前列の中央ちょっと脇のほとんどがバスケ部OBの席だった。隣のおーそうかDrオッキーDrとは同期でもある。中央はお偉方で教授、会長と名の付く方々で納先生もおられた。納先生にはパーフェクト達成の報告をし、「年賀状で知っていたよ、おめでとう」と言われ写真もいっしょに撮った。会は法人名である「きのすく会」の紹介スライドビデオで始まりしんどかど理事長、猟奇院長、稼いだクリニック院長らの挨拶、そして来賓挨拶も皆エピソードがらみでなかなか感慨深いものだった。食事は10年前は和食だったが今度はフレンチでこれは意識して変えたのかな。

この会はしんどかど整形の感謝の夕べということだが久しぶりに会う旧人との再会もうれしいことだった。30年ぶりくらいだったのが種子島の病院でいっしょだったミッドリバDr。えらく貫禄がついているも笑顔は昔のままだった。私は「確かさー、年上の彼女と結婚するといっていたけど・・」「あ、その人と結婚しましたよ」向こうは「休みの夜、私の運転する車がローリングしたのを覚えている?」「ああ、覚えている。南種子に向かって運転中、スリップしてあやうく事故るとこだった」あはは、車もコロナだって覚えているわ。バスケ後輩のストンサークル君は串木野勤務なので「しんどかどのところではたまに麻雀をするんだが」というと「なに、私も誘って欲しい」だと。しんどかどDrによると麻雀台を導入する予定があるが今はこの感謝の夕べをクリアすることでいっぱいだとのこと。そうだろうな。すみずみまで気を使っているのがよく分かる。

それとおおしえDrと10年ぶりに会えたのもよかった。彼は終末期医療のスペシャリストでちょうど南域病院勤務のころ、デンコーの末期を支え、父は「あの先生に背中をさすってもらえたのがすごくうれしかった」と亡くなる前1週間の間何度も言っていた。それであこネーサ母が彼にそのことを伝えたいと常々言っていて(わざわざ南域病院を尋ねたそうだがその時は転勤後だった)、私が代わりにやっと伝えることが出来た。彼は「いや、私はそれほど大したことはしてない」と言うのだが、苦しんでいる患者を支えてあげ、それがどんなにうれしく感じるものかそれは医者の想像を超えるものなのだ。髪の毛も白く薄くなってはいたが元気そうで何よりだった。後日、母にも伝えよう。

さて、今日のメインイベントが和太鼓のパフォーマンスということらしかった。前回も和太鼓演奏が披露されたはず。しかし、今回は規模が違った。

「DRUM TAO(ドラム・タオ)」

私は寡聞にして知らなかった。しかし全世界23ヶ国500都市累計700万人を動員した!との和太鼓集団で太鼓にとどまらず様々なパフォーマンス繰り広げかなりの人気を誇っているんだとか。で、始まって40分間、屈強な若者14名と女性2名のもう息をもつかせぬドラムパフォーマンスに圧倒された。笛、棒、音声、光、動きなどを駆使し、相当鍛え、練習を重ねているのがうかがえた。普段は大きな会場で何千円もチケット代を払って見せるものを、これを呼び寄せ、我々招待客に喜んでもらおうというしんどかど先生の配慮だがすごいことをやるねえ。最後はスタンディングオベーション、拍手拍手。これはDRUM TAOへはもちろん、しんどかど先生へも向けられたものだったはずだ。
(ちなみに、あとでTAOのブログを見ると「わけあって鹿児島」のタイトルになっていてフォロワーらが「なぜに鹿児島?」などといぶかっていた。ふふ、そのわけはこのこてる日記を読めば一目瞭然だ)

「恋するフォーチュンクッキー」のきのすく会バージョンビデオ、ラストの「サライ」熱唱などは何となく青雲会病院のパターンにも似て一代で大きくなった医療施設の勢いも感じられた。最後の万歳三唱もしんどかどと高校時代の同期でバスケ部のあれま三浪Drが前回に続いて務めた。どうしてもいろいろ語りたくてなかなか万歳まで行き着かないのは愛嬌だろう。彼は以前よりえらく若く見えた。健康にも気を使っているね。

そのあれま三浪Drに負けず、そろそろ還暦が近づくしんどかど先生だが、今後の展望も「逆順入仙」という言葉を出し、これからもますます意気盛んであった。すごい!

(逆順入仙とは:加齢と共に老いて体力も気力も衰えていくというのが「順」、しかし、人並みな事と逆なことをすれば肉体的にも精神的にも若返って、やがて仙人の境地に入っていく、つまり「入仙」で「逆順入仙」を実践すると、年齢を重ねるごとに記憶力、暗記力が高まり還暦を過ぎてからの方がむしろ活動が活発になるということらしい)

2017年4月28日金曜日

アンカーチャンス

最近忙しいネタが多いが、今日はある意味ピークだった。入院患者を3人退院予定していたのにさらに重症の患者3人が入院があり、その瞬間、受け持ちが28人!になった。おーー、これは医者人生で過去最高の受け持ち数だ(これまでは26人が最高)。ただHb4.2の高齢患者は入院直前の大腸内視鏡検査で進行直腸癌が見つかって明日以降外科Drに診てもらうことになったし、明日も退院予定がいるから20数人に減る。でもこの年になって新記録を立てるとはびっくらだ。どんどん退院目指していくぞーー!

仕事は月末のレセプトが残っていたが全く手を付けなかった。私にしては珍しく明日の休みにそれを当てるつもりだ。休みは休み、それがこれまでの流儀だったが今回は例外だ。受け持ち多くて事務仕事をすると病棟や外来業務が出来なくなるからな。

夜は串木野トリオリーグでメンバーは海広しDr、サンシさん。最近この組み合わせがレギュラーになりつつある。サンシさんは昨日の練習で絶好調でナノデス・アキュスウィングがハマって200アップ連発だった。しかし、レンコンが変わればそうもいかない。ややオイルがあって曲がりがT-MAXと違うのに戸惑っていた。その代わり、私が絶好調。2週間前とはレンコンが変わって助かった。しかもアンカーの私は前の二人がストライクを取れないときに限って(これを仮にアンカーチャンスと呼ぼう)ストライクを連発した。1ゲーム目はアンカーチャンスの時に5回ストライクを出した。この時は私がストライク出していない時に海広し、サンシさんがストライクを出し3人合わせてたった10個で270のビッグゲームで実に効率のいいスコアだった。

2ゲーム目はアンカーチャンスにまたも5回ストライク、最終ゲームも4回出した。個人でも227、216と絶好調。こんなに勝負強かったっけ?フォームが安定するとマイボールの威力が発揮できる。マスターマインドという名前こそついていないが実質マスターマインドと同じインフェルノ・ブルーフレームがようやく当たってきた。なぜかピンがよく倒れる。きれいに弾くというより最後コロコロとピンが転がり10ピンを倒すシーンが何回もあった。ラッキーと思ったけどこうも何度も続くとそういうボールなのかな。ともかくボウリングも調子が出てきて満足の1日だった。

2017年4月27日木曜日

朝猫昼忙夜投

朝はBSで岩合光昭の「世界ネコ歩き」をやっている。するとゲンちゃんがなぜか本棚兼ビデオ収納棚に入り込んだ。眼付きの怖いネコに反応してか、目を見開いていた。以前ほど「ネコ歩き」には反応しなくなっていたけどなー。今日はTVのネコが怖かった?

日中はやはり大忙し。同時多発テロじゃないけど、仕事は一つ一つ順に来ない。ひどかったのは四つの仕事が同時にあってメモ紙にそれを書きなぐっていた。
後からみても何が何だか・・(64才と94才の女性患者がいるのは分かる)。イライラしてたなあ。それでも一つ一つ片付けるしかない。そのうちみんなどうにかなっているものなんだ。

夜はボウリング練習。約束より1時間遅れた(仕事終わらんもん)。明日が串木野で投げるのでどうしてもフォーム矯正をしたかった。1ゲーム投げ、3歩目のぶれをどうにか矯正した後、次の2ゲームはダブルスで、私はエナガキMRと組んでサンシ、タナカッツチームと対戦。189ー145で勝利し、次も223ー203で2連勝した。連勝はひっさしぶりだし、相手の200アップしての負けってのも初めてなんじゃないか。最後は一人で投げ216。うむ、段々調子が出てきたゾ。

2017年4月26日水曜日

そのDr、この病院

夜は姶良郡医師会での県のピロリ菌検診についての講演を聴きに行くつもりだった(前述)。しかし夕方、青雲勤務のことで来訪した某Drと面談しこれがお互い話し込み3時間に渡ったためキャンセルすることにした。ピロリ菌はいずれまた周知されるだろう、しかし、そのDrの疑問や不安に答える時間の方がずっと重要だ。

そのDrは長く勤めた職場をすでに辞めているが仕事がきつくなったのがその理由ということで、聞き及ぶにつれ青雲会病院の忙しさとは質が違うと感じた。ここでは勤務時間中は確かに忙しい。しかしいったん帰宅すればまた病院に呼ばれることはそう多くない。内科と外科の違いで一概には言えないが私など月に一度あるかないかだ。オンオフがはっきりしている。それとスタッフの仕事ぶりにも違いがある、詳しくは言えないが会社なら社風の違い、病院だから院風(?)の違いもけっこうあると思った。向こうは勤務時間が過ぎるとスタッフの協力を得にくいとか。こちらはいい意味で中小企業の雰囲気がありスタッフがよく動いてくれいつも助かっている。部署が違うからといって手伝わないということがない。

その他、そのDrが苦手に思っていることを聴き、それはしなくてもいいと私は答えた。各Drみんな同じ勤務態度でないといけないということもない。私とクニンダDrは内科常勤だが細かな勤務内容はいくつも違っている。そのDrの要望に柔軟に対応できるのも特徴かもしれない。だいぶ疑問も解けてきたようで終わる頃は前向きな雰囲気も出てきたみたい。また来月、今度は理事長とも面談してもらいぜひ勤務することになってほしい。正直、私も助かるし。この病院へよろしく、そのDr!

2017年4月25日火曜日

猫かわいがり

夕方、6階回復期病棟で上昌Nsと猫の写真を見せ合った。彼女の愛猫は2匹のメスでゲンちゃんにも似た白黒猫の「チップ」と白に茶縞の「パル」ちゃん。どちらも拾い猫で帰宅するとお風呂の窓からお迎えが上手なんだとか。

どちらもスマホの表紙写真は愛猫でしかも似たような構図だった。(左ゲンちゃん、右チップ)

子猫のころに拾って育て上げ、当然避妊手術もさせている。パルちゃんはいかにもメス猫でピアノのカバーの中からちょこんとお顔を出すのが得意で、まるで女王様の装いだ。

チップは鼻にゲンちゃんと同じようなポチがついている。ゲンちゃんはオス猫で骨格もしっかりとしているがチップはでもやはり女の子だね、どことなく優しさがにじんでいる。

夕方の病棟でしばし猫談義したあと、上昌Nsがぽつり。「子どもらより猫のほうが今は可愛い!」だってさ。

2017年4月24日月曜日

忙しさの中で

先週も忙しかったが今週も忙しい。朝は病棟指示に外来、内視鏡、正午前後は他Drの学会出席のためわずか1時間半ほど救急当番を代わりに引き受けたところその時に限って2件搬入され(半笑)、その後は家族との面談、下血患者の内視鏡、さらに病院見学のDrの相手などなどまったく休む間はなかった。病棟に上がったのが19時半ごろだったかな。5階病棟はどうにかラウンドと指示出しは出来たが4階は最低限の指示出しのみ。患者の顔は見なかった。どこかで仕事を切らないとー。病院を出たのは21時半になっていた。

振り返って一つ二ついい話がー。退院後初受診してきた某30代患者でこの人はアルコール依存に肝障害で1週間ほど入院しまだ治療必要だと説明するも自主退院した人だった。これじゃだめだなと思っていたのに食事や散髪など自分できちんとして内服処方を取りに来た。アルコール依存患者は病院に来なくなるとたいていダメで、今後継続して受診するように話した。絶対に受診しに来ないと思っていたので意外でかつうれしかった。

今、忙しいのはまず病棟受け持ち患者が多いのに病棟業務専念時間がほとんどないからだと思う。内視鏡検査が多いだけならそれほどきつくはない。そこに救急対応や病棟指示が加わると忙しさが増す。今日夕方見学に来たDr、非常勤希望だが条件次第では常勤もしてくれるのでは?今日は私のせいで挨拶程度に終わってしまった。少なくともあと一人内科Drがいれば今日みたいなことはぐっと減るだろう。明後日また会うときに向こう側の条件に柔軟に対応し常勤医として来てもらえるようにしたい。

明日は今月最後の当直日か。今週はまだ忙しさは続く。でもいずれ軽減されるはず。しばらくの辛抱やな。

2017年4月23日日曜日

「飛」の書き順

ひょんなことから「飛」という漢字の書き順はどうだったかな、と思いネットで調べてみると私がこれまで書いてきた順と違っていた。中央の立て一本を4画目にもって来ねばならなかった。
漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語漢字「飛(ヒ)」の書き順(筆順)、読み、画数、熟語
知らんかったなぁ。左から順に書いていたよ。今は鹿児島県高校入試に書き順が必ず出るようだから子どもらは知っているのだろう。知らなくても漢字は書けるし、今はパソコン、ワープロの時代だからそれほど重要視されないが、今後は正しい書き順で書いていこう。

昼から久しぶりの麻雀。サブアラドDrは天鳳でまた六段に昇段したばかりということで調子上向きだった。私は前回の大敗の反省で慎重に打ち、この二人が勝利。ふぅ、負けぐせがつかなくてよかったぜ。

そう、朝のNHK将棋で桐山清澄が対戦していた。少しびっくり。まだいたのか。結果は負けたようだが70才前で予選を突破してNHK杯に出たのはえらい。米長は亡くなり中原、内藤も引退し最近加藤一二三も引退となった。羽生世代がずっとタイトル戦をにぎわしていたがそれも藤井聡太という天才少年が出現し世代交代も近づいている。それも期待でわくわくするが私が知る世代がまだ頑張っているのをみるのもうれしいことだった。

2017年4月22日土曜日

大ポカのわけ

当直明けから外来勤務、心筋梗塞患者を天妖怪病院へ救急紹介したり痛風患者を診たり病棟指示出したりで昼まで。その後帰宅して仮眠した。こんな日に3週間前は麻雀なんかして大敗を喫した。今日はその誘いには乗らず、夜から歯科医師会の月例ボウリングに参加した。歯科のMノ下君によく誘われるがなかなか都合付かず確か半年以上前の9月以来の参加だ。そう、あの時荒れたレンコンに全く合わせられず惨敗したが翌日の串木野で何とパーフェクトを出したのだった。

ボールもインフェルノ・ブルーフレームに変わり週1の練習をして6ゲームのマイボウラーたちの試合にのぞむ。ハウスボーラー混じりの大会や団体戦と違い個人戦であり適度な緊張感があって誘われれば必ず参加したいと思っている。

さて1ゲーム目、いきなり10ピンミスするもストライク、スペアでつないでいた。しかし7フレ目、なんとガター投球をしてしまう。スペアの後だからこれは痛い。なぜガターをしたのか?これは自分でも原因が分かっていてフォーム改善を現在していてそれをすると3歩目の振りかぶりの時右足がよくぶれるのである。これに気を取られガターすることもあり、投球ミスもよく起こる。ここを練習でなんとかしないと思っているが週1ではまだ不足でそんな不安を抱えて試合に臨んでいた。結果143。同じレーンだったMノ下が207だから早くも60ピン差のスタートだ。

でも2ゲーム目からは200アップが連発できた。これはインフェルノのおかげだ。ある程度ポケットに入ればピンアクションが良くてストライクか9本倒れてくれる。レーン移動してノダメ先生といっしょに投げてもその調子は続き5ゲーム目にはなんと242を出し暫定トップに躍り出た。優勝候補のノダメ先生がスクラッチ938で私は999と61ピンも差を付けていた。Mノ下が「こりゃ、こてるがダントツ優勝決定だなー」と言っていたのだが、その3歩目が不安定で何度か投球動作途中で投げるのを中止してしまうことがあった。回りが思うほど自信が持てていなかったのだ。

それで最終6ゲーム目、ノダメ先生がストライクで始まったとき、私は10ピンを残した。その時「この10ピンを取れればきっと優勝できる。でも取れなければ負けるかも」と自分に自分でプレッシャーを掛けた。今日はすでに10ピンを2回ミスしている。でもこれを取れば残り9フレで6マーク差を逆転されることはまずないはず。しかし・・またミス。不安がよぎる。そして次も4本残しをミス。あらら。4フレ目、2番ピンというまずミスることのないピンまでイージーミスした。ゲ・・。次のベビースプリットはどうにかクリアしたものの、今度はストライクが全く出なくなった。そう、日頃4ゲームくらいしか投げず久々の6ゲーム投球で疲労とフォームの崩れで思うように投げられなくなっていた。対してノダメ先生はすいすいとストライク、スペアを重ね207でフィニッシュ。終盤どうにかストライクをと力が入った私は連続スプリットをミスし135ピンという後の歯科医師会のホームページに書かれたとおり「何という大ポカ」のスコアを出してスクラッチ1134、ノダメ先生に11ピン差付けられて終わった。結局ハンディの多い(23ピン/ゲーム)ノゾえもん先生が後半スコアが出て優勝し、ノダメ2位、私は3位だった。

うーーん、出るべくして出た結果だな。練習不足は長丁場でボロが出る。それにフォームの欠点をきちんと修正しておかないと。来月もぜひ参加をーと言われたが、ああその日は仕事が入っていた。うむ、次はきちっと練習をし失速することないようにしよう。

2017年4月21日金曜日

「春にして君を離れ」

このところずっと忙しい。なぜか私の受け持ち入院患者が増えて20名を越えているからだ。天候もよく寒さも和らいでいるというのに不思議だが、これは当直がたまたま今月多く入っているせいもあるだろう。そして今夜も当直。疲れているので医局ソファでソフトバンク対楽天を見ていたらグタッと寝てしまっていた。一瞬、目が醒め、ソフトバンクがサヨナラ勝ちしたと分かった。きっとアナウンサーの絶叫で覚醒したんだろう。でもそのあとまたバタリ。日付が変わり0時半頃、外来の救急搬入依頼連絡で目が醒め、ここでようやく元気が出て診察、入院指示などして1時間を過ごした。

また入院患者か。正確にいくら患者がいるんだと電カルで確かめると25名もいた。このうち一般病棟23名、回復期病棟2名だから指示出しが頻繁に必要な患者が圧倒的に多い。うー、忙しいわけだ。来週も1回当直が組まれているので今月いっぱいは忙しい日が続くぞ。そうそう、4月16日にクリスティーの「春にして君を離れ」を読み終えて次はポアロ物の「ゴルフ場殺人事件」を読み始めたが7ページ読んだところで止まってしまっている。寝てしまうからだ。

「春にして君を離れ」はクリスティーが別名義で書いた非ミステリー物の代表作だ。霜月蒼氏の激賞ほか評判がいいのでやっと手を出した。だいたいミステリーだからクリスティーを読むのになんでロマンス小説なんか・・と40年間私は見向きもしなかった。しかし読んでみると、殺人は扱われないものの確かに面白い、というか非常に考えさせられるテーマが彼女らしい筆致で書かれているので引きこまれてしまう。amazonのみんなのカスタマーレビューをみても数多くの人が感想を書き込んでいて、あまりに多いので調べてみたら全クリスティー作品で93件と一番これが多かった。2番目がかの有名な「アクロイド殺し」で76件、次がこれも代表作の「そして誰もいなくなった」の71件でほかはぐっと落ち他の有名作「オリエント急行」と「ABC殺人事件」がともに29件でこれでも多い方だ。「春にして・・」が圧倒的で、いかに読者の共感を得ているか分かる。

中年の女性主人公が娘のいるバグダッドを訪問し帰る途中、天候不良などで砂漠の安宿に1週間近く停留を余儀なくされる。その前にイギリスの女学校時代の友人をばったり会ったことがきっかけで、宿に泊まっている間これまでの結婚生活を振り返って思いをめぐらす、という内容だ。全体の8割が彼女の回想と現在の心境を描いている。良き妻、良き母と自認していたのだが果たして・・。

出版は1944年でまさにクリスティー名作目白押しの頃の作品だ。当時メアリ・ウェストマコット名義で出しクリスティー作品とは知られないよう箝口令を敷いていたという。作中で主人公の回想シーンがクリスティーのミステリー描写に似ていると思った。夫と友人の妻が4フィート離れて座っていて顔も見ずにしゃべってもいない様子、つまりは何も関係ないか良くない間柄だったと思う。しかし後にこのシーンはお互いが相手を思うあまりの態度だった(触れなば二人はただでは済まない、必死でこらえている)と思い至るのだ。あるシーンに二つの意味をもたせ読者を誤誘導するパターン。そのようなテクニックを駆使しつつも普通小説でも読ませる力は相当なもので、クリスティーが今でも読まれ続ける意味がよく分かった。

最後に、ラスト近く、登場人物同士の会話でナチスについてや戦争に勝つかどうかの話題が出る。まだ戦争終結まで2年はある時点だがそれらの評価が今読んでもまったく違和感がない。クリスティーが健全な判断力の持ち主だったと分かるのもうれしいことだった。

2017年4月20日木曜日

年1の健診日

今日は年に1回の健康診断の日でやはりメインは胃カメラだ。しかしこのところの忙しさで自分の検査を受けることが出来ないままお昼前になった。「あと(胃カメラは)先生だけですよ」とムッちゃんNsに急かされるも、昨日早帰りしたせいで非常勤Drが入院させた患者の引き継ぎが二人いたし近隣クリニックから重症紹介患者もいたからだ。

ようやく検査台に横たわることができ、前処置の鼻の局所麻酔を受け、検査を待った。今回はカレントDrがしてくれた。鼻のつんと当たる感覚と胃の送気による膨満感を少し我慢すればやはり経鼻内視鏡は楽だ。鎮静剤も使わないので終わってすぐに活動できまた仕事にもどった。そしてようやく朝食、といってもすでに午後になっていたが・・。

で、健診結果はほぼすべて問題なし。ふふー、4月に入って以降禁間食を守り通し、間食したのがスチョル先生のところで食べたお菓子くらいだからナ。不思議とあのカレンダーに丸を付ける方式で間食をしなくなった。自分でも不思議だ。ただ9年前と違って体重減少は今一でー1kgくらいだ。あの時はー2kg/月くらい減っていって5ヶ月経ったら80kgが瞬間69.9kgにまで落ちたんだった。より徹底してダイエットしているつもりだが体重減らないのはなんで?

2017年4月19日水曜日

青空、風、陽

(昨日は今月5回目の当直明けで帰宅後TV観てたら案の定ゴロ寝したまま・・未明覚醒するも日記書けずきちんと布団に就寝、ふぅ。しかし以後20日以上も当直がない、これで一息、いや二息つけそうだ)

今年の新人看護師に「青空美」という名前の人がいる。いかにも青雲会病院にふさわしい名前だがいったい何と読む?聞けば「あくみ」なんだそうだ。ふーん、確かにそう読める。難読ではないしインパクトもあってなかなかのものだ。それで「君の兄妹とかいたら名前はなんて言うの」と尋ねると、兄、弟二人いて「風太」「陽太」って名前だと。あは、みんな外のさわやかな自然を感じさせる名付けでいい感じだ。

ちょうど午後から休みで駐車場に向かうと、今満開を迎えようとしている白バラがあり、青空の下、陽が射し、いつも掲揚している日の丸と青雲会の旗が風にたなびいていた。まさに青空美Ns一家のようだったネ。


2017年4月18日火曜日

ザガーロはアボルブ

今日の医局会の後は薬の説明会だった。「暗く隅に置けん」製薬の「ザガーロ」という薬でなんと珍しい、脱毛症治療薬だった。詳しくは男性型脱毛治療薬で男性ホルモンであるテストステロンのヘアサイクルへの関与をブロックすることで毛が軟毛化し徐々に脱落するのを予防するんだとか。これに可愛いんだ理事長もシマッチ院長も反応した。お二人とも結構薄くなっているからなぁ。その点私は恵まれている。白髪こそ増えてきたが髪の毛が多く伸びるとうざくてたまに白髪は毛抜きしているくらいだ。その時間違って黒髪を抜いてしまっても気にしない。薄毛の人にしてみれば「なっともったいない」だろーが。

ただこの薬、説明でもあったが同じ会社の「アボルブ」という前立腺肥大症の薬と名前こそ違え全く同じ成分の薬であった。従って前立腺肥大症で薄毛の男性はアボルブを処方してもらえば一石二鳥だ。シマッチ院長などふむふむとほくそ笑んでいた。これは脱毛治療薬が非保険薬で自費治療になるための措置ということだ。確か以前もそんな薬があった。「ザルティア」というこれも前立腺肥大症の排尿障害を改善する薬だがこれは勃起改善薬の「シアリス」と全く同成分なのだ。ただ、ザルティアが2.5mgか5mgなのに対してシアリスは10mgか20mgと量が多い。でもザルティアを2錠から4錠飲めばシアリスと同じくらいの量になるのでそっち方面の利用を目論む輩がいてもおかしくはない。ただし厚労省も当然怪しい処方をしたり受けたりには目をひからせているのできちんと処方、服薬しておかねばならない。

それにしても前立腺肥大症という病気、何かと別の治療の薬が出てきやすいんだ。前立腺、なかなかアナどれませんナ。

2017年4月17日月曜日

「頑張れ」では頑張れない

で、結局、午前2時半か3時に覚醒しようやくスライドを作り始め5時くらいにはほぼ完成させた。切羽詰まればあっという間に完成させられたわ。こんな簡単なのになぜできなかったのか。それは作るための集中力を保てなかったからで、そのために今回は切羽詰まり力をかりる必要があったってことだ。

内容は「頑張れ」という言葉に御注意しましょうという提案である。以前私は内視鏡検査で難渋している時にスタッフに「頑張れ、頑張れ」と言われ、げんなりきたことがあった。その時、この言葉は疲れている人、弱ってる人には使わない方がいいと思った。そもそも「頑張れ」は安易に使われやすく、使った本人はいい言葉をかけたつもりになっている。しかし病院内では逆効果のことが多い。気落ちが弱っている患者や疲れているスタッフには鼓舞することよりまずはその状態を認めてあげることが効果的なのだ。「頑張れ」と言われるとその言外のメッセージ「お前は頑張っていない」にダメージを喰らってしまう。

ではどう言えばいいか。「頑張る」という言葉を使いたければ「頑張っていますね」がいい。あるいは「きついね」「痛いね」「大変だね」もいい。こう言われると、「ああ、この人は自分のことを分かってくれている。きついけれど頑張ってみようか」という気持ちになれる。不安いっぱいの被検査者に施す内視鏡は多少なりともきつさを伴う。だから当内視鏡室では「頑張れ」は禁句扱いにした。これは人に接する時の態度「聞き上手であれ」につながる。まずは相手の言いたいこと、思ってることを受け入れることが肝要なのだ。

いきなり「頑張れ!」では人は「頑張れない」ものである。

2017年4月16日日曜日

器用貧乏

土曜の当直看護師はピラ健君だった。彼、実は3月いっぱいで青雲会を辞めている。なのになぜ?なんと20才代後半だというのに思いきって社会人枠で鹿屋体育大に進学し将来は体育教師を目指すことになったのだ。それで月に2回くらい土曜日の当直バイトで来ているのである。

「大学はどう?」と尋ねると「入ってから知ったんですが、学生は全員何らかの部活動に入らなくてならないってことでバスケ部に入りました。でも夜10時まで練習があって自分は下っ端だから後片付けもやらされ10時半までかかりとってもきついです。1週間で辞めたいって思いました」なんだって。うわー、まさに体育会系そのものだ。しかも「新入生はみんな若く一番年長でも21才でした。私みたいなのは他にいません」そりゃそうだろうて。よく合格したよ。バイト当直は病院にとっても助かるし、一般バイトなどできる状況じゃない彼にとってもいいことだ。

意外に前夜の当直は忙しくなかった。医局でビデオを見ていたらTBSのバラエティー「爆報!THE フライデー」で元プロボウラーの西城正明(71才)が出ていた。西城と言えば番組でも紹介されていたがイケメンにしてまぎれもない実力者でプロ通算35勝は1位の矢島純一(いまだ現役)の41勝についで2位、すごいボウラーだったのだ。ボウリングブームが去って一時休んでいたが私がボウリングを始めた25年くらい前は復帰して何回も優勝を重ねていた。思い出すのは1992年のジャパンカップでアメリカ勢多数の中一人奮闘し確か268というハイスコアを出したにもかかわらず相手ブライアン・ゴーベルに何と299出されて惜敗したゲームだ。

正確無比のコントロール、曲げるも曲げないもボールを自在に操り10ピンもスペアボールを使わず取っていた。ユニフォームも派手、投げた直後の決めポーズも派手でねえ。魅せるボウラーだったが現在のお顔はさすがに老けていたなぁ。彼は元歌手で絵も料理も上手いという器用なところがあり10年ほど前にボウリング界に見切りをつけ料理店を始めたと聞いていたが・・。番組はそこで借金を背負ってしまいどん底の生活をしていると紹介し、そして知る人ぞ知る五月みどりの弟ということで姉とのどっきり再会(10年ぶり)が目玉だった。姉には子どもの頃から頭が上がらずオドオドしだしたのは少し可笑しかったわ。↓(77才五月みどりが若い!)



西城や五月みどりの家系は運動神経がいいようで五月の息子西川哲はプロゴルファーで優勝経験もある。西城もボウリング協会となんらかの確執があったのかもしれないが休みや退会をしなければ矢島の勝ち数を上まわるほど活躍できたと思う。野球界で言えば長島、王に匹敵する人材だが、器用貧乏なのかな、不器用でボウリング一筋だったら人生ではもっと成功したかもしれない。

勤務は夕方までにくも膜下出血の高齢女性が運ばれ結局ダメだったほかはそれほどでもなかった。でも朝礼スライドを完成させることもなく帰宅した。そして・・夕食後また寝てしまったのだった。明日朝発表なのにどうする?

2017年4月15日土曜日

河畔で花見

土曜の午前休みということでせっかく桜がまだ咲いている甲突河畔にカールと花見に出かけた。カールから誘われたけど自分も行こうと思っていた。天気もよくて暖かく26、7℃もあった。駐車場も河畔の無料のところが空いていて係りのおばさんに「花見です」と断って駐めた。ちょうど私のプリウスの隣に同じ白色でもパールホワイト仕様のプリウスが駐まっていた。並べるとマイプリウスの方がより白くて自分はやはりこっちが好きだ。でもなぜか3万も高いパールの方が人気があるらしい。↓みんなどう思う?

花はほぼ満開、ただまだ膨らんでいないのもあり結局そのつぼみは今年は開かないんじゃないかと思われた。桜って春の始まりと密接につながっているから時期がずれるとやっぱり違和感が出てくる。何で自分も含めてみんなが桜に惹かれるのかは未だによくは分からないんだけれどわざわざ見に行きたくなるのは日本人の遺伝子みたいものなんだろう。

甲突川は潮が満ちてきていたせいか川面表面は逆流していた。でも漂流物は下流に流れていくし何だか変だ。それに大きな魚が数匹泳いでいてあれは鯉かな?親子が川を眺めていたが魚には気づいていなかったようだ。あは、10年以上も昔、宮崎子どもの国で同じような魚をみてセージが「さかな、食べたーい!」と言って私たちを驚かせたことを思い出したよ。

河畔を1周し40分ほどで花見は終わった。どこかで食事することもせず帰宅した。私は朝礼スピーチを作らねばならない・・。だが結局手をつけることなく昼寝して夕方から明日夕方までの病院当直に向かっていった。ここから忙しい1週間の始まりだった。

2017年4月14日金曜日

シホねえNs、退職

今日で内視鏡室のシホねえNsが青雲会病院を辞めることになった。一応月末まで籍はあるけど年休消化ということだ。来月半ばから鹿児島市内の病院に勤務とのこと。9年前に当院に初就職し8年前から内視鏡室担当になりその間内視鏡技師の資格も取りムッちゃんNsに次いで長く勤めていた。その間、私の家族とは5年前に韓国、3年前には台湾への旅行にいしょに行ったりもし、カールに言わせると「美人で性格もいいしそれに面白いエピソードも提供してくれるしー」となかなかのキャラでいなくなるのはとても残念だ。

今日は午後、私が外来で一段落したときにやって来てちょいと昔話などし、私が肩揉みをお願いすると素直に揉んでくれた。その時の写真を撮ってもらい、後で確認するとすでに涙目ぽかった。昼休みあたりにみんなから「今日で最後ね」なんて言われて泣いたんだろう。で、夕方になりまずは内視鏡室スタッフから花束が用意され私が渡しみんなで写真撮影、その後外来でも花束が渡され、終業時間になりみんなぱらぱらと帰って行く段になって堪えきれずに泣いちまったナー。誰かが「先生と写真撮りましょうよ」と↓を撮ってくれた。
泣いたのはもしかすると心ならずもーということかもしれないし、単に別れの寂しさからもしれない。「また帰ってきていいよ」と言うも普通は帰ってこないよな。
あれ、でも去年は関東の大きな病院にチャレンジしたウクノーダNsが3ヶ月ちょっとでまた帰ってきたケースもある。そうだ、昔、ハイダアイNsも出戻ってきたわ。新天地でも頑張って欲しいが、帰って来て欲しい気もする私であった。

2017年4月13日木曜日

ある種、狂気が

出勤時、伊敷台小の校門前に桜がきれいに咲いていた。ほぼ満開だった。始業式が終わってから1週間後に満開とは、今年の鹿児島は本当に開花が遅れた。ある程度の寒さを桜に木に感じさせないと冬眠からなかなか醒めず、結果開花遅れる、だからここより寒い東京が先に咲いたんだ。これも温暖化の影響か。

加治木のクリニックから紹介入院となったオマルのじいさんは80才も半ばだというのに大の囲碁好きだ。最初の診察の時にも新聞囲碁欄スクラップを見ていた。当然ベッド脇に磁石碁盤を置いて一人でパチパチやっている。明後日の土曜、地域の囲碁大会があるからどうしてもそれに参加したいというので病状回復はまだ不十分だけど明日退院になった。囲碁命なもんだから敢えて許可した。本人も納得だ。

私に星の一間バサミの裏定石を教えてくれた。自分の十八番だという。そこそこ定石は知っている私だが初めて見た。序盤から力戦型に持っていくのが好きなようで安定した素直な打ち方は好みじゃないらしい。聞けば県の大会でも決勝まで進んだことがあるというからかなりの強者(つわもの)だ。発語もおぼつかなく酸素吸入しながらだが囲碁への情熱がハンパないことだけは十分に伝わって来た。この人に病気をきちんと治してから大会に出るのは止しましょうと言ったら「死んでもいいから行く」ときっと言いそう。私は麻雀やボウリングでそこまではなれない。だから県代表レベルにはほど遠いわけだ。アマトップレベルになるにはそれくらいの狂気じみた姿勢が必要だわな。

2017年4月12日水曜日

粘って3時間

当直明け。さっそく内視鏡室から電話があり「早く降りて来てください。可愛いんだ理事長が待っていますよー」と年1回の定期検診胃カメラのための催促があった。まったくゆっくりもできないわなー。でも後から思えばこれは大したことではなかった。

例の大腸憩室出血患者。病棟から「新鮮血の下血が出ています」との連絡で、「そうか今度こそ出血源を見つけたる」と胃カメラや予定大腸内視鏡が終わった後の15時過ぎから取りかかった。出血部位はS状結腸か上行結腸のいずれか?これはより多く凝血がある上行結腸だと推測できた。それで回盲部から丁寧にスコープを抜きつつ憩室を観察した。しかし憩室は何個もあるけれど一昨日同様やはり見つからない。絶対この中から出血しているはずなのだがー。抜いたり入れたり。1時間過ぎてもまだ見つけられない。ううむ。さすがの私もふと今回はあきらめようかなと弱気になりかけた。しかしやるだけのことはやらねば。

で、いつもはしない右側臥位を患者に取らせた。するとこれが功を奏した。再出血したのだ(させた)。やはり上行結腸からだった。血がいっぱい管腔に付着し普通なら慌てるところ私は「よし!」と声を上げた。これで出血源が見つかる。だがここからがまた大変。今度は血が多すぎてどこが出血源か分からない。副送水や洗浄液で洗い落とすも見つからない。1時間また経過する。ようやくおおよそ出血源らしき部位が分かり出血の勢いを弱めるためにボスミン入り生理食塩水を打った。さらに近辺の粘膜に目印となるクリップを掛けた。血が多くて見極められなかったものの最初のクリップ近くに出血源とほぼ断定でき、そこに追加クリップを掛け、一旦スコープを抜去した。スコープ先端に結紮ゴムを装着し再挿入。そこで先ほどの追加クリップごと一気に吸引しゴムで縛り上げる。これで終わり。最後はあっけない。でももう出血はしない。

おいおい気がつけばちょうど3時間を過ぎているじゃない。1件の内視鏡にこんなに時間をけるなんて過去最長・・かな。もう18時半近かった。19時からボウリング練習の予定でタナカッツMRからメールも届いていた。いやいや練習は無理だ。予定外の3時間のせいでまだ病棟業務を残していた。そこから2時間病棟にいて結局病院を出たのは20時50分になっていた。昨日の朝からずっと仕事でそりゃきつい。でも、一人の憩室出血患者をきちんと治すことが出来た。粘りに粘って・・。疲れてもうまくいけば満足だ。

食事は期限切れでもらった栄養缶とコンビニでのおにぎりとパン。帰宅して5分もしたら床寝、案の定BTQだった。

2017年4月11日火曜日

鹿児島県やるじゃん、死ぬのはマダニ

平成生まれの日本人はピロリ菌陽性率が下がって1割以下とのことで、今日胃カメラした25才女性患者馬背雪さんにも「まあ、いないと思うけど内視鏡で見ていそうならピロリ検査するよ」と始めたら、あれま、萎縮性変化はないが鳥肌粘膜があり検査したら陽性反応が出た。これだから油断できないな。

鹿児島県では平成29年度から鹿児島県内に高校や高等専門学校に通う生徒、およそ1万3千人を対象にピロリ菌の感染の有無を調べる検査を無料で実施するとのニュースがあった。これを聞いて、おいおいやるじゃん鹿児島県!と思ったぞ。これは将来の胃がん撲滅、胃潰瘍や胃炎に伴う医療費抑制などまさに行政がやるべきことで良心ある政治家か行政担当者なら当然のことだと思っていた。これをすることで一定の予算支出があるが将来的には人の命を助け、医療費も減るとメリットが十分すぎるくらいだ。鹿児島だけでなく他の都道府県もやるべきだ。そういうお前は?と言われるかもしれないが、青雲会病院ではおそらく他の施設以上にこれまでピロリ菌除菌には取り組んできたと自負している。ただ、一施設では限界がある。大勢の人が一気に検査、治療することでその効果は絶大となろう。

今日の馬背雪さんなど除菌できれば胃粘膜の萎縮性胃炎もほとんど起きずに元々正常の人と変わらない胃の状態になるはずだ。彼女はたまたま症状があって検査の機会に恵まれたが、でなければ中年以降荒廃した胃粘膜から胃癌発生しそれに気付かないままということもありえた。この鹿児島県の取り組みで将来運悪く胃癌で亡くなってしまうはずの一定少数の若者が助かる。いいことだ!

夜は当直。深夜、マダニに刺されていたと大騒ぎで病院に駆け込んできた初老男性がいた。その事前の電話があまりに物の言い方や態度が悪いというか理不尽なんで、代理で出た電話口の妻に「さっきの(夫の)言い方はなんですか、なってないよ」と怒った。「すみません、夫は関西の出でああいう言い方をしてしまうんですが、もう車を出して向かっているんです」と制御しきれない様子だった。当直の光鳥Nsと当直事務に要注意人物だから対応に気を付けるようにと連絡しておいたものの、受付でやっぱり文句言うのぎゃーぎゃー騒ぐので看護師はボイスレコーダー録音もやったほどだ。

その頃は私は少し落ち着いていて、奥さんが手にしたビニール袋の虫をみれば確かに体長5mmほどのマダニだった。
刺しグチが皮内に残ることもあり慎重に外さないといけないが今すぐに生きるの死ぬのということはないと患者本人に話し、抗生剤を服用すれば大事には至らないと落ち着かせた。どうも、「ダニにやられてオレは死ぬ」とビビったがゆえの大騒ぎだったようだ。意外と小心者のようだ。確かに治療困難なウイルスで致死性のもの(SFTSウイルスなど)もある。で、私は「滅多に発症するものではないし、仮にそれにかかれば効く抗生剤なんかないからその時はその時、ここでじたばたしてもしょうがないですよ」と言ってやった。暴れ夫は診察室前の椅子にもたれ、ぐったりして返事しなかった。おいおい、さっきの元気はどうしたのかな。

「死ぬのはマダ、にぃ」・・言わなかったけど。

2017年4月10日月曜日

粘りと我慢が効くタイプ

土日休み明けの月曜日、大変な忙しさに見舞われた。きっかけは土日に入院した5人の患者の振り分けをシマッチ院長に依頼されたこと。日曜が当番日だったせいで入院が多かった。担当は院外のカワゼンDrだったからみんなで手分けして主治医になる。いつもはシマッチ院長の役目だが脳外科の患者1人を受け持った後、忙しくて私に振ったというわけ。実はこの役目は初めてだった。5人のうち4人は内科系で人に頼むより自分で診た方が気が楽だが3人も4人もは時間も手間もかかる。で、肝機能が悪い患者を内科のクニンダDrに腎機能が悪い患者を泌尿器科の合い言葉Drに振った。下血の患者と低血糖起こした糖尿病患者は自分だ。あと1人は脳外科ポンシンDrに診てもらった。

でも、このあと胃潰瘍で貧血患者を入院させ、さらに昼からは大腸内視鏡患者を待たして内視鏡非常勤のワコーDrに頼んだ食道アカラシア患者のバルーン拡張術に付く必要があった。終わってバタバタ検査開始。その中には大腸憩室出血で数年前に一度止血術をした70才代の男性患者もいた。今度は別のところから出血したとは分かるが、出血源が見つからない。一昨年から去年前半にかけて20例中16例を大腸憩室出血の内視鏡止血し、これは相当な止血率で我ながら凄いと自負していた。その後さすがに8割は維持できずも6割以上は出血源を突き止め止血して来た。私が調べたところでは止血率5割を越える施設はほとんどないのだ。

だがー、今日は見つけられなかった。うむ、これは大腸憩室の性質上仕方ない。出血が止まってしまうと憩室の底を確認出来ないものもあり出血源追求は困難になる。私は1回ではあきらめないので絶食点滴にして2日後くらいにまた検査しよう。その間にまた再下血することもある。そうなればチャンスで出血源がはっきりし止血できる可能性が高まる。症状再発はよくないことだけどこと憩室出血にとってはそうでもない。見つけられないと自然止血を待ち退院となるがいずれまた再発するケースが多い。何度もきつい目に遭い余裕ある生活が送れなくなる。敢えて下血誘発させてでもと私はじっとチャンスを伺っている。まるで獲物をねらうハンターみたい。内視鏡検査に関しては私は粘りと我慢が効くタイプなのだ。

2017年4月9日日曜日

油断してたらAKBを・・

(さっきまで床寝していた。うわぁ、4/17の朝礼スピーチスライドをまだほとんど作っていない。4/17の午前2時半だというのにー。こんなに切羽詰まったのは久しぶりだ。4/9の日記も書いていない。夕方まで丸1日当直をしたせいもある。時間がないのでスライド作りが優先だ。日記はまた後で・・)

(朝礼スピーチは無事終了。言いたいことは簡潔に比較的短い尺で終わりほっとした)

昨日はチッチから「iPhoneに入れる曲が欲しい」と言われ、私のMacBookProにiPhoneを接続するもProは私のiPhoneと同期しているためすぐには繋がらなかった。確か繋ぐ方法があったはずだが、面倒くさくなってカールのMacBookAirに私の保存ハードディスクからコピーしそれとチッチiPhoneとを繋いだ。で、「ビートルズは入れるやろ」「AKBもいっぱい曲あるぞ」と128GもあるチーのiPhoneにコピーしようとしたら「あ、いい、いい。自分でする」と私から席を追い出し自分で座りよった。ふーん、そうか。なら自分でしときやー。

後でカールから聞いたところではチッチは「油断してたらパパにAKBまで入れられるところだった・・」とボソッとつぶやいたんだってさ。くーっ。

AKBといえば、今日、出水のスチョル内科に伺うと、看護師さんから「シゲトシさんからAKBのCDがありますよ」と最新CDである「シュートサイン」を受け取った。いつもいつもありがとうございます。ところが看護師曰く「そのCDが(先生にあげられる)最後のCDになるそうです」と。「ええ、なんで?」「シゲトシさん、鹿屋に転勤なんだそうです。それでうちにももう来ないので・・」彼は「明日手夢」という薬問屋勤務ですでに55才の定年を迎えるもまだ働いていて今回久々に勤務地変更となったという。うわー、私は何年も前から余ったCDをもらい受けているがまだ一度もお会いしたことがなかった。感謝の言葉を言いたかったのにー。すると、看護師さんが「先生、前にシゲトシさんが写真会で山本彩といっしょに写った写真をこてる日記(2017/2/5)に載せたでしょ。あれを見せたんですよ」と教えてくれた。

おお、そうだったか。それはそれは。喜んでくれたらしく載せた甲斐があったというものだ。AKBも、上げようとして迷惑がる人、逆に喜ぶ人、それぞれですな!

2017年4月8日土曜日

情報弱者は損をする

今日は我が家3人目の楽天SIMフリーカードが届く予定で、カールは「まだかなぁ」って待ち遠しいようだった。その間私は録りだめビデオを見ながらネットしてクリスティー読んだりしていた。火野正平の「こころ旅」では愛媛の山また山の奥にある小学校では白黒ネコがつきまとうユーモラスなシーンもありそれをゲンちゃんがじっと見ていた。(↓このネコ、表情が田舎っぽくてなかなかいい。)

すると、12時半ごろ届き、さっそく楽天モバイルの設定に取りかかった。すでに2回もしているので今度はスムーズにできるだろう・・・しかし、二度あることは三度ある、またしても途中でつまずいた。WiFi接続は可能だが電話回線での接続が出来ない。ええ、どこがまずかったの?手順書を見なおしてもすぐにはわからず戸惑った。この時点で1時間経過。するとまずはMNP番号を楽天に通知しておくべきだったのを後回しにしていたことに気付いた。ここでどうにか回線繋がりOKになった。でも楽天モバイルへのアクセスのIDかパスワードが間違っていたりなにやかにやで2時間10分はかかった。あー、ほんま疲れるわー。でもようやくスマホ移行、SIMフリー移行にけりをつけることができる。ふー、この10日間で免疫力が落ちたような気がするわ。

さてSIMフリーの有利な点ばかり書いてきたが、もちろん短所もある。まず、導入に際しての面倒くささがある。これは苦手な人にすれば大手キャリアに任せたくなる理由に十分なりうる。次に通常の電話での会話にやや制限がある。かけ放題は5分までは設定できるがそれ以上は大手にしか設定はない。ただ、LINE通話とか利用できるならSIMフリーもかけ放題と変わらない。それと個人的にはプリウスのBluetoothで会話できるもモニター画面を押してかけ直しすると一般電話扱いになってしまうのが残念。iPhoneから楽天電話使ってかければあとはBluetooth利用で運転中でも会話可能ではあるがー。あと、昼休みなど混雑する時間帯はネットはつなぎにくくなる可能性がある。しかし料金の安さはそれらを補ってあまりある、と思う。

導入の問題も会話の問題も理解さえできればたいして問題にならないしすぐに慣れる。スリウェル君が言っていたが「ネットが使えなかったりする情報に疎い情報弱者が損をする時代ですよ」だ。確かに!

2017年4月7日金曜日

「カリブ海の秘密」と現実犯罪事件

昨日の続き。「カリブ海の秘密」はミス・マープルが唯一海外で活躍する事件で、ホテルでの長期休養中、ある退役少佐の昔話につきあわされていたミス・マープルだったが、ふいに少佐は「殺人を繰り返しては身分を変えて姿をくらましている人間」の写真を持っていると言いだしたものの、その写真を取りだしかけたところでふいにしまい込んでしまった。ミス・マープルの後方に目をやり誰かを見たせいのようであった。翌日、少佐は急死する。薬の飲み忘れだろうとの予測が囁かれるもミス・マープルは納得のいかないものを感じる。事実、写真は消えていた・・こんな出だしだ。

テンポもよくて読みやすく、徐々に滞在客の裏事情が垣間見えてきたところで次の死者が出る。今度はナイフで刺され明らかに殺人だ。ここいら辺りで私は犯人を推測してみる。この時作中で話題にした実在の事件が参考になった。それは「浴槽の花嫁事件(1910ー1914年)」だ。イギリスで起きた連続新妻殺しで浴槽で殺す手口からこう呼ばれている。実はこの前読んだ「マギンティ夫人は死んだ」にも超有名な「クリッペン事件(1910年)」が触れられ、しかもその事件と同じような事件が背景に使われていた。読者は当然その事件を知っているものとしてクリスティーはさらにミスディレクション(誤誘導)を仕掛けていた。ちなみにクリッペン事件はピーター・ラヴゼイの「偽のデュー警部(1983)」でも背景として使われ、谷崎潤一郎の「痴人の愛(1925)」のモチーフにも使われるなど文学にも影響が大きい(若い小悪魔的な女といっしょになろうとした医師クリッペンは妻を殺し二人で逃亡するが大西洋上のモントローズ号で逮捕される)。

でもこの作品では「浴槽の花嫁」についてはさらりと触れられているだけだった。逆にこれは真相解明のヒントなではないかと思った私はネットで調べ直し、この作品に出てくる数組の夫婦のうちある夫が犯人と目星をつけた。しかし読み進めていくうちにどうもこのいつが犯人である動機が見つからない。うん?まてよ。クリスティー作品で読者がその人を容疑者から外したくなるのは動機が全くないかかなり希薄であるからだ。でもそれこそが実は犯人!となればやはりこいつが犯人、と思って読み進めると・・ふむ、正解だったぜ。ふう。

私は20年以上前、犯罪実録ものにハマって数十冊も読み込んだ時期がある。「浴槽」も「クリッペン」も名前は覚えているが詳細は忘れていた。「浴槽」など男性と女性を入れ替えれば日本の木嶋佳江の交際男性連続不審死事件と同じだ。金目当てで結婚もしくは婚約して殺すパターンである。一人上手くいくと二度三度繰り返し癖になる。時代や国や性別は違っても現実でも小説でも人間は同じような行為を繰り返すものってことだ。

で、次のクリスティー作品は「春にして君を離れ(1944)」。これはミステリーではない。彼女はメアリ・ウエストマコット名義で何冊か恋愛小説を書いていて故にずっと敬遠していたのだけれど霜月蒼氏やほかの読書評でも面白い、傑作との評判だったので読んでみることにした。まだまだ私の何度目かのクリスティーマイブームは終わらない。

2017年4月6日木曜日

iPhoneは何色?

夕方、カールからLINEが届いた。「iPhone届きました。めちゃくちゃ 可愛い」とのコメントとともにローズゴールドというピンク色のiPhone SE写真を送ってきた。確かに女性が好きそうな色だ。私とチッチはスペースグレイを選んだ。唯一黒基調のSEで一番格好いいと思ったから。(一番左がスペースグレイで隣がローズゴールド)
でもカールがすごく気に入ったというのはいいことだ。Mac製品はそのデザイン力で多くの人を引きつけている。中身がよけりゃデザインは適当で・・なんて間違い、それをMacintoshは教えてくれた。これで私から始まったMac教も家族全員に行き渡ったことになる。

家でもカールは「早く楽天来ないかな〜(SIMカードが来ないとiPhoneはただの飾り物)」と待ち遠しいようで、何度も手にとってはケースにしまい、相当気に入ったよう。ちなみにネット調べるとこのローズゴールドがiPhone SEの中では一番人気らしい。女性には圧倒的で意外に男性にも人気があるとか。スマホにはボディを守るためにケースが基本必要だが、ピンク、グレイどちらも見た目のよさを生かすためにも透明ケースがいいと思う。私はそうした。カールはどうする?「明日、店でみて可愛いのを選ぶわ」で、チッチは「ネットで探すよ」と。ふんふん、ガラケーではなかった楽しみじゃな。

おっと、本当は明け方読み終えたクリスティーのミス・マープル物「カリブ海の秘密(1964)」のことを書くつもりだった。霜月蒼氏の評価は星5つの満点でクリスティー何と74才時の作品だ。いやー、前回読んだ「終わりなき夜に生まれつく」も1967年刊行の70才過ぎての作品だったがこの年齢になっても上質な作品を作り続けたクリスティーは凄い。ちなみに犯人当てはまたしても成功。これまでの彼女の仕掛けのパターンを知っているからだが、もう一つは作中に出てきた実際の有名な事件のパターンも参考になった。それはまた後日。

2017年4月5日水曜日

二度目は簡単・・ではなかった

午後は早帰りでこの時間を利用しチッチのSIMフリースマホの設定をした。チッチにSIMカードを切り取らせ私が入れiPhone SEの設定をする。
指紋設定をし、その後のSiriの設定で「Hey!Siri!」と発生するのがなんだか恥ずかしい。しかも三度も言わされる。ちと面倒。そしてAppleIDの設定もチーには初めてでこれがどうにか終わったらまた楽天モバイルの設定だ。「一度しているから今度は楽勝だ」と言って開始したのだが、これがまた幾度かつまずいてしまった。説明書みてやっても迷うところなどあり結局1時間半を要した。二度目だから簡単となめていては「格安スマホ」の設定はうまくいかない。最初も思ったが、パソコンやデジタル機器に慣れていない年輩者にはSIMフリーまず無理だろう。誰か代行でしてくれる家族でもいない限り、高くとも大手通信キャリアに注文する方が無難かもな。

そうだ、この前カールが「私もiPhoneにしようかしら」と言い出した。DoCoMoのアンドロイドスマホを使っていてSIMフリーが使えるからそれで我慢しようと思っていたらしいが、私とチッチが新しいiPhone SEを手にするのを見て私もーとなったそうな。色違いのピンクが気に入り、結局iPhone SEを注文し明日届く予定。何とこれで一気に家族全員iPhoneになった(テルとセージはすでに数年前からiPhone)。ナンバー移行の手続きをし土曜にはまた楽天モバイルのSIMフリーが届くことになっている。今度は三度目の正直でさくっと設定してあげようゾ。

夜は突然、毛ガニ料理。チクチク指をさされながらも3人、もくもくと食べ尽くしたのだった。

2017年4月4日火曜日

献体が多すぎる

朝は延期になっていた医局会のレクチャーを行った。テーマは「コールドスネアポリペクトミー」で専門外の先生方にこんな治療法がある、という紹介型の発表だった。案の定、いくつかの質問が出てそれに私が答えた。まずは滞りなく終わり、これで懸念材料が一つ去った。今月は4月17日にまた朝礼スピーチがあるがとりあえずは何も考えないで過ごそう。

そうそう、通勤時のTVを聞いたが、最近大学病院への献体申し込みが多くなっているんだそうだ。これを聞いて「へ?」と思った。というのは私が学生時代は解剖実習用の献体が不足気味でいかに生前に献体希望の人を増やすかに大学は頭を悩ましていた。学生6人につき1献体で私たちは実習していたが「ここ(鹿児島)は田舎だからだけど都会では4人に1献体ってところもある」と聞いたことがある。

ところが大学に登録しても順番待ちのところも出てきているそうで、ここ10数年で献体に対する意識が変わってきたようだ。私が思うに家族との関わり合いが希薄になってきたからじゃないだろうか。葬式して火葬して納骨して墓参してもらう、という死後のかかわりが以前より薄くなってきた。子どもらに迷惑かけずに献体すれば医学のためになるし火葬や搬送費用は大学が出してくれ最後は納骨まで丁寧に扱ってくれるならそれもいいかーと。「献体は人生最後のボランティア」という言葉もあるそうだ。

大学にとっては有り難い時代になったが、数年で納骨数や遺体がいっぱいになって来てその管理が解剖学教室単独では無理なレベルになるだろうという問題も出てきている。まさか献体が多すぎて困るという時代になるとは。まさに「時代は変わる」だ。

2017年4月3日月曜日

写真加工アプリで遊ぶ

さてスマホ移行して本格的に職場に披露したのが昼休みの内視鏡室。回りの看護師たちはムッちゃんNs以外みんなスマホだ。LINEやSNOWといった定番のアプリの使い方など教えてもらう。意外にもシホねえNsは写真加工アプリのSNOWを知らなかった。以前日記ネタにもなったSNOWでの顔の入れ替えが面白いと思ってダウンロードしてもらいたかったのだ。シホねえは「それならLINEにも似たような機能がありますよ」とネコやウサギの顔を付け足す加工をしてくれた。その中にはグラサンひげ男やフランケンシュタイン風加工もあり、それらを私に即転送してくれた。まずはネコ風のやつ。

これをLINEの自分のサムネイルにし、カールに送ってみたら・・「耳変ダヨね もう少し素敵なの無かった?ネコだけど変だわ 笑えるけど」との返信が。うーむ、あれが一番マシだったのに不満だと言うのか。ならばこんなのがええんかい、とフランケンを送ってやった。

すると、↓こんなスタンプがー。うわっははー!

なんか楽しいねぇ。そしてあんまし似合ってはいないがひげグラサンのこてる先生も送った。こんなDrだったら逃げ出したくなるかなー。

こんな遊びがタダで使えるんだからがスマホからいつまでも手が離せないのがよく分かるわー。

2017年4月2日日曜日

鵜久森よ、13年前に打ってくれ

プロ野球も開幕した。ソフトバンクは3連勝でまずはめでたい出だし。しかし去年のことがあるからぬか喜びは出来ない。全143試合はやはり長いのだ。

ヤクルト対横浜DeNA戦で4ー4の同点10回裏満塁、代打のヤクルト鵜久森(うぐもり)が初球を捉えレフトスタンドにサヨナラ満塁ホームランを放った。鵜久森は2年前に日本ハムを戦力外通告されトライアウトの結果、ヤクルトに拾われた身である。去年は一軍でそこそこの活躍をし今年も開幕一軍でこのいきなりの活躍だ。広かった札幌ドームでなく神宮球場が彼には合っているのかも。

それより高校野球ファンの私が思い出すのは2004年の夏の甲子園の決勝だ。鵜久森は済美の4番打者、春は優勝し夏も決勝まで進出した。相手は北海道の初優勝を目指す駒大苫小牧。超乱打戦で13ー10で苫小牧が3点リードの9回表、済美はねばって塁上には二人いてバッターは鵜久森だった。済美を応援していた私はここでホームラン打てと願った。彼は大会すでに3本もホームランを打っていたし、春はダルビッシュのいた東北相手に9回に4点差を跳ね返した奇跡も起こしたし、あり得ないことではなかった。しかしショート後方のフライで万事休した。今日のホームランをあの時打っていてくれれば・・。鵜久森は北海道とは相性が悪い、そう思うことにしよう。

カールとチッチの楽天モバイルの申し込みを私がした。後で分かったが実はここでちょっとしたミスをした。カールの場合、申し込み者名義を私ではなくカール本人にしなくてはいけなかった。MNP番号を取得して乗り換えする場合は本人名義でないと受け付けない、それをしていなかった。そのせいで後日カールだけSIMフリー移行が遅れることになる。まだまだSIMフリー移行は完結しないのであった。

2017年4月1日土曜日

当直明けにすべきではないこととは

当直明けで午前も仕事して救急の貧血患者の入院指示を出して昼の弁当もそこそこに昼過ぎに見せたまえ雀荘に向かった。サブアラドDr、福祉茸君らとの麻雀があるのだった。

だが絶不調をかこった。なぜか今日は抑えが効かず、無駄な放銃が多かった。まあそれだとじり貧になりやすい。それとある局面の待ち牌選択で明暗が分かれた。
二索二索四索五索六索一筒二筒三筒一萬三萬四萬赤五萬六萬八萬
この手で待ちが間二萬か間七萬あるが、ドラが九萬なので上がりやすさを考え打八萬の間二萬にするのが普通だろう。これは今でもそれが正しいと思う。しかし結果論から言えば間七間待ちが2枚もツモってきて上がれていた。それならば追いかけリーチしてきた見せたまえDrの上がりはなかった。その上がった手というのが・・
六萬六萬六萬四索四索四索六索六索七索七索七索一筒一筒ツモ一筒
何と四暗刻!これで彼は大トップをとり私はラスになった。

サブアラドDrも私と同じくらい沈んでいたが、夕方福祉茸君とダイボDrが交代してから急に彼は調子が出てきて、トップを4回取り、久々勝った。それに対して私はじり貧続き。年に1回あるかの大負けを喰らった。やっぱり当直明け休みなしで麻雀打つもんじゃないわ。家帰って風呂入って日記書きなぐって寝たわっ。ぷん!