2019年7月26日金曜日

娘が先生と同級生でした、でも・・

朝は6時半に家を出て、カールを中央駅まで送っていった。カールは何かの抽選券でまた1日バス旅行が当たってそれに参加するのだ。行き先は高速バスで熊本、福岡あたり。彼女は必ず一人で行き、途中に立ち寄るジュエリー店や土産物店では滅多に買い物をしないと決めている。「だってせっかくタダで行けるのにそんなムダ使いするなんて」「タダだからと思ってあちこち買い物したら結局損をする」「もう一人プラスすると8千円くらいかかってしまう」だから昼食もオプションは頼まない。その徹底ぶりに隣に座っていたおばさんが感心して「次来ることがあったら私もそいうしよう」ってつぶやいたとか。すごいぞ。

朝の外来で、ある御高齢の婦人に「先生はセントラル高の同窓会に行くのですか」と聞かれた。「ええ、今度8月にあり、行きますが」と答えると、私と同窓生の娘がいたのだと言う。で、名前を聞いたがちょっと聞き覚えがなかった。セントラル高では男女別クラスも多く550人も生徒がいたから知らない人の方が多いくらいだ。それで「学年が違うのでは」と返事するも「いや、10年くらい前の同窓会で先生に会って『大腸内視鏡ならいつでもしてあげますよ』と言っていた」とのことで、ふむ、それは私が言いそうで間違いない。

ところでそこの娘さん、なんと脳出血ですでに亡くなっているという。驚いた。「血圧が高かったのですか?」「ええ、でも薬を飲んでいなかったんです」「あら・・」血圧の内服をしたがらない人が多いがそれを無視して50代で亡くなった人を何人か知っている。もう少しその同窓生と親しかったらもっと積極的に関わって降圧するよう勧めたのに。

後で卒業アルバムを紐解き、写真を見てみた。やはり知らない人だった。彼女は男女混合クラスで、同級生には私の小中学校からの同窓生が7人もいたり、あのオウム真理教の音楽大臣を務めたヤツもいたり・・見ていればたった1ページでも様々な思い出がよみがえってきた。卒後40年以上も経つとそれぞれの人生を語れば話は尽きないだろう。今度の還暦同窓会が楽しみではある。

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