2019年7月1日月曜日

拘束道路

大雨の影響もありいつもより少し早めに家を出た。いつものように鹿児島北インターから高速に入った。TVでは土砂災害危険度マップが出ていて鹿児島、姶良はその中でも極めて危険の区域に入っていた。水しぶきが多い。坂に近づいたところで車が渋滞しているのが分かり列に並んだ。時刻はちょうど午前8時。この時、まさかこの後、高速道路を脱出するのに4時間以上も掛かるとは、全く予想だにしなかった。

車の動きがのろい。ほとんど動かない。朝礼には間に合いそうもないが、NHKを付けて「なつぞら」を見ていたころまではまだ少し余裕があった。「アサイチ」になり「アサイチの時間ですがニュースを続けます」「薩摩地方で猛烈な雨を観測」と全国ニュースになっていた。「土砂災害などに警戒を」とあり「道路通行止め、九州道、えびのICー鹿児島北IC」と表示され、何と北インターから先は通行止めだと。となるとすでに通行止めなのに高速道路内に入っている私の車はどうなるの?前後は車だらけで全く身動きが取れない。立ち往生とはこのことだ。あらあら。

サブアラドDrに電話を入れてみる。彼も霧島まで向かっているはずだが・・。電話の向こうで彼はやけに落ち着いて余裕があった。「あれ、早めに病院に着いたの?」「いいや、家にいる。今日は高速が使えないので病院には行かない」だって。えー!そこまでひどい状況だったのか。いや、先週の大雨の時はちゃんと高速が使えるかチェックして出かけたが、今回はその時ほど雨が降っていると思わなかったのでなに大丈夫と調べずに出かけた。実は私が高速に入って数分後には入れないように入り口が閉鎖されたようなのだ。後から思えば5分早く出たのが何時間も閉じ込められる遠因になったのだ。

超のろのろでしか車は動かず、北インターの料金所にたどり着くのに2時間半かかった。いつもなら5分もかからないのに。インターより向こうは通行禁止なのに車が動くということは次のインターの薩摩吉田インターまで行きそこで降りるんだろう。はあ、いったいつまでかかるのやら。雨は止んでいるが車は動かない。北インター料金所が見えてきてそろそろトイレも気になってきた。まだ我慢は出来るがどのくらい高速に入ったままなのかそれ次第ではインター横のトイレに入ろうか・・。

と、10mくらい先にシルバーのプリウスがハザードランプを付けて停車しているのが目に入った。あれはクニンダDrの車じゃないか。彼も私と同じ団地だから同じようにこの高速渋滞に巻き込まれていた。で、停車しているということは・・トイレに駆け込んでいるナ。
まもなく案の定というか、反対側道路から用を済ませたクニンダDrが小走りにやって来た。
自分の車に入るところをしっかり激写。
この様子を見て、私も今のうちにトイレを済ませておこうと思い、ちょうどクニンダ車が止まっていたところに車を止め、トイレへ向かった。同じように思った人たちが数人いてちょっとしたトイレ待ちになった。トイレは小と大の二つしかなかったのだ。自分の車に帰る時に背後の並びを見たら20台もおらず、この時もう少し高速に乗るのが遅かったら回避できて一般道を通って行けたのにーと悔やんだ。仕方ない。この後1時間半ほどしてようやく吉田インターを降りることが出来て、4時間10分以上もの「拘束」道路を脱出出来た。

県道も途中何度ものろのろ運転になった。渓谷苑付近で崖崩れがあってそこが対面通行で渋滞だった。いつもなら20分ほどで病院には着くのに1時間以上かかり、病院駐車場に着いたのが13時半ちょうど。なんと家を出てから5時間40分経過していた。この時間があれば鹿児島から九州を脱出して山口は下関くらいには着いているわ。いや〜青雲会病院って下関にあったんだっけ?

今日、鹿児島から病院に向かったDrはほとんどが大幅遅刻で特に高速にハマった私、クニンダ、ラブカメDrは5時間以上の午後到着だった。今日から初勤務の外科のモトイDrも2時間、早めの6時過ぎに出たキブンDrはまだ吉田インターから先が通行止めの時間帯で2時間半で済んだ。ピッピDrは朝礼スピーチがあって早めに高速に乗りかけたが情報で吉田インター通行止めを知り鹿児島インターで降りる決断をし大きく北回りの県道40号線を利用して2時間掛からなかったが、それでも9時前にしか着かずスピーチは出来なかった。彼は「2時間近くかかりこんな目に遭っているのは自分だけだと思っていたもっとひどい人たちがいて・・」と漏らしていた。

姶良市内にいたDrでも被害に遭ったのがカワゼンDrだ。姶良イオン近くに住んでいて近隣の小川が氾濫し駐車場の車が浸水してしまった。建物の反対側は浸水しておらず局地的な被害だった。動かせず移動もままならず、可愛いんだ理事長に助けを求め、向かった理事長もいつもなら10分しかからない距離が1時間もかかり結局二人とも朝礼には出られなかった。この他隼人、溝辺から来ている人たちも遅刻、欠席があったようだ。

私は内視鏡室で仕事をする時にものすごい疲労感を感じた。着くまでは気が張っていたせいかそれほど感じなかったのにー。帰宅してからも疲れは取れず、夕食後はそのまま昨日に続いてBTQ(バタンキュー)床寝パターンと相成った。ぐう。

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