2018年4月30日月曜日

NTTに押されAUからBBIQへ

今月NTTから何回か電話があって、それは現在AUひかりの回線で自宅電話を利用しているがうちに代えないかということだった。その話なら乗ってもいいが九州電力の電話回線も検討しているから待ってくれと返事しておいた。実は自分たちもそろそろ回線変更をやらないといけないと思っていたところだった。きっかけは1月にセージのスマホがAUから格安モバイル(楽天)に変更したことである。4年半前に九電のBBIQからAUに変更した際、セージがAUスマホだったゆえに値引きしてもらえるサービスを利用していた。それが無くなったわけだから素早くもっと値段の安い会社に変更しないといけなかった。ただ、3月まで家の仕事など忙しくて落ち着いて検討する余裕がなかったのだ。

で、そろそろ決断しないといけない、とNTTに押されるようにネットで調べ始めた。するとBBIQが「4月30日までのお申し込みなら工事費がただになります」と大きく宣伝しているではないか。もともとBBIQがお好みだったカールも「ならそれがいいんじゃない」とのことでこちらから電話してみることにした。当然0120の料金向こう持ちで掛けた。説明を聞き、NTTの詳しい条件は確かめてはいないけれどお宅にしますと言うと、すぐに契約内容の確認をするので10分くらい時間はあるかと言う。

結局、正式に申し込みしたのだが、10分くらいと言っていたけどトータル40分はかかった。やはり余裕のある時でないと電話申し込みはやれんわ。この数ヶ月の懸案事項が一応解決しほっとしたが、なんだかNTTには悪いことしたみたい。お宅がいなければきっとまだずるずると過ごしたはず。そんなとき、ライバルの一つのBBIQが工事費(2万円はする)タダが今日までというのも大きかった。

それと話は若干違うが、格安モバイルにして1年経過、本当に良かった。それまでカールとチッチ合わせて月に1万6千円ほどのスマホ代が月6千円程度に減ったのだ。年間12万円得している。ただ、当初スマホの機種代(2台ともiPhoneSE)で11万円くらいかかったのでこの1年はおよそトントンだが、今年4月からは純粋に月1万円分得をすることになる。通信費は毎月支払いでついついそのままにしがちで、余分に払っていると思えば思い切って会社変更や通信方法変更などすべきである。

2018年4月29日日曜日

麻雀でツキを使うな?

昼から、見せたまえ雀荘でサブアラドDr、開けたいゾMRらと麻雀だった。この面子では最近、開けたいゾ君がなぜか2連勝しており、今回も出だし好調なスタートだった。私とサブアラドDrがとんとんでこのところ不調の見せたまえDrがひとり沈みといった状況。開けたいゾ君、ネット麻雀では絶不調で五段から四段に落ちたばかりというのにリアルでは調子いい。不思議だな。

そろそろ夕食ということで、18時半ごろ、いつものファミレス「ガツンと」にそれぞれの食事を電話注文し闘牌に専念していた。ところが、1時間経ったころまだ遅れるとの連絡があり、まあ仕方ないと麻雀続けていたのだが、2時間経ってもまだ来ない。GWで忙しいのかそれとも人手が足りないのか。

そのうちみんな空腹のせいで打牌が早くて雑になってきた。私は自分がまだ聴牌すらしていないのに見せたまえDrのみえみえの混イツ3フーロにドラの東を叩ききってハネマン放銃。開けたいゾ君は「よっしゃリーチ!」と威勢は良かったが流局して「なんと、ノーテンリーチでした」とあり得ないチョンボをする始末。私はご飯前だというのに我慢できずに濃縮ジュースをぐいっと飲んでしまった。だってもう21時になっていたんよ。サブアラドDrが店に文句気味に電話し2時間半以上経過してようやく届けに来た。出前の注文が5、6件重なったていたと言い訳していたが本当かね。

学生時代、徹夜麻雀をしていると明け方ごろは打牌が雑になり混イツ狙いが増えたり、ささいなことで笑ったりしたりはよく知られている。あれって睡眠不足より低血糖で脳の機能低下を来すから、きっとそうだ。勝負は最後浮きの2位でちょうどチャラ。またしても開けたいゾ君が勝ち、見せたまえ、サブアラド両Drが沈んだ。見せたまえは今年に入ってまったくというほど勝っていない。7月に孫が生まれるまでは麻雀は勝つなと嫁さんに言われているという。なんで?麻雀でツキを使うと孫の無事な出産にツキがなくなるからだってさ。ううむ、分かったようで分からない理屈だ。でもサブアラドDrも「私も娘の医師国家試験の前は『麻雀で勝たないでね』と言われていたぞ」だって。いやはや、口には出さなかったが、うちは子どもの受験前でも「負けるなよ、絶対勝て」とカール様に言われていたんだけど・・。

2018年4月28日土曜日

鹿児島県民の名字

土曜午前の外来、「東麻生原(ひがしあそうばら)」という中年男性が来た。診察が終わり、「長い名字ですね」と話題にした。鹿児島の中部にある名字で一つの姓に「東」「麻生」「生原」「麻原」「東原」などいくつも名字に使われる漢字が入っている。これだけ長いと名前はたいてい一文字にしたくなりその人も一文字だった。「うちの女房は3文字だから長たらしくなって」「昔、銀行で仮名で書き入れる時、濁点も入れて10文字あって入りきれないケースがよくあった。途中で切れるんで受け付けつてもらえず困りましたヨ」など長すぎる名字には苦労もあるとか。

鹿児島県は他県よりはるかに4文字名字が多く多い順に「上加世田」「井手之上」「上久木田」「上中別府」「内大久保」「下松八重」「中小野田」など上中下が含まれる名字が多い。全国的には「勅使河原(てしがわら)」が1位で字が違うだけの「勅使川原」が2位、ついで「小比類巻(こひるいまき)」が3位だ。私の患者には「下松八重(しもまつばえ)」さんがいるし同級生には「上加世田(かみかせだ)」と「内大久保」がいたし、囲碁プロには「中小野田智己」九段がいる。意外に目にするものだ。ただ、東麻生原は6万893位、全国に20人ほどしかいないレア名字だった。

ちなみに鹿児島で一番多い名字は「中村」、2位は「山下」3位は「田中」である。中村は全国では8位の名字だが県で1位になったのは鹿児島だけどいうことだ。他に特徴的なのは「中薗」「下薗」「大薗」「神薗」「内薗」「堂薗」など「薗」が付く名字(もちろん普通の「園」も多い)や「松本」「坂本」「福本」が「松元」「坂元」「福元」など「元」になるケースが多いこと、「重留」「福留」「増留」など「留」が付いたり、「大迫」「迫田」「中迫」など「迫」が付いたりが多く、全国ベスト3の「佐藤」「鈴木」「高橋」がベスト30にも入らないことなど沖縄についで日本全国の中でも特殊な名字ランキングとなっているそうだ。日本の端に当たり人的交流が少なかったせいがあるんだろうか。

その中の「元」についてはNHKの「日本人のおなまえっ!」で浄土真宗が弾圧されていた藩政時代、本願寺の本の字を避けることでうちは真宗じゃないことを示したという説が有力らしい。なーるほどだ。ちなみに坂本龍馬が薩摩に来た時、薩摩側の文書には「坂元」と書かれたりしている。さらにお隣の熊本になると「元」は使われずほとんどが「本」になる。県名からして「熊本」だしー。なお、鹿児島では「熊本」さんは極端に少なく「隈元」ならいる。「元」が多いの法則は徹底しているね。

かくも名字だけで話題のネタはいくらでもあるのだった。

2018年4月27日金曜日

価格.com>電器屋

ギボヒサコが久しぶりに鹿児島に帰ってきて、TVを新調することになった。というのも彼女の部屋のTVは昔のブラウン管でそれに地デジチューナーを取り付けた移行期のままだったからだ。ならばとTV選定はいつも私の係でこれは腐っても東芝REGZAに決めている。問題は大きさ、画質、機能をどこまでにするか、そして値段で、さっそくネットで調べてみた。

ヒサコの部屋からすれば32型で十分の気もするが「TVの大きさの法則」というのがあってちょうどいいくらいと思ったら一回り大きいのがいいというもの(この法則は私が勝手に名付けた)。要するにTVの大きさには人はすぐ慣れるもので後でもう少し大きいものがと思うより最初から大きめを選んでいた方が失敗しない。ということで40型を選ぶことにした。次に画質だが今なら4Kクラスが標準と思われるが調べるとそれにするだけで値段が結構違う、沖縄のTVが5年以上前の非4Kの42型REGZAのZ7で「すごく画質がいい」と言っているくらいだから4Kでなくてもいいだろう。で、残るは機能、とくに録画機能でこれはシングルチューナーはだめで3チューナー内蔵タイプにすべき。ヒサコは録画はしないかもしれないが私が録画を仕込むためそこは譲れない。てなわけでV31シリーズの40型にした。ちなみにデザインは無視。最近はどの機種もどのメーカーも同じデザインだから考えるのはムダなことである。
値段は最初amazonに頼もうと思ってよく調べるとA-priceという販売店が販売元と書いてあり、値段は54600円、でA-priceから直接買えば52000円になっている。「価格.com」では最安値販売店は他にも10店舗くらいあるが50500円くらいで代引きか振り込みが多く別に送料が発生したりカードは扱っていなかったりでA-priceから注文することにした。組み立てやアンテナ設定は私は自信があるので設置料も無選択にしてぴったし52000円で済んだ。届くのは明後日くらい。これで町の電器屋に行く必要もなく支払いも1万くらい安く済む。そうそう、ハードディスクも4Tをこれはamazonに注文した。これも1万2千円ほどと相当安くなった。

そんな折、カールが「掃除機の吸引がかなり悪くなった。5年くらい経っているしそろそろ買い換えかも」という。そうか、それも価格.comで調べてまたネット注文かな。「そうねえ、その前に電器屋でどんな使い心地が確かめてくるわ」だって。いやはや、業界トップのヤマダ電機が凋落するはずだ。

2018年4月26日木曜日

忖度マスコミなのか「山口メンバー事件」

つい最近、ジャニーズ事務所の山口メンバーが強制わいせつの疑いで書類送検されたとの報道があり、今日山口メンバーの謝罪会見が開かれたそうだ。ジャニーズタレントにそれほど詳しくない私でもTOKIOのメンバーでその顔と名前くらいは知っていた。朝の番組に浅黒い顔で登場していて少し違和感があったが特に印象はなかった。離婚していたというのも今回初めて知った。その彼がNHKの番組で知り合った高校生を二人自室に誘い、酒を飲ませようとした上にわいせつ行為未遂を働いたという。アルコール依存の気があるらしいとかすでに示談でケリがついているとか情報が出ているが、今回の会見について一番の問題はなにかとの鋭い記事が私の目にとまった。

それは元文春記者でフリージャーナリストの中村竜太郎氏の寄稿だ。彼はジャニーズ事務所からはかなり嫌われている記者だったようでその辺りの背景も分かった上で以下にそのまま転載する。(長いので時間のない人は最後私が赤フォントにした部分だけでも見て欲しい)


TOKIO山口達也の謝罪会見 ジャニーズ幹部との“異常な”やりとり

4月26日午後2時、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。

 急きょ開かれたTOKIO 山口達也(46)の謝罪会見は、直前に告知されたにもかかわらず、会場の「鶴の間」に報道陣200人以上が詰めかけた。ジャニーズの人気タレントが「中高生向け番組で共演した女子高生へ強制わいせつ」という前代未聞の事件。当事者の弁明を聞こうと、私も会場に入ろうとしたが、いきなり入場に待ったがかかった。黒スーツの男たちの間から出てきたのはジャニーズ事務所の幹部だ。私は旧知の間柄ゆえ挨拶を交わすと、「(取材は)だめだよ」。
 ジャニーズ事務所の会見は、好意的な報道をするメディアのみを受け付けるのが基本。しかし今回はれっきとした刑事事件で、未成年の女性が被害者である。幹部が「(あなたは)悪い記事ばかり書いているじゃないの」と言うので、「そんなことはありませんよ」と穏やかに説明すると、「おお、こわいこわい、脅かされちゃったわ」と芝居がかった言葉を発した。私は感情的になるはずもなく、「失礼しました。ならば帰ります」と頭を下げた。が、最後に、週刊文春や週刊女性、日刊ゲンダイ、東京スポーツ、サイゾーなどの“不都合なメディア”がすでに会見場に入っていることを告げると、ようやく取材を許可された。「変なことを聞くんじゃないぞ。メリー(喜多川)さんに言いつけてやるから」といやみを言われたが……。

二重三重に守られた山口


 はたで見ていると嫌がらせに思えるくらいの執拗なメディア規制によって、会見場の山口達也は二重三重に守られていた。ジャニーズ事務所に、また本人に傷がつかないよう、ヤメ検の有名な弁護士が同伴し、本人が説明しにくいことや失言がないよう、保護者代わりに報道陣からの質問に答えていた。しかし本来の“保護者”であるジャニーズ事務所経営者は姿をあらわさず、ともに謝罪することはなかった。
 まず弁護士から経緯が語られ、「当日、本人は相当酩酊状態で、記憶が若干明確でない状態ではあるが、被害者にキスをしたことは間違いありません」とし、示談が成立している被害者の親のコメントが読み上げられた。
30秒頭を下げる異例の長さ
「今回、娘が被ったことは、親としては決して許せるものではありません。ただ娘にも、山口氏にもこれからがあります(以下略)」
 フラッシュの閃光を浴びて登場した山口は深々と頭を下げた。謝罪会見では異例の30秒の長さ。こわばった表情でマイクを握ると、次のように言葉を述べた。
「被害者の女性、そしてその友人、ご家族のため、そしてお怒りの方、呆れている方、心配している方、応援してくれている方のためにもまず、処分が決まる前に私の口から今日は報告させていただくことになりますので、よろしくお願いします」

いったい部屋のなかで何があったのか?


 事件があったのは2月12日。それまで約1カ月間体調を壊したことが長々と語られたが、退院後の当日、自宅で焼酎1本を空けるくらい飲み泥酔。20時ごろ、未成年の被害者女性を電話で自宅に呼び出したという。女性は友人とふたりで来訪し、1時間ほど一緒に過ごしたというが、「私が席をはずしたときに、(彼女らは)家を出た」。いったいその間、なにがあったのか——。すると質疑応答に弁護士が割って入り、詳細な事実は語られなかった。
「警察から連絡が来たのは3月の末でした。取り調べが始まって、内容が内容だけに自分でも怖かったので、事務所の誰に相談していいかもわからず、3月の末から4月の頭にはすぐ(事務所に)相談した」と語り、メディアで報じられるまで普通に仕事をしていたことをあっさりと認めた。またみずからの行動については「事件性があるとは思っていなかった」とし、ジャニーズで断トツの結束力を誇るTOKIOのメンバーにも「誰にも伝えておりません」と語った。報道がなかったら活動を続けるという考えだったのか、という問いには「事務所と相談していたと思います」。また「隠蔽するつもりはなかった」と主張しながらも、いつか公表したいと思っていたのか、という質問に「いまはちょっとわからないです」と釈明した。

寄り添う弁護士がもらい泣き


 60分間の会見で山口はたびたび号泣。寄り添う弁護士がもらい泣きするという違和感丸出しの空気であったが、山口自身が反省しているのはよくわかった。しかし、相手が未成年のためというジャニーズ側の制止によって、結果的に、問題行動の中身はまったくわからなかった。山口本人は「自分の甘さが問題だった」というが、会見を通じて、その大半が「酒のせいだった」と聞こえてしまう。飲酒が原因で入院治療したのに、退院後すぐに深酒するのは、それも酒のせい、甘さのせいというのだろうか。そして、これほどの事態を招いているのに、「またTOKIOでやっていけたら」とグループへの思いをたびたび吐露するあたりに、自分本位、自分勝手な印象を受ける。被害者への謝罪感情が全面に出てこないというのが、率直な感想だ。
 会見で本人の口から語られることはなかったが、酒に酔った山口は、未成年女性へ無理やりキスをし、ここでは表現できないほどの卑猥な言葉を投げかけたという。かたや被害者女性の心の傷はどうなるのだろう。山口の憔悴ぶりを見て一部のファンが「かわいそう」と同情する声をあげている。なかには「イケメン無罪」と言い放つ者もいる。一方、被害女性はSNSなどで、美人局にちがいない、示談金をせしめて喜んでいるでしょ、自分から家にほいほい行っているくせに、などと中傷が浴びせられている。これは二重の悲劇である。一部のファンから実際に嫌がらせされないか、とても心配になる。
 テレビ局さえひれ伏す強大な権力を持つジャニーズ事務所に守られてきた自分の立場に対し、山口におごりがなかったといえば嘘になるだろう。「無期限謹慎」といっても、いずれ、ほとぼりが冷めたと思われるころ、美談に仕立てて復活するのは目に見えている。それまでは山口に苦悩の日々が続くだろうが、それは決して彼だけの問題ではない。ジャニーズ事務所、テレビ局などがそれぞれ当事者として向き合うべき責任問題だと私は思う。今回、山口が所属する組織のトップが姿を現して頭を下げないことは異常といえるが、そのことに誰も異を唱えないのはさらに異常だ。そんな精神が受け継がれていく以上、芸能界から同様のトラブルは無くならないのではないか。

会見に訪れたマスコミ連中が「なぜ組織トップが謝罪しないのか」と意見しない、それが異常だと指摘している。普通、会社や一般組織は社員や組織メンバーが不祥事を起こすと必ずトップかそれに準ずる役職の人が謝罪をする。それが常識になっている。なのに今回それを取材する側が指摘しない。
ジャニーズ事務所がマスコミ対策に手慣れたところだとはよく知られてはいる。その方針に従わないと芸能マスコミとしてやっていけないものらしい。去年の流行語でいえばマスコミはジャニーズ事務所にまさに「忖度」しているのだ。中村竜太郎氏は取材される側(山口メンバー、ジャニーズ事務所)だけでなく取材する側にも鋭くメスを入れている。山口メンバーがどうしたこうしたは実は私には余り関心がなく、はっきり言ってどうでもいいとさえ思っている。ただ、今回の中村氏の記事にはある種感銘を受けたので全文掲載までしてしまった。

この他、氏の「TOKIO山口達也の強制わいせつ なぜNHKが“スクープ”したのか」の記事も素晴らしい。http://bunshun.jp/articles/-/7218
これに対して過去忖度マスコミがどんな記事を載せたのかとちょっと探ると、あまりに「痛い」ので比較してみて欲しい。山口メンバーが一昨年離婚記者会見を開いた後の某マスコミの記事だ。https://www.oricon.co.jp/news/2076336/full/
抜粋すると「・・・山口が今回見せた“大人な対応”には、会見中からツイッターでは「マジ泣けた。どんな質問にも答える姿はすてきでした」「男前の会見だな。リアルタイムで見てて感心した」と絶賛の声が続々。「離婚でここまで好感度を爆上げするとは…」「これからも応援したくなった」と対応力に驚くコメントも多数書き込まれている。」だってさ。

記事、特に芸能関係の記事においてはそれが「忖度マスコミ」のものかそうでないかを見極める力が読者には必要だっ!

2018年4月25日水曜日

火野正平、姶良を走る

火野正平の「こころ旅」放送は2週間前が鹿児島だった。今週その録画(4/10放送分)を見た。なんと出だしは勤務先の姶良市じゃない。「あいらしぃ〜」と正平さんがギャグを飛ばした場所は何か見覚えがある池で、もしやと思ったらやはり住吉池だった。ここは訪問診療をやっているころ、ちょいと寄り道して一度だけ来たことがある。で、その桜満開の住吉池に老夫婦と孫二人がピクニックに来ていて、当然、正平さんを見つけて近寄って来た。「あー、こんにちわ、いつもTVで見ています」とじいさんが言って、ばあさんが「これ食べてよ、今焼いてきたの」とホットケーキを食べさせようとした。

あれ?このおばはん、元青雲会病院の職員じゃないの。10年以上前に病院の老健で働いていた人だ。「腹一杯やねん」と嫌がる正平さんに強引に食べさせ、さらに孫たちもいっしょに写真に収まろうとした。なかなかのやり手ばばあだ。確か青雲時代もそうだったような。何か孫たちはありがた迷惑そうで孫娘の方はいやそうな、孫息子はくしゃみもしていたわ。
そして出発する正平に背後から手を振り大きな声で「頑張ってくださーーい!」「バイバイー」「気をつけてぇー」と何度も声を張り上げ正平を面食らわせていた。

姶良の町を下って休憩していると、走っているところを軽自動車で追いかけて来たママさんが「写真撮らせて下さい」と娘といっしょに寄って来た。で、「今日は看護師国家試験の合格発表の日なんです」と話しかけると「オレと写真撮ると縁起悪いやど」とジャブをカマした。「これから見に行くのか」「いや、インターネットで午後2時から発表なんです」「今、もうそんな時代か」「はい」「立派な看護師になるんだぞ」「はい、なります」というふれ合いがあった。
このママさんどっかで見たような気がするが気のせいか。このあと「オレと写真撮っちゃったら通るもんも通らないんだよ」とつぶやきスタッフを笑わせるが、後日ネットで確かめると後日合格したとスタッフに連絡が入ったそうだ。となるとこの撮影日は3月26日だと分かる。というのも、青雲会病院にもこの日午後「XXさん合格してましたよ」と某師長が伝える瞬間があってそれを私は病棟で目の当たりにしたからだ。

この後、自転車一行はインド料理店に寄り焼き上がりのナムをあちっと言いつつ食べ、目的地である重富海岸の「思川(おもいがわ)の河口」へ向かっていった。すると・・正平さんが手を左に上げ左折しようとしたところは「おっと、そっち(左)じゃない。右に曲がれば50m先は青雲会病院だよ」と私は声を出した。(↓青いトラック方面が青雲会病院へ行く道)
そう、思川沿いのまさに青雲会病院へ行く十字路だった。だが、間違うはずもなく正平一行は重富海岸へ向かっていった。残念(笑)。

目的地の「思川河口」を投稿したのは都城に住んでいる大薗慎也さん58才。私と同い年だ。内容を聞けば全く私とリンクするところがあって、それは大阪で開かれた日本万博に行けるかもというわくわくした子供心で、私はちょうど春休みのその頃家族そろって大阪に行き万博や奈良など観光したのだった。ところが大薗さんは重富海岸の思川河口へ潮干狩りに連れて行ってもらったのはうれしかったものの、大酒飲みで遊び人だった父は万博へ友人らと行ってしまい連れていってもらえなかったそうだ。
そう思えば父デンコーは大薗父さんよりはずっとマシで自分だけいい思いをするというところがなかった。例えば私が大学時代は車は卒業するまでずっと同じものだったが、それまで2、3年ごとに新車に乗り替えていた父は6年買い替えなかった。後で聞いたところ「息子たちがずっと同じなのに自分だけ買い替える訳にはいかない」ということだった。私たちはそんなこと気にもしていなかったがそんな気遣いをしていたのかと感心したものだ。

この「こころ旅」、同じ風景をリクエストしても採用されるかどうかはこうしたエピソード(ほろ苦さ、哀しさ、楽しさなどなど)があるかどうかによるようだ。数日後に正平一行が甑島を訪問した時にすれ違ったおじさんが「私も(目的地の)長目の浜を手紙に書いたんだが(採用されなかった)」とぼやいていた。大薗さんのは、だらしないけれど年に1回くらい家族サービスをする気まぐれな父への思いが詰まった手紙故に採用されたわけだ。まさに思川河口だった。(↓思川河口で陸橋を渡る列車と遠くに以前日記ネタにした片子山が見える)

2018年4月24日火曜日

レンジと洗濯機

朝、医局会が終わって医局に戻ると、ポンシンDrが「こてる先生、実は昨日のお昼に冷凍スパゲッティを電子レンジに入れてスイッチを押したまま忘れて帰ってですねえ」と頭かきながら話してくれた。彼は昨日は当直明けで午後には帰ったのだが解凍に5分掛かるのをすっかり忘れてしまったんだという。はあ、レンジの忘れはたまにあるかなあ、いや「チン!」の音でたいてい慌てて取りに行くよなあ・・自分はそんな忘れ方はしないぞと思っていたら、ハッ!となった。

「あわわ、私、夜中に自動洗濯機を回してそのままにしているっ!」

やっちまったよ。人のことなんか言えないわ。午前には沖縄から帰ってくるカールにLINEを送ると「腐ってるぜ」の一言。あー、洗い直しだよ、きっと。「すまん、よ・ろ・し・く」

2018年4月23日月曜日

「その女アレックス」

うーん、ピエール・ルメートルの「その女アレックス」(2018/4/8参照)、今日は続きが気になって内視鏡室にまで持ち込んで検査の合間に読むという技まで使ってしまった。しかし本来時間に余裕のある午後は睡魔でダウン、夜自宅で布団を丸めて背枕にして読み終えた。第3部は事件のWhyが明かされる章で読み終えて真の悪が示され納得はしたが、ちょっとした勘違いを私はしていた。いや大いなる勘違いといってもいい。警察側の主人公カミーユ・ヴェルーヴェンらの出した結論をそのまま鵜呑みにしかかった。そして第2部の47章と49章と50章をもう一度読み直した。この小説で予想を裏切る展開はいくつもあるが「え、なんで?」と急展開に思わずつぶやいたところだ。うーん、そうかぁ。

第1部でもいくつか気になる記述があってその時主人公に何か秘密があるのではと勘ぐっていた。そこで大胆な仮説を立ててみた。「その女アレックス」とあるが実はアレックスは男なのでは?というものだ。結論から言うとそれは全くの間違い。なぜそんなことを思ったかというとあそこに関する書き方が曖昧だったから。まあ、もし男だったらタイトルからして騙していることになりインチキだと思われ興をそぐ。この本は構成の妙とアレックスと警部らの過去や背景に感情移入することで読み応えのある内容になっている。作者にとって第2作ということで第1作の「悲しみのイレーヌ」も注文することにした。ただ、第2作を読めばその本の結末の一部はすでに知ることになるので、もしこのブログを読んでルメートルの作品を読もうと思うなら順序どおり「悲しみのイレーヌ」から読んだ方がいいだろう。

第2内科の後輩おせちDrが病院に挨拶に来ていた。先週書いたとおり、開業間近で姶良の地で匂うDrと競い合うことになるが、去年そのことが分かった時には門前薬局の土地購入やらすでに進んでいて後戻り出来ない状況になっていたという。開業は数ヶ月後らしい。可愛いんだ理事長も「大変だな」と声かけていた。私は「3年は我慢しないといけないかも」と言ったがこれは理事長がいつも言っていることだ。新規が浸透するには少なくともそれくらいはかかるって。その後、医局でピッピDrらかつての内視鏡グループ3人で写真を撮ってもらった。何の因果か姶良でともに仕事をすることになろうとは、20年前は3人とも誰も思わなかったことだろう。(ピッピ、おせち、私)

2018年4月22日日曜日

一人の日曜を過ごす

日曜ではあったがカールが所用で実家に帰っているためほとんど一人で家にいた。朝昼は冷蔵庫に分けて保存していたご飯をチンしてTKGで食べたりして過ごした。TKG?何それ。最近はネットなどでは当たり前になっている言い方で「卵かけご飯」のことだ。私は好きなんだがカールは食べない。さすがに毎日卵に醤油では芸がないので、納豆と佃煮を混ぜて食べたらなかなかのものだった。納豆もいけるナと思った次第。

そうだ、10日ほど前日記ネタにしようと思っていて忘れていたのを思い出した。それは突然姶良郡医師会から電話が掛かってきてお願いがあるという。「先生、1月下旬にあった三師会ボウリング大会の結果成績表を御写真に撮ってませんでしたか?あればそれをこちらに送っていただければ助かるのですが」だと。本来なら結果表は主催の姶良郡医師会が持って帰るべきを忘れたのか紛失したかで、年報まとめに記載しようにも出来なくて困っているらしい。「先生だったらいつも結果を写真に撮っておられると思いましてー」と来られ、確認すると御推察どおり全部カンペキに撮っていたわ。プリントして郵送は相当面倒くさいんでメールアドレスを聞いて写真添付で送ったらちょうど30分後に「お世話になっております。早速写真データをお送りいただき誠にありがとうございました。大変助かりました。今後ともよろしくお願い申し上げます」と返信が来た。
いやいや、私のデジタル記録保存癖が立派に役に立った。早い、簡単、便利。デジタルは素敵だ。アナログ社会にはもう戻れましぇん。

「その女アレックス」はいよいよ佳境に入ってきた。3部形式になっていて出だしは主人公の30才女性アレックスが誘拐され檻に監禁されるという状況とそれを追う警察が交互に描かれる。犯人は誰か、なぜアレックスを誘拐したのかという謎はあるが実はそれはそれほど重要でないという展開が100ページあたりから示され・・。ううーん、2部に至っては全く違う展開でこのあたりがブックレビューしにくいという点なのか。私はバラしているがこのくらいなら問題ないだろう。賞をたくさん取っただけのことはあり続きを読みたいという気にさせるがいつの間にか寝込んでしまい結末は明日にということになった。

2018年4月21日土曜日

その差1ピン

土曜午前は外来で付いた看護師はニシマキNs。勤続10年以上でずっしり、グッドエンドNsら外来中核を成すママさんナースだ。診療の合間に某非常勤Drのエピソードが話題に上った。それは数年前、某Drはハリーポッターの魔法の杖が気に入っていてそれを診療のちょっとした合間に披露していた。いろんな看護師らが魔法をかけられたがかかってしまったという看護師はついぞ出なかった。ただ、気弱なイメージのピラ健君は逃げられずやや危なかったらしい。その他、まっぴらNsは受けすぎて笑いが止まらなくなるという魔法にはかかったらしい。私も医局で「こてる、どうだ」と構えられたことがある。
とっさに写真を撮ったのはいつものことで、それをニシマキNsに見せると「あ、そうそう。これ!」と大いに肯き、「実は持っていた杖は1本だけじゃないって知ってます?こんなに持ってましたよ」と手で抱える仕草をしてみせた。
は?・・私は魔法よりそっちに驚いた。1本でもそんなの買うかいなと思っていた。ま、好みは人それぞれだから否定するほどのことはなく何も言わなかったが抱えるほど買っていたとは!ねえ。

夕方は歯科医師会月例ボウリングに参加した。前々回は優勝しているので今回も当然狙うのは優勝だ。練習ボールの前にレーンのオイルを直接かがんで見ると7、8枚目より外はオイルが少ないのが分かった。そして一般ボウラーが投げた形跡がなくきれいなコンディションでこれはハイスコアが出やすいと思った。しっかり7、8枚目より外にボールを出せばちゃんと戻ってきてポケットに入る近頃のT-MAXのレンコンだ。練習してそれを確信した。腕の動きも悪くなく優勝も十分に狙えるぞー。

しかし最初の最初、やや薄めに入ったボールの結果はなんと7ー10。ボウリング始めてこのかた一度も取ったことはなく今後も取れる可能性は限りなく小さいパーフェクトより難しいピン残りだ(日本のプロの統計では達成率はパーフェクトの約10分の1)。いやな雰囲気を感じるも気を取り直しストライク、スペアと来ての4フレ目、またもや7ー10スプリット。思わず目を疑ったよ。どうも立ち位置と狙い位置がずれている。そこを修正するのに1ゲームを費やした。結局10フレまたもスプリットが出て158点というロースコア。周囲を見渡すと優勝候補のノダメ先生がなんと231点を出し70ピン以上も差を付けられていた。いやー、優勝どころじゃ・・。

でも自分の中ではいい感じなんだ。ボールを10枚目付近に投げるとボールがオイルに乗って滑り途端にストライクが出なくなるが7、8枚目に出せれば予想どおりかなりの確率でストライクが取れる。気を取り直し投げ続けていると、残り5ゲーム全部200アップしよった。6ゲーム目は出だし4連続ストライクでこのまま行くと逆転もと思わせたが、後半はスペアが続き10フレ1投目ようやくストライク、もう一つストライクが出れば・・・。でも、私は安定してハイスコアを出しているノダメ先生には追いつけないと半ばあきらめていた。終わって集計スコアが出てビックリ。ノダメ1223点、私1222点(アベ203)。なんと1ピン差でノダメ先生の優勝だった。うわー!

後から思えばスプリットできちんと残りピンを狙わなかったり10ピンミスを3回したのが響いた。いや、絶対逆転するという強い気持ちがなかったのがいけなかった。負けてもそれほど悔しがっていない、そこが私の敗因だった。(↓が成績表。なお、ノゾえもんが村信より上位なのは年齢ハンディの差による)

2018年4月20日金曜日

ミドリダ整形外科

今日の外来に付いた看護師は最近やっと新人腕章が取れたアラフォーのほずみNsだった。忙しさが収まったころ、「これまでどんな病院に勤務していたの?」と尋ねると「最初に勤めた病院が『ミドリダ整形外科』です」と言う。「あー、知っている、あそこは20年以上も前、私が串木野に週2回通勤していたころ通り道にあった病院だ。建物の外観が緑色だったから印象に残っているよ」すると、まさにという顔で「そーなんですよ。あそこは院長が緑色が好きでなんでも緑にしてしまうんです」と言うではないか。なになに?

実は外見だけでなく床も壁も緑色なんだと。ほう。「整形外科は腕や脚に巻く装具、いわばサポーターのようなものを使うんですがそれって普通は緑色はないんです。でも院長は自分に使う装具はわざわざ特注で注文して緑色のを使うんですよ」「さらに床や壁も緑、ナースの白衣もキャップも薄い緑色なんです」「え、それって白衣じゃなく緑衣じゃん」「あは、そうですね。院長の眼鏡の縁も緑でした」「業者が何か製品を売りに来ると『それに緑色はあるのか』が口癖だって聞きました」「へー、何か緑色の宗教みたいだね」「何でも緑なんで、ある時、階段の非常口誘導灯を見て『うわ、これも緑なんだ』って思ったのですが、よく考えればそれはそもそもが緑でした。でもそれだけ緑、緑のところだったんです」


いやこれまた、すごいところだったんだな。ちょっと笑っちゃう。

私も緑色は好きな色なんけど、車でチラ見していた時のあの外観はそんなにいい色合いとは思えなかった。緑が多すぎるんだ。せめて一部なら・・あ、そういえば自分の家の屋根は緑色だったわ。これくらいがちょうどいいでしょ。

2018年4月19日木曜日

開業かち合う

来月、姶良地区で開業するという匂うDrが青雲会病院に挨拶に来ていた。匂うDrは第二内科の後輩でこれまで市内の病院に長く消化器内科医として勤めていた。詳しいいきさつは知らないがそこを辞めることになりどうしようかという時期に県内の某病院から「姶良にクリニックを開くがそこをやってくれないか」と頼まれ引き受けることにしたんだそうだ。週6日のうち4日勤務、後の2日は精神科のDrが勤めるという。

ほう、それは頑張って下さいねと言いたいところだが、実はしばらく後にこれもまた第二内科の後輩おせちDrがほぼ同じ場所で開業する予定が入っていたのだ。距離にして300m、すでに建設も終わりに近づきお互い引けない状況だ。ともに消化器内科というのもねえ。普通、開業するならライバルがいなさそうな場所を選ぶものだが今回の場合お互いにその情報を知らなかったそうだ。普通、銀行がからむので事前に情報が入るものだが匂うDrに依頼した病院は自己資金で動いていたそうでそれで分からなかったのか。

いやー、情報って大事だな。もしどちらかが知っていたら計画の段階で開業場所を変更したに違いない。おせちDrは直接の後輩だからいずれいきさつを聞けるだろうが、こうなったら共倒れにならないよう応援するしかない。帰り際、青雲医局に寄った匂うDrにこんな感じだよと各Drの机のブースを見せた。すると、ちょうど私の目の前の仕切りがまっさら空いているのに気がついた。「あ、先生、ここ空いているから・・」と言ってニヤリとすると、苦笑いして帰って行ったヨ(⌒о⌒)。

2018年4月18日水曜日

物別れに終わったワケ

朝、最初の外来患者さんといきなり物別れに終わるという事態になった。詳しいことは書けないが私には患者さんの言い分も分かるには分かっているのだが、どうしても譲れないと突っぱねたら「いいですっ、もうここには来ません」だったのよ。それに対する返事は「どうぞ(御勝手に)」だ。きっと帰宅して子ども(娘)にさんざん病院の悪口を言うのだろう。あるいはご近所にも。その患者さんの言い分を聞けばきっと「そんな病院はおかしいね」と言いたくなるだろう。ま、仕方ない。抗議にでも来てくれればその時は喜んで応対したいくらいだ。

その患者さんは、自分の病状に対する結論をすでに持っていてその解決策たる内服処方を出して欲しいと訴えた。しかし私(医師)の見立ては違う。その処方は不要ですらあると説明を尽くしたが納得してくれない。この場合、患者が医師になってしまっている。それで私が納得できるものなら希望通りにしただろうがー。

夜、T-MAXでボウリング練習だ。またまたタナカッツMRがやった。前回体得していたリリースはしっかり保持出来ていた。2ゲーム目197点も出したし、3ゲーム目だったか130台が出たのは愛嬌でとにかくボールがちゃんとフックするためストライクがよく出る。恒例のダブルスでは私と組んでアンドキサ、サンシチームに2連勝した。しかもだ、どちらも200アップしたんだよ。信じられない。かつてこの組み合わせではたまに勝つことはあるも2連敗して私がタナカッツ君に「うわーっ」とか「こらーっ!」と叫ぶのがお約束だったのに。

アンドキサ君「来週は一人で自主練習します。このままだとタナカッツさんにずっと負けそうです」とぼやいていた。ただいま腰痛で休んでいる難ガターさん、遠く横浜に転勤になったスリウェル君らに先週、今週のタナカッツボウラーの勇姿を見せたいくらいだったよ。

2018年4月17日火曜日

ドラマ「シグナル」に思う

フジTVで火曜夜21時から「シグナル」というドラマが始まっている。タイトルを見た時におやと思ったのは確か韓ドラで同じタイトルがあったからだ。調べると案の定でフジのは韓ドラのパクリいやリメイクだった。最近韓ドラは全く見ていないが去年まで2ヶ月に1回韓ドラ雑誌を定期で買って読んでいたので何となく知っていたのよ。韓国では斬新な設定とストーリーのリアルさ(実際に韓国であった事件をモチーフにしている)など大ヒットになったそうだ。

日本版は刑事役の坂口健太郎が主役でキーになるのが無線機だ。なんとこの無線機は現在と過去がつながるのである。ファンタジー?、いやそんなテイストはなくかなり緊張度が高い。脚本家が制作側から「そんな荒唐無稽な設定は・・」と難色を示されたがそこはこだわったところらしい。結果は成功で、その原作は見ていないが視聴者によると日本版もかなり忠実だそうだ。いいんじゃないそれで。去年の「ごめん、愛してる」もほぼ忠実だったけれどラストの衝撃が全く違った。その「衝撃」がなかったのだ。あれがないと余韻というか作品の印象すら変わってくるんだけどなあ。

何十年も前の韓国のTV局は電波の届く釜山に出向いて日本のドラマを見て研究(パクって)しドラマ作りに励んだ。その後、ドラマ大好きな国民性も相まって質量ともに日本を凌駕するまでになった。ただみんなも知っているとおり、韓国特有のマンネリ(格差間恋愛、難病、記憶喪失、出生の秘密、嫁姑問題などなど)もあり、最近は新たな試みも多くみられヒット作も出ている。日本側がリメイクしようとするくらいになっているのだ。ま、悪いことじゃない。要は質の高いドラマならどこ産だろうと関係ないからっ。

2018年4月16日月曜日

「青雲会な人々Part3」

2ヶ月ぶりの朝礼スピーチは職員の期待と新人さんへの披露を兼ねて「青雲会な人々Part3」のタイトルで主にDrの動画を見せた。「新人のみなさん、青雲会の先生って怖くないっすよ」ということだ。

まずは可愛いんだ理事長で一見強面(こわもて)だが実は・・に始まって、次に肩書きの多いラブカメ先生も・・そしてシマッチ院長は前回も出した衝撃画像がついに動き出す・・。次は私でこれも前回画像の動画版、一人大腸内視鏡だ。みんなそこそこ受けたけど一番はやはり院長のレーザラモンシマッチだったかな。そうだ、手品をやっているDrは誰でしょう?もあった。17年も前の忘年会の動画を出したんだ。答えはケンケンDrで分かった人は少なく「ほう」「へぇー」だった。後半は新人さんのためにカウンターショックの様子(患者さんの顔は隠した)や気管挿管の実際(患者さんはテルだと開かした)を見せたり、ポンシンDrの物真似をする服裂き魔Nsや3月まで勤務していたネークチダ君のやる物真似は誰でしょうを見せたりと6分の中にかなり詰め込んだ。でも一番受けると思われる「深夜でどっきり動画」の連作は今回は封印した。スピーチの後、優勝接遇職員の表彰式があるため、総務から「5分程度で終わらせてほしい」と事前に言われていたからだ。あれを追加すると10分近くかかるしー。

終わって可愛いんだ理事長から「面白かったぞ、次はDrじゃなくて他の職員の動画もやってくれ」とまたまたお褒めの言葉を頂いた。いやいや、ホントに柳の下にドジョウは何匹もいるもんだ。次は深夜どっきりに加えて職員動画を一から探さなくては・・。それが結構大変なんだが、受けるとなるとまた頑張ってしまう、オレって芸人体質もあるのかな?

2018年4月15日日曜日

鴨池では勝つ

ソフトバンクとロッテの試合を鴨池球場でやっていた。だいたい毎年この時期鹿児島でソフトバンク主催の試合がある。以前はチッチとよく見に行っていた。よほど鴨池と相性がいいのか、私たちが最初に見た2011年からずっと勝っている。とくに内川はヒットを打ちまくり打率7割を越えているはずだ。TVで観戦すると序盤ロッテに2点リードされていた。しかしすぐにデスパイネと中村晃のソロホームランで追いつき、まあすぐに逆転するだろうと「鷹」をくくっていたが、相手投手の酒居っていうの?結構手こずり、内川も全くタイミングが合わずノーヒットのままだった。そのうちに2点を入れられ7回にさらにもう1点、2ー5となっては追い込まれたと思いきや、ピッチャーが代わってからようやく当たりが出だし、内川も1本だけだがヒットを打ち鹿児島での毎試合ヒットの記録が途切れずにほっとし、8回にはとうとう5ー5の同点に追いついたからにはもうこの試合もらったネ、と思った。だが9回表、まさかサファテが1点を取られるとは。打点のついた相手打撃はボテボテの3塁ゴロだったのが響き3塁ランナー生還を許しちまった。5ー6となり追い詰められてもまだ9回裏があるとファン心理としては期待は残る。だがー、放送時間は残っていなかった。がびーん。せっかくいいところだったのにィ。

しばらく経って、そろそろ結果が出ているころだとネットで確認する・・えっ、7xー6で9回逆転サヨナラだって?!柳田が逆転のサヨナラ2ランとは!うぉおおー、すごい。ああ、一人で無理してでも鴨池に見に行くべきだったかなぁ。きっと忘れられない試合になっただろうに。

思えば2011年も対ロッテで小久保のサヨナラヒットで勝ったんだった。小久保はこの試合が右手親指の剥離骨折からの復帰戦だった。先発は杉内で先頭打者は川﨑だったし、7年も経てば主力も大きく変わる。しかし鴨池ではソフトバンクはこれで6連続勝利。ここまで相性のいい球場はないんじゃないか。来年もあるとしたら連勝記録を伸ばして欲しいもんだ。

2018年4月14日土曜日

向島からツイート

勤務日ではなかったが、病院に行き、急変した患者さんの検査、指示、説明など済ませ、昼前には帰宅した。うちの猫の額ほどの小さな庭を見れば、今年もまた枇杷の実が芽吹いてきている。去年は大豊作だったが今年はなぜか西方面の枝にはまったく実が成っていない。どうやら去年の半分ほどの収穫になりそう。もぎれるのはあと1ヶ月くらいか。楽しみだ。(↓は東側の枝振り。まだまだ実は青くて小さい)

四国の刑務所から逃げ出した窃盗犯は尾道の向島(むかいじま)に潜伏しいまだ捕まらずにいる。私はずっと以前からこの島で中学高校生の個人塾をやっている「猫ギター先生」のブログやツイッター愛読してきたが、今回の一件でやはりつぶやいていた。

「向島に住む中3のテルキ君は坊主頭で、昨日はよりによって上下とも黒ずくめの服で現れた。当然私から「脱走犯」とからかわれた。」

「アナウンサーの発音を耳にすると、向島(むかいしま)の「い」にアクセントをつける人が多いが間違い。「所沢」のような抑揚で読むのが正しい。所沢の「ろ」にアクセントがあったら強い違和感を感じるように、向島の「い」を強く読まれたら別の地名に聞こえる。」

「向島の脱獄犯まだ捕まっていない。海で本土に渡ってくる可能性があるので、島の対岸の尾道の海岸線に警察官が防人みたいに張っている。」

「向島は相変わらず戒厳令。それにしても向島は空き家が多い。ポスティングしてたら5軒に1軒は空き家。しかも特定地域に空き家が密集。朽ち果てた空き家も多いが、人の気配がどこか残っている紛らわしい空き家もある。空き家に見えて実はおばあさんがひっそり一人暮らししている家も。」

まだまだ潜伏しつづける犯人、ニッポンの優秀なケーサツを翻弄し、捕まったらある意味ヒーローかも。

2018年4月13日金曜日

厄日だったか

13日の金曜日って最近はそれほど言われなくなっている気がするが、今思えばまさに厄日だったようだ。

夕方、受け持ち患者の急変があり緊急気管挿管、人工呼吸 、胸骨圧迫(心臓マッサージ)、強心剤など蘇生術を施した。私は夜の串木野トリオリーグ行きは半ばあきらめていた。しかし心拍再開し、駆けつけた家族にも病状説明し血圧もやや安定していて19時過ぎには一段落ついた。明日午前は勤務予定はないが必ず診察、検査することを看護師に言い含め病院を離れることが出来た。

串木野に着いてさっそくリーグ戦で、海広しDrから事前に「今日のレンコンは速くて難しい」と言われても、どうにかなるわいと高をくくっていたら見事にやられた。3ゲームで136、128、128。なんだこれ。アベ130ってまるで初心者並じゃん。昔のタナカッツ君でもそこまで悪くはなかったゾイ。そんなだからチームにもほとんど貢献出来ず自分だけストライクをマークしたのは3ゲームで1回だけという体たらく。ちょっとオイルが多いとすぐこれだ。とても「私、ボウリング上手です」って言えないわ。

帰宅し見たのが、サッカー女子アジアカップ兼ワールドカップ予選で日本女子がオーストラリアに勝てば無条件で本戦出場決定という試合。後半始めに1ー0でリードしたかと思えば終盤ぎりぎりに同点ゴールを決められよった。うーん、まさに厄日。で、これでこの試合での出場は出来ないと思っていたら、なんと日本デフェンダー陣がボール回しに徹し全く攻めない、そればかりかオーストラリアもそのボールを奪おうとはしない。あれれ、お互い引き分けでいいと思っているの?実は勝てば無条件出場の他に、1点以上獲得しての引き分けなら2位で出場OKなんだそうだ(1位はオーストラリア)。だから残り時間を考え、いわゆる暗黙の了解でただ時間経過をやり過ごしたってわけ。その後ホイッスルが鳴って試合終了。めでたくW杯出場が決まった。こうした予選リーグのルール上これもアリってことか。

ふう、これじゃー厄日じゃなくて良かったと思ったら、すでに翌日になっていた。あー、だからかぁー!

2018年4月12日木曜日

囲碁AIから学ぶ

またまた来週、朝礼スピーチをしないといけない。今回もこれまで録りだめた病院職員の写真や動画をうまく利用出来ないかと考えている。前2回好評だったし、柳の下にドジョウは2匹も3匹もいるっていうじゃない・・?

今月入職したリハビリの某男性と挨拶したところ、「カイリョー病院のツカ巻きDrがよろしく」とのことだったと言う。おや、なぜに私の大学同級生のツカ巻きDr(血液内科)を知っている。すると驚いたことに「実は私は急性骨髄白血病に罹りましてカイリョー病院で骨髄移植を受け治ったんです」というではないか。へー!顔色も良く、見た目全くそんな風には見えない。ただ新人にしてはずいぶんと歳をくっている。時間がなくて詳しいいきさつは聴けなかったが相当な苦労があったに違いない。にこやかな風貌の新人さん、いずれまた日記ネタになってな。

今頃になって1年以上前に囲碁界を席巻したGoogle社の囲碁AI「Master」の棋譜を見た。中国、韓国、日本(井山裕太)など最強プロたち相手に全勝し囲碁界をあっと言わせ、正体は韓国のイ・セドル九段と対局し4勝1敗で勝ち有名になった囲碁AI「AlphaGo」の進化バージョンだという事が判明した囲碁プロの三村智保九段が自身のブログで全対局の60局を簡潔に解説しているのが面白く三村プロも語っているが「ただ勝つだけでなく、その打ち筋も斬新で、驚かされる手が非常に多い」との言葉どおりで屈強のプロたちが手玉にとられる様子が驚くやら感心するやらだ。この60局を何度も並べて勉強したいって気になった。http://mimura15.jp/?page_id=1016

この感覚は「ヒカルの碁」でヒカルにとりついた「SAI」がネットを席巻し「SAIとは誰だ?」と騒がれたシーンと全く重なる。20年程前はコンピューターがこんなに強くなるとはまだ思われておらず現実にはあり得ない話だと思っていた。三村プロ曰く「AIが人類の碁を超えた事がハッキリと示されたと思う。棋士がAIから学べる時代が来たということだろう」と。確かに。さらにその後Google社はコンピューター同士の対戦だけで強くなった「AlphaGoZero」を発表しこいつは「Master」にも大きく勝ち越す成果を上げどんだけ強くなるのよと呆れさせた。それでもう開発は終わりらしい。今後は他分野にこの成果を活かしていくことになるという。

AIは今後人類にとって欠くべからざるアイテムになっていくーー。

2018年4月11日水曜日

罵倒されると若者は

滋賀県警で大変な不祥事があった。19才の巡査が同じ交番内の巡査部長を背後から射殺し逃走したんだと。巡査部長は3月26日に配属されたばかりの巡査の教育係だったらしい。いったい何があったのか。巡査はなんでも「罵倒されたから撃った」と話しているとかで、私はこの事件を聞いてあまりにも似たような事件が姶良であったことを思い出した。2000年の5月24日ショッピングセンターの総菜店のアルバイト男子店員16才が店長33才をナイフで数回刺し刺殺した事件だ。店長は当時の青雲病院に運ばれたが助からなかった。私が就職する1週間ほど前のことだった。可愛いんだ院長(当時)から「事件があってなぁ」と聞いたのを覚えている。どちらも十代男性で直接の上司に何かきつい指導を受けたのちに手に持っていた凶器(ナイフ、拳銃)で殺している。時や場所は変わっても似たような事件は起きるものだ。

思うに今の若者は子どもの頃、先生や周りの大人に殴られたり罵倒されたりすることはほとんどないんじゃないか。昔、私が子どもの頃でさえ体罰は当たり前、大人に叱られることはしょっちゅうで、私などデンコーに毎日げんこつを喰らっていた。親戚のおじさんに「こいつはバカだ。頭を出せと言えばすぐに頭をだしよる」と言われたものだが、出さないとなおやられるので当然の対応だった。そうやって免疫はついていったと思われるが、上の二人の若者にはそういったものがなかったのだろう。いきなり若くして社会に出て、当然未熟ゆえに叱られなじられ罵倒される。そこに小さな自我の塊(かたまり)は行き場を失い暴発する道を選んだ。

昔が良かったとは思わない。ただ、そんな若者が最近は多いのだと上に立つ者は分かって上で指導していかないとこれからもこうした事件はまた起きる。先に起きた不幸を今後に活かさないと亡くなった上司は浮かばれまい。

2018年4月10日火曜日

タナカッツ絶好調

T-MAXでいつものボウリング練習だったのだが、今日の最大の驚きはタナカッツMRの覚醒だった。ボウリング始めてすでの4年くらいかな、いつまでたってもスイングやフックボールが安定せず、たまにいい投球出来ても次には元の不安定投球になるのを繰り返していた。それがどうやら先月、私が緊急内視鏡で練習に参加出来なかった時、ヤマヒロDrらと投げたらショット安定し、結果ヤマヒロDrと同点だったそうじゃない(ヤマヒロ君ちょっとしたショックだったとか)。

今夜は1フレからスペア、ストライクを続け9フレまでノーミスで来た。私は「おいおい、ダブルを取ればノーミスで200アップも出来るぞ」とわざとプレッシャーをかける。今までだとたいてい力が入りストライクが出ないどころかスペアも取れなかった。それがなんとパンチアウトして見事ノーミス200アップをやったのだ。人生で2度目の快挙ということだ。2ゲーム目は2回のスペアミスで173、3ゲーム目は204とまたしても200アップ。3ゲームでアベ190を出している。いやはや、こりゃ本当に目覚めたようだ。

4ゲーム目は私とアンドキサMR、タナカッツとサンシさんが組んでダブルス。ここでもタナカッツ君はまずまずの投球をした。ただ、3回のスペアミスをし、それらはすべてボールが左にそれてのことで同じミスをするにしても原因が安定(?)している。いずれ修正するのは簡単だ。9フレまでで私たちのチームが1マークほどリードしていて普通に投げれば勝利は間違いなかった。ところが10フレ1投目、な、なんと私がガターしてしまったのだ。あり得ない。今日のレンコンはしっかり右に投げないとフックがかからないものでそこを意識しすぎたのかもしれない。ともかくこれでタナカッツチームに逆転を許しジュースをおごる羽目になった。ちょっぴり悔しいがこれもタナカッツ君の力量アップへの祝杯ということにしよう。

いつもボウリング練習の連絡役を買って出てくれながらいざ練習ではイマイチだったのがこれからは中心選手になっていくんじゃないか。いつまでも上手にならないやとあきらめず、長い目で見ていくべきなんだなと思ったヨ。

2018年4月9日月曜日

大谷、エラい

明け方、大谷の投球にハラハラしつつ見入ってしまった。アスレチックス相手に何とパーフェクトピッチングを展開していたのだ。直球も150km後半から160kmほども出ていてスプリット(日本で言うフォークボール)もさえにさえて相手打者は空振りばっかりしていた。まさか本当に完全試合をするんじゃと思いきや、7回1アウトで迎えた打者にスプリットとスライダーで2ボールになったのが痛かった。このどちらかでも1つストライクになっていれば結果は違ったかもしれない。結局次に投げるボールは私でも直球だろうと推測がつき、打者もそれに的を絞っておりきれいに弾かれヒットを許した。これでパーフェクトもノーヒッターもなくなりこの回で交代という戦が濃厚になった。ただ最後の打者を空振り三振に取り毎回三振を記録したのはえらかったね。

いやー、前回勝利投手になって打つだけでなく投げる方もすごいと思われたが今回でまさしく本物の二刀流(向こうではTwo-way player)選手と証明されたわ。結果が全てとはいえ日本人として素直にうれしい。日本でプロになったころ、評論家や一般のファンも二刀流にかなり懐疑的な見方をしていた。「そんなの出来るわけない」とか言って日本ハムの方針をけなしていた。しかし栗山監督はえらかったな。我慢して使い続け、一昨年の日本ハム優勝は大谷の存在がなければ成しえなかった。ソフトバンクファンとしては悔しい限りも大谷の働きは認めざるを得なかった。そのころから二刀流への批判はだいぶ影を潜めたように思う。

誰しも常識と外れたことに対しては懐疑的、批判的になりやすい。それを覆す可能性があることに対しても自分の理解の範囲内に収めようとしがちだ。ここに来て、大谷という希有な存在をじっくり育て上げた日ハム、栗山監督には最大の賛辞を上げようではないか。特に批判的だった評論家たちは素直に反省か謝罪して欲しいよな。喝ーっ!のおじさんや元ヤクルト監督のジュンゾーさんやKKコンビの二人などなど・・。その点、野村克也はすでに「撤回します。大谷さん、済みませんでした」と謝っているからエラい。アメリカのメディアはというと、素直というかあっという間に手のひら返しをして今や賛辞一辺倒で怖いくらいだ。ま、それだけ大谷が規格外の選手だったということだろう。まだまだ楽しませてくれよ、ショーヘイ!

2018年4月8日日曜日

読みかけが増える理由

村上春樹の「ノルウェーの森」もドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」も50ページ以上読んでいるのにただいま中断中。なのにこの前は鮎川哲也の「憎悪の化石」を読んで、今度は「その女アレックス」(2011年:ピエール・ルメトール著)というフランスのミステリーを注文した。
何でも「このミステリーがすごい!」や「週刊文春ミステリーベスト10」の二つで堂々の第1位で「イギリス推理作家協会賞」も受賞したという本国以外でも超高評価の作品とあらば読んでみたくもなるというもの。ちらっとネットでの評論家の評価ぶりをみると何か仕掛けがあるらしく「あらすじ」も「あとがき」も事前に読まずにいた方がいいとある。ミステリにはアガサ・クリスティーの諸有名作はじめメイントリックを解説や評論などで知ってしまって興がそがれるケースがままある。この作品もその例になるとまずいと絶対早めに読もうという気になった。とにかくこれ以上ネットでの評判をおいそれと読むわけにはいかない。てなわけで今週はこれを読むことになりそう。ま、読み終えたらさっそく感想をアップするわ。

こんな調子だから読みかけの本がどんどん増えていくのだよ〜。

2018年4月7日土曜日

ゼンコンDrの危惧を解消する

長島のバタフジ先生は7月にはクリニックを譲って半リタイアする予定とのことだ。継承するのはまだ30才前後のゼンコンDrで今日は私が大腸内視鏡をするのを見学に来てくれていた。彼は現在大きな病院で開業継承に向けて研修中で、今は循環器内科にいて胃カメラもさせてもらっているが大腸内視鏡はやはり一人で行うのは大変らしい。せっかくの機会なので全4例、私も出来る限りのことを教えた。ただ継承まで数ヶ月しかなく自院で大腸内視鏡をするのは難しかろう(一人で大腸内視鏡を任せてと言えるまでに100例や200例では心許ない)。

事前に出水郡医師会報での自己紹介を読んでいた私は「先生、このクリニックでWiFiが使えるか気になってませんか」と尋ねた。すると案の定で、バタフジ院長がデジタル系やネット系にほとんど感心がなくクリニック隣の住居はネットが出来ないもののクリニック内は有線LANはつながっているから大丈夫だと教えた。「私はここでネットをする時は『ホテルでWiFi』を持って来て有線LANを無線化するんです」言うと「ああ、そうですか、よかった」と微笑んでくれた。実は彼は「マンガ、ゲーム」が趣味だと書いてあったのだ。何?つまりはオタクか、オタクにならインターネットは必須といってもいい。このクリニックにこれまで数回来ていると聞くがネットが使えないことに気がついていたはず。今日はそれが解決しただけでも私が来た甲斐あったですな(笑)。(左ゼンコンDr、右バタフジDr)

夕方から久しぶりに見せたまえのところで麻雀を打った。2ヶ月ぶりくらいか。メンバーは見せたまえDrの他サブアラドDr、開けたいゾMRで2月と同じだ。あの時は私と見せたまえが大敗した。今回も開けたいゾ君が絶好調で前半快調、私はもがきつつも「夜遅くなると強い」と言われるように最終的にはちょい浮きで終えられた。見せたまえが一人負けでこのところ調子がイマイチだ。彼によると「孫が7月に生まれるまでは(調子は)戻らんかも」と、以前初孫誕生後に絶好調が続いたことにあやかろうとしている。ふふ、ならばそれまでにせっせと打たなきゃナ!

2018年4月6日金曜日

鉄は熱くて柔らかい方が

月曜日には退院が決まったオマルさんとおそらく最後になるだろう2子局を打った。結果はまた負けてしまった。随所に上級者らしい手が出ては2子のハンディなんてすぐに飛んでしまう。デジカメに収めた記録を見直してもよく考えて打っており、さすがベッドの上でも囲碁の勉強ばかりしているだけのことはある。私も最近は囲碁の本を読み返してはいるがまだまだと痛感する。オマルさんにもらったたくさんの本と切り抜きを見て少しずつ勉強しいつか互先(たがいせん)で打てるようになろう。ただそうなるまでにはちと時間が足りなさそう。私の囲碁の上達とオマルさんの寿命を勘案すると・・。私が吸収力のある小学生くらいだったら互角どころかあっという間に追い抜けるくらいなんだが。

囲碁将棋、ピアノ、習字に卓球、サッカー、野球などお稽古事やスポーツは成長期の「鉄は熱いうちに打て」を実行しないとそうそうは急に上達しない。ホントかといぶかる人に分かりやすい例をあげると、ネイティブの発声がある。その国の言語を幼い頃に現地で過ごした人と大人になってから必死で覚えた人と比べたら、どちらがうまく喋れるか誰が聞いても明らかだろう。囲碁の小学生と中学生名人はどちらが強いかはその時点では何ともいえないが、その後の経過をみると中学生名人よりも小学生名人の方がプロになった子がずっと多い。特にトッププロの山下敬吾と国民名誉賞七冠制覇中の井山裕太は小学2年生(最年少名人)で6年生らを一蹴し名人なっている。年長者が年少者に常に勝る訳ではない、すでに硬くなった鉄の私など伸びしろはわずかなんだぁと嘆息するのであった。

2018年4月5日木曜日

今度は何を呑み込んだ

へ、また来たよ。近隣の愛乱病院からの紹介でまた異物を呑み込んだってさ。このブログにも何回かネタにしたことがあるが、この女性患者これで5回目なんだヨ。で、今度何かい?え、数珠?!へーーー。

もう手慣れたもので内視鏡の前に腹部レントゲンを指示し、2チャンネル内視鏡に透明フードを付けて準備させた。もし数珠が胃内から遠く小腸にでも行っていたらもう摘出はあきらめだ。運良く排泄するのを待とう。で、レントゲン結果を見て「さあ、胃カメラだ」と立ち上がった。昨夜23時に飲み込んだという数珠5本は胃の中にきちんと鎮座していた。
内視鏡室を入れると色とりどりの数珠が大弯部にあった。把持鉗子を入れ糸の部分をつかみ1個1個引き上げていった。まあつかみにくいものでなくてよかったわ。
この患者さんには最初のころは「こんなきつい思いをするくらいなら今度は飲み込んだらいかんよ」なんて優しく諭したものだだったが今回はもう何も言わなかった。5回目ともなるとそうなる。体温計&ホッカイロ、ボールペン、紙おむつ、軟膏チューブそして数珠・・この次飲み込むなら(取り出すのに)簡単なものにしてくれよ、そう思った次第だ。

2018年4月4日水曜日

外し外され

今日の外来に付いたのは西友Nsだった。

次の診察患者の名前を見た私は「ああ、XXさんか」とつぶやいたところ、彼女が「あら、私このXXさんは知らないわ」というので「何、見ればすぐにわかるよ。高齢の女性でさ、クチビルが分厚いから」と教えた。しかし西友Nsは「いや、きっと分からないかも」と心配症らしく反応した。いいや、きっと私の言うとおりになると、入室するのを待った。

で、「せんせー、こんにちわ」と入ってきたXXさん。真っ先に口元を見たのだが・・。

ぬわんとマスクをしているじゃない。なんで?「花粉症で鼻水出るのよぉ」あいたた。そこで私、「この1番診察室はね、空気清浄機入っているからマスク取ってもいいのよ」と煽った。でも「うんにゃ外さない」と頑なに拒否された。

そばで「くくっ」と笑いをかみ殺す西友Ns。

かくしてマスクは外されず、逆に私の目論みは外れたのであった。

2018年4月3日火曜日

全部健診、異常なし

 新年度早々、職員健診を受けた。採血やら心電図、胸部レントゲン、聴力視力検尿、そして最後は胃カメラだった。胃カメラはピッピDrにしてもらった。当然経鼻内視鏡なのだが鼻の痛みはそれほどでもない。胃カメラは嘔吐反射をどう我慢できるかできつさが決まる。ピッピDrが丁寧に胃の中を観察してくれるのでげっぷをたくさん我慢しなくちゃならなかった。

で、健診結果をみると一番よくなかったのが視力で0.7から0.8くらいしかない。それもやっとでまだ眼鏡は使わなくてもいいかなっていう程度。でもその他の結果はほとんど問題ない。カールに「そんなに食べたら糖尿病になるわよ」と有り難い忠告をよく受けるも今のところ正常値そのものだったわ。

夕方、非常勤のイキナリDrと話をしたら「先月31日に長女(28才)の結婚式に長崎に行ってきた」と。なんだか半分寂しそうなうれしそうな表情だった。そうか、花嫁の父ともなるとそうかもな。私は男3人だから一生味わうことのない感情だ。でも、今時は結婚出来るチャンスあったらさっさとしたほうがいい。「娘が結婚しなくてー」と悩む親が多いご時世だから。とにかくおめでとうイキナリセンセ!

2018年4月2日月曜日

新年度始まる

新年度が始まった。今日の朝礼は入職式で新人24名の紹介と挨拶だった。みんなスーツ着て緊張した面持ちだったねぇ。全職員を前に硬くなるのが当たり前でこれが1ヶ月経ってもそうだったらまずい。私はあまり人見知りはしないタイプだしほぼ公認の写真係なので新人さんには写真を撮りつつ気楽に話しかけられる。幾人か日記ネタになりそうな新人さんもいたがそれはまたいつの機会にか、ともかくも新人には優しく声かけして早く慣れてもらいましょう。

夕方、オマルさんとまた2子局。優勢だったはずが左辺で失敗してから今度は完敗の碁になった。しかしー、終盤当然つぐべきところをなぜか勘違いしてすっぽかしたオマルさんのポカに大逆転した。ううむ、しかしこれはあんまし誉められた勝ちではない。途中で私が投了すべきだった。勝ってもほとんどうれしくない。この辺まだまだいい打ち手になれていないわ。

おっと大谷翔平がメジャー初登板で初勝利をあげた。日本の至宝だから勝って当然だがオープン戦の状態からアメリカスポーツ系マスコミには懐疑的な見方があったようだ。しかし伝家の宝刀のフォークを投げていないし全く当てにならない評価だと思っていた。この調子でどんどん見返してやれい!

(この日から1週間、大谷は打者としても投手としても予想以上の活躍をすることになる。この時は正直なところまずは勝ってほっとしたというのが本当のところだった・・)

2018年4月1日日曜日

屋上にこんなモノできて

今日は朝から夕方まで日直だった。うららかな天気の中来院する患者もあまりなく救急車も来なかった。午後はオマルさんと囲碁を打つ余裕もあったくらい。オマルさんの無理手を咎めて大石を取り最後は中押(ちゅうお)しで勝った。

医局ソファで南日本新聞を広げると4月1日で新年度ということか、地元企業の1ページ宣伝がどーんと出ていた。一つは城山観光ホテルで屋上になんと遊園地が出来ましたって。
オープンしましったってあるからすでに出来上がっているということか。知らなかった。私たちが子どもの頃は城山には本当に遊園地があり何度も遊びに連れて行ってもらったものだ。イケダパン買うとおまけで滑り台1回サービスのシールもあったなあ。家族連れのためにこんなの造ったのかな、ま、思わず懐かしくなったよ。

もう一つは鹿児島銀行本店のこれまた屋上に「しろどんタワー」という大きなモニュメントというか変なものが建つという。
何だこりゃ。一瞬CGかと思ったが、どうやら本気でこんなのを造るようだ。銀行なのになんでこんなのをー。意味分からん。ともかくこれが出来たら一種のランドマークタワーになるかも。それが目的か?まあ、地元企業が元気なのはいいこと。見に行こうぜ!

(追記:↑とまあ書いたのだが、4月1日がエイプリルフールということで示し合わせてこういった新聞広告を打って出たとちゃんと「告白」している。
このほか、桜島を富嶽三十六景に扮させてパロった絵が発見!とかなかなか鹿児島もジョークを飛ばせる土地柄になったというべきか。私もしばらくそれに乗っかって日記を書いたがあんまし反響がなかったなあ。ようやく人間ドックのハキダメNsから指摘があったくらいで・・)