2018年4月20日金曜日

ミドリダ整形外科

今日の外来に付いた看護師は最近やっと新人腕章が取れたアラフォーのほずみNsだった。忙しさが収まったころ、「これまでどんな病院に勤務していたの?」と尋ねると「最初に勤めた病院が『ミドリダ整形外科』です」と言う。「あー、知っている、あそこは20年以上も前、私が串木野に週2回通勤していたころ通り道にあった病院だ。建物の外観が緑色だったから印象に残っているよ」すると、まさにという顔で「そーなんですよ。あそこは院長が緑色が好きでなんでも緑にしてしまうんです」と言うではないか。なになに?

実は外見だけでなく床も壁も緑色なんだと。ほう。「整形外科は腕や脚に巻く装具、いわばサポーターのようなものを使うんですがそれって普通は緑色はないんです。でも院長は自分に使う装具はわざわざ特注で注文して緑色のを使うんですよ」「さらに床や壁も緑、ナースの白衣もキャップも薄い緑色なんです」「え、それって白衣じゃなく緑衣じゃん」「あは、そうですね。院長の眼鏡の縁も緑でした」「業者が何か製品を売りに来ると『それに緑色はあるのか』が口癖だって聞きました」「へー、何か緑色の宗教みたいだね」「何でも緑なんで、ある時、階段の非常口誘導灯を見て『うわ、これも緑なんだ』って思ったのですが、よく考えればそれはそもそもが緑でした。でもそれだけ緑、緑のところだったんです」


いやこれまた、すごいところだったんだな。ちょっと笑っちゃう。

私も緑色は好きな色なんけど、車でチラ見していた時のあの外観はそんなにいい色合いとは思えなかった。緑が多すぎるんだ。せめて一部なら・・あ、そういえば自分の家の屋根は緑色だったわ。これくらいがちょうどいいでしょ。

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