7月12日に北海道の福島町というところで新聞配達を行っていた52歳の男性が倒れているのが発見され、その場で死亡が確認された。事態が動いたのは18日午前3時半のことで、福島町の住宅街にある藪の中で、ハンターによってヒグマ1頭が駆除された。男性が襲われた場所から、約800メートル離れた場所だった。駆除されたヒグマの体長は208cm、体重218kgで、8歳から9歳と推定されており、男性を襲った個体とは当初別の個体と見られていた。しかしDNA鑑定で4年前に老女を殺した個体と一致していたと判明、町民らは「(駆除されて)良かったですー」とインタビューに応じたりしていた。
それをだ。役場には『駆除しないでほしい』などの抗議の電話が殺到しているという。 取材に応じた福島町役場の職員が明かす。「今朝からですね、ひっきりなしに電話がかかってきています。20件くらいでしょうか。『クマを殺すな』という感じで動物愛護団体の方からや、個人の方などさまざまですね。こちらとしては『はい』『はい』とお話しをお聞きして対応している形です。強い口調で、『クマがいる土地に人間が住んでるような形なので、それでクマを殺すのはどうなのか』などとおっしゃる方もいらっしゃいました」。12日から18日までにトータルで約50件ほど電話があり、「市街地での発砲での駆除はどこで判断したんだ」などの意見もあり、そのほとんどが町外からの連絡だとみられるという。
いや、これは殺して当然だろう。何を言ってるんだのレベルだ。4年前にも人を殺し、また殺した。連続殺人犯じゃないか。4年前に襲われたおばあさんは上半身が見つからなかったそうだ。もうそのヒグマは人の味を覚えてしまっている。そういうクマを殺すなと主張する人は殺人犯を放置しておけと同じだと気づかないのか。クマは森の中、人は街の中で生活し互いに干渉し合わないのが理想だがそうはっきりと境界線を引けるものではない。人は人を守るべきだし、命を脅かす種に対しては殺すことも厭わないのが動物としての本線(本能)だ。北海道では30年くらい前からヒグマをむやみに殺さず保護する政策が採られてきたらしい。それで個体数が最近は増えているんだって。そうした背景もありクマのニュースをよく聞くようになっているのかもしれない。
北海道の町民らの意見は詳しくは知らないが、少なくとも今回の一件で「クマを殺すな」と抗議した町民はおそらく一人もいないはずだ。誰かが言っていたらしい。「そんなに言うなら北海道に来てここでクマといっしょに生活してみてー」あるいは「殺すなと言う人は自分で生け捕りにして飼育して欲しい」と。ぜひそれをやってもらいたいものだな。
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