メジャーリーグのホームランダービーを見た。今年のオールスターゲームはブレーブスの本拠地ジョージア州アトランタで明日行われる。その前日に強打者8人が参加するホームランダービーはあり、2021年は大谷も出場した。3分間に出来るだけたくさんのホームランをかっ飛ばさなきゃいけないし、1回戦では上位4位に入らなくてはならない。そして打った本数で1位対4位、2位対3位が2分間の打ち合いをし、最後勝ち上がり同士で2分間打ち合う。
今年はパイレーツのオニール・デラクルーズがすごかった。150mクラスの飛距離のホームランを何本もかっ飛ばすんだもん。何本かは場外ホームランだった↓。
オニールは本数も1位で勝ち上がったが、準決勝は現在レギュラーシーズンンで38本も打っているマリナーズのキャッチャー、ローリー(NHK表記ではラリー)が彼に立ちはだかった。ローリーは1回戦は今一だったのがここに来て本領発揮し、ばかすかホームランを打った。バッティングピッチャーを元大学野球コーチの実父が、受け手のキャッチャーを年の離れた弟がやってファミリーで盛り立てていた。それに事前のメジャーリーグ番組で8歳の時に「ボクはホームランダービーで優勝するんだ」と言っているビデオが公開されていて、なんか応援したくなっちゃったよ〜。結局、その勢いで決勝も勝ち、幼い頃の夢を本当に叶えてしまった。今日のアトランタのトゥルーイスト・パークではこのホームランダービーしか行われなかったが観客は4万人以上も集まり、試合と変わらない熱気だった。実際、見ていて面白かった。このイベント、優勝賞金は100万ドルだ。日本円にして約1億4700万円だよ。たった数時間のイベントでこれだけもらえるって名誉もだけど現実的な夢もある。総じてアメリカはメディア、マスコミをうまく使って盛り上げるのが上手だ。実は、メジャー通の福島良一さんによると、メジャーリーグ機構は敢えて言ってはいないが、ホームランダービーに使っているボールは糸をきつく締めるようにして普段より飛ぶように設定してるとか。日本はどうなんだ?今年のプロ野球はあんまり点が入らず投手戦(貧打戦)が多いようだが、ファンがある程度喜び、熱狂するようにボールの締め具合もプロ野球機構がちゃんと管理したらいいのにー。この前の阪神巨人戦を見ても分かるように、観客はアメリカに劣らず入っているのだから、金銭的な規模が大きくなるようメジャーリーグを見習ってプロ野球全体を拡大する方向へ動いて欲しい。メジャーも労使問題で危機的状況があった後にチーム数拡大やルール、仕組みを毎年のように改善していき、30年前と比べ10倍くらいに規模が拡大している。私みたいにプロ野球よりずっとメジャーばっかし見ている日本人も最近は増えている。私も決して日本のプロ野球を見捨てたわけじゃないし、もっと隆盛するような方針で頑張って欲しいんだ。来年のWBCには今日のホームランダービー優勝者のローリーも本日出場を表明した。アメリカが本気を出しているゾ。日本よ、もっと頑張れ!
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