2025年7月31日木曜日

主婦に鍛えられようか

夜に沖縄から帰ってくるカールを空港まで迎えに行かねばならない。夕食は姶良イオンの西街区に寄って、前日は我流風でラーメン、今日はロビン食堂でチキン南蛮を食べた。どちらも1000円をちょいと超える。以前だったらぎり超えていなかったはず。今の御時勢、値上がるのは仕方ないんだろう。

実は今日は大失敗をやらかしていた。カールが帰ってくる前に掃除機での掃除、洗濯、ゴミ出し、ネコの世話などを昨夜から今朝にかけてちゃんとやっておこう、そしてほぼ完璧に済ませたと思っていたが、なんと洗濯物を洗濯機の中に入れたまま干さずにいたのだった。それに気がついたのが内視鏡室で着替えをしている時で「うわっ」と声を上げ、すぐにでも自宅に帰りたかった。しかし再度洗濯し直すのは時間も掛かるし仕事に穴を空けるわけにもいかない。そんな経緯をカールに伝えると「うわー臭そう」と予想どおりの反応だ。

帰宅して真っ先に確認すると・・思ったほど臭くはなかった。すぐに洗濯再開だ。
ゴミ出しはカールに言われて週1回は私の担当なっていて忘れないが、洗濯干しはこれまでもよく忘れているんだよなぁ(1日近く放置したのは初めてだったが・・)。ネコの世話や掃除機は日頃やっているし、洗濯はカールがいると全くやらないからだろう。それを言うと「あらそうね、今度から洗濯も担当してもらおうかしら」と。おっと、これはやぶ蛇だった。約50分経過してピーの終了音が鳴り、当然私が取りだした。うん、やはりそんなに臭くない。良かった。そしてそれらを浴室に掛け、乾燥機を設定し室内乾燥を開始させた。今回の新改修で付いた機能だ。カールに教えてもらったがやり方は全く簡単だ。ふむ、洗濯も時間があればこれから担当してもええかな・・。近い将来「濡れ落ち葉」なんて言われないよう、今のうち家事全般(食事作りは除く)も覚えておかなくちゃ。

2025年7月30日水曜日

セミの鳴き声、スマホの響き音

朝、庭から駐車場に移動するほんの少しの間、セミの鳴き声がすごくて写真に収めた。枇杷の木に何匹も止まって大合唱だ。

動画もどうぞ↓。
10日ほど前から鳴き始めてそれが続くのは1、2週間くらいかな。数歩歩いて同じ枇杷の木を見ると、空蝉が何個も枝に止まっている。このような様子を見て昔の人は「もののあはれ」に思いをはせたのだろう。

朝の外来中、私のスマホを含め、けたたましい警告音があちこちで響いた。何事かと思えばカムチャッカ半島沖で超大型地震が起きて津波が来るぞーってことだ。東日本大震災以来、この手の情報にはマスコミだけでなく私たちも敏感になっている。ま、その場所の地震なら鹿児島の錦江湾にまで被害を被ることはないだろう。

今、実家の片付けやヨーコバーバのことで沖縄に帰っているカールも「今日予定していたパルコへの買い物も諦めたわ」と言っていた。パルコは海岸沿いにあるからな。観光で行っている人たちは予定が狂ったりで大変だったろう。さらに東日本はずっと迷惑を被っているはず。でもあの津波の映像を繰り返し見てきたからには、たった1日か2日日常の生活に支障を来しても避難や用心をするにしくはない。津波が来るというのに堤防から様子見したり、道路を自転車で悠然と走らせたり、急いで高台に避難しなかったりとあの年あの日の住民はしていたんだ。その意味でも10年に1回くらいはこうした警報が出るのもいいかもな。

2025年7月29日火曜日

映画「ベッキー」を見て

ひょんなことからアメリカのスリラー映画を見た。YouTubeチャンネルになぜかその映画のダイジェストが紹介されていて、偶然クリックしたらなんか面白そうと思った。

「BECKY/ベッキー(2020)」という映画で、主人公の女の子の名前がタイトルだ。UーNEXTで配信があったのでよかった。

概要は「母親を亡くした13歳の少女・ベッキーは思春期の真っただ中。そんなある日、彼女は山の中の別荘で父から再婚相手を紹介されるが、反抗心からその場を飛び出してしまう。その直後、刑務所から脱獄したネオナチの凶悪犯4人組が別荘に押し入ってくる」というもので、見どころは「幼い少女が悪人たちを完膚なきまでにぶちのめしていく姿は爽快感抜群。小さい体で知恵とスキルを駆使して戦うアイデア勝負が、テンポの良さも相まってスカッと楽しめる」というから面白そうじゃないか。

いやー、たった1時間半くらいの映画だったがちょいとすごかったネー。↓のベッキーの写真を見てよ。お顔に血がべっとりでしょ。本編はもっとすごいよ。
ネオナチを信奉する悪人4人を相手にやっつけていくんだが、父親を殺されたのを見てからのベッキーがすごい。ベッキーにやられた相手は血しぶきだけじゃなくて片眼は取れるわ、鋭利な定規で顔面をブスブスに突き裂かれるわ、ボートのスクリューで胸から首を回転血しぶきにして抹殺され、最後は悪人の仲間割れの最中に草刈り機で頭部を完全草刈りいや頭刈りされた結果、首から上はなくなり血がドクッドクッと胴体から出るシーンがアップになる。これは日本の映画ではまず出て来ない描写だ。ましてや子どもが主人公の映画でよ。そして仲間割れで最後に残った悪人(そいつはベッキーをいったんは痛めつけるがとどめは刺さず、逃げろと温情をかけたのに)に対し、ベッキーは容赦なくピストルで脳天をぶち抜いて終わらせた。いやはや。

これは絶対にカールは見ない類いの映画だ。アメリカでも18禁だろう。しかしこの低予算映画が全米で2週連続興行収入1位になったというからヒット映画といっていいだろう。その証拠に3年後に「ベッキー、キレる」という続編が公開された。それもNetflixで配信があり、今日あっという間に見てしまったが、高校生でバイトに明け暮れるベッキーが今度はテロ組織のグループに巻き込まれ一人で彼らをやっつけるという、まさにホームアローンとランボーを少女版にして組み合わせた映画だ。

アメリカでは1980年代に「悪魔のいけにえ」「スクリーム」「13日の金曜日」などホラー映画で血しぶきを前面に押し出したスプラッター映画というのが大流行した。私も「13金」などが好きでビデオはともかく映画館まで見に行ったこともあり、嫌いな分野じゃない。しかし子どもには見せない方がいいとは思う。それにカールが大嫌いなように女性とのデートでは勧められないな。スプラッターものはもう過去の遺物で今はその手の描写は流行らないものと思っていたがそれは私の勘違いだったようだ。

スプラッターものとは若干違うが、その元祖のような表現を1960年の黒澤明とヒッチコックの両巨匠が自作で発表している。「椿三十郎」と「サイコ」だ。どちらも私の一推しの作品で何度見ても面白い。その2作ともワンシーンだけしか出て来ないが血しぶきが強く印象に残る。若い人は両作品とも見たことがないだろう。一度見て欲しいので詳しくは言えないが、「ベッキー」のようにあちこち血しぶきが出るわけではなく、ともに白黒映画で大事な場面だけに使われていて本当にすごい。その点は両巨匠はさすがだ。

さらに劇中、ベッキーの本名がレベッカだという場面がある。全く本編の内容とは関係ないが、私がヒッチコックの作品の中で「サイコ」とともに推しの作品が「レベッカ(1940)」で、それを思い出した。私の周りでこの映画を見たことがあるという人は誰もいない。だから語りたくてもどうしようもなく、以前このブログで紹介したことがあるくらいか。ヒッチコックがイギリスからアメリカに移住し最初に撮った作品でアカデミー作品賞を取った名作だ。繰り返し見ても面白い。ちなみにタイトルの「レベッカ」にはレベッカが一度も姿を現すことはない。主人公は別にいるがその名前はまったく覚えてもおらず、やはりその映画のタイトルは「レベッカ」がふさわしいと思わされるのである。

しかし今回の「ベッキー」はまさに「ベッキー」で彼女がタイトルとおりの主人公で間違いなかった。

2025年7月28日月曜日

「乳癌を経験しました」

今日の朝礼スピーチは病棟ベテラン看護師のかじゆうさんだった。タイトルが「乳癌を経験して」で乳癌から学んだことを語ってくれた。

1年半前ほどの冬のある日、寒いので両手で自分の胸を抱きかかえるようにしていたら、ふと右乳房にしこりがあるのに気がついた。その時にさーっと血の気が引いたそうだ。長らく病院に勤めていればそれが乳癌かもしれないと想像が付く。彼女は5年ほど乳癌検診は受けてなかった。すぐに乳癌専門病院に行かず受診まで8日を要した。下のスライドにもあるように「驚き」「怖さ」「否定」「不安」といった癌かも知れないと分かった時の人の典型的な心情状態に陥った。

そこで自分だけの考えで否定し停滞するようではまずいのだ。しかし彼女は意を決して病院を受診した。その結果はやはり癌だった。今時、癌を隠して治療することなどほとんどない。きちんと説明を受け同意して彼女は治療に臨み、手術を受け、その後放射線治療、ホルモン療法と受け現在のところ病状は落ち着いている。

彼女は家族、友人、職員などから様々な声掛けをしてもらったことが大きな支えになったという。気に掛けてもらえることがどんなに心強いかと。そして乳癌が非常に女性にとってポピュラーな病気で日本人女性の9人に1人がなると言われ、毎年約9万人も罹患しているゆえに、検診を受けることの重要性を強調していた。

見て聞いて実に納得できた。実は青雲会で乳癌になった職員は私が知る限りでも少なくとも4人は上げることが出来る。9人に1人だからそれくらいいて当然だ。40代が多い。皆、治療をしっかり受け、亡くなった人はいない。

カールは30代からずっと毎年検診を受けている。それは若くして乳癌で亡くなった義姉を見ているからだ。そればかりでなく知り合いの30代前半の女性記者が子宮頚癌で亡くなったのを知りそれも毎年検診を受けている。胃や大腸は私が定期的に検査をしている。他人のそうした話を聞いたり知ったなら「それは自分にもあるかも」と他山の石にする姿勢が強い。これが大事なんだ。このスピーチを聞いた職員、こてる日記で知った読者も乳癌で死ぬことがないようにするにはやはり検診をきちんと受けるってことだ。当たり前のことを当たり前に実行する、癌で死なないための秘訣は驚くほど簡単なんである。

2025年7月27日日曜日

夏に家のお片付けの後は

外は暑いし、特に何の用事もないしで、日曜の今日はずっと家の中で過ごした。

和室の障子の張り替えをカールが前日までに済ませていてそれをはめ込む作業を二人でした。仕上がりは良好で、古い物を比べたら明らかに白さに違いがあった。↓「これを業者に頼んだらウン万円もしたはずよ」とカール。お顔がカールに隠れて見えないが↓のネコはゲンちゃんです。

あと、エアコンのフィルターの掃除もした。結構な綿ゴミが付いていてすっきりさせた。
終わってカール、足腰が凝ったとかで妙な運動をしていた。
で、夕方はまたヒトミンチョからのスイカだ。
甘さと水分とミネラル、これに冷んやりが相まって、やっぱり夏はスイカだぜー。

2025年7月26日土曜日

スイカ人間

土曜午前の勤務から帰宅すると、カールが「ヒトミンチョが来て田舎で作っているスイカをもらったわ」と見せてくれた。

あは、カールの顔とちょうどぴったりじゃないか。面長のスイカだねぇ。2個もらってそれくらいが今のこてる家にはちょうどいい。

ネコ好きのヒトミンチョはハナビを見て最初「あらゲンちゃん」と勘違いしたらしい。ゲンちゃんはその時2階にいて出て来なかった。ハナビはつんつんされても特に逃げたりはしなかったそうだ。飼い始めの頃だとまだ野良の習性でシャーとか言っていた気がするが、こてる家のネコらしくなってきたんだな。↓はヒトミンチョが撮った写真。

田舎ではスイカがまさに今がピークであちこちに配っているらしい。↓すごい!
夕食はカール手作りのゴーヤーとチキン、野菜たっぷりの料理だった。うむ、夏バテ対策バッチシだ。
これにスイカも食べてもう満腹。ちょうど熟れ頃で甘くて美味しかった。
今、夏真っ盛りだぁ〜。

2025年7月25日金曜日

昨夜の入院患者数は・・

朝の院長報告で「昨夜は6人の入院がありました」と聞いて驚いた。院外から木曜夜だけ当直に来るトマリンDrが対応していて一晩で6人入院とは記録的だ。うわ、驚いてばかりのヒマはない。その6人の担当医を決めてすぐに振り分けねばー。2人を私、2人をタクミDr、あと1人はもともとその人を担当していたダヒロDrに、最後の1人は脳出血の疑いがあるとのことでカワゼンDrに振り分けた。

受け持ったらすぐに入院指示を出さねばならない。私の担当した1人は診察したら熱中症で点滴されて症状改善しすぐにでも退院可能な状態だった。患者もOKですぐに退院指示を出した。もう1人は下血があるとのことで絶食点滴にして午後に大腸内視鏡を指示し、ようやく通常の外来業務を始めることが出来た。いつもより4、50分は遅れたが仕方ない。

記録を見ると、特に昨夜19時台に患者が集中し4人に対応していた。そして「救急依頼を断った記録」には19時20分に救急隊からの依頼を断ったとあった。理由は一言「対応出来ない」でどのような救急患者だったのかは聞いてもいなかった。救急隊も連絡を数回を取っていたようだが・・。

いや、これは仕方ない。18時台にも2人対処していてそれを1人のDrがやっているのだ。20時台にも1人来てその時点で5人入院、明けて25日に1人入院させていた。頑張り過ぎなくらいで、私だったらもっと前に「もう対応不可」と診察を断っていたかもしれない。後でトマリンDrをねぎらわねば。

さて下血患者はトマリンDrの見立てでは大腸憩室出血であろうとのことだった。確かに腹部CTでS状結腸に憩室が散在していた。下血、特に大腸憩室出血は私の担当だ。午後の外来を15時半ごろに切り上げて大腸内視鏡を始めた。直腸に新鮮血が付着していてやはり憩室出血かと思われた。出血源特定が出来ればいいがそうでないと再出血などその後の対応が面倒だ。S状結腸には憩室があり出血源ではないかと目をこらすもはっきりしない。内視鏡先端が下行結腸に入った時「あっ」と私は声を上げた。典型的な虚血性大腸炎の所見がそこにあったからだ。憩室出血ではなかった。虚血性大腸炎なら対処は簡単だ。1、2日絶食点滴にさせるだけで後はすぐに治る。ふう・・良かったぜ。憩室出血で出血源不明だとこの先何度も再出血しお呼ばれがあってもおかしくなかったしー。

そんなこんなで夕方17時ごろはゆっくりした時間が流れていた。その時間を利用し、8月9月の日当直表を院内LANに入力しプリントまで済ませてから帰宅となった。この時に思ったが、いつもよりそこまで忙しくなかったな〜と。朝最初の1時間はバタバタだったので忙しい日だったかと勘違いしていたよ。

2025年7月24日木曜日

社会の窓はエンジ色

午後はERCP、大腸内視鏡が済んで、わりと早めに検査業務が終えられた。内視鏡室スタッフらも仕事がほぼ終わり、後片付けなどし、私もゆったりとして椅子にもたれてぼーっとしていた。

すると、外来から来た手帖Nsが私を指さしこう言い放った。

「わぁ、こてるセンセイ、今日は赤いパンツはいている!」

えっ!?と股間を見る私。確かに下の検査着は「開いて」いた。

「わざとですか」「ばかな、開いているのも気づかなかったわー。それに赤じゃなくてエンジ色だってー」

↑の写真は後から再現して撮影してもらったものだ。冷やかす手帖Nsらを逆に私が撮影したのが↓だ。

実はベテランの内視鏡室専属の花ゆりNsも気づいていたが、奥ゆかしい彼女は黙っていたそうだ。言われなければ私はずっと社会の窓を開きっぱなしにしてたわけ。

帰宅後、カールにこのことを話すと「パンツははいていたのね。なら、良かったわ」だってー(笑)。

2025年7月23日水曜日

さよならアーロンチェア

朝、カールと二人で家の前の道路にソファと高級チェアを出した。粗大家具の引き取りを事前に予約しておいたのだ。ソファはまだ使えないことはない。チェアも座位部分のメッシュがほどけて修理すればまだ使えるかもしれない。しかしソファは大きくて居間に置くと邪魔がちでチェアも修理に何万もかかりそうってなことで廃棄処分をカールが決めた。

廃棄するのは有名なアーロンチェアだ。20年以上前に「長年使えるいい椅子が欲しい」と私にしては珍しく奮発して注文した。アーロンチェアは組み立てではなく完成品が送られるので、大きな箱に入ってやって来たのを思い出す。しかし2階の自分用の部屋を子どもたちに明け渡してからは1階のテーブル兼デスク用の椅子になりほとんどをカールが使用していた。それが20年ほど経ってへたり、ついにはメッシュに穴が空き使えなくなった。まあ20年も使えば寿命だったかな。

旧こてる日記で調べると、2001年12月1日に出ていた。
昨日初めて座ったアーロンチェア。確かに悪い座り心地ではないが、果たして値段ほどの価値があるのか。まだ今のところは評価できないなあ。自分にしては高い買い物かも・・とちょっぴり後悔の念が。その製品があったらまず最高級グレードは選ばないタイプだから、なんか慣れてないんだな。」とたったこれだけ。あの頃は日記も短いものが多かった。値段が13、4万だったと記憶しているが、高い買い物だったかなぁとびくびくしていたんだ。

今日は和室の壁修理などあり、それが終わったらこれまでのテーブル&デスクは私が使用する予定になっている。となればまた座り心地のいい椅子が惜しくなりそう。アーロンチェアかそれに近い椅子が欲しい気がするが・・今度はヘッドレストが付いたのがいいな。昔、第二内科の有馬教授が使っていたカリモクのチェアは素晴らしかった。うん?また24年前のいい椅子欲しい病が始まったかぁ?しばらくは現行の安いチェアを使ってみて我慢出来ない時は・・うふふ、その時はその時、また考えよう。

2025年7月22日火曜日

「クマを殺すな」だって?

カールが「北海道でこの前人を襲ったヒグマを退治したら、そこの役場に『なぜ殺すんだっ』ってクレームが殺到しているんだって」と教えてくれた。

7月12日に北海道の福島町というところで新聞配達を行っていた52歳の男性が倒れているのが発見され、その場で死亡が確認された。事態が動いたのは18日午前3時半のことで、福島町の住宅街にある藪の中で、ハンターによってヒグマ1頭が駆除された。男性が襲われた場所から、約800メートル離れた場所だった。駆除されたヒグマの体長は208cm、体重218kgで、8歳から9歳と推定されており、男性を襲った個体とは当初別の個体と見られていた。しかしDNA鑑定で4年前に老女を殺した個体と一致していたと判明、町民らは「(駆除されて)良かったですー」とインタビューに応じたりしていた。
それをだ。役場には『駆除しないでほしい』などの抗議の電話が殺到しているという。 取材に応じた福島町役場の職員が明かす。「今朝からですね、ひっきりなしに電話がかかってきています。20件くらいでしょうか。『クマを殺すな』という感じで動物愛護団体の方からや、個人の方などさまざまですね。こちらとしては『はい』『はい』とお話しをお聞きして対応している形です。強い口調で、『クマがいる土地に人間が住んでるような形なので、それでクマを殺すのはどうなのか』などとおっしゃる方もいらっしゃいました」。12日から18日までにトータルで約50件ほど電話があり、「市街地での発砲での駆除はどこで判断したんだ」などの意見もあり、そのほとんどが町外からの連絡だとみられるという。

いや、これは殺して当然だろう。何を言ってるんだのレベルだ。4年前にも人を殺し、また殺した。連続殺人犯じゃないか。4年前に襲われたおばあさんは上半身が見つからなかったそうだ。もうそのヒグマは人の味を覚えてしまっている。そういうクマを殺すなと主張する人は殺人犯を放置しておけと同じだと気づかないのか。クマは森の中、人は街の中で生活し互いに干渉し合わないのが理想だがそうはっきりと境界線を引けるものではない。人は人を守るべきだし、命を脅かす種に対しては殺すことも厭わないのが動物としての本線(本能)だ。北海道では30年くらい前からヒグマをむやみに殺さず保護する政策が採られてきたらしい。それで個体数が最近は増えているんだって。そうした背景もありクマのニュースをよく聞くようになっているのかもしれない。

北海道の町民らの意見は詳しくは知らないが、少なくとも今回の一件で「クマを殺すな」と抗議した町民はおそらく一人もいないはずだ。誰かが言っていたらしい。「そんなに言うなら北海道に来てここでクマといっしょに生活してみてー」あるいは「殺すなと言う人は自分で生け捕りにして飼育して欲しい」と。ぜひそれをやってもらいたいものだな。

2025年7月21日月曜日

寿司屋で知った驚愕の事実

働き者のカールは朝起きてすぐに庭の雑草&落ち葉取りに精を出していた。私はというと、のんびり朝5時からのドジャース対ブリュワーズ戦を見ていた。大谷はホームランを打つのにチームは勝てない。今日は守備ミス、走塁ミスなどが重なって5対6で負けてしまった。3連敗はちょっと痛いね。

カールは「2時間くらいしかやっていないのにもうヘロヘロだわ〜」とぐったりした様子だった。なんか悪いナァと思って「お昼は外食にしよう」って提案した。反対されることもなく午前11時ごろ家を出た。外食といってもあの店にしようってなかなか思いつかないのが私だ。3号線を下って行くうちに、ともかく天文館にしようと思った。いつものT-MAXボウルの駐車場に駐めて歩けばどこかに良い店があるはずだ。

ラーメン、そば、黒豚、豚カツなど思い浮かべていると、駐車場から歩くと喜鶴寿司が目に入った。「喜鶴でどう?」と言うと「いいわよ」と。店に入るとまだ十分に空席があった。ただ初回入店の人たちのを板前さんらが作っている最中なため、しばらく待ち席で時間をつぶした。で、注文もお昼メニューから私は「花にぎりセット」をカールは「地魚あら煮と手巻き寿司セット」を注文しておいた。
一見もの足らないかなと思ったが十分にお腹いっぱいになった。私はもう一品追加で「一本穴子(680円)」も食べたしねー。
で、今日の話題は寿司かというと、そうではない。実は入店してから帰るまでの間に、顔は見えないが他の客の会話がいくつか聞こえて来て、その内容にある種驚愕したんだ。

特に待ち席の時に中高年のおばさん数人の会話にはビビった。なんと「カーショーが・・」「ミジオロウスキーもいい」「バンダは?」「あ、私、バンダ大好き」というメジャーリーグの外人選手名が次々に出てきたのだ。前にも言ったがバンダはドジャースのリリーフのバンダ投手のことで中国に帰ったパンダではない、念のため。このおばさんたち、きっと毎日メジャーリーグの特にドジャースの大谷の試合を見ているんだろう。夜はワースポ&MLBもかな。私といっしょじゃない。ここまで大谷人気そしてドジャース人気も来ているんだ。

そして寿司食っている時にちょいと向こうの親子とおぼしき中高年のファミリーがいて一番高齢のおばさんが「5時から野球みていたから・・」ってセリフをしゃべていたのよ。うわ、この人も早朝のドジャース対ブリュワーズを見ていたんかい。いやはや、野球やメジャーリーグがそれと縁遠そうな年配の奥様方まで浸透しているとは・・ここまで大谷人気があるならば各有名企業が彼をCMに使いたがるわけだ。大谷が年俸を後払いにしても何も困らないのもむべなるかな。今回の寿司屋の会話には本当に驚いたわ!

2025年7月20日日曜日

お風呂は自宅で

実は昨夜、城山から帰ったら、近くの芦刈温泉に行くつもりだった。しかし、「浴室は今夜から使用OKです」とのお墨付きが出て久しぶりに自宅で入浴することが出来た。

カールによると「今回のお風呂は気密性が良くて乾燥機代わりにも使える」そうで「冬も暖かくして入れる」そして「壁がホーロー製で磁石付きのグッズを使える」とのことだ。

さらにシャワーヘッドは既製品を外し、特別に取り寄せたものにしたという。
メーカーはタカラスタンダードでパナソニック、LIXILやクリナップなどと比較したそうだ。「どのメーカーも上のクラスは質がいい。しかし中クラスくらいに落とした時にタカラがコストパフォーマンスが一番いいと思った」とのこと。これは沖縄の実家でもタカラ製にして良かったからだそうだ。ふむふむ、私はほとんど製品選びにタッチしていないのでカールの仰せのとおりってことだ。私は足元が以前のもの(パナソニック)に比べ滑りにくくて良かった。ただ温水があまり温かくないのでおかしいと思って説明書を読んだら「水と混合して使用するので給湯温度は50℃〜60℃にして下さい」とあった。だからかー。46℃から48℃にするとなるほどちょうどいい具合になった。

家での入浴は温泉のゆったり浸かり保温よく上がれるメリットはないが、都合50分かかるのが5分で終わり、いつでも気楽に利用出来るのがいい。乾燥機能についてはカールは「今日使ってみたら3時間くらいできれいに乾いていて良かった」と喜んでいた。これまでアイリスオーヤマの除湿乾燥機を着脱室で使っていたがそれは不要になったな。まあ、家のことはやはり主婦たるものの言い分を最大限に尊重すべしってことだ。

リフォームも後は和室の改修のみでこれは今週水曜に一気に済ますってことだ。これでようやく落ち着けるかぁ。

2025年7月19日土曜日

青雲会病院創業45周年記念祝賀会

夕方、タイトルにもあるように、18時から城山のホテルで病院の45周年を祝う会があった。以前は、2010年の30周年までは毎年7月に行われていたが、それ以降は全体で祝う会はなくなっていた。40周年時はコロナ禍真っ最中でそれどころではなかったしー。

最初に可愛いんだ理事長がスライドを使い、病院創立のきっかけのエピソードや病床増床時の経緯など節目節目の話を30分以上にわたって回顧した。終わって乾杯の音頭は事前に頼まれていた私が行った。ほんの少し噛んでしまったが、まずは滞りなく終えられ、久しぶりにアルコールをたしなみ、食事を摂り、その後は恒例の各テーブルの写真撮影で会場を回った。

4月で病院を退職されたラブカメ先生も久しぶりに顔を見せてくれ嬉しかったねぇ。各職員ら皆明るく楽しい様子ではあったが、写真はアップしないでおこう。20年くらい前かな、その頃は飲み過ぎて床に倒れてしまった女性職員もいて(今回はそんなことなし)それをまた旧こてる日記では顔を隠してアップしたこともあった。昨今はそんなことは許されないしー。

会の中盤はドキュメンタリー動画が流れた。実はこれに私も協力し、20年ほど前の可愛いんだ理事長の胃癌発覚のエピソードを語るインタビューを受けていた。さらに私が胃カメラをするシーンを撮らせてくれと言われそれも応じていたが、あ、ここで使っていたのかと合点がいった。私が検査中に可愛いんだ先生に語りかけたというと、直後に画面は可愛いんだ先生が「モニターを見たらこれは癌だ・・」と反応する様子が出て、今度は院長室でその後の様子を語る私がまた出てくる。ナレーションもプロがしゃべっていてほぼTVのドキュメンタリー同様だった。まあイイ感じで撮ってくれていてホッとした。最後あたりに先月19日にドローン撮影した45周年の人文字も出てきた。
きれいに仕上がっていて、暑さの中我慢していた甲斐があった。

20時過ぎからは最近恒例の青雲バンド演奏が始まった。ほぼ40分間演奏しっぱなしでさすがに大汗かいていたし、観客側の職員らもペンライトや光る団扇などでワーワーキャーキャーと盛り上がっていた。私は途中でえらく喉が渇いてなんどもソフトドリンクを飲みに行った。そして21時ちょい過ぎにはお開きとなった。以前はこの後は天文館に繰り出したものだが私はすぐに帰宅した。ここで無理すると疲労が後まで残るしー。他の職員らは一次会じゃ収まらず二次会に行ったんかな。まあともかくも15年ぶりの開院記念パーティーは盛会に終わったのだった。

2025年7月18日金曜日

院長室で大声を上げる

家の改修工事は夕方18時ごろまでやっていることが多く、私はあんまし早く帰宅するわけにもいかなかった。それで終業後に院長室でネットを見たり、天鳳をやったりして時間をつぶし、帰宅したらすぐにカールと銭湯という予定になっていた。今日はどこの温泉にするかな〜。

しかし、その院長室から18時7分ごろ「うわぁ〜!」と悲鳴とも歓声ともつかぬ大声が発せられた。驚いた鯛踊り看護部長は「院長先生、どうかしましたかっ?!」と院長室に駆け込んだ。こてる院長は「いや、四暗刻を上がったんよ」と。はあ?という表情の鯛踊りさん。「あはは、家の改修で夕方までやっているんですぐに帰れなくてさ、時間つぶしでネット麻雀していたの。おっきな手を予想外に上がったんでー」と言い訳したが、何も言わず彼女を引き返した。少々あきれ顔で・・。

それにしてもびっくりだ。相手リーチが掛かった時に私の手は三向聴のひどい状況だった。麻雀知らない人はそれがどういう状況か分からないだろうから、例えると、トラック1周400m競走だとして先制した相手はすでに200mくらい先を行っている状況だ。私は上がりは諦めてせめて相手の当たり牌を打たないようにするぐらいしかない状態だったのだ(下図参照)。

そして場は進み、安全牌ばかり切っていたところ、16巡目になり、手は一向聴にまで進んでいた。浮き牌の2索と8索のうち8索を引いて対子になり、なんと三暗刻トイトイ、つまりはツモれば四暗刻の手を聴牌したのだ。残りのツモは1回しかなく、相手に通っていないけれど2索を切って勝負した。聴牌しただけで奇跡やという気持ちだった。

すると上家が対面の切った4索をチーした。上家も聴牌を目指しているんだろう、終盤にはよくある動きだと私は思った。そしたら次の私のツモ牌が5ピンだったのだ。まさかの役満四暗刻の上がり。あまりの展開に大声を上げてしまったというわけだ。
後で牌譜を見ると、リーチ者の当たり牌は5、8索。危なかった。そして上家の動きがおかしかった。4索をチーしても聴牌どころか手を崩していた。しかしそのおかげで私に大物手が転がり込んで来たのだ。ラッキー!(→https://tenhou.net/3/?log=2025071818gm-0029-0000-878379df&tw=3&ts=1

帰宅し、今日は緑が丘の「みどり湯」に行った。私は初めて、カールは1回行ったことがあるだけの温泉だ。ここはコインロッカーは利用者全員が使用するシステムで無料だった。後で地図で確認すると、遠いと思っていた「たぬき湯」よりも実際は遠くにあった。一つ手前の団地だからと思っていたが意外だったわ。家の浴室は一応設置出来るているが、利用出来るのは明日か明後日だって。明日の夜は城山ホテルで青雲会病院の45周年開院記念パーティーがある。終わってまた銭湯に行くのは面倒だ。3日続いた銭湯通いも今夜までにしてくれんかなぁ・・。

2025年7月17日木曜日

温泉通いでちょいミス

さあ、今夜の銭湯行きは・・花野(けの)にある「たぬき湯」だった。「小野湯」同様、私は以前1回だけ子どもたちと行ったことがあった。ちょっと田舎道になろうかというところにある温泉で小さな崖に面した露天風呂もある。野菜売り場や本格的な大衆食堂もある地域密着型の温泉だ。カールが「うわ、野菜が安い」って言っていた。

値段は共通で大人460円だ。今日はごしごしタオルは忘れずに持っていった。男風呂と女風呂に別れる際、カールが「今日は何時に出る?」と聞いたので少し迷っていると「じゃー20時半ね」と言われ、その時の時刻を見ると19時半過ぎで「おい、1時間は長すぎだろ」と言ったが、その言葉を聞き終わらないうちにカールは女風呂に入っていてしまっていた。「ええー」とあっけに取られる私を番台のおばちゃんが「ふっ」って笑ってたな。

入れば、小野湯に比べて湯船は広い。気泡風呂や電気風呂、打たせ湯、サウナなどだいたい温泉の種類は似たようなものだ。露天は小野と比べずっと本格的だ。写真を撮れないのでホームページから露天の様子を↓に出した。右の湯船は水なので入る前に確かめておく必要がある。奥にサウナのがあるので露天水風呂になっているようだ。

30分ほどで湯船から上がり、体を拭き、貴重品を入れたボックスの100円コインが返還されると思って探るが出て来ない。昨日の小野湯では100円は使うが後で戻って来るシステムだった。ここも当然そうと思っていたら、別の客に「ああ、これは返ってきませんよ」と言われ、よく見ると「返還されません」と書かれてあった。げー!カールは使う前にちゃんと読んでいて使わなかったってー。いやーこれじゃー実質560円になるじゃん。

さっきの点を除けばなかなかイイ感じの温泉だったのになぁ。慣れない銭湯通いをすると昨日今日とちょっとしたミスをするもんだ。その点カールはそつがない・・と思っていたら、家に着いたとたん、「あっ!バスタオルがない。忘れて来たー」と。ぎゃはは、やはりカールでも慣れないことをするとミスるんだ。夕食がまだだったのですぐに取りに行けず、翌日、取りに行くも「もうなかった」だって。「上等なタオルだったのにぃ」と悔しがっても後の祭りとはこのことだったね。

2025年7月16日水曜日

「小野湯」へ

帰宅すると、浴室が全部取り払われ床下も壁も露わになっていた。カールが「床下にネコたちが入ってしまわないように廊下のドアをシャットアウトしているのよ。入れないように気を付けてね」と。うわ、確かに・・。

それと居間に設置していたエアコンの排水パイプが変な構造になっていて水がパイプにたまりやすい状態だった。「水が逆流してしまいますよ」と工事の人にカールは言われたが、それは毎年私たちが気にしていたことで、家の外からパイプつまりしないよう灰や垢のたまりを掃除していた。「下がっていたパイプを外壁近くで少し上げて外に出す構造」だったそうだ。で、今のうちに修繕してもらったという↓。そうすれば水は低きに流れる法則どおり「詰まることはまずない」そうだ。やれやれ。

毎日お風呂に入らないと気持ちが悪いので近くの「小野湯」に行った。カールやチッチは温泉好きなのでたまに行くことがあったが、私は町の銭湯に行くのは何年ぶりだろう。20年ぶりくらいかな。小野湯に限れば一度しか行ったことがなく、今の家に移ったばかりの1998年頃だったと思う。入浴代は大人460円とのことで、昔に比べればずいぶん高くなった。入る前にカールに「何時くらいに出る?」と聞くとだいたい40分後だって。いや〜20分でも長いと思うがナァ。しかしここは合わせないと。

で、入浴してすぐに大きな失敗をしたことに気がついた。なんと体をごしごし洗うタオルを忘れてしまっていたのだ。使い切りシャンプーや自宅のボディソープ、バスタオルは持っていったのだが、「カールがタオルはそこにおいてあるからね」と言ってくれていたのにうっかりしていた。ホテルの温泉などではそれらは全部提供されるし、以前は子どもらといっしょだったから自分が持っていかなくても共有できて困ることはなかった。7、8名ほどいた他の客に借りるわけにもいかず、手でソープをこすりつけ拭いた。しかし背中だけはうまくいかない。あー。気泡風呂で背中に泡を当て少しでもきれいになるようにってやったりしたわ。ただやはり温泉は気持ちいいね。30分ほどで出てカールが出てくるのを待った。その間なんだか肌がすべすべするのが分かったよ。

♪貴方は もう忘れたかしら
赤い手拭い マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
「一緒に出ようね」って 言ったのに
いつも私が 待たされた

二人で銭湯に行くと出るタイミングが難しいよな。「神田川」ではいつも女性側が待たされたが、「小野湯」だったら間違いなく男性が待たされるなぁとも思った。クーラーも効いていて10分ほど待つのはそんなに苦痛ではなかったがね。↓白いタオルを肩にかけて出てきたカール。
洗い髪が芯まで冷えて 小さな石鹸 カタカタ鳴った」ってこともなく、プリウスにいっしょに乗ってすぅーっと自宅に帰った。「神田川」の世界はすっかり今はない。明日も明後日もまた銭湯だが、せっかくだから小野湯以外にところに行こう。こんな機会でもないと温泉巡りも出来ないしね〜。

2025年7月15日火曜日

メジャーのホームランダービーに学ぶ

メジャーリーグのホームランダービーを見た。今年のオールスターゲームはブレーブスの本拠地ジョージア州アトランタで明日行われる。その前日に強打者8人が参加するホームランダービーはあり、2021年は大谷も出場した。3分間に出来るだけたくさんのホームランをかっ飛ばさなきゃいけないし、1回戦では上位4位に入らなくてはならない。そして打った本数で1位対4位、2位対3位が2分間の打ち合いをし、最後勝ち上がり同士で2分間打ち合う。

今年はパイレーツのオニール・デラクルーズがすごかった。150mクラスの飛距離のホームランを何本もかっ飛ばすんだもん。何本かは場外ホームランだった↓。

オニールは本数も1位で勝ち上がったが、準決勝は現在レギュラーシーズンンで38本も打っているマリナーズのキャッチャー、ローリー(NHK表記ではラリー)が彼に立ちはだかった。ローリーは1回戦は今一だったのがここに来て本領発揮し、ばかすかホームランを打った。バッティングピッチャーを元大学野球コーチの実父が、受け手のキャッチャーを年の離れた弟がやってファミリーで盛り立てていた。それに事前のメジャーリーグ番組で8歳の時に「ボクはホームランダービーで優勝するんだ」と言っているビデオが公開されていて、なんか応援したくなっちゃったよ〜。結局、その勢いで決勝も勝ち、幼い頃の夢を本当に叶えてしまった。
今日のアトランタのトゥルーイスト・パークではこのホームランダービーしか行われなかったが観客は4万人以上も集まり、試合と変わらない熱気だった。実際、見ていて面白かった。このイベント、優勝賞金は100万ドルだ。日本円にして約1億4700万円だよ。たった数時間のイベントでこれだけもらえるって名誉もだけど現実的な夢もある。総じてアメリカはメディア、マスコミをうまく使って盛り上げるのが上手だ。実は、メジャー通の福島良一さんによると、メジャーリーグ機構は敢えて言ってはいないが、ホームランダービーに使っているボールは糸をきつく締めるようにして普段より飛ぶように設定してるとか。日本はどうなんだ?今年のプロ野球はあんまり点が入らず投手戦(貧打戦)が多いようだが、ファンがある程度喜び、熱狂するようにボールの締め具合もプロ野球機構がちゃんと管理したらいいのにー。

この前の阪神巨人戦を見ても分かるように、観客はアメリカに劣らず入っているのだから、金銭的な規模が大きくなるようメジャーリーグを見習ってプロ野球全体を拡大する方向へ動いて欲しい。メジャーも労使問題で危機的状況があった後にチーム数拡大やルール、仕組みを毎年のように改善していき、30年前と比べ10倍くらいに規模が拡大している。私みたいにプロ野球よりずっとメジャーばっかし見ている日本人も最近は増えている。私も決して日本のプロ野球を見捨てたわけじゃないし、もっと隆盛するような方針で頑張って欲しいんだ。来年のWBCには今日のホームランダービー優勝者のローリーも本日出場を表明した。アメリカが本気を出しているゾ。日本よ、もっと頑張れ!

2025年7月14日月曜日

AIに対し偉そうにする

午後は大腸内視鏡が数件組まれていた。そのうちの1件に対して、オリンパスから「AI診断が出来る機器をぜひ試してほしい」と言われていて試行することになった。大腸の一番奥まで入れて、抜くときに大腸粘膜を観察する際に粘膜の異常があったらそれを指摘してくれるというものだ。設定は緩いのから厳しいのまであって「厳しめに設定するとしょっちゅうピンポンと音が鳴ってうるさく思われる場合もあります」とのことで「挿入時は鳴らさず、抜去時に鳴るようにして」と検査を始めた。

スムーズに奥まで入り、抜きながら観察すると、AIとほぼ同時に「あ、ポリープ」とその所見が目に入った。白い四角で囲まれた部位に異常ありますよということだ。↓。画面の淵が黄色いのはAI使用時にはそうなるとのこと。

いや、別にAI先生に指摘されなくてもこれは分かる。画面を拡大して観察すると・・ふむ、これは明らかに腺腫性ポリープで切除の対象になるな。
で、内視鏡治療を行い、さらに他にポリープや小さな癌はないか画面を見続けた。しかし、私もAIもそのポリープ以外は異常なしだった。いや、もっと小さなポリープがあったのだが、それは過形成性ポリープといって切除する必要のないポリープだった。そこに近づけてみたが、ほう、AI先生反応しなかった。これは立派だ。それを「これもポリープです」といちいち指摘されたら小言の多い「うるさ先生」にすぎなくなる。

そんなワケで「1回使っただけだがこれは使えるね」と私は「まずは合格」とまあえらそうに答えた。ただAIってのは進歩が早い。将棋や囲碁もあっという間に人間はおいていかれ、今やプロがAIを使ってお勉強する時代だ。いずれ私がAIに内視鏡所見のお伺いをたてる、そんな時代がもう間近に来ている。

2025年7月13日日曜日

改修を機に

キッチンの新調は終わり昨日から食事も作れるようになった。製品は沖縄の別宅とほぼ同じ仕様でカールは「全く違和感がない」と言っていた。
ただ、ネコたちには若干の違和感があるようでゲンちゃんなんか1回滑って床に落ちたりしていたよ(笑)。
キッチンが終われば、居間の壁の改修と浴室の新調だ。これが明日からのはずが水曜日からにずれ込んだらしい。その間は入浴やシャワーが出来ないのでちと頭が痛い。カールは「ジムで汗浴びた後のシャワーがあるから〜」なんて言っているが、私はどうしよう。病院にどこかでシャワー浴びるか、近隣の温泉施設にでも行くことになるか。自宅に体を洗うところがないのはとかく不便だ。子どもの頃はすぐ近くに銭湯があったものだがねぇ。

28年以上も使い込んだ風呂場も最後だからと写真に撮った。カールが聞いたところ「普通は15年くらいしか持ちません」とのこと。そりゃそうだろう。さびもあるし塗装は剥げているしでよう我慢して使っていたなぁ。↓ハナビもびっくりだ。浴室隣の脱衣所兼物干し場は改修のためタンスや用具を移動させ、何もなくてすっきり。
今回の整理で「いらないものはどんどん捨てましょう」とカールに急かされている。後で使うだろう、捨てるのは惜しいと言いつつも、1年どころか3年も5年もほとんど手を付けていないものが、確かにいっぱいあるわぁ。昔、「捨てる!技術」という新書がベストセラーになって私も買った記憶がある。なのにほとん活かされていないようだ。え・・著者の辰巳渚さんって7年前に交通事故で亡くなったって?52歳だったとか。いやはや生きておられれば私のような捨てるのが苦手なタイプを書物だけでなくネットやSNSで叱咤激励してくれただろうに。今回の改修を機に捨てるべきものは捨てよう。辰巳渚さんの代わりはカールがやってくれそうだしー。