2019年12月15日日曜日

ぎなた読みのソフトバンクの強打者とは

この間話題にした下ネタソング「金太の大冒険」、あれは日本語の言葉遊びの一種「ぎなた読み」をモチーフにしている。こう言ったら多くの人は「ぎなた読みって何?」と思うだろう。

これは「文章の区切りを間違えて読むこと、またはわざと文章の区切りを意図的に変えて読むこと」で弁慶読みともいう。なぜ弁慶なのかというと「弁慶がな、ぎなたを持って」と読むように、句切りを誤って読むことに由来するとのことだ。一般的に読字力・語彙力に乏しい子供が行う読書の悪癖のひとつとして知られるが、それよりも「金太の大冒険」のように意図的に使った言葉遊びも存在し、特にネット社会では誤変換することも多く、本人の文字認識とは無関係に「ぎなた読み」の文章が生成されることがあり、時としてそれらがスラングとなって意図的に使用される例もあるという。

一例として、「きのこる先生」「アフガン航空相撲」がある。

「この先生きのこる」は「この先、生き残る」にはどうすればよいか、という主旨だが「この先生、きのこる」と読み間違える人が居て、「きのこる先生」という独特なキャラクターが形成されているという。
「アフガン航空相撲」は「アフガン航空相撲殺される」(アフガンこうくうしょうぼくさつされる)という2ちゃんねるのニュース速報版に建てられたスレッドで「アフガン航空相撲、殺される」と誤読する人が続出したため、「アフガン航空相撲」なる架空の格闘技が存在するとするネタが定着したという。

以上はWikipediaに記載されていた内容だが、「金太の大冒険」にも触発されて自分でも作ってみることにした。

私はプロ野球はソフトバンクファンである。ダイエーが福岡に移転して以来だから30年以上になる。今はプロ野球はソフトバンクの天下でまことに気分がよろしい。いわゆるストーブリーグでもヤクルトのバレンティンを獲得し来季の打線の隙がないよう準備に余念がない。ただ打線も投手陣もこれで万全ということはない。ソフトバンクがペナントレースで優勝出来なかったのは8月9月の故障者や離脱で打線の破壊力が大幅に低下したせいだ。

で、ここから私の作ったネタだ。

ソフトバンクはバレンティンだけでは物足らず、新たに元大リーガーの強肩強打者の捕手を来年入団させるとの噂がある。名前をジョージ・マッケンジーという。このことを私は医局の隣の席の眼科ワラノDrに話した。「ワラノ先生、そのジョージ・マッケンジーって選手知ってます?」「え、知らないです。ドラフト指名ですかトレードですか」「そのどっちでもないです」「うーん、分からないなあ」「いやきっと知っていますよ」「若い選手ですか」「いや結構年食ってます」「ううむ・・」どうやら思い浮かばないようだった。

「ジョージ・マッケンジーは実は以前ソフトバンクにもいたことがあるんです。優勝、日本一の立役者にもなったことがあります」「ええ、ホントに?聞いたことがないなぁ」「はは、それなら大ヒントを教えましょう。これは、ぎなた読みで言ってしまいました。正しくはジョージで区切らずその次のマでいったん区切ってみて下さい」

ジョージ・マッケンジー→ジョージマ・ッケンジー→ジョージマ・ケンジー→ジョージマ・ケンジ

はい、その人は元ソフトバンクの捕手城島健司その人でした(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿