2014年10月6日月曜日

本質は言論統制にあるというのが分からないのか!

最近のニュースでこりゃひどいと思うのは韓国検察の産経新聞ソウル支局長の起訴、拘留だ。先月まで青雲会病院は産経新聞を取っていて記事を読む機会も多く、彼の新聞が右寄りで韓国に批判的なのはよく分かったが、朴槿恵大統領を揶揄した記事自体は何の問題もないものだった。名誉毀損?どこが!一国の長たるものはマスコミの批判を受けるのは当然でそうでなければならないとさえ言える。国民が自由に物を言えることが権力の腐敗を防ぐことにつながる。一国の首脳は筋違いの批判でも反論するなり甘んじて受けるなりするのが当たり前で権力でもって圧してはならない。

マスコミの権力監視力を封じるとろくなことにならないのは歴史が証明している。「大統領(日本では首相)は馬鹿だ」くらい言える国でないといけない。それが言えない国は言論統制をしいているとの同じで気楽な噂話でさえそんなことが言えなくなれば行き着く先は北朝鮮だ。大統領(王様)のお怒りに韓国の検察はひれ伏したのか。王様(大統領)のお怒りに家臣ども(検察)がご機嫌伺いよろしくご意向を組んで動く様はまるで朝鮮王朝やないか。儒教精神と500年の李氏朝鮮時代の名残は韓国国民に染みついていてそう簡単に取れないようだ。ま、あんな記事書いて死刑にならないだけでも北朝鮮よりはなんぼかマシってところだがネ。

それにしても韓国マスコミはダメだな。そもそも産経記事の元ネタは朝鮮日報だ。そこは何のお咎めもないのをいいことに産経批判に同調しているらしい。核心は権力のマスコミ言論統制にある。そこを批判せずにのほほんとしているとはいずれ矛先が自らに向くことも考えないのだろうか。かつて独裁時代に韓国マスコミは痛い目に遭っているというのに。

ついでに最近の朝日新聞批判についてだが、まあ慰安婦報道は以前から元ネタがおかしい証拠がないと言われていたにも関わらず、間違いを認めなかった朝日はよくないだろう。しかし朝日がなくなればこの国は良くなる式の論調には呆れる。そんな思考や態度が権力の増長を許し国を誤らせるのだ。日本は昭和時代の軍部の独走を防げず戦争に突入していき、マスコミも軍に同調する記事で国民を煽った。言論統制はそれくらい怖いことなのだ。この頃の朝日叩きの風潮に乗って元朝日記者の勤務先の大学に脅迫文が相次いで届いたというケースもあったとか。ただ、朝日以下新聞各社はこれに敏感に反応し、こうした態度を許すなで一致していた。産経ですら「大学に脅迫文 言論封じのテロを許すな」と題した「主張」を掲載し、「報道に抗議の意味を込めた脅迫文であればこれは言論封じのテロ」「言論にはあくまで言論で対峙(たいじ)すべきだ」と訴えまっとうな対応をしている。毎日新聞は社説で「大学への脅迫 看過できない卑劣さ」で、今回の事件の背景には「一部の雑誌やネット上に広がる異論を認めない不寛容な空気がある」と指摘。「ヘイトスピーチ(憎悪表現)にも相通じる現象だ」としている。

まだまだ日本のマスコミは信用してよさそうである。

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