2024年10月9日水曜日

ギボヒサコ、なぜかお役立ち

昨日、ギボヒサコの入所先から「ベッド下に落ちて頭部を打った。こぶが出来ている」との連絡があった。担当医から「念のため頭部CTまで撮った方がいい。以前の画像のある青雲会病院での撮影がよろしいのでは」と打診があり、私もそれに同意した。意識もあるしほとんど問題ないのだが、年配の人はごく稀に頭蓋内に血腫を作るケースがある。打撲直後はなくても1、2ヶ月経ってから出現するケースもあるが、いずれにせよ現時点での状態は把握しておきたい。

カールが施設のソーシャルワーカーに連絡し、鹿児島市内の介護タクシーに頼み、午前10時前には病院に着く予定とのことだ。私は電カルにCT撮影指示を出し、タクシーが病院に着いたらすぐにCT撮影に運ぶよう外来スタッフにも連絡しておいた。で、いつものように外来業務をしていて「ギボヒサコはまだ来ないのかな?」とずっしり師長に尋ねると、「あら、もうCT室に行っていますよ」と。「えへっ、もう?早いなあ」そして10時前にはカールを呼んで「予想通り頭部画像には特に問題はない」と説明し終えた。

私は介護タクシーは待機してくれていると思っていたが、カールに「それがこんなに早く終わるとは思っていなかったようで、昼の13時ごろにまた来るといってもういないの」だって。いやはやそれは困るねー。姶良の以前利用した介護タクシーに変更してもらうことになりそう。で、カール曰く「その運転手さんに名刺をもらったんだけど、なんとご近所さんだった」そうだ。我が家と同じ通りの人だった。セージの一つ上の学年だったらしく「あ、セージ君のお母さん」と分かってくれたとか。で、その彼の携帯へ連絡し変更を承諾してもらった。

カールはしばらく待機する羽目になったが、実はナミコさんという90歳を越える人が私の外来待ちの患者さんの中にいた。ナミコさんはご近所のマエコさん同様以前から私の患者さんで二人して中元歳暮を毎回送ってくれるんだ。それでカールはお礼の絵手紙を送っている。何年も前から知ってはいた会ったことはない。せっかくのこの機会、私がカールにナミコさんを教え、待合で挨拶をしてもらった。これはお互いに良かったねー。約30分後にようやくナミコさんの診察になった時、「奥さんはお若くて綺麗でー」と言ってくれたが、私が「え、もう結構な年なんですが」というと「え、そんなには見えなかったー」と言ってくれたよ〜。

この後、ギボヒサコは救急外来室で待機しているとのことで、外来が一段落した時にせめてお顔を見に行こうとしたが・・「あら、つい今さっき、介護タクシーに乗って行ってしまいましたよ」と外来看護師に言われてしまった。あらら。でも人と人のつながりを深めることが出来たのはギボヒサコのおかげでした。ありがとうさん(⌒о⌒)。

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