ワールドシリーズ第2戦を見つつ、鹿児島トヨタにプリウスの定期点検に行く準備をした。本来ならじっくり観戦したいが、何ヶ月も前から今日の朝10時に予約をしていたので変更は出来なかった。トヨタに着く直前に1ー0とドジャースリードの状況でヤンキースのソトに山本はホームランを浴びてしまった。キャッチャーは外角に構えていたのに中にボールが入ってしまった。「外」に投げなきゃ(笑)。ただソロホームランだったのは不幸中の幸い、まだ同点だ。
車を預けた後、新しくなった社屋のロビーに行くと大画面でワールドシリーズの放送をやっていた。ふむふむ、これなら自宅にいるのとほぼ同じだ。トヨタの営業マンがいろいろ語りかけてきたが、私はずっとTV画面を見たままで適当に返事をしていた。そのうちベッツのヒットの後、テオスカー・ヘルナンデスが2ランホームラン!「おお、やったー」と営業マンそっちのけで歓声を上げた。その次のフリーマンも昨日に続いてホームラン。4ー1とリードだ、今日も勝てるぞー。後はヤマモローの投球次第・・これがすごくてヤンキース打線を寄せ付けない。1時間以上観戦して点検終わったプリウスを引き取り、いい気分で今度はいつもの散髪店「スピードカット」に向かった。
駐車場に着くと、ちょうど大谷の打席だった。これを見てから店に入ろう。しかし大谷は四球で歩かされた。この後、盗塁もあるかもなと思いつつ、店内に入った。だから、試合後になってもあんなこと(大谷負傷)になっていたなんてしばらく知らなかった。
14、5分で散髪が終わる頃、今日の担当は年輩のおじいさんでやたら私に話しかけてくる人だった。世間話や今日の衆議院選挙などの話題、そのおじいさん、最後に「物価も高くなっているし、この世の中、今後はもう良くなるってことはないでしょうねぇ」と語りかけて来た。それまで適当に相づちを打っていた私は「それは・・私はそうは思わない」と反論した。「基本的に世の中は良くなっていると思うんですよ」「昔を思い出してみて下さい。今の世の中の方がほとんどすべて良くなっている。子どものころは今よりは良くなかった」「それに日本はずっとこのところ戦争がないしー」さらに最後「散髪屋にしても、ついこの前までは値段は高いし、予約は必要だし、時間も1時間くらい取られていた。でも今はここのような散髪屋が出来てずっといいです」と感謝すら述べて店を去った。おじいさんはちょっと面食らったような表情だったけどね。
まあ物価を言えばちょっと前の方が良かったかもしれない。でも今よりはるかに物価が安かった昭和の終戦後あたりと比べて、あの頃の方が本当に良かったの?と思う。物価はどんどん上がっているけど給料もどんどん上がるのが経済の法則なんだろ。ここ2、30年の日本のデフレ基調は例外的に変調だっただけかも。物価はともかくもほんの20年前を考えてもそのころは誰もスマホなんて持っていなかったしインターネットもあったがそれほど普及していなかった。そんな少し前ですら今の方が世の中良くなっていると分かるじゃないか。
基本、世の中は良くなっている。私はそう思うタイプだが、それって楽観的すぎるだろうか。
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