つい最近の報道では「新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月〜24年4月の1年間で、死者数が計3万2576人に上ったことが厚生労働省の人口動態統計で分かった。季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナの類型を引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、今も多くの人が脅威にさらされている」と警鐘を鳴らしている。そう、高齢者にとってはまだ相当な脅威なのだ。
3週間ほど前、当院のソーシャルワーカーで元外来看護師長のホントださんがコロナに罹ってしばらく休んでいた。本人によると。休日の当番医を受診したら「今は新型コロナは風邪みたいなもんだから」と言われて葛根湯しか処方してもらえなかったそうだ。彼はワクチンは打っていなかった。そしたら発熱や咽頭痛だけでなくその後呼吸困難も起きて、後で当院で調べると肺炎まで起こしていた。本人は「入院をしたいくらいだった」そうだが、あいにくタイミングが合わず外来治療のみで済ませられ、改善するまで3週間近くを要した。本当にきつかったという。私より1歳下のほぼ高齢者なのできちんと抗ウイルス薬を服用しておけばよかった。
というのも、ホントださんに続いて、とっくん薬局長もコロナに罹った。彼もアラカンだ。コロナと分かって実質1万円以上もするコロナ治療薬ゾコーバの処方を希望し服用した。そしたら「ほとんど発熱もなくてそれこそ軽い風邪くらいですぐ治りました」だって。ホントださんが聞いたら自分との違いに切歯扼腕(せっしやくわん)したことだろう。
新型コロナ、いまだにナメてはいけないんだよ〜。
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