ドジャースは7月8月は主力の怪我などで勝率も半々で強いチームには負け越すことも多かった。今年は無理だろうと思っていたのに、9月の特に後半は大谷は絶好調、それにチームもまとまってきて強豪相手にも負け越さず首位を明け渡さなかった。去年までのドジャースは9月に早々優勝は決めるけれど、肝心の10月に入った頃は勢いがなくなって最初の地区シリーズでコロッと負けることが多かったのに、今年は10月に向けて加速していった印象が強い。投手陣に怪我が多く先発が故障明けのヤマモ〜ロ(山本由伸)、デトロイト・タイガースから移籍のフラハティ、2度目のトミージョン手術後のビューラーしかいない事態に陥っていたが、ブルペン陣は調子を取り戻していた。
私はこの日記で10月1日に「・・ずっとドジャースの試合を見ていて、投手崩壊とか主力打者離脱とかあっても結局シーズン98勝を上げ勝率1位になったのはすごいと思う。それに9月後半はリードされても後半逆転したりチーム全体に勝利への執念を感じた。一つ一つのプレーに「勝つためにはどうすべきか」という態度が選手全員に浸透している気がした。それは去年までのエンゼルスにはなく、かつてのヤンキース(1990年後半から2000年前半ごろ)に私が感じたものと同じものだ。9月末まで優勝争いをしたということも、以前のように9月半ばで優勝を決め、中だるみからポストシーズンでは調子が上がってこないという悪癖が出ないですみそうだ。日本時間10月6日からのポストシーズン、楽しみでならない」と書いた。
そして一番のキモは最初のパドレスとの地区シリーズと見ていた。10月6日の日記では「・・私の見るところ、実はパドレスはナ・リーグ、ア・リーグ通じて最強チームの一つなんだ。ドジャースはここで負ける可能性がある。事実2年前もそうだった。ただ、ここを勝ちきれば先が見えてきそうな気もする」と記した。実際1勝2敗と先に王手をかけられたが踏ん張り3勝2敗と逆転した。まずまず予想は当たっている。パドレスに勝ったことでそれよりは弱いメッツには勝てると思ったし、そしてワールドシリーズ、ヤンキースにも勝つ可能性は十分にあると思っている。私の予想は4勝2敗でドジャースの優勝だ。
今となってはポストシーズン直前にTVやネットでメジャーリーグ通のジャーナリストや元プロ野球選手、ファン、芸能人などが各シリーズの勝敗予想をしていた。私がそうかなぁと思ったのが、多くの人が「ナ・リーグはフィラデルフィア・フィリーズが優勝」と予想していたことだ。私は9月のフィリーズの勢いのなさからきっと勝ち上がれないと思っていた。みんなシーズン前半の成績に引きずられているんだよ。シリーズを勝ち上がるかは、ポストシーズン直前のチーム状態が一番大事なんだ。あのメジャーリーグジャーナリストAKI猪瀬氏は「日本人のドジャースファンには悪いけどドジャース対パドレスはパドレスが勝ちます。そのパドレスも勝ち上がってくるフィリーズには負けます」としたり顔で言っていた。石橋貴明など猪瀬氏を自分のラジオ番組に招き「メジャーリーグジャーナリストではなくメジャーリーグ漫談家」と面白おかしく紹介するくらいで、特に昨年末の大谷の移籍報道で「エンゼルス残留です」と自信たっぷりに言って大恥かいた経緯もある。まあ、自身が「こうは言っても私の予想はたいてい外れるのでドジャースファンのみなさん心配しないで」と分かってはいるようだが。その石橋もフィリーズを予想していた。元メジャーリーガーの五十嵐亮太も去年までワースポ&MLB司会の山本萩子アナもフィリーズだった。みんなフィリーズ。私は「??」だった。↓石橋貴明とAKI猪瀬。まあ、予想するのは楽しいよ。旅行でも行く前がああしようこうしようと考えるのが楽しいし、大きな買いものをする時も買う前が楽しいよね。そうそう、AKI猪瀬はさっそくワールドシリーズ予想をやっていて「4勝3敗でヤンキース優勝」と言っていた。やったぁ!(笑)。ドジャース対ヤンキースの決戦は日本時間の10月26日午前9時8分からだ。始まってからではなく始まる前に予想しあって今年最後のベースボールシリーズを楽しもうぜー。
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