2018年11月8日木曜日

日米野球26年の差って何ですか

近々、プロ野球のサムライジャパンとMLBの試合があるらしい。それで今夜は前座の意味か巨人対MLBが組まれていた。これは普通に巨人が負けるだろう。何?原新監督のデビュー戦だって?あはっ、思い出したぞ。あれは1992年の秋の今頃、今回と同様にメジャーのスター選手がやって来て最初の試合が巨人単独チームとだった。

私は偶然のタイミングで学会で東京にいて、夜は時間があったので一人で東京ドームに観戦に行った。目当ては当時ゲームのファミスタで知っていた大リーガー選手たちだ。ところがマスコミや球場のファンは久々に(12年ぶり)長嶋茂雄がユニフォームを着るいう興味が主だった。長島がウィンドブレーカーを外し背番号33が見えると「うぉー」と歓声が響いたが私は少々しらけ気味だった。何よ、監督を見にわざわざスタジアムまで来たんじゃないだろう。野球は選手が中心で監督やコーチは重要ではあるがそもそも裏方、選手より目立ってどうすんのって。メジャーリーガーには数年前まで阪神にいたセシル・フィルダーやケン・グリフィーJrもいてこいつらがばかすかホームランを打つこと打つこと、花火大会さながらだった。対して巨人はロジャー・クレメンスを全く打てず確か篠塚のヒット1本だったような。見せ場も長島監督がヒットエンドランのサインを出したことくらいか。決まらなかったけどな。試合は11ー0で終わり、それがメジャーオールスターと日本の球団との差だった。

今回も原が巨人の監督復帰というパターンが同じだ。試合は9対6でメジャーが勝ったけれど巨人も善戦した。26年前のあのころ、まだ野茂英雄が海を渡ってメジャー移籍する3年前で今回松井秀喜がメジャー側のコーチとして帰ってくるなんて時代が変わったというか・・。この時松井はまだドラフトを待つ高校3年生だった。メジャーの試合が日常的に見られ、日本人選手もあちこちのチームに所属しているなんて当時は全然考えられなかった。ネットや携帯を利用している人はほとんどいなかったし、四半世紀という年月はそれくらいの違いを生むほどの長さだって今日の日米野球を見て思うことだった。

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