2014年7月9日水曜日

歴史的ゲーム

前夜10時過ぎには床寝してしまい目が覚めたのは3時頃だったか。天鳳を一半荘して時間つぶしているうちに午前5時になった。いよいよとブラジル対ドイツのW杯準決勝をまた床寝して観戦する。ブラジルの選手たちが気合い入って積極的にボールに絡もうとしているのが見てとれた。私は1982年のイタリア大会以来ずっとブラジルを応援している。上手くて強くて面白いからだ。開催国が優勝するケースも多々あって19回中6回ありかなりの確率で今回はブラジル優勝だぁーと思っていた。その最難関がこのドイツ戦でここを乗り切れば優勝出来る。ネイマールがいなくてもどうにかなると半ば期待していたのだが・・。

ボールには絡むけどフィニッシュまで行けない。ドイツの選手の動きが効率がよく防御からすぐに攻めに回っている。そこを必死でブラジルが巻き返そうとしている。そこにドイツの初めてのコーナーキック。あれ!ミュラーがノーマークになってあっという間にドイツが先制点だ。あいちゃー。このあともブラジルはボールに触るもほとんど決定機を作れない。ネイマールがいれば少しは見せ場があったろうに。そしてドイツにうまく崩されクローゼが得点、ロナウドの通算得点記録を更新するおまけまでついた。ここでほぼ終わり、ドイツの勝ちだ。ブラジルは国民のプレッシャーがあり勝たねばどうしても勝たねばでこのあとも攻めに意識が傾き守備が崩壊しまるで中学生の試合のようにぼろぼろと得点され0ー5になった。自国開催の超プレッシャーがなければこうまではならなかっただろう。がっくりきた私は眠気もありどろどろと夢うつつを過ごし後半はほとんど見ていなかった。それでもブラジルは必死に攻めたようだがそこはGKノイアーががっちり守ったようだ。前回大会MVPをフォルランだと予想し当てたので今回もしておこう。ドイツが優勝するしないに関わらずノイアーだと思う。彼は守備範囲が広くそこまで飛び出すのかと驚くくらいでしかもその判断が的確でスピーディーだ。今回ドイツは攻撃陣が数人バランス良く機能しMVPを得点王候補のミュラー一人には絞りにくいのも選出に有利とみる。結果1ー7か。W杯では見たことないスコアだよ、しかもあのブラジルがー。

病院で朝、ヒラメグDrと話しすると「あ、あのGKかっこいいですよね。ドイツはみんなイケメンですよ。ブラジルなんかと違って顔面偏差値が高いですよ」とやっぱりそこを見るのかと思ったが当たっているので仕方ないわ。ドイツって他の国の選手と違い規律が取れているというか、プレースタイルだけでなく髪型などもきちっとしている。入れ墨もしていないかしていてもさほど目立たないようにしている。ありゃ国民性だろうな。かつてパワーとゲルマン魂で押しまくり活躍したのち一時低迷したものの若手育成に力を入れテクニックに優れた選手が輩出しいる。彼らが戦術に長け規律を守り動けばなかなか負けはしない。かつてイングランドのストライカー、リネカーが吐いた名言(迷言?)がこのところよく取り上げられる。

「Football is a simple game; 22 men chase a ball for 90 minutes and at the end, the Germans always win.」
訳「フットボールって単純なゲームさ。22人の選手が90分ボールを追いかけて、そして最終的にいつもドイツが勝つスポーツだ。」

W杯や他の大会でもドイツの成績は圧倒的だ。何大会連続ベスト4入りしているんだ?今回リネカーはこんなことを言っている。
「もう半世紀近くサッカーを見てきたが、私が観戦した中でもこれが最も桁外れで、圧倒的で、 途方に暮れる試合だ」
おそらく語り継がれるであろうW杯の歴史的試合だった。ブラジルが今後さらに活躍するならばこの試合前と後に分かれるくらいの。

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