2014年7月28日月曜日

殺人少女

明け方、夢を見た。変な夢で、私が昔住んでいた自宅兼旅館の前の道路で酔っ払い上半身裸になっていて財布がない財布がないと慌てふためいていたのだ。結局財布が見つかる前に眼が覚めた。ふぅ、いったいどういうことだ?

さてそんな夢とは特に因果関係はないが、佐世保の女子高生の同級生殺人事件には驚いた。15才(事件2日後には16才)の女子学生が単に殺したいという欲求に身を任せるいわゆる快楽殺人を犯すとは。

今からちょうど20年前、私はベストセラーとなった「FBI心理分析官」を読んだのをきっかけにこの手の本を漁るように買い求め読み尽くした。1年ほどで40冊か50冊くらいは読んだか。最後は飽和状態になりパタッと読まなくなったが・・。その後、神戸連続児童殺傷事件で日本の中学生がこんな事件を起こすのかと衝撃を受けたが、今度は女子という点にまさに驚いた。というのも連続殺人犯や快楽殺人犯はほぼ男性に限られるからである。「FBI心理」でも最初にそこを指摘している。なぜ殺すのかといえば殺す瞬間に性的絶頂を来しそれが忘れられず殺人を繰り返すのだ。射精する犯人も多い。神戸の「酒鬼薔薇聖斗」も射精していた。彼は男の子の首を校門に飾ったときも「性的興奮は最高潮に達し、性器に何の刺激も与えてないのに、何回もイッてました」と述懐している。サディズムと性が結びつき(暴力=殺人と性的興奮を感じる脳の部位は近いところにあるらしい)小学生くらいから小動物を殺すことに始まりやがて猫になり性衝動が増すころ(通常は20才前後以降が多い)に事件を起こす。「神戸」では中学生という若さに驚いたが少なくとも犯人は男性だった。一般に性衝動は男性に起こやすいのは誰もが知っている。今回、それが女子に起きたとは本当に信じがたい。

私は思うのだが、この少女は実は心理的には男性、性同一障害ではないだろうか。自分のことを「ボク」と呼んでいたとかスカートはほとんどはかなかったというし、そう考えれば納得がいく。なぜにこうした殺人衝動が起きるのかはまだはっきりと分かっていないが、現実に14、15才くらいから極めて稀な確率で男性にはそうしたモンスターが現れるのは事実だ。その後の報道で身近にいた父親もバットで殺そうとしたし、なついていた母親ですら殺意を持っていたがかろうじてこらえたというからまさにモンスターだ。今後もこの手の犯人が出て来ず訳もなく殺される人が二度と出てこないように精神鑑定いやもっと突っ込んだ研究をして欲しい。殺人少女の親もなぜこんな子が生まれ育ててしまったのか分からないし、知りたいはずだ。しばらくこの事件の衝撃で考えこんでしまっている私も本当に知りたい。

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