2025年5月28日水曜日

「怪我の功名」ってか

カールの友人の、さらにその友人の話。

その人は50代の男性で今開催中の関西万博のチケットをけっこう前に買っていたらしい。そして日にちに合わせてホテルの予約まで完了、家族みんなかなり楽しみにしてたそうだ。ところが、出発の2週間前にまさかのアクシデントが起きた。なんと、足の小指を骨折。これ、私も10年くらい前にやったことがある(2104/5/12「左基節骨骨折」)。いや、小指って地味だけど、歩くと痛みがヒシヒシ・・結構つらい。で、万博の会場ってとにかく広いはず。こんなんじゃ楽しめないかも・・って一時は行くのを迷ったらしい。でもまあ、せっかくのイベントだし、家族のこともおもんぱかり、なんとか行くことにしたとー。

で、結果どうだったかというと・・・これが思わぬ展開に。

そのままじゃ移動が大変なんで車椅子を使うことにしたんだそうだ。それでなんと障害者扱いになったことで、パビリオンとかも優先的に入れるようになって、他の人たちが炎天下で行列してる横をスイスイ通過。結果的に普通の人の倍くらい見て回れたんだって。
本人もまさか骨折でそんな展開になるとは思ってなかっただろうけど、結果的には「来てよかった、ありがとうお父さん」ってなった。優先ルートでストレス少なめだし、何より家族が満足そうだったのが救いだったとか。骨折は痛いし不便だし、喜んでなるもんじゃない。でも、その状況を逆手にとって楽しむ方法があったってのはなんか生きてゆく上でなにがしか参考になるというか、物の見方は柔軟であるべきというか。

 ちなみに私は「禍福はあざなえる縄のごとし」って言葉も思い出した。中国の故事から出た言葉で。いいことと悪いことは交互にやってくるみたいな話だ。たぶんその人も、次はまた何かやらかすかもしれないし(失礼)、でもまたそこから何か得るかもしれないしー。とりあえず、「あーあ、ツイてないな」ってことが、ちょっと視点を変えると「むしろラッキーじゃん」ってなることもあるんだってことやね。

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