このところちょいとばかし私を悩ませているのが、年に一度の病院の業績報告冊子「年報」に寄稿する文章作りだ。総務の畠鏡さんから頼まれたもので「年報の冒頭は可愛いんだ理事長の年頭所感ですが、その次にこてる院長のこの1年を振り返っての一文が欲しいです」と。ううむ、院長ともあればその手の文の掲載はよく聞く話だ。だが、毎日ブログを書いている私でもそんな文章は書いたことがない。しかも院長という立場で何か書いて欲しいとなるとどうにも書きづらい。
で、こてる日記同様、私の関心事などを職員が興味を持てるようにアレンジして書き連ねるか、はたまた一般的なかしこまった文章にするか、迷っているうちに1ヶ月以上が経過して、締め切りまであと数日となったのだ。
で、ハタと思い立ったのがAI、ChatGPTを利用してみることだった。以前もこてる日記をChatGPTに書かせたことがある。でも修正をしたり、私の文体に直したりして結局時間もかかるので特に利用することはなかった。でも、いかにもかしこまった院長らしい文章にしようと思い立ったので、今回は利用することにした。ChatGPTに私の立場をまず知らせ、1年を振り返っての書きたい事柄を箇条書きのようにして書いていった。それをらしい文章にしてちょーだいなと依頼したのだ。
すると、最近のAIはすごいな。「・・これらを元に、格式を保ちつつも温かみのある文章を作成します。負担にならない範囲で構いませんので、思い出すままに箇条書きで教えてください」と返事があり、投稿するとかなり自然ないかにもらしい文章を提供してくれたよ。ちょっと丁寧すぎる文体が一部にあったのでそこは修正したが、ほとんどわずかである。年報が出来上がるのはまだ数ヶ月先だと思われるが、日記には一部を紹介しよう。
「1年を振り返って昨年4月に院長を拝命してから、早いもので一年が経ちました。この間、地域の中核医療機関としての責務を改めて実感するとともに、多くの学びと気づきのある一年となりました。
地域連携の強化を目指し、近隣の医療機関との交流や見学、懇親会などが増えたことは、大きな意義を感じています。各医療機関の特色や取り組みに直接触れ、私たちの病院との違い、学ぶべき点を知る機会にもなりました。そして何より、私たちがこの地域で患者さんを共に支え、見守っているという連帯感を強く持つことができました。
また、毎朝、各部署からの業績報告や課題、職員に関する情報などを受け取り、それらに対応することに努めてきました。すべてに十分な対応ができたとは言い切れませんが、病院全体の声を聞き、それを次の行動に結びつける重要性を改めて痛感しています。
(残り半分は省略・・・・・・)」
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