昨日の夜は、空港から団地のセブンイレブンに寄って弁当を買ってから自宅に帰った。その時に弁当や加工食品、カップ麺などの食塩量をチェックしてみた。
弁当のだいたいは食塩3g台が多かった。やはりあのNewDaysの8g台は異常というくらいの高食塩量だった。カップ麺のカップヌードル、カップスターは3gの後半台が多く、焼きそばになると5g台が多い。ただ焼きそばUFOの大盛になると7.6gとほぼ8gにもなり相当な食塩摂取になる。たまに食べるくらいならよいが毎日のように食べていたら血圧上がりまくりだろう。日本人の食塩摂取量は20年ほど前は1日11g程度と知っていたが、徐々に下がってきて男性10g女性9gほどになってきているという。それでも推奨される6〜7g台にはまだ遠い。そんな状況なのにあんな高食塩弁当なんか食べたらたった一食でオーバーだ。だから加工食品や弁当中心の生活だと塩分取り過ぎになりやすいってことだ。外食も一般に塩分量は多い。外食ラーメンを毎日食べている人って大丈夫なのかしらん。しかし過去にはもっと恐ろしいデータがあってそれは昭和10年(1935年)の秋田と大阪の食塩摂取量だ。前に紹介した本「10000人を60年間追跡調査してわかった健康な人の小さな習慣」にあったもので↓を見て欲しい。秋田の塩分摂取量は10g20gどころではなく驚異の44.8g!だ。当時の大阪は26.2gで今からみれば多いが秋田ほどではない。これは東北では野菜が取れない長い冬の間塩漬けにして保存しており、それにくらべ大阪ではダシ文化で塩分をさほど入れなくても大丈夫だったからということがある。当時の食事は動物性食品のおかずが少なく漬物に白米をたくさん食べるというもので、冷蔵庫がなく塩蔵食品がかなり多かったためとんでもない食塩摂取量になっていたわけだ。当然、高血圧ばかりで当時でいえば脳溢血、今の脳出血が多く、トイレも家の外にあったから冬にトイレに行ったらそのまま倒れてあの世行きというケースが多かったのだ。昭和40年代から減塩の必要性が叫ばれ徐々に下がってはきたもののずっと1日平均10gくらいが続いている。塩分の使われる動物加工食品(ベーコン、ハム、ソーセージなど)や弁当、加工食品の利用などが普及している影響と思われる。毎日降圧剤を飲んでいる私はできるだけ薄味のものを摂るようにしている。今回の一件で安易に弁当や加工食品に頼らないようにしようと思ったよー。
0 件のコメント:
コメントを投稿