昨日とは打って変わって空はきれいに晴れていた。今日は「秋田方面にドライブしに行く」これだけは決めていたが、8時過ぎからドジャース対ブレーブスがあって山本由伸の好投もありしばらくTV観戦していた。おおよそドジャースの勝ちが見えてそろそろ出かけようとなった。
まずは秋田の田沢湖を予定していたが、少し回り道して昨夕の小岩井農場近くの一本桜をもう一回見に行こうと私が提案した。今日は盛岡の外れから見える岩手山が非常に鮮やかでそこからの菜の花との共演も 素晴らしく、きっと一本桜とのコンビもいいに違いないと思ったからだ。
いやー、やっぱり来てよかった。何にも背景のなかった一本桜に青空と岩手山が加わりさながら一幅の絵画だ。残雪と桜(エドヒガンザクラ)はこの時期だけのもので1978年に農道が作られてから一般には知られるようになったということだ。観光客もそこそこいて誰もいなかった雨の昨日とは大違いだった。車は雫石町に入り、どこで昼食を摂ろうかと話をしていたら、チッチが「近くに自分が好んでいくピザ屋がある」というので「ピザ、いいじゃない」と急に決定した。私やカールは事前に詳しく予定を立てないからこそのシチュエーションだ。「ソウルキッチン」という店でアメリカやイタリアで修業してきたオーナーが様々なピザを提供している。人気の店かつGWゆえに「30分から1時間は待っていただきます」というのでそれでもOKとチッチにピザの注文を任せた後、いったん店を出て周囲を散策した。店に着いた時からすぐ近くから何かしら応援団の叫声が聞こえていた。何か試合でもしているのだろう。チッチがスマホで調べると岩手県の春季高校野球県予選をしているということで、歩いてすぐの町営野球場で行われていた。その球場へ私だけ外野席スタンド近く見に行くと、ちょうど試合が終わるところだった。アナウンスで「盛岡大附属高校が6対5で盛岡工業に勝利しました」と流れていた。ほう、盛岡大附といえば岩手県ではあの花巻東とライバルでいつも甲子園出場を争っている学校だ。30分後に次の試合があると放送があり、私はいったん球場を離れ、ピザ屋の前ベンチで休憩していた。と、聞き覚えのある歌が球場付近から聞こえて来た。これは・・。
メロディーは軍艦マーチ、歌詞は古色蒼然とした校歌で盛岡一高が応援の時に歌うものだ。私は甲子園オタク、その校歌は有名で私はCDも持っている。だが生で聴いたことはなかった。これはまた球場に戻らねばと走ったが、着いたころには応援は終わっていた。それで途中、遠くから動画を撮っておいた。風音で詳しくは聴き取れないが、まぎれもなく盛一校歌だった。
球場に着くと、反対側からチッチとカールも来ていた。「応援席で(パパが)見ているんじゃないかなー」とチッチ。いやー、ヒマで他に予定もなければ見ていてもよかった。それよりもっと間近で応援風景を見たかったなぁ。YouTubeでは盛岡一校の応援団映像は何度かチェックはしていたしね。試合は後で調べると盛岡一高が盛岡四高にコールド勝ちしていた。盛一は鹿児島で言えば鶴丸高校に相当するくらいの伝統校だが、野球も強く何度か甲子園出場歴もあり、昨年は夏県予選ベスト4にまで進出していた。春に21世紀枠でまた出場して欲しいものだ。ソウルキッチンのピザは大きいものが多く、種類もいろいろあり、シカゴピザというのが面白かった。丸い城壁のような生地の中にチーズがたっぷりとは入っている。カールは「自分でも作ってみようかな」だって。
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