2024年7月26日金曜日

やはり驚くよねぇ

例によって未明に目覚めると、TVではパリオリンピックの開会式をやっていた。なんとセーヌ川の橋の上や河岸でパフォーマンスがあり、各国の選手団は船に乗って紹介されていた。雨も降っていて選手の服も濡れている。そうだと知らされていなければおよそオリンピックの開会式とは思えない。後でビデオ映像を見ると、橋から打ち上がったフランス国旗の煙(花火)は良かったねぇ。橋上でのファッションショーや映画、舞台を模した演出など競技場にとどまらず、パリの街全体でオリンピックを演出しようという意図がはっきりと見え、斬新ですごいと思った。

驚いたのは宮殿の窓に赤い服の女性がギロチンで切り落とされた自らの首を持って登場し歌を歌うというパフォーマンスだ。さらに建物の窓からは血飛沫を思わせる赤いテープや赤い煙が噴き出す演出もあり、開会式を生中継したNHKの解説によると、女性がパフォーマンスを行った建物はフランス革命で王妃マリー・アントワネットが幽閉されたコンシェルジュリーだという。

日本では絶対にありえない演出やパフォーマンスで、いや他の国でもまずありないことだろう。王室のあるイギリスでは2012年のオリンピック開会式で、007の映画のシーンの一部に当時のエリザベス女王を登場させ、その映像の後に空中からダイビングして降りてくるというパフォーマンスで湧かせたものだ。この違いを見てフランス(フランス人)の民衆自らが王政を打倒し民主主義を確立、近代共和制を世界に先駆けて成立させたことの自負というか誇りを感じた。しかしそれにしても日本人にはおよそ思いもつかない発想でのオリンピックという場でのこのパフォーマンス、驚きのほうが大きい。

女子サッカーのなでしこジャパンは前半にフリーキックで1点先制したが、相手のスペインは強かったなぁ。昨年のワールドカップでも負けたが2点取られ逆転負けを喰らった。点数以上に差があると思った。なでしこは金ではなくメダル狙いで行くしかないかもね。

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