2024年7月25日木曜日

セルジオさんが褒めるくらいだから

最近の私は夜21時くらいにはTV見ながら寝てしまって未明に覚醒するパターンがほぼ毎日だ。で、今日もそれで目が覚めるとパリオリンピックの男子サッカーが始まっていた。日本対パラグアイだ。前半で1ー0で日本がリードしているじゃない。ま、オリンピックのサッカーは年齢制限があるから南米のチームといえども日本が勝つことも十分にありうる。ネットでチェックすると直前のアルゼンチン対モロッコはなんと1ー2でモロッコが勝利していた。ワールドカップではまずありえない結果だ。

日本の先制点は流れの中で三戸舜介がゴールを決めていた。なかなかいい動きだった。で、その後パラグアイは一発レッドカードを喰らって10人になっているという。負けているのに一人少ないではこれは俄然日本有利やね。後半になって綺麗なセンタリングに頭で合わせてまたもやゴールを決めたのは三戸舜介だった。これで2ー0。ほぼ勝利は決まりとYouTubeなど見ながらTVを眺めていたらどんどん点を決めよった。結局5ー0での大勝利。数的有利があったにしても日本選手の動きにはキレがあった。やるね日本サッカー。↓上は先制、下は2点目で決めたのはいずれも三戸舜介。

明けて日刊スポーツのセルジオ越後の「ちゃんとサッカーしなさい」を読むと実に珍しく「他競技の日本代表選手たちにもいい影響を与える5ー0の快勝」と褒めていたのよ。日本が勝っても何かとくさしたりするのがセルジオさんの持ち味なのにー。この前の対フランスとの前哨戦1ー1の結果も「メダルを取るためのサッカーではないね。1次リーグ突破用の戦いだね。守って守ってなんとか引き分けで、勝ち点1を取る。これでは、トーナメントで勝ち進むことはできない。」と手厳しかった。

しかし今回は「実力もツキもあったね。前半はMF三戸、MF斉藤、MF平河が良かった。俊敏な動きで相手を翻弄(ほんろう)したし、いい形で先制できた。早い時間帯に相手が10人になり、楽な展開にもなった。ワールドカップ(W杯)ロシア大会のコロンビア戦を思い出したね。」と語っている。そしてパラグアイがなぜ負けたのかの指摘はさすがと思った。
パラグアイは南米チームらしくなかった。欧州スタイルのサッカーだったね。ドリブルで崩したり、もっと積極的にサイドから来られたら、日本は苦戦したはずなのに、前線にボールを放り込んできた。この展開なら、日本は簡単には崩れない。」ふむふむ、なるほど。

中2日で次のマリ戦。3月の親善試合で1-3でやられた相手だ。当時、マリはしつこくサイドを狙ってきた。中央ではドリブルで日本の中盤と守備ラインを苦しめた。日本が苦手とするタイプ。データ管理や分析力にたけている日本が、どう対処するか、楽しみだね。それにしても5点差勝利は大きい。1次リーグ全体に影響する点差だ。得失点差などを考えると今後、局面や時間帯によっては、戦い方を選択できる利点がある。選手交代にも余裕が持てるだろう。選手の動きを見ると、大会前のコンディション調整がうまくいったのだろうな。出場した全選手が、ほぼベストの動きだった。18人で中2日の試合をこなすハード日程の今大会で、体調管理は試合結果に直結する。負傷交代した平河が心配だけれど、みんないいコンディションで大会を戦い抜いてほしいね。

ううむ、辛口で鳴るセルジオさんも褒めざるを得ない結果と内容だったということだ。最近の日本男子サッカーのオリンピック成績はいいところまで行くが結局4位というのが多かった。でもセルジオさんが褒めるくらいだから今大会パリオリンピックの男子サッカーは期待出来そう。応援しよーっ。

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