2024年7月12日金曜日

連携あれこれ

今日は昼休みを除いて、朝から夕方まで連携業務にずっと振り回された。朝は送る方、昼は受ける方だった。

入院していた高齢女性の腹膜炎が悪化し、婦人科の治療を要する疾患だったため、情報提供書を書き鹿児島市内の婦人科治療が出来る病院をいくつも当たった。A病院は詳しい情報を聞き、「受けてもいいが最終的には看取るだけになりそう」と受け入れたがっていなかった。B病院は以前その患者を診療したことがあり、いったんは「受け入れる」と言ってくれたが電話がまた掛かってきて「病棟の関係で受け入れ出来ない」とのこと、しかし「C病院にこちらから連絡したのでそちらと交渉して欲しい」と仲介をしてくれた。で、C病院に電話して事情を話すと、どうにかOKとなり昼前に救急転送出来た。実はこの患者は近くのDクリニックを最初受診し、処方を受けるも症状改善せず、3日前の夕方に当院を受診した。採血とCTで私は婦人科疾患だろうからとF産婦人科クリニックに紹介したが、「うちでは入院加療が出来ない」とのことで2日前に入院となり、絶食点滴+抗生剤点滴で改善しないかと希望を持ったが今朝の検査で逆に悪化傾向となっていた。Fクリニックの担当医も心配して「状態改善なければB病院かC病院に紹介したほうがよろしいのでは」と、昨日の午後わざわざ電話も来たりしていた。なんと一人の患者に6つの医療機関がからんでいたのだ。

午後は近隣のクリニックから紹介状付きで何人も受診があった。青雲会病院は午後も新患を受け付けていて、午前に他クリニックを受診し原因不明あるいはより重症という患者さんが来るので結構大変だ。一人は進行癌で緊急内視鏡をタクミDrに頼み、一人は腹膜炎で入院させ、一人は施設に帰れそう、一人は日を改めて入院した上で大腸内視鏡が必要と予約を入れた。この間、再来患者を診て、おまけに16時には「くにがまえ」経理部長から「病院の経営事情についての説明をする時間を2、30分ほど」と言われていたが「すまん。それに費やす時間はない」とキャンセルした。昨日、こうなると思っていて、プーさん病院との会が中止になったときに、くにがまえ部長に「時間が出来たので明日の予定を今日出来ないか」と連絡したら、午後から休みを取っていた。どうにも間が悪いぜ、くにがまえさん。

それでも終業時間の17時半過ぎには一段落出来た。腹膜炎の患者は私が入院指示を入れたが外科とのからみもありそうで、信号Drに診察を頼むと快諾してくれ、病棟に上がったら、既に外科転科され抗生剤の指示もしっかり出ていた。いやはや、有り難い。病院でのお仕事って今は連携なしには考えられないナー。

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