2019年11月4日月曜日

「ボイス」

2日続けて韓ドラ、韓国映画ネタなのも気が引けるが、これは書かねばなるまい。未明から午前午後夜までずっと韓ドラ「ボイス(2017)」全16話を見続け、見終わったからだ。きっかけは先週木曜にAbemaTVでふと「ボイス」の3話途中を見かけたことだった。母親に腹部を刺され冷蔵庫に隠れた少年が112通報センターの女性主人公(イ・ハナ)に携帯で助けを求めるシーンでそこから目が離せなくなった。ものすごい緊張感、サスペンス。そのまま3話を見終わったが、これはすごいとU-NEXTでこのドラマを1話から3話まで見直したのだった。

数日休んで今日、4話から最終話まで見続けたわけだが、3話で見せたような緊張とサスペンスは全編にわたっていた。一つ一つの描写がリアルでバイオレンスとグロテスクなところもあり、思ったのがうちのカールは絶対にこんなドラマは見ない、見られないだろうなということ。子どもにも見せない方が良さそうと思ったら韓国ではR15指定だった。地上波ではなくケーブルテレビの作品だというのも肯けた。

絶対聴感とでも言うべき超能力の持ち主の通報センター勤務の女性主人公と有能でパワーもある刑事の男性主人公(チャン・ヒョク)はある冬の日、同じ犯人にそれぞれ父親と妻を惨殺される。これがこのドラマの主軸で真犯人は物語中盤で視聴者にはさらされるが検挙するための証拠がない。その間にもいくつかのサブエピソードが盛り込まれる。先の児童虐待、ストーカー、臓器売買、ブラック企業などよくもこんなにワルが跳梁跋扈しているもんだと呆れる間もなくスピーディーにドラマは進む。止められなくて1日で最後まで見終わるとは私自身思わなかった。

日本テレビがこの作品を今年夏にリメイクしたのも見始めたら止まらない面白さゆえだろう。評判が良かったとみえて韓国では2018年にボイス2、2019年にボイス3が製作・放送された。日本と違い韓国で続編があるのは珍しく、あっても2作目でこけて、Part3まで続くのは滅多にない。U-NEXTではボイスの最終回をそのままにしているとすぐにボイス2が始まってしまう。で、第1話をそのまま見たがクオリティは前作と変わらない。主人公はイ・ハナはそのままでチャン・ヒョクの代わりにイ・ジニクが務める。幸か不幸か第2話以降は有料になっていたのでそれ以上見ずに済んだ。予告編のような映像では車の爆破やトランクから血まみれの片腕が出ているシーンなど相変わらず派手でグロい演出のようだ。そういえばこのボイス1で一番ゾクッとしたのはおんぼろアパートを警察が捜索中に「おや?」と押し入れを覗くシーンだった。わずかな隙間から見えたものは・・・。

多少刺激が強いが面白いドラマだ。興味ある人はぜひ見てみてー。

0 件のコメント:

コメントを投稿