2019年11月29日金曜日

中井精也の鉄旅「天橋立」&90才を過ぎても

朝、BSで朝ドラが終わった後、中井精也の鉄旅というミニ番組があった。鉄道写真家の中井精也さんが全国あちこちを回って必ず鉄道が絡む写真を撮るという番組だ。それが今日の行き先が天橋立だったのよ。最初は気付かず「山陰本線に乗っている」というからもしやと思って見ていたら京都丹後鉄道になり「天橋立駅」で降車しよった。そこからあとは私たちが最初に上った遊園地、そしてそこからのビューで「おっとー1週間もまだ経っていないのにTVでやっているよ」とカールと見ていた。

「さすがに素晴らしいですねぇ」とまあみんな同じ感想を述べた後に撮った写真が↓で一見普通の日本三景の写真だが左下に列車が写っていていかにも中井さんの写真だ。私もほぼ同じ位置で撮ったが列車の存在は無視していた。それと画質にしっかり感があるね。私のはコンデジだし画面を通しても質感の差が分かる。
彼はこの後、対面の府中側には行かず湾奥の大内峠公園に上った。そこからの天橋立は「真横の一直線になるんですね」と普段見ない橋立の魅力を引き出していた。

面白い視点からの写真でさすがというところだが、鉄道写真ではない。でもこの後、ちゃんと列車入りの写真を撮っていた。↓上の写真の右端に線路が通っているのだった。

今日は外来担当でその中で97才の超高齢男性患者がいて「この間の検査結果はどうでしたか」ときた。どうもなかった旨、説明したら喜んで帰ろうとし、しかも全くよろめくこともなくしっかりと立って微笑んでいるので、思わず「とても90代後半には見えませんねえ」と感嘆すると「いえいえ」と謙遜される。私が「兵隊にも行ったのでしょう」と話を向けると「私は背が低かったので大きな荷を運ぶことが出来ないってことで通信兵でした。甑島の通信施設で終戦を迎えました。背の大きい連中はみんな戦地に行ってみんな死にましたですよ」と語ってくれた。うわ、まさに「人間万事塞翁が馬」だ。それにしても100才間近でこのしゃっきり感、画像には出せないが80才くらいにしか見えず恐れ入った。

その後90代前半で施設から運ばれて来た高齢女性。心不全で非常に危険な状態で即入院とした。入院指示のために施設の人から患者情報を聴いていると「この間まではとても元気だったんです。何ヶ月か前にベッド側に落ちて運ばれたのは、韓ドラのDVDを取り替えようとしてやってしまったことで・・」だと。へー、その年で韓ドラを。娘さんがDVDを持って来てくれるんだそうだ。1話が終わって次を見たくて深夜暗い中自分で操作しようとして誤って落ちたんだそう。ううむ、そうまでして次の回を見たかったのか。分かる、分かるよ。どうにかしてまた韓ドラを見せたく、私は入院指示入力を続けたのだった。

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