2019年8月30日金曜日

「手かざし」で治してあげる

水泳の池江璃花子が今なべおさみの手かざし療法を受けているという。週刊新潮やフライデー、女性セブンに記事があり本当のことのようだ。高校時代からの友人がこの件で「池江さんは、自分の力を信じて努力を続けてきた人です。スピリチュアルなこととはまるで無縁で、ゲン担ぎをするタイプでもなかった。だから、今回の一件には本当に驚きました」と語っている。

手かざし療法っていうのはどういうものか。記事に具体的に書かれている。

なべの説明によれば、施術では手をかざしながら、《よーし、見つけたぞ、隠れるな隠れるな》《こっちにおいで。私の中で仲良く生きよう。大丈夫殺しゃしないさ、さあおいで!》などと相手の体に語りかける。
すると相手の「病の気」がなべの体に移るという。
《私に助けられた人の気が、私に移ってくるから、本人は肉体の回復をみるのです。が、その分、私は私の体に移った病の気の為に、しばらくの期間は苦しみます。だからその間に健康診断など受けようものなら、途端にアウトです。初めて公にしますが私は今日まで、六度のガン告知を受けています》
つまり相手のがんを、なべが「引き継ぐ」というのだ。

宗教問題に詳しいジャーナリストによると「手のひらや指先を患部などに当てたりかざしたりして、体の不調を治すという療法。触手療法や手のひら療法などといわれることもあります。難病などを癒す目的のほか、宗教的行為として行われることがあります。病気を治せると主張し、高額な治療費やお布施を請求したが、治すことができず、訴訟沙汰になったケースもあります」んだそうで、普通に考えれば怪しいことこの上ない。弱みにつけ込んだ商法と私など批判したくなる。が、何にでもすがりたい心理に陥ればこんな怪しい商法にでも手を出したくなるのだろう。

なべおさみといえば1991年に発覚した息子の替え玉受験問題が有名だ。前にも書いたが受験ブローカーとなべが密会した「現場」に私もいたと知ったのはマスコミでのニュースを聞いてからだった。それは新宿コマ劇場でのある舞台の初日だった。1990年の12月1日のことで土曜日だった。私とカールは東京にいて午後特に予定もなく新宿に出かけ、「お笑い忠臣蔵」とかいう劇と大川栄策の歌謡ショーをコマ劇場でやっていると知りダフ屋からチケットを買い、入った。ダフ屋相手にチケット買ったのはこの時がこれまででたった一度この時だけだ。「大丈夫だから本物だよ」と言われ買った。開幕直前で売れ残るよりはマシだったんだね。なべおさみはまさにお笑い役で観客に向かって釣り竿を投げたりなんかしていたのを思い出す。その初日の楽屋で紳士的なブローカーと会って明治大学の受験合格を持ちかけられたんだそうだ(本人談)。それで息子のなべやかんは首尾良く合格通知を受け取るが・・これでなべおさみは干されてしまった。それ以降TVにほとんど出ていない。それがいつの間にか癌まで治せるようになっていたとは!

医学や医療が池江璃花子の心理面まで治療を出来ないなら「手かざし」も有りなのかもしれない。我々も癌や白血病の患者の心理面のサポートまでは習ったりはしない。信じる者は救われるというが基本は医学医療であることは忘れないでいて欲しいと思う。中には現代医学を否定する怪しい療法施術者もいて、本来なら助かったかもしれない有名人もいる。やがて池江璃花子が完治してもそれが「手かざし」のおかげと絶対に喧伝しないで欲しいナ。

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