2019年8月22日木曜日

「その看護師の名は鹿児島か?」

院内メールにカルテ管理室の特光女史から質問が届いていた。昨日私が書いた記述についてで、「北山診療所の看護師さんは『鹿児島』という方ですか?」とあった。うん?何を言っている。鹿児島という名字の看護師さんていなかったし書いた記憶もない。しかし、はっと思い当たる節があって指摘された患者のカルテを見てみた。

あ、やはり・・。

それは小さな団子を喉に詰まらせた高齢患者が北山診療所から運ばれて来た様子を記載した内容だった。

「・・救急隊到着時に北山診療所の鹿児島がハイムリッヒ法を実践していた。」

これは北山診療所の「鹿児島」という人が誤飲時の処置であるハイムリッヒ法で吐き出させたと読める。しかしそれってきっと誤変換でしょうと特光さんは言っているわけだ。そう、正しくは看護師と書くべきで私のワープロ変換ミスであった。実は私のマイ辞書ではkgsと入力すると鹿児島とも看護師とも変換されるのだ。それでミスが出てしまった。ちょっと悔しいんで、カルテをきちんと変換し直した後に、メール返信にこう書いて送った。

「看護師さんの名前が鹿児島がどうか確かめていなかったが、鹿児島さんである可能性は0.0078%はある」と返信した。これにはさすがの特光さんも戸惑ったようで何の返信もしてこなかった。夕方ばったり会った時に「先生、私にはあれ、意味が分かりませんでした」と言ってきたので教えてやった。

鹿児島って名字は名字由来ネットによると順位8,039位で全国に約1000人くらいいる。だからその看護師さんが鹿児島という名字である確率は日本の人口1億268万分の1000だから計算すると0.0078%になるのである。へへ、悔し紛れの返信だったが、ちょっぴりしてやったぜ。

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