2019年8月17日土曜日

職場体験学習の講演は「受け」たのか

今日は土曜だけど、夕方まで仕事のみならず、朝一番で青雲会病院職場体験学習で高校生相手に講演をしなくてはいけなかった。「チーム医療について」と題してもうこれで4年目だ。基本的なスライドは同じなんだが毎年新しいスライドを入れたり変更したりしている。生徒によっては2年続けて参加する人がいるかもしれないので毎年同じでは少し恥ずかしい。

でも、いつもの癖が出て、昨夜までスライド作成にはあまり手が付かず、しかも疲れてそのまま寝てしまったから午前3時頃に目覚めてからようやく作り始めた。実は朝礼でも「チーム医療」は語ったことがあり、その時のをパクって半分くらいはそのまま流用した。うしし、これでかなり枚数稼げたぜ。医療は医師や看護師だけにあらず、いろんな職種が協力または指摘しあって治療に当たるんだ、という症例をこれでもかと畳みかけた。ほかには心臓にカウンターショックを与える場面とか深夜の病棟訪問での看護師さんを驚かすビデオなども混ぜた。緊張感と笑いは受けるスライドに欠かせない。さらに事前情報で外来のずっしり副師長の娘も来ると聞いたので、ずっしりNsが静止画ではあるが必死に心臓マッサージをしているスライドも入れ込んだ。ふむふむ、手抜きスライドにしてはうまくまとめたゾとほくそ笑んで出勤した。

午前9時前までには生徒もそろい、医事課のダッペイ君が病院紹介ビデオを見せたあと、私の講演、約15分が始まった。以前は私も緊張して声がうわずったりしたこともあったが、4回目となると余裕もあり普通にしゃべることが出来た。

だがしかし、今回はあまり受けなかったのである。いつもは笑ってくれる病棟どっきりも何の反応もなし。カウンターショックのビデオに出てきたつるっぱげのオッサンを「この人、オッサンじゃないですよ、れっきとした循環器専門Drです」というとハハと笑いが出たくらい。全部終わっても拍手もまばらだった。あいちゃー、面白く作ったつもりだったのだが・・。やはり、手抜きスライドというのがバレバレだったかなぁ・・。

そのまま外来をし午後は居残り日直で、甲子園の星稜対智弁和歌山を見て、星稜の奥川投手の圧巻の投球ぶりにびっくりするなどし、職場体験のことはおおよそ忘れていた。今一の反応・・そう思っていたが、後で青雲職員の娘もずっしりNs以外に数人いたようで、彼女らが帰宅して言うには「副院長先生の最初の講演が良かったぁー」だったんだそうだ。可愛いんだ理事長もそのあたりを聞いていたらしく、私は誉めてもらった。あれれ、じゃーあの無反応ぶりはいったい何だった?ダッペイ君の意見では今年は加治木高校の生徒が多く、どうもおとなしいタイプの子がそろっていたようで、私だけでなく他の反応もそうだったらしい。

2日後、南日本新聞に今回のイベントが紹介されていた。↓参考までに。

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