2016年9月5日月曜日

なぜに寿司屋の店員にお礼を言われたのか

夜はカールが奥様仲間と飲み会とのことで私も別に外食することにした。4F病棟の新人看護師らに声かけようとしたら、今日は4人のうち憂鳥Nsしか勤務しておらず、しかし憂鳥さんが「(妹の)光鳥に電話して誘いましょうか」というのでそれならなおよく鳥姉妹と加治木の「鯛おどり」寿司で食事することになった。光鳥Nsは前日当直の今日は休みで「化粧もしてないわ」と眼鏡かけて姉の車に同乗してやって来た。そんなこと言われなければすっぴんなんて分からない、若いっていいネ。

聞けば父親が県外に今勤務しており帰って来たときなどこの鯛おどりを家族で時々利用しているそうだ。座った座席がこれまたいつもの席らしくスマホで見せてくれた父親と光鳥Nsの写真はまさに今座っている席だった。鯛おどりは私が青雲会病院に勤務したころからずっとあっていつも繁盛している。比較的安いにもかかわらず本格的な寿司でそれも納得だ。

そこそこ満腹になりデザートの焼きプリンを食べ終わったころ、3人いっしょの写真を店員のおばちゃんに何枚か撮ってもらっているうちに、そのおばちゃんが「青雲会病院の先生ですよね」と話しかけてきた。胃が痛くて胃カメラ受けた後、外来で説明を聞いているうちに、こてる先生に「何かストレスでもあった?」と聞かれたので「娘のことで・・」と相談した。それを聞いて先生は「おそらく娘さんはパーソナリティ障害の一種でしょう」と言い、今は時間がないからといくつかためになる本を列挙し読んだらいいと薦めてくれたという。

それを聞いていてなんだか思い出した。5年くらい前だったと記憶している。本の名前は覚えていないがノートパソコンで検索し教えたはずだ。で、それっきり彼女とは会ったこともなかった。しかしこれは意外にもえらく効果があったそうで私が教えた本以外にも読み漁りとても役に立ったとのことだ。特に「娘の症状が母親のせいではない」と分かりとても気が楽になり救われたという。「本当にありがとうございました」と言い、私がたまにこの店に来たときにそのことを伝えようと思っていたが出来ず、今日はそちらから声を掛けてくれたので思いきって言ってみたと。へー、それはそれは。こちらこそ感激です、ありがとうございます。

このいきさつを見ていた鳥姉妹も「先生、良かったですね」と言ってくれたが、店を出た時に意外なことを光鳥Nsが教えてくれた。「あの人の娘さんって私が中学のとき同じ学年にいた。店員ネーム見て分かった。ちょっと変わったキャラだった」と。
え!それはまた奇遇というか・・・縁は異なものである。

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