テニスの全米オープンはバブリンカがジョコビッチを3−1の逆転で下し優勝した。ああ、だから彼に勝ってさえいれば錦織も優勝できたかもしれないのにー。いくら言ってもすでに後の祭りだ。それにしてもバブリンカはワウリンカとも表記されマスコミによってまちまちだ。見せたまえDrに聞いたなら、本来の出身ではバブリンカと発音するが英語読みだとワウリンカになる、とのこと。私は頭の中で「バブリンカ どっちが本当 ワウリンカ」としょっちゅうつぶやいていたのだがこれで腑に落ちた。
少年ジャンプのギャグ漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が掲載40年も経ってついに最終回、ギネス記録のコミック200巻をもって終わりになるという。いやー、そうか。まだやっていたのか。すごい。私がこの漫画を知ったのは昭和53年(1978)大学1年の時で、それまでの受験勉強から解放され漫画に限らずいろんな本を読んでいた頃だ。たまたま見かけたこの漫画が面白く第1巻から毎巻買って読んでいた。爆笑し何度も腹を抱えて笑ったものだ。作者は「山止たつひこ」でこれは明かにライバル誌「少年チャンピオン」の「がきデカ」の作者「山上たつひこ」をパロったものだった。「連載終了でこのペンネームは終わりにするつもりがまさかこんなに人気が出てしまうとは」ということで第6巻100話までで本名の「秋本治」になりその後は第1巻から秋本治名義になっていた。私はその6巻全部持っていたのだが結婚の時のごたごたでどこに行ったのか分からずじまいだ。もし6巻全部持っていたら中古市場で数万はするらしい。もったいない!
結婚後も捨てなかったのは「がきデカ」の方だ。一世を風靡しその後のギャグ漫画に大きな影響を与えたのはこっちの方で確か26巻まで出ている。最後のあたりは人気も落ちいつのまにか終わってしまったが、子どもたちにも読ませたところ非常に面白がっていた。継続は力なりで「こち亀」は誰もが知っているし一度や二度は読んだことがあるものの、「がきデカ」は忘れられ、今では40才以下の人たちに「がきデカを知っているか」と尋ねても誰も知らない。「こち亀」は10巻以上買って読んでいたがいつの間にか読まなくなった。初期のころの破天荒さが落ち着きそれとともに私は興味が薄れたのかもしれない。多分に「がきデカ」の影響を受けていたから自分は気に入っていたのかも。
長期連載出来たということは漫画の質も変えたということだろう。あの破天荒さはずっとは続けられないはず。ギャグの質を維持するのは並大抵で出来ることではなく、だからストーリー漫画と違ってたいていのギャグ漫画は短期連載で終わるもの。秋本治本人の趣味や時流を上手く取り入れ、両さん以外のキャラを上手く使ったからだろう。「漫画界の水戸黄門やな」とふと思ったら、水戸黄門もほぼ40年で終わって(1969ー2011)いた。長寿ものの作品といえどもこのくらいがどうやら寿命のようだ。おつかれさん!
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