2016年3月22日火曜日

あなたならその手術を受けるのか?

相変わらず仕事が忙しい。高齢者の肺炎が2人入院あった。

入院指示を出している中、火曜日午後だけ非常勤のイキナリDrがやって来て患者の件で用件を伝えた後、語ったことには、循環器学会でICD=植込み型除細動器を高齢患者に装着させるかどうかというアンサーパッド形式のセッションがあった。その中で医師自身がその立場になったら治療を受けるか否かという質問もありみんながみんな受けるとは限らない結果だった。装着手術に若干のリスクがあり装着後も生活にいくらかの制限があるからなどだ。なあなあの結論でセッションが終わろうとするころ、イキナリDrは手を挙げた。

結果、「会が締まりました」と後で司会の先生に感謝されたそうだ。

イキナリDrこそ6年前突然の不整脈で倒れ心肺停止となり周囲の心臓マッサージから救急搬送され生死の境をさまよい生還し後に再発防止のICDを装着術を受けた経験者だった。その道の専門家が患者の立場になってしまったことでこそ言えることがあり、会場はしーんとしたとのことだ。いざ自分がその病気になったら本当にその治療を受けるのか?医師はガイドラインだ、当たり前だと簡単に手術や先端治療を勧めたがるが、患者の立場になって親身に考える姿勢を忘れてはならない、そう思ったことだった。

参考:ICD とは?
ICDとは、英語の“Implantable Cardioverter Defibrillator”の頭文字を取ったもので、植込み型除細動器の意味になります。心室頻拍や心室細動などの、いわゆる致死性の不整脈の治療を行う医療機器です。ICDは、その本体と電気刺激を直接心臓に伝えるためのリードと呼ばれる電線から構成され、ペースメーカと同様に、体内に植え込みを行う電気刺激装置です。ICD本体は、密封されたチタンの缶の中に非常に精密なコンピュータが内蔵されており、常に心臓のリズムが正常かどうかを監視しています。異常が現れた時には、その異常な心臓のリズムがどのような不整脈なのかを診断し、その不整脈に合わせて設定された治療プログラムに沿った治療が行われます。ペースメーカ機能も有しており、徐脈にも対応します。

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