2014年4月5日土曜日

開き具合が気になる

土曜朝は外来兼救急当番だった。始業まもなくカジキやねん病院から呼吸状態が悪い高齢男性患者を診て欲しいと連絡があり救急で受け入れた。見るなりこれはやばいと思える状態で普通ならレントゲンやCTを撮ってから処置に入るところ、すぐに気管内挿管が必要と家族に説明し実施した。時には手順に構っていられないこともある。胸部CTを撮ると典型的な誤嚥性肺炎のひどい像を呈していて何もしなければ10分も持たなかったのでは思えるほどだった。

この患者は見覚えがあった。一昨年の11月ごろ過ごし安病院のサブアラドDrから紹介を受けた食欲不振の患者だったのだ。治療でえらく元気になり帰宅していったのだがその後は認知もあり状態を崩していたようだ。家族に厳しい予後だと説明しその後は外来業務に戻った。

その後は特に問題なく過ぎ、昼食摂って鹿児島市内の雀荘「最高」に向かった。結局残り一人の面子は昼は歯学部のデス川君、夜は仕事帰りのダイボDrに交代という技を使い成立させた。デス川君は夜遅くまではしたくないとのことだったのだ。でも開始前から見せたまえDrが「お産がねえ」と気にしていた。どうも間近の妊婦さんがいて途中退散もあり得るということだ。何度か当直看護師から連絡が入りやきもきさせた。産道の開き具合の結果待ちの時など私に7700を振っても気もそぞろでさっさと場を進めようという態度だったのに、その後の連絡でまだ大丈夫と分かるや急に元気が出て逆転トップを取りやがった。どうにか夜12時まで打ち、いよいよお産が近いというのでお開きになった。いい頃合いだ。お互い忙しい中をこうしてポンチーリーチロンツモを楽しむ。それだけ楽しいが麻雀というゲームだ。また今度も打とうと大人4人は帰路に就いたのだった。

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