2014年4月25日金曜日

ディオバンへの態度

昨日の健診がらみでいうと自分の血圧が110/70で正常というか同年代と比べれば低めですらあった。もちろん日内変動はある。だがそれでも130を越えることは滅多にない。健康に気を使っている、もしくは体質がそうなのか。どちらでもなくこれは何といっても降圧薬のおかげだと思っている。昨年来世間を騒がせているノ社のディオバンをもう7、8年になろうか毎日欠かさず服用しているからだ。服用開始は血圧は130を越えると動脈硬化など血管の合併症がわずかでも進展するとの講演をあいがも会で聴いてからで、ただ6年前にダイエットで5kg以上痩せたときに試しに止めてみたことがある。数日低いままだったのでこのまま服用せずともいいかと思ったが1週間も経つと130を越えるようになった。それでまた再開、ダイエットよりは降圧薬が血圧にはより有効だと判断し今に至っている。

患者さんらも例の一件でディオバンを止めたいもしくは他薬に変更希望が合い次ぎそのようにしてあげることもあった。しかし自分はそうはしなかった。臨床研究不正があろうが降圧効果には問題ないと言われているし何より自分にはずっと効いているということのほうが大事だったからだ。そして他薬と同等効果ながら実はディオバンは若干値段も安かった。いざ自分が使うとなればそれも大きかったのである。

今日、久しぶりに降圧薬がらみでディオバンを止めて切り替えたという患者さんが外来にいて(それを敢えて否定はしなかった)、ふと我が身を振り返ったことであった。

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