2014年4月28日月曜日

現場不在証明

病院の帰りの車中TVの音声を付けるとTV朝日系のクイズバラエティー「Qさま!!」をやっていた。そこでの出題に私は頭をひねった。司会者「げんじょうふざいしょうめい」を英語で何と言うでしょう」に一瞬何のことかと迷うも、これは「げんばふざいしょうめい(現場不在証明)の言い間違いでアリバイが答えだな」と思った。しかし後で念のために調べるとなんと「げんじょうふざい」の言い方は間違いではなかった。ちゃんと辞書にも載っている。してみると「げんばふざい」の方が間違いだったのか。いや、「げんば」と読むのも間違いではない。一般にはそちらが普通だろう。事件は「げんば」で起きているわけだしー。どちらでもよいが一応の結論だが小学生のころからずっと「げんばふざい」が正しい読みと疑っていなかっただけにちょっとした衝撃だった。ありえないけどもし私が撮影現場にいたら「げんじょうじゃなくてげんばでしょう」なんてしたり顔で発言し恥をかくところだった。

思えば「工場」も「こうじょう」「こうば」の2種の読みがありどちらも間違いではない。一般的には「場」の読みは「じょう」の方が多いようだ。「野球場」「駐車場」などで「ば」と読むのは前の単語が漢語ではなく和語の場合が多い。「風呂場」「稽古場」などだ。また「市場」「牧場」などは「しじょう」「ぼくじょう」の漢語系と「いちば」「まきば」の和語系では読みも意味も規模も違う。

現場の「げんじょう」「げんば」いずれも間違いではないが、警察では「げんじょう」が一般的らしい。それに漢字は音読みどうしで読むのが本筋で「げんば」だと重箱読みになってしまうことも踏まえると「現場不在証明」はやはり「げんじょうふざいしょうめい」と読むのが本則というのが今回の結論である。私の40年間の常識は覆された。

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