2021年9月5日日曜日

梨狩り、フレスポ、休日憩室止血

この間、お中元でブドウ三種いただき、それがとても美味しかったので、カールが「同じ農園から沖縄の知り合いに私たちも送ろう」と提案があり、ドライブがてら国分の農園に向かった。丘の上にいくつも農園があり、私たちが目指したのは岩元農園というところだったが実は「予約していますか?予約が必要なんです」って言われてしまった。でも午前は午後ほど混んでいなかったので受け付けてもらえ、ブドウはシャインマスカットと今が旬の梨を組み合わせて頼んだ。

ブドウはそろそろ終わりなので「梨狩りをしますか」と言われ、カールが「しようか」と乗り、すぐ近くの梨農園に行ってみた。ブドウや梨は果樹の高さからして背が高すぎるとちょっと作業がしにくいな。カールも私も少しかがんで梨の木の下に入った。


たくさんもぎっても今は二人しかいないので4個だけにしてあっという間に梨狩りは終わった。帰り際に別の種類の梨を2個プレゼントされたそうだ。家にはまだブドウもありしばらくは果物づくしだな、これは。

せっかくだから国分で昼食をしておこうと、市内に向かおうとしたら、果樹園近くにそば屋があって、カールが「ここでいいよ」とそこにした。実はこのあたりが通勤途中のサブアラドDrから「美味しいうどん屋があるからそこはどう?」なんて勧められてはいた。でもねー、私たちはうどんよりそばが好みなのよねー。その「吉」というそば屋に行ったとサブアラドDrに教えるとすぐに場所は分かったようで「でもオレはそこには行ったことないのよね」だって。20年以上通る道なのに行かないとは私たちとは若干好みが違うからか。
このあとは用事はなかったが、旧国分国際ボウル跡地の商業施設「フレスポ国分」にカールが寄ってみたいというので行ってみた。私はなんとそこは15年ぶり。ボウリング場閉鎖の後は一度も訪れていなかった。ボウリング場の大きな建物もはもちろん、ゴルフ打ちっぱなし場もなくなっていた。後は普通のショッピングモールなだけだった。私は出ず車中待機。実はここに入る直前、病院から連絡があり、下血で入院の患者がまた下血を起こしているとあり、「今、国分にいるから30分ほど待ってくれたらそっちに行く。内視鏡スタッフにも連絡して救急内視鏡の準備を」と伝えたばかりだった。カールも特にたくさん買い物がしたいわけでなく、しばらく待っていると何も買わずに帰って来た。

カールには悪いが待機してもらい、大腸憩室出血の患者さんの大腸内視鏡を実施した。実は5日前に入院して以来これで5度目の大腸内視鏡だ。S状結腸か下行結腸の憩室から出血しているとまでは突き止めていたが、3、40個あるうちのどれから出ているかが分からないままだった。初日が1回、2日目は2回、3日目1回、昨日が初めて内視鏡をせずに済み、このまま止血してくれたらという淡い期待はやはり裏切られた。でも今日こそはと思って内視鏡に臨んだ。

3日目より出血量がやや多かったのでもしかすると見つかるかも・・と思って慎重に観察していると・・S状結腸の小さな憩室からじわりと新鮮血が出ているところがあった。小さすぎて出血が止まったら内部観察ができないタイプの憩室だ。
今回みたいに内視鏡観察中に出血してくれないと出血源とはまず分からない。うーし!ようやく見つけたぜ。今度は逃がさないぞ。クリップでマーキングしいつもの私の手技内視鏡的ゴムバンド結紮法(EBL)でしっかり止血出来た。

これまでも何度か紹介している大腸憩室出血の内視鏡の止血法だ。ふう、これで一安心。三度目の正直という言葉があるが憩室出血については五度目もよくある。あきらめずに粘れば見つかる、毎回憩室出血を診て思うことだわ。それにしても今日は病院近くの霧島市に出かけていて良かった。別の用事を入れてちょっと遠くにいたら日曜にわざわざ緊急内視鏡をしたかどうかわからない。でも今日しなければ出血源を突き止められたかどうか。その意味ではツイていたってことかも。

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