2021年9月15日水曜日

今年、達成3回目

天鳳は現在七段の最上位2795P、八段昇段の2800Pまで残り5Pと目前に迫っていた。次回の対戦で1位か2位を取ればめでたく昇段である。昇段戦は朝に打てないこともなかったが、あせりは禁物、じっくり時間をかけられる夜に打とうと決めていた。

(ただし、一つクリアしないといけないのがゲンちゃん対策だ。新聞読もうとしたり、ネット麻雀しようとするとお邪魔ネコになる。ゲンちゃんを上手くあやさないと勝負にも臨めないのよ)

つい10日ほど前はサブアラド七段が2555Pで私は2300Pと差を付けられていて、サブアラドに言わせると「あとトップ3回で昇段」と先を越されそうな感じだった。がしかしー。この1週間でサブアラドは急降下し今朝は1415Pで、逆に私はじりじりポイントを増やし1300P以上もの大差をつけていた。ここまで来たらサブアラドのことは気にすることはない。夜も十分に仮眠を取って昇段戦に臨んだ。

北家で始まった半荘、いきなりチャンス手が来た。索子が多く4索が暗刻だった。しかも上家が萬子の混一模様で索子を切り出したので間6索チー、間8索チーと鳴いて早くも清一の一向聴になった。8巡目に聴牌。5索6索の待ちで高めイッツーも付いてハネマンである。これを12巡目にツモ、いきなりハネマンの出だしだ。これは昇段もらったという気になった。安心するにはまだ早いのだが・・。

しかし勢いのある時というのは違うんだねえ。この後、3局連続私は上がるのだ。ロン!ロン!ロン!と。東ラスの段階で全員に2万6千点以上の差を付けてのトップ独走状態。2位でも昇段だからあと南場は流すだけである。しかし南1局この半荘唯一の反省すべき点が出た。親が鳴いていかにも聴牌していそうで一向聴の私は危険牌の3ピンを持って来ていったん回った。しかし次順すぽっと間6索が入り聴牌をしたため気が変わり、ちょいと3ピン打ってみた。すると「ロン!」「ロン!」。なんと親ばかりではなく上家にも当たりでダブロンになった。あちゃー。これで親とは一気に1万点差にまでなった。まだまだ未熟やねぇー。

今度は対面が親マン1万2千点ツモで6千点差にまで追い詰められた。東場の勢いは全くなくなっていた。昔、野球の野村克也が「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」との至言をよく言っていた。肥前国第9代平戸藩主、松浦清(松浦静山)の本に出てくる言葉らしいが、麻雀に例えるなら「上がりに不思議の上がりあり、放銃に不思議の放銃なし」で、東場の連続上がりはツイていたか相手のミスがあったかで南場の私の放銃は明らかに防げるものだった。

南3局、その前に対面も親マン12000点をツモり、下家とならんで両者に6千点差にまで追い詰められていた。しかしここで789の三色ドラ1という手を聴牌する。辺7索待ちと一見悪い待ちだが各者の捨牌を見ると意外に良い待ちのようだった。リーチは掛けず我慢していると対面が7索を切ってくれた。「ロン!5200点」。ふーっ。よしこれで本当に決まりだ。もう油断はしない。オーラスは私は親でこれ以上無理に上がる必要はない。安全牌を残しつつ打っていると、子方が順位争いで早上がりを目指しラス目の上家が3900点の手を上がり、ラス脱出し半荘終了した。同時に私の八段昇段が決まった。
七段降段したのが8月21日、1ヶ月かからずまた昇段出来た。今年3回目の八段で、我ながら着実に力が付いてきていると感じる。還暦を迎えていてもまだ成長できるんやねぇ。サブアラドも一度八段になったことがあるがもう6年も前のこと。ハハー、この調子でどんどん差を広げ、次は夢の九段に挑戦だっ!

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