2021年9月1日水曜日

ワクチン反対派を警戒せよ

今朝の南日本新聞に今年8月の県内コロナ新規感染患者の円グラフが出ていた。4137人という過去最高の感染者数で「これは大変」と思いたくなるようなデータだ。だが、私はこれを見て大いに安心した。

ピンク枠で囲った部分を見て欲しい。60代以上がわずか1割程度しかないのだ。人口比や感染のしやすさを考えれば3割4割はいてもおかしくないはず。7月までに65歳以上の人たちは8割以上コロナワクチンを接種済みだ。その効果が歴然ということなんだ。

ということはだ。今9月で50歳以下の人たちもバンバンワクチン接種を受け始めている。日本全国ワクチン接種が進んでいて9月30日になればアメリカやドイツの接種率を上回るという予測も出ているからコロナは相当に感染者数を減らしていくのではないか。ワクチン打ってもブレイクスルーが云々と心配する向きもあるがそれはごく一部のことだと上のグラフを見れば分かる。

ところで昨日から青雲会病院ではコロナワクチンの抗体価を職員全員調べることになった。有効な抗体価が10.0(SU/ml)以上で私は37.8と陽性つまりコロナに対する抵抗力があると診断された。接種からほぼ5ヶ月経過して大方の人が20から30台でまだ有効な抗体価であった。年齢、男女差、副反応の有無でわずかに有効率の差があるようだが(若者、女性、副反応ありがわずかに有効度高い)、一番の差は接種から時間が経過しているかいないかで1ヶ月ほど遅れて接種した東洋Drなど100以上の抗体価で、つい最近打ったばかりの新人職員は500以上という高い抗体価だった。ただ10未満の陰性と診断された職員も7程度で、ワクチンを打っていない人の数値0からすれば感染しにくいかと思われる。0と1との差は1と2の差よりずっとでかいのだ。

ワクチン反対派が伝統的に多いアメリカでは有名ラジオ司会者が「ワクチンは打つな」と言っていたところコロナに罹ってしまって8月21日に亡くなったという(アメリカには他にも似たようなケースが多数あり)。愚かな・・としか思えない。しかし国内の医師でも6月だったか「新型コロナウイルスワクチンの安全性に懸念を訴える全国の医師ら計450人が24日、連名で接種中止を求める嘆願書を厚生労働省に提出した」という人たちもいるから油断は出来ない。その記事では「嘆願書に同意したのは国内の医師390人と地方議員60人で、発起人の高橋徳・米ウィスコンシン医科大名誉教授(クリニック徳院長)は同日午後に国会内で会見。「死亡率が非常に低く、感染者の80%が軽症にもかかわらず、安全性もまだ分かっていない遺伝子ワクチンを国民全員に接種させる必要があるのか疑問だ」と説明。出席した他の医師からも「治験が終わっていない」「接種後に少なくとも356人の方が亡くなっている」などの発言が相次いだ」だってさ。今のコロナの現状よりもワクチンがコワいのかい?本当に呆れる。

かようにワクチン反対派の活動は根強い。昨日のHPVワクチンの積極的勧奨復活についても彼らはまた反対に動くだろう。このテロにも等しい活動を注視し二度とワクチン接種を国民が控えるような風潮にならないようすべきである。

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