2020年3月18日水曜日

怪しい電話の対処法

忙しい外来の最中に事務から「外線で『日本メディカル』の辻さんという人からつなげて欲しいと連絡が入っています」ときた。一聴して聞いたとのない会社と人の名前だなと思った。面会を求めているという内容のようだが、怪しいので「相手の電話番号を尋ねてこちらかかけ直すと言ってくれ」と頼んだ。「分かりました」と事務職員は言って一応電話を切った。

事務職員は入職3ヶ月の新人のモカさんでこの手の電話にはあまり慣れていないようだ。それはともかく患者の診察の合間にネットで「日本メディカル」を調べてみた。するといくつかほどそれらしき会社があった。「日本メディカルシステム」は調剤薬局の会社で、「日本メディカルプロダクツ」はマスク、ガウン、オイフ等の不織布製造販売の会社、「日本メディカルネクスト」は手術器具関係の会社、「日本メディカル株式会社」は電カル、医療機器の会社、なるほどメディカルと付くだけに医療関係の会社なのは共通している。ならばいかにもありそうな「日本メディカル」と名乗るのは紛らわしくてきちんと下の名前まで名乗るべきだろう。どうもこの電話は怪しい、マンション販売かなにかだろう。すぐに出なくて良かったと私は判断した。

さらに患者の診察をした後、気になってのでモカちゃんに電話してみた。「どうだった?」「はい、先生の言われるように、相手の電話番号を尋ねたら、何も言わずに切られました」だって。ああ、やっぱり!

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