2020年3月1日日曜日

当直明けの試練

昨日から今朝にかけて当直業務だった。第5土曜日は院外からの当直医が来ないから常勤医の誰かが担うことになる。何人か救急で来たうち、タール便の患者は救急内視鏡を行うと食道潰瘍からの出血だった。止血処置をして入院となり、貧血もあって輸血も1パック指示した。発熱と頭痛の高齢女性患者の場合は額より上に皮下の発赤があってこれは「丹毒」と診断した。以前話題にした医事新報の症例問題にあったのとそっくりなケースで、耳たぶまで赤かったから蜂窩織炎ではなく丹毒だと分かった。

さあてもうしっかり寝ようとベッドで横になっての午前3時、またもや救急要請がー。腹痛の患者だという。やれやれ。診てみると確かに上腹部を痛がっている。症状の出方からして胆石発作かなと思った。今日は二次当直の当番日なのでレントゲン技師が待機してくれているのは助かる。腹部CTを撮ったら案の定胆石があった。それだけで胆石の発作とは断定出来ないがともかくも入院を勧めた。絶食点滴にし明け方採血を行うと肝胆道系酵素の上昇もあり胆石が悪さをしていたのは間違いなかった(結局外科に治療をお願いし5日後に手術になった)。

午前中に帰宅できたものの睡眠不足は明か。実は午後から麻雀の約束もあった。家で仮眠が取れればいいのだが、日曜の午前ってそうそう眠れるものではない。ずるずると起きていたら、今日のメンバーの一人が「急に心房細動が起きて薬を飲んでも収まらない」とのことで急遽キャンセルになった。うわ、これは麻雀そのものがなしだな・・。だが、この日のために福岡であった用事を朝早く行って済ませて麻雀に間に合うように鹿児島へ向かっている別のメンバーがいて「出来そうな面子を探してみてくれないか」という。そこで私は数名に「急遽麻雀出来ないか」と連絡しまくった。連絡がつかないか、今日は用事があってという返事ばかり、今回は無理だったかと思ったら久々にザワザワさんが「出来ます」との返事。あれれ、やっぱりやることになったよ。

少しでも仮眠をと12時過ぎてから40分ほど寝た。これで結構元気が出て来た。結局ピンチヒッターを買って出てくれたザワザワさんは負けてしまった。明日は東京出張も控えているというのに・・いやいや悪いことをしました。今度は我々が負けますから。

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